ちゅうカラぶろぐ


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お盆休みに突入したものの、今年はさりとて遠出の予定とかは入れていないので丸一日かけて自室の片づけなどしてました。まさか部屋の片づけしてるだけで熱中症に片足突っ込みかけることになるとは思ってませんでしたが。やはりゾンビ映画観ながらやるのはまずかったか(苦笑)

 こんばんは、小島@監督です。
 さすがお盆休みというべきか、近くのホームセンターに買い物に行ったらえらい混雑ぶり。帰省してきた方も含めて地元の人口が増える時期、というのはこんなところでも実感します。

 さて、今回の映画は「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 2人の英雄」です。

 人類の8割以上が何らかの「個性」と呼ばれる特殊能力を持って生まれる「超人社会」となった時代。個性を以て犯罪を為すヴィランに対抗するヒーロー育成が急務とされた。
 ヒーロー養成の名門である「雄英高校」で学ぶ少年・緑谷出久(声・山下大輝)は、№1ヒーローであり同時に出久の師でもあるオールマイト(声・三宅健太)と共に林間合宿を控えた夏休みのひと時、招待を受けて世界の科学者たちが集うという海上の巨大移動都市「I・アイランド」へ向かった。到着したオールマイト達を出迎えたのはかつてオールマイトと共に学んだ親友にして科学者であるデヴィッド(声・生瀬勝久)とその娘・メリッサ(声・志田未来)であった。最先端の研究機関に足を踏み入れてテンションの上がる出久と久しぶりに親友と久闊を叙するオールマイト。その一方で、何者かの手引きによりヴィラン・ウォルフラム(声・小山力也)が島に侵入し、暗躍を始めていた…

 今年もたくさんのアニメ映画が公開されるサマーシーズンに、新たなタイトルが登場です。現在第3シーズンが放送中で土曜夕方の顔になりつつある「僕のヒーローアカデミア」がその上昇中の人気を引っ提げて初の映画化。原作者堀越耕平監修のもと、原作では描かれていない空白の数日間のエピソードが展開します。新規タイトルながらいきなり100館越えの大型公開である辺りに配給元東宝の期待が伺えます。長崎健司監督以下主要スタッフはTVシリーズをそのまま引き継ぎ、製作スタジオもTVシリーズ同様BONESが手掛けています。

 少年漫画の王道を行く展開が楽しい原作の劇場アニメ化だけあってシンプルかつストレートに楽しい作品になっています。オールマイトとデヴィッド、出久とメリッサの2つの交流を軸に「ヒーロー」としての魂が次世代へと繋がっていく物語はいかにも「ヒロアカ」らしさに溢れています。共に声優経験が案外豊富だからかゲスト出演者である生瀬勝久と志田未来の演技もレベルが高く安心して聞いていられるのが地味に点が高い。
 あと個人的にはメリッサはもちろん麗日お茶子(声・佐倉綾音)、八百万百(声・井上麻里奈)、耳郎響香(声・真堂圭)らのパーティードレス姿が実にグッドルッキングなのも高ポイント!ええ(笑)!
 元々TVシリーズ自体が比較的高い作画レベルを維持している作品ですが、劇場映画化されたことで作画力が質量ともに大幅に上昇し、特にクライマックスのアクションシークエンスは実にハイレベルなアニメーションを堪能できるのが何より大きなポイントで、スクリーンでアニメ映画を楽しむならこうでなくちゃ!という楽しさに満ちています。

 一方で気になる点もいくつかあり、出久の所属する1年A組のメンバーが一応全員登場するものの、早い段階でポジションを振り分けられ話の中心に近い方に来た側には全員何かしら見せ場が用意されていますが、遠い側に振り分けられた方はほぼ空気というのはバランスの悪さを感じさせる上、段取りを優先させてシチュエーションが用意されているように見受けられるシーンがいくつもあるのはマイナスで、人によっては感情移入を大きく妨げられる一因となり得るところです。この辺りがもっと自然に展開していればより高い感動を得られたに違いないだけにもったいなく思います。

 とは言えこの辺りも織り込み済みで観られるならトータルの出来栄えは良く、プログラムピクチャーとしてはとても楽しい作品に仕上がっています。
 ところでこの映画は配給元の東宝にとっては「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」「名探偵コナン」「ポケットモンスター」と、東宝を20年以上支えてきた4大アニメに継ぐ5番目のタイトルに成長することを期待されているとか。次代を担えるだけの力が宿っているのかどうか、どうぞスクリーンで確かめてみてください。
 

