ちゅうカラぶろぐ


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年の瀬の空気に当てられたのか、うっかり買ってしまいました「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」。実は今まで一つもプレイした事無いタイトルだったので人生初スマブラです。取り敢えず、基本操作を覚えるところから始めています。リンクやマリオだと適当にボタンを押していてもCPU相手なら何とか勝てる辺りが楽しいけれど、まだオンライン対戦とかに踏み込むのはもう少し先になりそう。

 こんばんは、小島@監督です。
 何にしても早くスネークとパスを使えるようにしたいぜ。

 さて、今回の映画は「ボヘミアン・ラプソディ」です。

 1970年、空港の荷物係として働くフレディ(ラミ・マレック)は、地元のクラブに出演しているバンド「スマイル」のギタリスト・ブライアン(グウィリム・リー)とドラマ―・ロジャー(ベン・ハーディ)からヴォーカルが脱退してしまったと聞き、自身を売り込んでバンドを再出発させた。1年後、ベーシストのディーコン(ジョー・マッゼロ)が加入し、バンド名も「クイーン」として本格的にスタートした。
 日本でのライブを成功させた彼らは、次第に人気を博しアメリカでのツアーを成功させスターダムに躍り出る。
 しかし名声を勝ち得ていくにつれフレディは、バンドメンバーたちが結婚し家族を得ていく中で独り疎外感を募らせていた。フレディには恋人メアリー(ルーシー・ボイントン)がいる一方で同性に対する性的志向が抑えきれなくなっていたのだ…

 20世紀を代表するバンドの一つと言って良い「クイーン」、日本でも馴染みが深く現在でもCMなどに良く使われるためその楽曲を(それがクイーンの曲と知っていたかどうかはさておき)一度も聞いたことの無い人などもしかしたら居ないのでは、というくらい浸透度の高いバンドです。そのヴォーカリストであるフレディ・マーキュリーの生涯を描き出す映画が現在公開中、というか先月公開されるや現在に至るも大ヒット中です。全編にクイーンの楽曲をふんだんに散りばめているだけでなく、映画開幕時のロック・アレンジバージョンを施された20世紀FOXのファンファーレからいきなりアガる熱い一本になっています。

 この映画を特徴づけるポイントとしては、クイーンとフレディ・マーキュリーの物語と言ってもフレディのパーソナルな「心の旅」を重要視してエピソードとトピックを構成し、いわゆる史劇にはしていない点です。そのためトピックの時系列が実際とは大きく異なっており、大して詳しくない私でも一つ二つ気づいたくらいなので年季の入ったファンの方が見たらあれこれ気になってしまうかもしれません。しかしフレディの葛藤とその先にある救済を真摯に描き出すことにより、そのような史実の齟齬など気にもならないパワフルな作品に仕上がっているのもまた事実です。
 1963年に起きた「ザンジバル革命」により家族と故国を脱出したという出自やバイセクシャルであるという性的志向を考えれば彼自身が寄る辺ない「ボヘミアン」つまり「漂流者」であり、その多層的なコンプレックスや激情を乗せたリリックを歌い続けた「狂騒(ラプソディ)」の中に生きていたのだと語るこの映画のアプローチは実に見事なものだと思います。極力セックスやドラッグ関連の生々しい描写を抑えつつ、バイセクシャルをカミングアウトできず苦しんだフレディの心に誠実に向き合ったこの作品は、「誰が観ても観やすい」という点で近年増加傾向にあるLGBTをテーマにした作品としても高いレベルに達しています。

 そしてこの映画最大の見どころは何と言ってもクライマックス。1985年の「ライヴエイド」(アフリカ難民救済を目的に行われた20世紀最大のチャリティーイベント。実に12時間に及ぶライブイベントで、イギリスとアメリカをメイン会場に、ほか日本やオーストラリアなど協賛した各国でもステージが設けられ、さらに衛星同時中継や録画放映も含めると世界150か国以上に発信・放送された。)、「ロック史上最高のアクト」と現在も名高いそこでのクイーンのパフォーマンスを文字通り「完全再現」して見せます。それも会場の熱気ごと。音楽を味わう映画も数多く見てきましたが、これほどのシーンは観た事がありません。刹那1985年のウェンブリースタジアムにいるような錯覚すら覚えたほどに、とてつもないシーンがクライマックスに待っています。

