ちゅうカラぶろぐ


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昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
 ま、今回1番のトピックはX(Twitter)で「タイトル未定」というアイドルユニットがちょっと気になってます、ということを呟いたらCDを5枚も頂いてしまったことですね(笑)。ありがとう、こすけ君!取り敢えず新譜の「群青」聴きましたよ!短編映画みたいなMVも良い感じ。

 こんばんは、小島@監督です。
 タイトル未定、4月6日7日に名古屋でフリーライブやるらしく、せっかくなので観に行ってみようか思案中。率直に言って「オッペンハイマー」のタイムテーブル次第。

 さて、今回の映画は「漫才協会 the movie 〜舞台の上の懲りない面々〜」です。

 漫才協会、浅草フランス座演芸場東洋館にて毎月1〜19日までの上席中席の興行を受け持つ一般社団法人である。そこに所属する芸人たちはどんな思いで舞台に立っているのか。芸人たちの悲喜交々に寄り添い綴るドキュメンタリー。

 もっとあるものと思っていたのですが、東京で常設でお笑いの舞台がある劇場は1館だけだそうです。2023年に漫才協会7代目会長に就任したナイツ塙宣之は、大阪に人気で大きく水を空けられている状況に強い危機感を抱いているようで普及のために様々な施策を仕掛けており、恐らくはその一環としてドキュメンタリー映画が製作されました。ナイツ塙宣之は企画だけでなく監督・インタビュアーもこなし、相方である土屋伸之もナレーションを務めています。インタビューの聞き手が同じ分野の人、と言うのも良し悪しあるのですが、ことこの映画に限って言えばそれが上手く機能しているように見受けられました。

 目的意識が非常にはっきりしている作品で、観るまではもっとバラエティー番組じみているのかと思いましたが至って真面目に作られています。どこかハンドメイドのような素朴さがあるのも映像製作をメインフィールドにしていない人物が監督を務めているから、というだけでなく目的に対する誠実さの現れとも言えます。数多くの芸人たちが映画に登場しますが、彼らの人となりに焦点を当てているのでネタの映像はごく少ないのも特徴です。

 青空球児・好児、爆笑問題、サンドウィッチマンら著名な芸人も登場しますが、むしろ映画でしっかり時間を取って紹介しているのは、結成3年の若手コンビや相方が急死して1人になってしまった人、事故で片腕を失ったピン芸人、離婚したのに何故か今も同じ家で暮らし同じ部屋で寝ている夫婦漫才コンビ、数十年会費だけ払って一度も舞台に立たない芸人(?)と多士済々。個人的にはかつてTVで一世を風靡したX-GUN、BOOMER、金谷ヒデユキらが今は浅草東洋館に出演していると知れたのも収穫でした。

 ところで浅草の演芸場出身と言えば忘れてはならない世界的なビッグネームとなった人物が1人おり、その人物がどこで出てくるかなと思ったら、ちゃんと言及はするし関係者も出てくるけど名前も顔も出てこないと言うのには笑ってしまいました。恐らくは権利関係の問題でしょうが、これを笑って流せるかどうかがこの映画を面白いと思えるかどうかの分水嶺のような気もします。

 いささか饒舌で総花的ではあるものの最近ちょっと漫才も気になって来ていて、一度どこかでお笑いライブを観てみたいと考えている中では実に興味深い逸品でした。やっぱりあれこれ考えずに一度大須の演芸場とかにも行ってみた方が良いかな。

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