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先週はワケあって急遽山口県の方まで行って来ました。前日は仕事終わりにカプセルホテルを取ってのかなりの強行軍です。名古屋を離れて自覚しましたが、名古屋、マジで暑いです。山口の方も猛暑で暑かったのは確かですが、名古屋市街に比べると幾分マシです。今夏の名古屋の暑さはもうほとんどギャグ。この週末はコスサミなどのイベントも行われちゅうカラメンバーの方の中にも参加された方がいらっしゃるようですが熱中症などにはならなかったでしょうか。

 こんばんは、小島@監督です。
 それにしても最悪用事を終えたら大阪か神戸で泊まらなきゃいけないかな~と思っていたら終電間近とは言えその日の内に帰ってくることが出来ました。結構うまいこと繋がるものだなぁ。

 さて、昨日の日曜日はこの週末幕張メッセで開催された「THE IDOLM@STER PRODUCER MEETING 2018 What is TOP!!!!!!!!!!!!!?」のライブビューイングを観に行ってきました。
 冬から春先にかけてのライブツアーを敢行したSideM、6月にさいたまスーパーアリーナでの大型イベントを成功させたミリオンライブ!、そして11,12月にドーム公演が控えているシンデレラガールズと、最近関連タイトルが絶好調のアイドルマスター。その根幹でもある765プロオールスターズも年始に開催されたライブ「初星宴舞」から7か月後に今回のプロデューサーミーティングと数年ぶりに年2回の大型イベント開催で、今年は私のような古参Pのテンションが上がる年になってまいりました。デレマスもミリマスもSideMも大好きですが、やっぱり765プロオールスターズは何というかこう実家に戻ってきたような安心感があります(笑)

 「プロデューサーミーティング」というイベントタイトルに合わせ、ライブパフォーマンスのみではなくアドリブ満載の朗読劇なども取り入れたバラエティ豊かな構成をしており、中でも出色は昨年12月に発売されたゲームソフト「アイドルマスター ステラステージ」の開発スタッフたちを招いてのトークパート。アイマスは総合プロデューサーの坂上陽三氏や音楽プロデューサーの中川浩二氏などニコ生などでホイホイ出てきて喋り倒す方もいらっしゃるのですが、背景アートやキャラクターモデリングを担った現場のスタッフが登壇して喋るなど滅多にあるものではなく、シナリオコンセプトがどのように決まって行ったかや、「貴音のボリュームのあるウェーブヘアーをモデリングする作業がきつくて夢にまで出てきた」「アイマスではパンチラがバグ扱いなのでデバッカーがパンチラを発見すると画像付きで報告してくる」など多くの貴重な開発秘話が飛び出しました。

 ライブパートでは「そして僕らは旅に出る」や「アマテラス」など最近リリースされた曲を中心にアッパーなナンバーを揃えてきましたが、予想外に圧巻だったのはゲストメンバーである詩花役高橋李依さんの「Blooming Star」。アイマスでは最初期より提供曲数は少ないものの全てに確固たる世界観を感じさせる傑作を生み出し続けた椎名豪氏の手による、パーソナルな感情がやがて大きな夢や未来へと繋がっていく壮大なメロディーラインのナンバーを透き通るような、それでいて力強く広がっていく歌声に気づけば呑み込まれている自分がいました。アイマスに新たな歌姫が誕生する瞬間を目の当たりにした感激はなかなか堪えられるものではありません。

 ラストのMCでは出演者たちから感傷的な言葉もいくつか飛び出し、13年という時の長さを否応にも感じさせてちょっとしんみりも。思えば一つのコンテンツがここまで続くのは奇跡以外の何物でも無く、そしてそれがこれからもずっと続くとは限らない。それでも続く限りは観続けていたいのだ。敢えて「終わらない」ことを選んだアイマス。どこまで行くことになるのか、覚悟は出来てるか?私は出来てる。

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先週、来年5月にアメリカで封切予定(日本では来夏予定とか)という「Godzilla:King of Monsters」の予告編が公開されました。

 2014年に製作された「GODZILLA」の続編にして昨年公開の「キングコング:髑髏島の巨神」とも連なる作品という触れ込みの1本ですが、もうこの2分半の映像だけで痺れる。怪獣達が目覚め咆哮を上げるそのバックにドビュッシーの「月の光」をかけるセンスも堪りません。これだけのものを見せておいて公開が来年とは待ち遠しいなんてものじゃないっす。

