ちゅうカラぶろぐ


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なんと、「シン・ゴジラ」が日本アカデミー賞最優秀作品賞に。長くゲテモノや子供向け扱いされていた特撮映画が作品賞を獲ってしまう日が来ようとは。長く特撮映画ファンやっていた身としてはなかなか感慨深いものがあります。もうすぐ発売されるBlu-rayの売り上げにも貢献しそう(笑)

こんばんは、小島@監督です。
コレを機に過去の作品も再評価されてリバイバル上映とかされると嬉しいなぁ…

さて、今回の映画は「相棒 劇場版Ⅳ」です。

イギリス、駐英日本大使公館で集団毒殺事件が発生。ただ一人少女のみが難を逃れたが、その少女は現地捜査員が僅かに目を離した隙に国際犯罪組織に誘拐されてしまった。
7年後、国際犯罪組織「バーズ」のリーダー・レイブンが日本に潜伏しているとの情報を受け元・国連犯罪情報事務局理事のマーク・リュウ(鹿賀丈史)が来日。警視庁総務部広報課長社美禰子(仲間由紀恵)からの指示で特命係の杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)の2人はリュウと同行し、情報をもたらしたかつてのリュウの部下モリス(ダンテ・カーヴァー)と会うために車を走らせる。しかし、右京達と会う前にモリスは何者かに殺害されてしまう。
後日、「バーズ」のハッカーによって外務省のホームページがハッキングされ、動画が公開された。そこには7年前に誘拐された少女・鷺沢瑛里佳(山口まゆ)の姿が!果たしてレイブンは何を目論んでいるのか?特命係の捜査が始まる!

現在第15シーズンが放送中、日本を代表するドラマシリーズとなった「相棒」に、3年ぶり4作目(スピンオフも含めると通算6作目)の劇場版が公開されています。2014年に製作された「Ⅲ」はこじんまりとしたシナリオを無理矢理スケールアップさせたようなちぐはぐさが目立ってしまい正直映画としては今一つだったため、今作も期待半分不安半分での鑑賞でしたがその不安を払拭してくれる快作でした。

今作のシナリオを担当したのは太田愛。「ウルトラマンティガ」を始めとしたウルトラマンシリーズで度々シナリオを手掛けているほか、「相棒」でも傑作と名高いシーズン10の「ピエロ」など印象深いエピソードを担当しています。
また監督は橋本一。「探偵はBARにいる」(2011年製作)などを手掛け、「相棒」でも初期から数多くのエピソードに参加。個人的にはシーズン9の第8話「ボーダーライン」が強烈に印象に残っています。「相棒」の脚本陣・演出陣の中でも打率の高い2人がタッグを組んだことで、スクリーンの大きさに負けない作品に仕上がっています。
やりたいこと・やろうとしたことの要素が多くところどころご都合主義的に見えるところもありますが、スケールの大きな題材を絶妙な距離感でキャラクターに寄り添うシナリオと演出が見事です。

TVシリーズより明暗を強調したハイコントラストな映像と奥行きを感じさせるカメラワークも見事。ぱっと見で分かりやすいTVシリーズとの差別化ですが、重厚な雰囲気の醸成に成功していて今作はそれが作品のテイストに上手くハマっている印象です。

水谷豊、反町隆史らレギュラー陣はもちろんのこと、出演者たちが重厚な演技を見せてくれるのも楽しいところ。特に撮影中にも数々のアイディアを持ち込んだという北村一輝(何と反町隆史とガチのステゴロも展開したりする!)や、ワンシーンだけの出演ながら強烈な印象を残す佐々木すみえの演技などは必見です。

「相棒」という作品に何を求めているかにもよりますが、今作は多くの面で及第点以上の出来になっているのでは。2時間ちゃんと楽しい作品です。TV放送を待ってみても良いとは思いますが、スクリーンで観る「相棒」も悪くないですよ。

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