ちゅうカラぶろぐ


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なんと、「シン・ゴジラ」が日本アカデミー賞最優秀作品賞に。長くゲテモノや子供向け扱いされていた特撮映画が作品賞を獲ってしまう日が来ようとは。長く特撮映画ファンやっていた身としてはなかなか感慨深いものがあります。もうすぐ発売されるBlu-rayの売り上げにも貢献しそう(笑)

こんばんは、小島@監督です。
コレを機に過去の作品も再評価されてリバイバル上映とかされると嬉しいなぁ…

さて、今回の映画は「相棒 劇場版Ⅳ」です。

イギリス、駐英日本大使公館で集団毒殺事件が発生。ただ一人少女のみが難を逃れたが、その少女は現地捜査員が僅かに目を離した隙に国際犯罪組織に誘拐されてしまった。
7年後、国際犯罪組織「バーズ」のリーダー・レイブンが日本に潜伏しているとの情報を受け元・国連犯罪情報事務局理事のマーク・リュウ(鹿賀丈史)が来日。警視庁総務部広報課長社美禰子(仲間由紀恵)からの指示で特命係の杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)の2人はリュウと同行し、情報をもたらしたかつてのリュウの部下モリス(ダンテ・カーヴァー)と会うために車を走らせる。しかし、右京達と会う前にモリスは何者かに殺害されてしまう。
後日、「バーズ」のハッカーによって外務省のホームページがハッキングされ、動画が公開された。そこには7年前に誘拐された少女・鷺沢瑛里佳(山口まゆ)の姿が!果たしてレイブンは何を目論んでいるのか?特命係の捜査が始まる!

現在第15シーズンが放送中、日本を代表するドラマシリーズとなった「相棒」に、3年ぶり4作目(スピンオフも含めると通算6作目)の劇場版が公開されています。2014年に製作された「Ⅲ」はこじんまりとしたシナリオを無理矢理スケールアップさせたようなちぐはぐさが目立ってしまい正直映画としては今一つだったため、今作も期待半分不安半分での鑑賞でしたがその不安を払拭してくれる快作でした。

今作のシナリオを担当したのは太田愛。「ウルトラマンティガ」を始めとしたウルトラマンシリーズで度々シナリオを手掛けているほか、「相棒」でも傑作と名高いシーズン10の「ピエロ」など印象深いエピソードを担当しています。
また監督は橋本一。「探偵はBARにいる」(2011年製作)などを手掛け、「相棒」でも初期から数多くのエピソードに参加。個人的にはシーズン9の第8話「ボーダーライン」が強烈に印象に残っています。「相棒」の脚本陣・演出陣の中でも打率の高い2人がタッグを組んだことで、スクリーンの大きさに負けない作品に仕上がっています。
やりたいこと・やろうとしたことの要素が多くところどころご都合主義的に見えるところもありますが、スケールの大きな題材を絶妙な距離感でキャラクターに寄り添うシナリオと演出が見事です。

TVシリーズより明暗を強調したハイコントラストな映像と奥行きを感じさせるカメラワークも見事。ぱっと見で分かりやすいTVシリーズとの差別化ですが、重厚な雰囲気の醸成に成功していて今作はそれが作品のテイストに上手くハマっている印象です。

水谷豊、反町隆史らレギュラー陣はもちろんのこと、出演者たちが重厚な演技を見せてくれるのも楽しいところ。特に撮影中にも数々のアイディアを持ち込んだという北村一輝(何と反町隆史とガチのステゴロも展開したりする!)や、ワンシーンだけの出演ながら強烈な印象を残す佐々木すみえの演技などは必見です。

「相棒」という作品に何を求めているかにもよりますが、今作は多くの面で及第点以上の出来になっているのでは。2時間ちゃんと楽しい作品です。TV放送を待ってみても良いとは思いますが、スクリーンで観る「相棒」も悪くないですよ。

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なんと林原めぐみさんがデビュー28年目にして1stライブを行うとか。一昨年に開催された「KING SUPER LIVE」に出演された時も評判になりましたが今回はまさかの単独ライブ。
90年代の全盛期を直撃してる世代としてはコレはもう絶対に観に行きたい!それはさながら「グラップラー刃牙外伝」で斗羽対猪狩の対決を一目見ようと全国から後楽園ホールに馳せ参じるファンたちのようにッ!だが会場が中野サンプラザ!小さいッ!チケット争奪戦エゲツないことになりそうッ!