 ところでこの映画、実は撮影終盤に監督ブライアン・シンガーがスタッフやキャストとのトラブルによって降板していて製作総指揮を務めたデクスター・フレッチャーが後を引き継ぎ完成にこぎつけたという経緯を持っています。言っちゃ何ですが、こういう経緯を辿った作品は大抵どこかしら破綻しているものなのですが、この作品にそういう「破綻」は見受けられず、ある意味で奇跡的な作品です。

 年末を迎え、祝祭的な作品を観たくなる時期でもありますし、まだご覧になっていない方はこのソウル溢れる音楽映画を是非、スクリーンで味わってみてください。というかコレは映画館で観て何ぼです。気になっている方は後々Blu-rayや配信で済ませてしまおうなどと思わずに絶対に映画館まで観に行きましょう。

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「HUGっと!プリキュア」に遂に男の子のプリキュア・キュアアンフィニが登場。ジェンダー論にも切り込んでいく今期のプリキュア、単なるネタではなく物語の核の一つの体現としての登場に驚きと同時に喝采を贈りたい気分です。シリーズ15周年を迎えてなお物語に進化を見せるプリキュア、「HUGっと!」ももうすぐクライマックス。どんな結末を迎えるのか、楽しみです。

 こんばんは、小島@監督です。
 今回は長くなりそうだから前置き無しで行こうかと思ったけど、さすがに昨日のエピソードについては一言触れないワケには行かなかった(笑)

 さて、この週末私はナゴヤドームまで「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!!」ナゴヤドーム公演を観に行って来ました。シンデレラガールズ単独タイトル初のドーム公演として先月のメットライフドームに続いての公演で、それぞれ2Days、計4公演が開催されました。メットライフドームの方ではDay2のみライブビューイングで鑑賞しましたが、今回は2Daysがっつり現地参戦して来ましたよ!

 「MERRY-GO-ROUNDOME(メリーゴーランドーム)」というタイトル通り、「遊園地」をコンセプトに展開されるステージで、更に全4公演という回数を活かし、メットライフドームDay1では「春」を、以降夏・秋・冬とそれぞれに四季をモチーフにしたセットリストと演出を組み立てているのが特徴です。

 ライブ全体を通して強く印象付けられるのは、演出と構成の圧倒的なまでのグレードの高さ。もともとライティングやプロジェクションマッピングなどを駆使したショーアップの見事さには定評がありましたが、ドーム公演を行うに至り更に洗練かつパワフルになっていました。
 ナゴヤドームの2公演だけを観ても、一つの恋の終わりを迎えた女性の複雑な心情をブルーを基調とした照明の揺らぎで表現した「Last Kiss」や城をイメージしたセットを染める鮮血のような赤とどこかユトリロの「白の時代」を思わせるような荒いエッジを走らせた白が交錯し二面性を宿した熱情を描き出す「Love Destiny」、木漏れ日差し込む森の水辺で澄んだ歌声が風に乗る様を魅せる「Sunshine See May」、宇宙の果てへ想いを巡らせるようなリリックとメロディをドーム全体をプラネタリウムのようにして表現した「さよならアンドロメダ」、ほとばしるような激情を縦横無尽に飛び交うレーザー光線に乗せその歌声を観客に叩き付ける「Neo Beautiful Pain」など曲のイメージとダイナミックにシンクロさせた演出の数々に圧倒されます。また、場内を周回する馬車(いわゆるトロッコ)の使い方もなかなかで、特に「TREASURE」では曲の流れや歌詞とも上手く結び付けてスケールの大きなステージングを展開していました。