 こんばんは、小島@監督です。
 実は撮影自体は既にクランクアップしているとか。ハリウッドも大作クラスになるとポストプロダクション(撮影後に行われるVFX合成などの作業の総称)だけで1年以上かかるんですね~

 さて、今回の映画は「BLEACH」です。

 オレンジ色の髪が目を引く高校生・黒崎一護(福士蒼汰)は、幽霊を見ることが出来る特技がある。それ以外は、父の一心(江口洋介)、2人の妹・遊子(平澤宏々路)、夏梨(安藤美優)と共に亡き母・真咲(長澤まさみ)の思い出を胸に平和に暮らしていた。
 そんなある日、自身を「死神」と名乗る少女・朽木ルキア(杉咲花)と出会った事で一護の生活は一変する。「虚(ホロウ)」と呼ばれる悪霊が一護の家族たちを襲撃。ルキアも重傷を負った。窮地に陥ったルキアは一護の潜在的な霊力の高さに賭け、自身の霊力を渡し一護を死神化させる。そして「死神代行」となった一護の壮絶な戦いの日々が幕を開けた!

 2001~2016年まで15年にわたり週刊少年ジャンプで連載され、2004~2012年まで続いたアニメシリーズと共に国内外で支持を集めた久保帯人の代表作「BLEACH」の実写映画化作品が現在公開中です。当初はハリウッドでの実写映画化が企画されていましたが、映画化権を取得していたワーナーブラザースが日本法人へ邦画として製作することを打診し、実現したのが今作だそうです。監督には「GANTZ」(2010,11年製作)、「アイ・アム・ア・ヒーロー」(2016年製作)などコミック原作の映画化でヒットを連発する佐藤信介が務めています。

 公開前はいろいろ言われていましたがどっこいなかなか面白いですこの映画。原作の「死神代行篇」をベースに大胆にミックスアップされたストーリーは良い方向に勢いがあり、全体的に疾走感を持たせている点や、かなり特徴的なデザインをしているキャラクターたちのビジュアルも実写として映えるためのアレンジを施してはいるものの基本路線は極力崩さずにやろうとしている点など原作へのリスペクトが感じられる画作りなども好感が持てます。
 俳優陣の演技では華を感じさせる主演の福士蒼汰・杉咲花の二人だけでなくビジュアルは原作と大して似てないのに何故かちゃんと一心にしか見えない江口洋介や、やはり経験値の違いというべきか阿散井恋次役早乙女太一の殺陣のキレっぷりが強く目を引くほか、ひょっとしたらアニメを参考に役作りしたのではと思わせるほど三木眞一郎の演技に近いイントネーションで喋る浦原喜助役田辺誠一など要所要所で役者の演技が光るのもポイントで、大抵ボロクソな評判が立つのがお定まりのコミックの実写映画化としては一定水準のレベルは達していると感じます。
 アクション監督を務めた下村勇二の功績もなかなかのもので、特に終盤の駅前で展開するバトルシークエンスはアイディア・演出共にスクリーン鑑賞に耐える見事なボリュームになっています。

 ただ多くの要素がある中で「一護とルキア」「一護と家族」の2つに物語の軸を絞り切って構成した事により、単品の映画としては観易くなっている反面他の扱いがかなり雑になっているのが難点です。茶渡や織姫の扱いなどほとんど空気に近いので彼らのファンの方はその辺は念頭に置いて観に行きましょう。

 108分という長すぎず短すぎない上映時間もポイントで、勢いのある話運びと相まって割とサクッと観られます。重量級の見応えはないものの、ずっしり来るものは胃もたれを起こしそうなサマーシーズンに楽しむ一本としてはこういう軽やかさも大事です。夏の暑さから逃げるようにフラッと映画館に立ち寄ったそんな時、タイムテーブルがうまくかみ合ったならどうぞご覧あれ。

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昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
 いやしかしまさか電車がストップして遅刻する羽目になろうとは(苦笑)。最初からいられなかったのは残念ですが、アナログゲームやれたり人数の少ない部屋に入って歌い倒したりできたので何だかんだ大満足でした。