こんばんは、小島@監督です。
ライブビューイング…無いかな…(弱気)

さて、今回の映画は「ラ・ラ・ランド」です。
まさに今日発表されたアカデミー賞で主演女優賞、監督賞など6部門を受賞。受賞は逃しましたが作品賞での一幕もこれから先語り草になりそうです。

冬、クリスマスを間近に控えながら暑さの残るロサンゼルス。女優を目指し映画スタジオのカフェでバリスタをしながらオーディションを受け続けるミア(エマ・ストーン)だが、チャンスが訪れる気配が無い。
ある夜、ミアはどこからか聞こえるピアノの音色に惹かれレストランに足を踏み入れる。そのピアニスト・セブ(ライアン・ゴズリング)は、店長の選曲の指示に従わない曲を弾いてクビになったばかりだった。人気が落ち気味のジャズを復権しようと自身の店を持ちたいがその日の演奏の場もままならないセブとチャンスの到来を待ち足掻き続けるミア。この出会いは、2人の運命に一体何をもたらすのか。

2015年に公開された「セッション」で旋風を巻き起こした新鋭ディミアン・チャゼル監督の新作映画は、一見軽やかながら深い余韻を残す、「セッション」とは大きく違う形で観る者に音楽の魔法をかけるミュージカル映画です。

物語の筋立てそのものは至ってシンプル。ミアとセブ、2人の夢追い人の恋の行方を四季の移ろいと共に描き上げる、ただそれだけに過ぎません。アンサンブルこそ多いですが主要人物の数も10人いるかいないかです。しかしその1本の幹に絢爛なまでの枝葉と花々が輝いている映画です。
ジャズを筆頭に様々なジャンルの音楽が行きかい、歌唱やダンスで圧倒し、色彩豊かな衣装で魅了する、観客を視覚でも聴覚でも楽しませます。音楽はどれも印象的なメロディで、映画館を出る頃には作中登場した曲をハミングしていたりサントラCDを買いに売店へ足が向く人も多いに違いありません。
物語がシンプルである、という事は決してマイナスではありません。演劇に古典劇があるように、ジャズにスタンダード・ナンバーがあるように。シンプルであることは普遍的な輝きを持ちうる可能性を内に秘めているともいえるのです。

「雨に唄えば」などのジーン・ケリー主演作や「バンドワゴン」を始めとしたフレッド・アステア主演作、「シェルブールの雨傘」のような古いミュージカル映画からの強い影響やオマージュが多々見受けられるのもこの映画の大きな特徴で、この辺りの作品をご覧になったことのある方にはニヤリとしてしまうシーンが数多く登場することでしょう。ミュージカルのスタイルとしてはブロードウェイの本流というよりは、第二次大戦後アメリカから流れてきたジャズの洗礼を受けた1950年代頃のフレンチ・ミュージカルに近いような印象です。

またこの映画、個人的にツボだったのは縦横比1:2.35(1:2.55のアスペクト比で製作された作品もある)のシネマスコープサイズで、しかも近年主流のデジタル撮影でなく35㎜フィルム撮影で製作された点です。
シネマスコープは1950~60年代の大作映画に主に用いられ「スタア誕生」などのミュージカル映画にも多く使われましたが、やがてテレビの台頭やミュージカル映画の衰退と共に姿を消していきました。
敢えてクラシックな素材を用いた事でどこか懐かしさを湛えたこの映画の魅力を最大限に引き出すことに成功しています。どうやらディミアン・チャゼル監督はもう音楽を「魅せる」事にかけては天才的のよう(笑)
音響に徹底的にこだわっている作品なので選べる環境にあるならより音質の高いスクリーンで観る方が作品への没入度が高くなるかもしれません。