 演出と出演者のパフォーマンスのパワーが渾然となったこのステージのまさに真骨頂とも言うべき1曲が、我が担当アイドルこと北条加蓮役の渕上舞さん、神谷奈緒役松井恵理子さん、渋谷凛役福原綾香さんのトリオユニット「トライアドプリムス」による「Trinity Field」。3人が自身の個性を相手への妥協も遠慮もなく全力でぶつけ合うことで「点」がやがて「線」になり、「線」が全て結びついて三角形を為し「面」になり、その歌声が天で一つになることで揺るぎのない正四面体が光とともに築き上げられていくその荘厳ですらある様を気づけばボロボロ涙を流しながら観ていました。

 Day2のラストでは四季の移ろいを奏でて来た4つのライブの締めくくりに「変わりゆく時の中で変わらないものがあった」と歌い上げる「Always」をチョイスする選曲のセンスも素晴らしく、トータルの構成力の高さはアイマス史上最高峰だったように感じます。来年2月にドームライブ全4公演のアンコール上映も決定したので今回見逃した方やアニメ系コンテンツ屈指の演出力を堪能してみたい方は是非観に行っていただきたいところです。

 ライブの終わりには5年ぶりに7人のキャラクターが新規追加されることが発表されるなどまだまだ多様な展開を仕掛けるシンデレラガールズ。来年も目が離せそうにありません。…ありませんが、もうしばらくはこの余韻に浸っていたい(笑)

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もう先々週になりますが今年のボジョレー・ヌーヴォーが解禁になり、皆さんの中にも今年の出来を味わってみた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 ボジョレー・ヌーヴォーが市場としてある意味で成熟したこともあってか、ワインのインポーターは「次」を探して仕掛けにかかっています。イタリアの新酒「ヴィーノ・ノヴェッロ」(10月30日解禁)やオーストリアの新酒「ホイリゲ」(11月11日解禁)などが数年前からワイン専門店やビストロなどでも扱われるようになり、目にする機会も増えました。どれもボジョレー・ヌーヴォーと製法はあまり変わらないのですが使っている品種が違うので味わいも結構違います。見かけたら試してみるのも一興ですよ。

 こんばんは、小島@監督です。
 そうは言いながら私もまだホイリゲって飲んだことないんですけどね(苦笑)後学のために一度飲んでおきたいものよ。

 さて、今回の映画は「モアナ 南海の歓喜」です。

 南太平洋サモア諸島で暮らすルペンガ一家にはモアナとペアという2人の兄弟がいる。兄弟は父と共に常食のタロイモやココナツの収穫にでかけたり野獣の通り道に罠を仕掛けて捕えたり、丸木舟を出して魚を獲ったりして暮らしている。
 また兄モアナにはファアンガセという名の恋人がおり、2人はもうすぐ結婚を控えている身でもあった。結婚式を前に、モアナには成人の儀を上げる必要があった。父ルペンガの吹くほら貝の音が響き渡り、モアナの成人式が始まった。

 よもやコレを観られる機会が出来ようとは、という映画を先日鑑賞の機会を得ることができました。
 この映画の製作年は1926年。監督であるロバート・フラハティが2年間サモア諸島で現地の民族と共に生活しながらその暮らしぶりをつぶさに観察し撮影しつつ、同時にフィクション的な視点でもって映像素材をモンタージュし一編の映画へとまとめ上げたこの作品を、当時の映画作家であり評論家でもあったジョン・グリアスンが「ニューヨーク・サン」紙にてその論評の中で「ドキュメンタリー」という言葉を使用して評しました。そう、これこそが映画における「ドキュメンタリー」誕生の瞬間。この作品の後イギリスでは「ドキュメンタリー映画」への運動が興り現在へ至る基礎が築かれました。「モアナ」は文字通りに伝説的な作品です。
 もちろん原典はモノクロでサイレントな映画ですが、面白いことに私が先日観たのはサウンドが付加されたバージョン。実は1980年にロバート・フラハティの娘モニカが当時の撮影地へと飛び、当時を知る現地住民の協力を得ながら環境音や民族舞踊の音楽、更には映像から予測されうるダイアローグを書き起こして台詞をアフレコし、元の映像にフィッティングしリストアするという作業を行いこの「サウンド版」を作り上げました。もっとも、私が観たのはその後2014年に2Kデジタルリマスターを行い同時に音と映像の親和性をさらに高めたバージョンです。
 フィールドワーク主体のロバート・フラハティの手法に影響を受けた映像作家も多く、1960年代に成田空港建設反対運動、いわゆる「三里塚闘争」の当事者と共に生活しながら7本の映画を製作した小川紳介などはその代表的なところで彼はロバート・フラハティの妻フランシスの著書の邦訳もしたりしています。
 