 こんばんは、小島@監督です。
 でもやっぱり歌会には頭から参加したい。

 さて、今回の映画は「ウィンチェスター・ハウス」です。

 南北戦争で急速に普及し「西部を征服した銃」とまで呼ばれた「ウィンチェスター・ライフル」により莫大な財産を得たウィンチェスター社。愛娘を亡くし、両親と死別し、夫をも結核で喪い未亡人となったサラ(ヘレン・ミレン)には家族の遺産と共にウィンチェスター社の株式51%も相続し筆頭株主となった。
 カリフォルニア州サンノゼに一軒の農家を購入したサラは、自らの不遇を霊媒師に相談し、一族の身に起きる不幸はウィンチェスター・ライフルで命を落とした者たちの亡霊による仕業であり、それを閉じ込め浄化するために屋敷を拡大し続ける必要があると告げられた。以後サラは常に喪服を身にまといながら24時間屋敷を増改築し続ける生活を始め、始めは8部屋だった邸宅は数年後には500部屋を越える巨大で奇怪な屋敷へと変貌していった。妄信的なサラの行動をいぶかしんだウィンチェスター社経営陣はサラの精神状態を調査すべく精神科医エリック(ジェイソン・クラーク)を送り込むのだった。

 屋敷を購入してから自身が没するまでの38年間、ひと時も休むことなく増改築を続け「どこにも行きつかない階段」「床に向かって開く窓」「開けた向こう側は壁のドア」など不可思議な構造に溢れた奇怪な屋敷を築き上げた女性サラ・ウィンチェスター。「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる荒木飛呂彦が鬼窪浩久と共同で手掛けた連作短編集「変人偏屈列伝」でもサラをモチーフにしたエピソードが登場するなど数多くの作品に影響を与えた世界的なミステリースポット・ウィンチェスター・ハウス、それをモデルにした映画が現在公開中です。
 監督は「デイブレイカー」(2008年製作)や「プリデスティネーション」(2014年製作)など意欲的なSFスリラーを発表し、2017年には「ソウ」シリーズの最新作「ジグソウ:ソウ・レガシー」の監督に抜擢されたオーストラリアの気鋭マイケル・スピリエッグとピーター・スピリエッグ兄弟が務め、アカデミー賞受賞歴を持つ名優ヘレン・ミレンがホラー映画に初主演しているのもポイントです。
 撮影にはオーストラリアで屋敷の一部の実物大のセットが組まれたほか、一部では本物のウィンチェスター・ハウスで行われたとか。20世紀初頭のファッションと合わせ、ゴシックな雰囲気を楽しめる作品になっています。

 正直な感想を言うとこの映画、変な所に大きな欠点のある作品です。ホラー映画にしては珍しいともいえるヘレン・ミレンとジェイソン・クラークら名優の重厚な演技は素晴らしいですし、実はアヘン常用者だったという精神科医エリックの不安定な視点で語られることで怪現象が一見麻薬による幻覚にも見えるように作られているところなども悪くなく、ホラー映画としては全体的に及第点なのですが、「それ自体が欠点」と思えてしまうほどに題材が魅力的すぎる点です。
 サラ・ウィンチェスターに対して特に予備知識が無ければオーソドックスなホラー映画として何気なく楽しめると思うのですが、私みたいにこういうオカルトネタが割と好きな身としては生涯を喪に服しながら自宅を改造し続けたという冗談のような生き様を貫いたサラ・ウィンチェスターの人物像にもっと深く迫って欲しかった、というこちらの期待を満たすほどのものを提示できていないのがだいぶもったいないと言わざるを得ません。

 ただ逆に言えばライト向けの間口の広い作品と言え、興味本位で扉を開いた者に深淵の底を垣間見させるというか、入り口にできる楽しさは持ち合わせていると言えるでしょう。世界にはこんな100年物のいわくがついた魅惑的な建築物が数多存在しています。さあ、その扉を開いて。ようこそ、ミステリーハウスの世界へ!