最後の最後に現れる「仕掛け」が長く残る余韻を約束する至福の128分。全編隙間無く溢れるロマンティックな空気に充てられて、珍しく映画の1人鑑賞に若干のダメージを受けたりしてます(苦笑)。今現在恋人や夫婦のいらっしゃる方は是非お相手の方を誘い出してこの映画をご覧になって下さい。きっとずっと忘れられない時間になります。
それから今追っている夢がある人、かつて夢を追っていた人も、きっと心揺さぶられる「何か」がこの映画にはある事でしょう。
もちろんそうでない方も是非。煌めく音楽の「魔法」たちが、あなたの訪れをスクリーンで待っています。



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昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
バレンタインスペシャルだった今回、皆さんの手元にはどんなチョコレートが行き渡ったでしょうか?
私は塩バター味の煎餅を頂きました。わあいカカオ成分ゼロだよすごーい(笑)!食べてみたらコレが結構美味しかった。緑茶によく合うぜ。

こんばんは、小島@監督です。
交換以外にも何人かの方からチョコレートやお菓子を頂きました。皆さんホントありがとうございます!

さて、今回は映画館の話。
歌会の場でも言いましたが先日社員旅行で台湾へ行ってきました。2日目、九份という場所へ行く際ガイドさんからある映画館の話を聞き、自由行動中にそこへ行ってみることにしました。HAHAHA!海外に行っても私そこら辺はブレませんぞ~(笑)

「昇平戯院」、開業は日本統治時代の1934年。金鉱山街であった九份の労働者たちの娯楽の場として造られました。最盛期には1,000人もの観客を収容した記録も残っていますが1971年に鉱山が閉山した事で九份が衰退するにつれ客足も減り、1986年に閉館。
しかし、1989年、九份を舞台にした映画「悲情城市」の大ヒットにより九份が再評価され観光地化が進み人が戻ってきたことが追い風となり、2010年、鉱山関連施設を整備する「金瓜石黄金博物園区」が管理する設備の一つとして整備され再オープンを果たし、現在は昇平戯院再開までの様子を綴ったドキュメンタリーを始め旧作映画など様々なプログラムを月替わりで上映しています。しかも無料開放。階段の多い九份の街の散策に疲れた方の休憩所的な一面もあるようですね。

中は点数は少ないものの開業当時のポスターや映写機、売店の再現ディスプレイなどが展示されています。

場内の様子。基本的に入退場自由で撮影もOKなのですが、上映中でフラッシュが使えなかったためこんな写真ですいません。写真では分かりにくいですがスクリーンの前には結構大きなステージが設けられています。かつては映画だけでなく芝居の興行も催されたことがあったとか。客席には8人掛けくらいの木製の椅子が並べられ、席数は200~300というところでしょうか。実は2階席もありそこも合わせると確かに600人以上は収容できそうです。

2月の上映プログラム。一番下の段に表記されてるのがこの時私が観た「風が踊る(風兒踢踏踩)です。
「風が踊る」は先述の「悲情城市」を手掛けた侯孝賢(読み:ホウ・シャオシェン)監督の手による映画で、盲目の青年とカメラマンの女性との交流を描いた作品です。1981年に製作された映画ですが日本での公開は大きく遅れて1998年。「悲情城市」のヒットで侯孝賢監督の知名度が増した後にようやく上映が決まった作品のようですね。
ぶっちゃけ北京語は大して分からないのですが字幕(もちろん北京語)が表示されていたおかげで大意が掴めたのは有り難かった(笑)

台湾を離れ恋人の待つ香港へ行こうか迷っている女性カメラマンのシンホイ(フォン・フェイフェイ)は映画の撮影で訪れた澎湖島で盲目の青年チンタイ(ケニー・ビー)と出会う。失明も気にせず明るく生きるチンタイにシンホイは惹かれるが、やがて撮影は終わり2人は元の生活へと戻った。しばらく後シンホイは台北で思いがけずチンタイと再会することになるのだが…