 90年前の映像に40年前に収録した音を付加した作品、というだけでも相当ユニークですが、更に面白いことにこの音と映像のシンクロぶりが凄いです。そういうものだと言われなければ同時収録したものだと思う方もいるに違いないレベルで不思議で鮮烈な映像体験と直面することになります。このちょっとうまい具合に言葉にできない得も言われぬ感覚は他に代えがたいもので、興味と時間がある人には是非観てもらいたいところ。
 この映画を観ていると、ふとロバート・フラハティのサモア諸島の人々の素朴な暮らしへの憧憬にも似た敬意のようなものを感じます。度々作中に登場するテロップには演出的な作為を禁じ得ないものの、そういう部分を含めてサモアにある種の「楽園」を見出していたように思えます。同時にこの楽園のようなイメージが後の映画たちに与えた影響も大きく、例えば日本でも「モスラ」(1961年)に登場するインファント島などもその影響下にあるとする見方もあるほどです。

 「モアナ 南海の歓喜」は名古屋では12月7日までシネマテークで上映しています。現在の作品とはテンポがまるで違うので眠くなってしまう方もいるかもしれませんが、もはや歴史の教科書に出てくるような領域の作品に触れられる機会もそうそうないので興味の湧いた方はどうぞご覧になってみてください。

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ちょいと縁あって昨日「AD-LIVE」というイベントのライブビューイングを観に行ってきました。
 鈴村健一を座長に岩田光央、森久保祥太郎、櫻井孝宏、小野賢章、浅沼晋太郎ら6人の声優がタイトル通りキャラクターとシチュエーションだけセッティングして脚本無しのアドリブ芝居を繰り広げるというものです。
 各出演者には舞台中に必ずやるべき「お題」が当人にだけ知らされる形で設定されているほか、全員が中に台詞の書かれた紙が何十枚と折り畳まれて収められた肩掛けカバンを提げていて出演者は随時それを取り出して引いた紙に記されたセリフを観客にその紙を見せながら言う、というのが特徴でコレがあらぬ方向へ物語を加速させていく原動力になっていくのです。観客どころか出演者にすら着地点が分からない状態で舞台が進むので謎のスリル感と共にハイテンションな笑いがこれまた予測不可能な角度から繰り出されるのでまさに抱腹絶倒。いやこれは面白いものが観れました。

 こんばんは、小島@監督です。
 ベテランの声優陣たちは同時にすぐれた俳優でもあるというのを実感させてくれるイベントでした。今年の上演はこれが最後だそうですが来年また機会があれば観てみたいですね。

 さて、今回の映画は「ヴェノム」です。

 サンフランシスコ、若き天才企業家カールトン・ドレイク(リズ・アーメッド)がCEOを務める「ライフ財団」への独占取材で不用意に黒い疑惑を突き付けたその日にジャーナリスト・エディ・ブロック(トム・ハーディ)は仕事も恋人も失った。
 傷心の日々を送るエディにライフ財団の研究員ドーラ・スカース(ジェニー・スレイト)が接触を図る。財団の黒い噂は真実だった。宇宙生命体「シンビオート」を利用して人体実験を行っていたのだ。ドーラの手引きで研究所に忍び込んだエディはそこでシンビオートに寄生されてしまった。