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何かもう「暑い」以外の言葉しか出てきそうにないこの数日ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。
 私も昨日一日出かけていたのですが歩いてるだけでもボタボタ汗が流れてくる有様で、飲料代がいつもの倍以上かかった上にあまりの汗ダルマぶりにとても知人には見せられない姿をしておりました(苦笑)

 こんばんは、小島@監督です。
 こういう時に立ち寄る空調完備の映画館はマジ天国。みんな、映画観に行こうぜ(笑)

 さて、今回の映画は「ジュラシック・ワールド/炎の王国」です。

 イスラ・ヌブラル島、かつて巨大テーマパーク「ジュラシック・ワールド」が営業していたが遺伝子のハイブリッドにより生み出された怪物「インドミナス・レックス」の暴走をきっかけに島中の恐竜が暴れ出したことにより破壊され、放棄されてから3年。休眠状態だった島の火山の活発化により島に生きる恐竜たちの絶滅が懸念されたため、上院では特別委員会が設けられ、島の恐竜たちとも縁の深いイアン・マルコム(ジェフ・ゴールドブラム)も招聘されての緊急討議が行われていた。
 「ジュラシック・ワールド」の管理責任者だったクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は恐竜保護団体を組織し噴火間近の島から恐竜を救出しようと動き出す。パーク創業者ジョン・ハモンドのパートナーであり、現在は財団を運営しているベンジャミン・ロックウッド(ジェームズ・クロムウェル)に招待されたクレアは、財団が恐竜を保護するための広大な土地を保有している事、そして島にはヴェロキラプトルの「ブルー」が生きている事を知らされる。その事実を知ったクレアは、かつてブルーと心を通わせた男、オーウェン(クリス・プラット)に協力を求めるのだった。

 2015年に公開された「ジュラシック・ワールド」の直接の続編にして1993年より続く「ジュラシック・パーク」シリーズ第5作目となる作品が現在公開中です。前作を監督したコリン・トレボロウは今回は脚本と製作総指揮に回り、監督は「永遠のこどもたち」(2007年製作)や「怪物はささやく」(2016年製作)などで高い評価を得るJ・A・バヨナが務めています。
 キャスト陣もクリス・プラットとブライス・ダラス・ハワード、そしてウー博士役でB・D・ウォンが前作より引き続いて出演するほ か、登場シーンは多くはないもののイアン・マルコム役でジェフ・ゴールドブラムが「ロストワールド」(1997年製作)以来20年ぶりにシリーズに出演し、物語をキリっと引き締めてくれます。
 
 かなりあっけらかんとしたパニック・ムービーだった前作と違い、今作は前半こそ火山の噴火による島の崩壊から恐竜ともどもいかに脱出するかというスペクタクルなアドベンチャーを展開しますが、後半は雰囲気が一変。A・J・バヨナ監督らしいダークな雰囲気をまといつつもスピルバーグが監督した1作目と原作であるマイクル・クライトンの小説のエッセンスをふんだんに盛り込んだSFスリラー的なテイストが強調されてくるのがポイントです。振り返れば最初のパーク設立を目論み恐竜を現代に復活させたジョン・ハモンド以降ある意味で人のエゴイズムの暴走の戯画化でもあった恐竜たちは、今作で多様なベクトルのエゴイズムに晒され、そしてある着地点へと到達します。この映画の副題は邦題では「炎の王国」ですが原題は「FALLEN KINGDOM」、直訳すれば「堕ちた王国」あるいは「王国の崩壊」といったところでしょうか。この副題が重層的な意味を持って迫ってくるクライマックスは圧巻の一言です。

 また一方で、恐竜たちのキャラクターがより明確化され特に前作でも強い存在感を示したヴェロキラプトルのブルーは物語上ほぼヒロイン的なポジションにいる上にさらにアクションスター度合いが増して全編にわたり大活躍しています。
 造形物の扱いに巧いバヨナ監督の技というべきか、今作の撮影時近年のハリウッドでは使用頻度が少なくなった「アニマトロニクス」(実物大の生物を模して作ったロボットを使って撮影する技術)を敢えて多めに用いた事で効果的に臨場感を増してみせた事もプラスに働いていますね。

 途中で物語の雰囲気が大きく変わる点とそれにより生じる中だるみが中盤にあるのが欠点ですが、総じてレベルの高いエンターテインメントです。エゴイズムのぶつかり合いがカタストロフをもたらす思索的な物語運びも味わい深いですが、やはり重量感のある恐竜の足音と咆哮を楽しむにはスクリーンで観てこそのもの。どうぞ映画館で四半世紀の時を経てなお私たちを魅了させてくれるVFXがもたらす恐竜たちの威容をご堪能あれ。

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先週後半に降り続き各地で甚大な被害をもたらした豪雨、皆さんの方はどうだったでしょうか?私の住んでいる辺りにも避難勧告が出され、もっともウチは場所柄土砂災害は起こりにくいところにあるので避難するまでには至りませんでしたが、それでもなかなかの降雨量に不安になるここ数日でした。