 また一人、偉大なクリエイターがこの世を去っていきました。
 スタン・リー。1960年代から活躍し「スパイダーマン」や「アイアンマン」「X-メン」などの原作を手掛け、コミック業界に変革をもたらし、現在へと至る礎を築きました。現代のアメリカンカルチャーを語る上で決して外せない人物であると同時にアメコミヒーロー映画ファンとしてはマーベル作品に毎回必ずどこかでカメオ出演するファンキーなお爺ちゃんとしても有名で、「どこで登場するんだろうか」と思いながら観るのも一つの楽しみでした。
 そんなスタン・リーの生み出したヒーロー「スパイダーマン」のヴィランとして1988年に登場するやヒーローに匹敵するほどの人気を獲得したキャラクター「ヴェノム」を主人公にした映画が現在公開中です。スパイダーマンに関連するキャラではありますが、今年シリーズ10周年となった「マーベル・シネマティック・ユニバース」の系譜ではなく、スパイダーマンもまだ存在していない(今のところ)完全に独立したタイトルになっています。

 本国アメリカでは今一つ評価が芳しくないそうですが、観ててつまらない、ということはありません。むしろかなり面白いです。ポスターなどでは「最悪」のキャッチコピーが躍っていますが、「最悪」というよりは「口は悪いガキの良い兄ちゃん」ですヴェノム(笑)始めこそエディと反目するものの、シンビオートの中でも決して最強というワケではないらしいヴェノムは人生に落伍気味のエディにだんだん感情移入していって気づけば人生相談に乗っちゃったりします。このどこか「寄生獣」や「ド根性ガエル」を思わせる珍妙なバディ関係が見所で、この変にキャラクターが立っている辺りに「ゾンビランド」(2009年製作)で注目を集めた監督ルーベン・フライシャーの手腕を感じますね。

 ただエディがシンビオートに寄生される、いわば「本題」が始まるまでがかなりもっさりしていることや中盤にいくら勢い任せといっても程ってものがと言いたくなるくらいそれまでの流れを崩す行動を取る人物がいるので物語としては実は相当に適当です。そりゃ批評家筋には評判悪いのも分かろうというものです。でもただ何も考えずに観るにはとても面白いのが困りもの(笑)やさぐれジャーナリストおじさんとヤンキーエイリアンの凸凹コンビの活躍をどうぞご堪能あれ。

 余談ですが、今後公開予定の数本のマーベル映画のカメオ出演パートの撮影は既に済んでいるようで、もうしばらくエクセルシオール爺さんの姿をスクリーンで観られる機会がありそうです。ですが、それが余計に寂しさをいや増してしまいますね…

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昨日「アイドルマスターシンデレラガールズ」の6thLIVEメットライフドーム公演Day2のライブビューイングに行って来ました。シンデレラガールズ初の単独ドーム公演、出演者全員個別の衣装や更に進化した舞台演出、それらに負けない演者のパフォーマンス、3時間半ノンストップで堪能しました。ですが、今回は現地で2日間全力で満喫してきたちゅうカラメンバーが大勢いるので詳細な感想はそちらに譲ります。来月1日2日のナゴヤドーム公演で久々に両日現地参戦するのでそこでがっつり書き連ねてやりますぜフゥーハハハ。

 こんばんは、小島@監督です。
 それでも小早川紗枝役立花理香さんと塩見周子役ルゥ・ティンさんのデュオ「羽衣小町」による「美に入り彩を穿つ」が最高に艶やかだったことと、橘ありす役にして元AKB佐藤亜美菜さんドームで万感のセンターとなった「in fact」と道明寺歌鈴役新田ひよりさんの巫女装束風の衣装にポニーテールというスタイルが実にSo cuteだったことには触れておかねばなるまいて(笑)

 さて、今回の映画は「search/サーチ」です。

 デビッド・キム(ジョン・チョー)は3年前に妻を喪って以来、娘マーゴット(ミシェル・ラー)との関係がぎこちないものになっていることが悩みの種だった。ある日、デビッドのもとに「友人の家で勉強会をする」とマーゴットからのメッセージが入る。デビッドは苦い思いでそのメッセージを読むが当たり障りのないメッセージをマーゴットに返した。しかし深夜、マーゴットからの着信が入るが熟睡していたデビッドはそれに気づかなかった。そしてそれ以来、マーゴットの消息は途絶えてしまう。デビッドはあらゆる限りの手を尽くし、マーゴットの行方を探るのだが。

 何と全てPC画面上のみで展開するユニークなスタイルのサスペンス・スリラーが現在公開中です。監督のアニーシュ・チャガンティはこれが長編としては初監督作ながらサンダンス映画祭で観客賞を受賞するなど各所で絶賛されました。実は「全編PC画面の映画」というだけなら2014年に製作された「アンフレンデッド」(製作は「パラノーマル・アクティビティ」などを手掛けたジェイソン・ブラム)というホラー映画があるのですが、日本国内での公開規模は大きくなかったこともあって(私としてもまだ未見)知名度もさほど高くはなく、私も含め多くの方にとっては新鮮な映像体験になった事でしょう。

 一種のPOV映画ともはたまた全編アドベンチャーゲーム的画面が展開するともとれる癖の強い映像が展開する作品ですが、この作品の魅力は始まってしまえばそんな画面の癖など気にならなくなるストーリーテリングにあります。マーゴット失踪後デビッドはマーゴットが利用しているSNSのアカウントを調べて履歴やフォロワーを追い、マーゴットが向かった先やその原因を突き止めようとします。その中で父は娘の思いがけない姿を知ることになっていくのですが、現代的なツールで普遍的な物語を紡ぐ、その語り口のテンポが絶妙な上に、かなり細かいところに大量の伏線が仕込んであり、それが急激な勢いで収束していく終盤のカタルシスが絶品です。決して手法に溺れることなくストーリーを語るための最善手を選び取ってみせたところがこの映画の強みです。

 また、この映画のもう一つ特筆すべきポイントは主人公親子がアジア系である点です。本国アメリカでも大ヒットした「search/サーチ」は、近年多国籍なキャスティングが主流となったハリウッドで尚も残る「アジア系アメリカ人が主人公では客が取れない」という先入観を打ち砕いてみせた点で画期的な作品となりました。主要人物の8割以上がブラックアメリカンとアフリカ系で占められ鮮烈な印象を与えた「ブラックパンサー」も記憶に新しいところで、政治面ではトランプ政権の排他的な側面が強調されがちですが、一方でこういう新たな時代の萌芽を感じさせるトピックが起こるところにアメリカの複雑さと懐の深さが見え隠れします。

 クリエイティビティ溢れる画面に普遍的な物語と現代的なテーゼを融合させた見事な逸品。こういうのに突然出会えてしまうから映画を観るのは止められません(笑)どうぞスクリーンでこのパワフルなエンターテインメントをご堪能してみてください。

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先週末、目に留まった方はお知りになったと思いますが、香港映画の雄レイモンド・チョウ氏がお亡くなりに。1960年代に黄金時代を築いたショウ・ブラザーズに勤めたのち1970年にゴールデン・ハーベスト社を設立し、ブルース・リー、ジャッキー・チェン、サモ・ハンなど日本でも名の知れたスターを次々と輩出していきました。ある意味でこの方がいなければアジア映画は現在とは少し違う姿になっていたことでしょう。既に80を超えていたので大往生という所ですが、また惜しい方が一人世を去っていきました。

 こんばんは、小島@監督です。
 たまには久しぶりに「ポリス・ストーリー」とか「ドラゴン危機一髪」でも観てみるとしましょうか。

 さて、今回の映画は「若おかみは小学生」です。

 両親を事故で亡くし、祖母・峰子(声・一龍斎春水)の経営する旅館「春の屋」で暮らすことになった小学6年生の関織子こと「おっこ」(声・小林星蘭)。旅館に到着するなりおっこに少年が声をかけた。自身を「ウリ坊」(声・松田颯水)と名乗る少年は春の屋に住み着く幽霊だった。ウリ坊はおっこに跡を継げる者が一人だけになってしまった春の屋の若おかみとなって修業していつか旅館を継いでほしいと懇願する。その熱意に負けたおっこは祖母の指導のもと若おかみとして修業を始めることになるのだが。