 こんばんは、小島@監督です。
 しかし一番きつかったのは断続的に一晩中鳴り続けるスマホからの緊急災害警報だったりする。大事な時に鳴らないよりいいのですが、お陰様で寝不足に(苦笑)

 さて、今回の映画は「宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペーススクワッド」です。

 宇宙の各地で凶悪犯罪を起こし続ける邪教団「幻魔空界」、その幹部「十二使徒」の一人である宇宙忍デモスト(声・日野聡)と捕らえる寸前まで追い詰めたスペース・スクワッドだったが、あと一歩のところでデモストは別の宇宙へと逃走してしまった。
 その別の宇宙ではかつて「究極の救世主」と呼ばれた「宇宙戦隊キュウレンジャー」が宇宙を支配していた「ジャークマター」の首魁ドン・アルマゲを死闘の末に討ち果たし、平和を取り戻してから4年の月日が経っていた。
 宇宙連邦大統領・鳳ツルギ(南圭介)は復興の新たな足掛かりとして「ネオ・キュータマ」の研究開発に着手していた。しかし研究所は何者かの急襲を受け「解放組織リベリオン」総司令ショウ・ロンポー(声・神谷浩史)は負傷し、ネオ・キュータマは持ち去られてしまった。しかもその犯人はキュウレンジャーの一員であるハミィ(大久保桜子)だった。この報せを受け、今は宇宙の各地に散ったラッキー(岐州匠)らキュウレンジャーたちは再び集結する。しかしハミィへの対応を巡り彼らの考えは真っ二つに分れるのだった。

 今年2月まで放送されていたスーパー戦隊シリーズ第41作目「宇宙戦隊キュウレンジャー」」の後日談であり、同時に東映が劇場作品やVシネで展開する、ギャバンやジライヤなどが作品を越えて登場するクロスオーバー・シリーズ「スペーススクワッド」の新作にも当たるVシネが製作され、現在期間限定で公開中です。
 スーパー戦隊シリーズは大抵番組終了後に放送中のメインターゲット層である子供たちではなく高年齢層のファン向けに少なくとも1本Vシネが製作されることが通例化していて、「炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー」(2009年製作)以降は上映規模の大小や期間は作品によってまちまちなものの、ロードショーも行われるようになりました。もともと「ゴーオンVSゲキレン」は同時期に公開予定だった「ふうけもん」(2009年製作、2014年巡回上映開始)がトラブルにより公開中止になったため急遽大体番組として劇場上映となり、コレがある程度商業的成功を得たことから現在は最初から劇場公開を視野に入れた形で製作されるようになったとか。

 そんな今回のキュウレンジャーのVシネは、もともとキュウレンジャー自体が12人もいる大所帯な上にギャバン(石垣佑磨)やシャイダー(岩永洋昭)も登場し、さらにデモストが「ヴィランズ」と称して「特命戦隊ゴーバスターズ」のエスケイプ(水崎綾女)、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のメレ(平田裕香)、「侍戦隊シンケンジャー」の腑破十臓(唐橋充)、「海賊戦隊ゴーカイジャー」のバスコ・ダ・ジョロキア(細貝圭)が復活してキュウレンジャーに立ちはだかったりと、わずか65分の尺なのに主要人物が20人以上というかなり賑やかな作品になっています。
 劇場公開されているとはいえ基本的に低予算短期間で製作されるVシネ作品なので画作りにどうしてもチープな面があるのは否めないものの、監督坂本浩一の手腕によるキレのいいアクションが全編にわたり楽しめるほか、短い尺の割にどのキャラクターもおろそかにしないシナリオの匙加減も巧く、なかなかに見応えのある作品になっています。ファン向けのプログラムピクチャーではありますが、TVシリーズとも一般的な劇映画とも違うスタイルで製作されるVシネというものをこの機会に味わってみてはいかがでしょうか。

 余談ですが、この作品にちゅうカラメンバーである井上まいさんがエキストラで出演しています。しかもかなり分かりやすい場所で。彼女と親交のある方ならまず見落とさないレベルなのでどうぞ目撃してフフッってなってください(笑)
 更に言えば実は私、昔まいさんと「ゲキレンジャー」の劇場版「ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦」(35分ほどの短尺だがスーパー戦隊シリーズの劇場版としては初めて海外ロケが行われたことが当時話題となった。なお同時上映は「劇場版仮面ライダー電王 俺、誕生!」)を一緒に観た事があるんですよ。よもやあれから11年後に当時隣で観てた人がその時観てたキャラクターと瞬間的とは言え共演してる姿を観る日が来ようとは。人の縁が持つ不思議さに驚かされます。
 だから人生も映画も、面白い。

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昨年と今年、熊本大学で発表された論文によって、これまで1870年代からとされてきた日本のワイン醸造が、実は1627年に小倉藩藩主細川忠利の手によって「ぶだう酒(葡萄酒)」が製造されていたことが明らかになったそうです。細川忠利はキリスト教の洗礼を受けていましたし、商品としてだけでなく儀礼用的な意味合いもあったかもしれません。いずれにしてもこれまでの通説を大きく覆す史料の発見というのは心が躍りますね。
 先ごろ長崎や熊本の潜伏キリシタン関連施設が世界文化遺産に認定されたというニュースもありましたし、九州のワインに追い風が生まれつつあるようです。

 こんばんは、小島@監督です。
 細川忠利はワインのほかに医療用としてアヘンの製造にも着手していたとか。大名があの手この手で金策を講じるのは江戸初期から変わらなかったようですね。

 さて、今回の映画は「ニンジャバットマン」です。

 ゴリラ・グロッド(声・子安武人)の発明によりバットマン(声・山寺宏一)は、ゴッサム・シティから戦国時代の日本へとタイムスリップしてしまった。しかもそこではバットマン同様にタイムスリップしたジョーカー(声・高木渉)らスーパーヴィランたちが戦国大名として日本各地で跋扈し覇を競っていた。このまま彼らが暴れ続ければ日本だけでなく世界の歴史が大きく書き換えられてしまう。頼みとしてきた現代テクノロジーも使えなくなった状況で、バットマンは歴史改変を阻止することが出来るのか。

 DCコミックスの代表的なキャラクターであるバットマンやヴィラン達が戦国時代の日本で大バトルを繰り広げるという、かなりブッ飛んだアニメ映画が現在公開中です。しかも面白いことに日米合作というワケではなくワーナーブラザーズが保有するDCコミックスのIP(知的財産)を借り受けたのみで製作そのものは日本で行われました。ワーナーブラザーズとしてもこのような製作スタイルは前例がほとんど無かったようでかなりチャレンジングな企画とも言えますね。
 脚本に「天元突破グレンラガン」「キルラキル」などの中島かずき、キャラクターデザインに「アフロサムライ」の岡崎能士、音楽には「PSYCHO-PASS」などの菅野祐悟、監督は「ジョジョの奇妙な冒険」のオープニングを手掛けた水崎淳平とかなり濃いスタッフが揃い、製作はその「ジョジョ」OPやCM、ミュージッククリップでのCGワークで高い評価を得る神風動画が手掛けています。

 この映画、大きな特徴と言えば85分の上映時間のそのほとんどを「休まない」、観客を「休ませない」、異様なハイテンポにあります。ほとんど溜めもなく次から次へとハッタリの効いたアクションで畳みかける上に物語も凄い勢いで二転三転させていく、正直85分って結構色んなことできるものだな~と感心してしまうスピーディーを通り越して暴走気味のテンションが楽しめるかどうかにかかっています。戦国時代にバナナがあるわペンギンもいるわのこの無茶苦茶さを私は楽しめましたがついていけない人にとってはただ忙しないだけの作品に見えてしまう事でしょう。

 山寺宏一や高木渉を筆頭にほぼベテランや中堅どころで固められたキャスティング陣も大きなポイントと言えるでしょう。最近の作品では珍しくあまり声優の顔が見えてこないタイプの演技で、馬鹿馬鹿しいくらいの話でありながら隙間なく重厚な演技を楽しめることでハッタリと外連味だけで作られたようなこの映画に奇妙な説得力を与えてくれます。
 
 「バットマン」シリーズは「ダークナイト」三部作に代表されるように暗めのシリアスな作品が多いのですが、時にはこんなあっけらかんとした作品もアリでしょう。能天気で無茶苦茶で型破り、何かもういろいろどうでもよくなってくるような物語ですが、そのぶん童心に帰って楽しめるようなテイストの作品です。鑑賞の際はどうぞ頭を空っぽにして楽しんでください。

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