 児童文学を原作とし絵柄も子供向けではありながら、9月に公開されるやその完成度の高さが口コミで広まりロングランとなっている評判のアニメ映画を先日ようやく観ることが出来ました。脚本に「けいおん!」や「リズと青い鳥」など京都アニメーション作品のシナリオを多く手掛け定評のある吉田玲子、監督には寡作ながら「茄子 アンダルシアの夏」などが国内外で高い評価を得る高坂希太郎が務めています。もうこの布陣ってだけで只者ではありません。実はアヌシー国際アニメーション映画祭でもコンペティション部門に正式招待されるなど既に海外でも好評を得ています。

 観る前はてっきり成り行きで若おかみになったおっこの苦労話を中心に描く、いわゆる「朝の連続テレビ小説」的な話かと思っていたのですが、実際はかなり違いました。児童文学原作らしい個性的なキャラクター達は実に楽しく(中でも水樹奈々演じる、ある意味でおっこのライバルとなる大旅館・秋好旅館の跡取り娘真月、通称「ピンフリ」ちゃんのパワフルなキャラクターは出色)、その躍動を観ているだけでも充分に楽しいのですが、描かれる物語は大人が「子供の世界」というものに真剣に向き合った、そんな姿勢の強さを感じさせる骨太さを持っていました。

 ウリ坊を始めおっこにだけ見える幽霊たちという幻想的な部分と少しずつ春の屋の若おかみとして成長する部分を行きつ戻りつしながらその境界線で描かれるのは両親の死に対してまだ折り合いがついていないおっこがその事実とどう向き合っていくか、そこに物語の核が置かれています。季節の移り変わりを要所に挿し挟みながらおよそ1年間のおっこの若おかみとしての日々を描く物語の中で、3組の宿泊客がクローズアップされて登場します。それぞれがおっこの心の再生への一つのハードルとして現れるその客たちとのエピソードは、映画の中で決して大仰ではなく抑制を利かせ静かに、しかし丹念に積み上げられていきラストで大きく爆発します。正直私の涙腺は決壊してボロ泣きでした。鑑賞時たまたま私の前列に座っていらっしゃったご夫婦らしい2人組の方も終映後しばらく立ち上がれずに目元をハンカチで拭っていたところが目に留まったので恐らくストライクだったに違いありません。

 物語を下支えする作画の方も背景美術や服装、小物などのデザインに至るまで隅々にまで神経の行き届いた、まさに「細部に神宿る」映像を楽しむことが出来、極めてレベルの高い作品となっています。
 絵柄が完全に子供向けのそれなのでノーマークだった方も多いに違いない、思いがけない所から現れた傑作。観ればきっとこんな旅館に泊まってみたくなること請け合いの珠玉の逸品です。封切日から公開されていた館では既に終盤に差し掛かっていますが、評判の高さを受けてこれから上映が始まるところもあり、是非この素敵な作品を多くの方にご覧になっていただきたいですね。

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先週ゲームアプリ「アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ」、いわゆる「ミリシタ」のステージイベント「ミリシタ感謝祭」が開催されていたのですが、これがなかなかに面白い趣向のイベントで、開演するとアプリ内とニコ生で同時中継が始まり会場に行けなくても観ることができるほかコメントやスタンプを送れるようにもなっていてそれがステージの進行にも関与できるようになっていました。開演時刻が先日の歌会が終盤に差し掛かった時間帯だったのでスマホやタブレットで中継を観ながら終わりの集まりに加わっているプロデューサーの姿を目にした方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかもありがたいことにアーカイブ配信もしてくれた(昨日までで終了)のでところどころ見逃していた私も後追いで全部観れたのもありがたい限り。

 こんばんは、小島@監督です。
 しかしこういう事できるなら期間限定で構わないからアイマスの過去のライブもアーカイブ配信したりしてくれないかな~

 さて、今回の映画は「HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」です。

 横浜に突如出現した巨大モンスター。たまたま遊びに来ていた美墨なぎさ(声・本名陽子)、雪城ほのか(声・ゆかな)、九条ひかり(声・田中理恵)の3人はプリキュアに変身しモンスターの撃退に成功する。しかしその直後てるてる坊主のような姿をした奇妙な存在が3人に攻撃を仕掛けてきた。
 一方、野乃はな(声・引坂理恵)たちはみんなで連れ立ってピクニックを楽しんでいた。そこに横浜でプリキュアを襲った謎の存在「ミデン」(声・宮野真守)が現れはなたちに攻撃を仕掛ける。はなを庇いミデンの攻撃を受けた薬師寺さあや(声・本泉莉奈)たちは何と記憶を失い幼児の姿へと変えられてしまった…!

 さあ、今年も秋のプリキュアのシーズンがやってまいりました。何気に私がちゅうカラブログの月曜日を担当するようになってもう6年半経過しますが、その間公開された全作品の感想をこのブログで書かせていただいております。当然今回も書きますよ!ええ!初日に観れたしね(笑)!

 今年の秋の劇場版はシリーズ15周年を記念して、これまでのプリキュア全55人が総出演する祝祭色の強い映画として製作されました。「全員登場します(しかも台詞付きで)」「でも尺は今まで通り75分で」というシリーズ最大級の制約に、製作陣の皆さん良くここまで答えたなと感心する1本に仕上がっています。
 と言っても基本的にほとんどはカメオ出演で物語の核にいるのはタイトルにある通り現在放送中の「HUGプリ」の5人と「ふたりはプリキュア」の2人の7人のみになります。巧いなというかホントに今作の製作は大変だったんだなと感じるのは、今期の「HUGプリ」は今作の前に春に公開された「プリキュアスーパースターズ」とは別にTVシリーズ上で3本のクロスオーバーエピソードが製作されており、そこではな達が言葉を交わした人物は既に顔見知りとして劇中に登場し、この辺りの説明を一切省いてみせた点です。「しなきゃいけないステップだけどやる事多過ぎてしてる場合じゃない」事柄はTVシリーズで先に済ませておいたことで結果的にかなりハイテンポにもなりダレの少ない作品になっています。

 TVシリーズとの差別化として、面白いことにキャラクターの輪郭線の色をTVシリーズのそれとは変えてきている事も特徴の一つ。些細な違いのように見えて普段と大きく印象が変わる上にCG主体で展開するクライマックスのアクションシーンとの親和性も高く、これもまたアニメーションならではの面白さという所でしょう。
 もう一つの大きなポイントとして今作の敵役ミデンを演じる宮野真守の存在感です。何せ主役級が55人も登場するような作品にあってそれと位負けしないようなヴィランとなれば宮野真守くらいアクの濃い役者を持ってこないとダメだというのが良く分かる強烈な怪演を見せてくれます。

 映画全体の特徴として「物語」か「お祭り」かどちらかを優先させる必要が生じた場合は基本的に「お祭り」を取るように作っているため、ところどころ構成に粗を感じさせるもののプリキュア映画では度々モチーフにされてきた「思い出」というものに「HUGプリ」ならではの言葉で一歩踏み込み、また刺さる人にはかなり強く刺さるであろう終盤明らかにされるミデンの正体を含め芯を感じさせる決して物語をおざなりにしない作りで非常に満足度の高い作品になっています。
 プリキュアを好きな人、好きだった人に訴求できる強いパワーを持ったこの逸品、私のように現在進行形で観ている方はもちろんしばらく離れていた方もせっかくのこの記念碑的な作品をどうぞスクリーンでご堪能あれ。

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