30年以上も前の作品なので古臭さは否めないもののコミカルな描写の中に繊細な感情が見え隠れする作風が結構面白く、だんだん面白くなってきてたのですが、残念なことに映画が後半に差し掛かったあたりで残念なことに自由行動時間が終了。哀しいかなこの映画、結末まで観れていません。帰国後近場のレンタル店で探してみましたが(さすがに買ってまでって気にはなれなかった)見つけられずじまいでした。でもいつか機会を捕まえて続きを観てみたいものです。

敢えて現代的な改装ではなく往時の様子の再現にこだわった改修を施したおかげで80年前の息吹を今に残すこの映画館、台湾に行く機会がある折に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


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こんばんは、小島@監督です。
実は今回のブログ、前回のをアップした後ほぼ間髪入れずに書いてます。諸般の事情で、というかぶっちゃけ2月13日現在社員旅行の真っ最中でいつも通りにアップする事が出来ないため先んじて書いてます。公開予約の機能の使い方を間違えてなければちゃんと13日の月曜日にこの文章が上がってるハズ!

さて、今回の映画は「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」です。

イギリス・ロンドン。常設統合司令部司令官のキャサリン・パウエル大佐(ヘレン・ミレン)は国防副参謀長フランク・ベンソン中将(アラン・リックマン)と協力して最新鋭ドローン偵察機を使い英米合同のテロリスト捕獲作戦を指揮している。
無人航空機リーパーがケニア・ナイロビにて最重要指名手配テロリスト、英名スーザン・ダンフォード、本名アイシャ・アル・ハディ(レックス・キング)の所在を突き止めた。英米ケニア、それぞれの司令官がいる会議室にドローンが撮影する映像が流れる。ダンフォードたちが大規模な自爆テロを今にも実行しようとしていることを知ったベンソンたちは作戦を偵察・捕獲から殺害へとシフトし実行しようとする。作戦実行の寸前、ダンフォードたちの隠れ家の前で少女アリア(アイシャ・タコウ)がパンを売り始めた!予期せぬ民間人の巻き添え被害の可能性に司令部間で議論が勃発。果たして作戦の行方は…!?

ドローン技術の発展により様変わりした現代の戦争のありようがもたらす「正義」と「闇」を巧みに描き出し、観る者にモラルを問い掛ける優れたサスペンスの登場です。
そこに引き金がある。引けばテロリストたちと1人の無辜の少女が死ぬ。引かなければ80人以上の罪無き人々が死ぬ。その究極の選択を前にして、多くの者が議論を戦わせることになります。
逼迫した事態にいかに対応するかを政治家や軍人がそれぞれの立場で議論するという展開は昨年公開され大ヒットした「シン・ゴジラ」を彷彿とさせます。物語の主要なシーンが会議室で展開する密室劇であると同時に状況を複数の視点で追う群像劇でもある点も「シン・ゴジラ」と似ていて、1つの物事を多角的に描き出して観客に一義的な「正義」だけを見せていないのがポイントです。

非常に緻密に構成され緊張感の高いシーンが上映時間100分ひたすら続く映画です。
手掛けたのはギャヴィン・フッド。「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」で知られている監督ですがアパルトヘイト後も続く格差や差別を描いた「ツォツィ」など骨太な物語も手掛けておりその見識や批評眼が今作でも遺憾なく発揮されています。
1人の少女の命が会議のテーブルに乗せられ、その議論の行く末もさることながらクライマックスの「50秒」とその後に突きつけられる強烈なアイロニーを秘めたシーンは、観る者に忘れがたい印象を与えることでしょう。

そんな映画を彩るのはヘレン・ミレンやアラン・リックマンなどの名優たち。特に昨年逝去したアラン・リックマン(「ハリー・ポッター」シリーズのスネイプ先生と言えばピンとくる方も多いでしょう)はこの作品が遺作となりました。そんな名優たちの重厚な演技がこの張り詰めた物語をより目の離せないものにしています。

今日的な話題を高い観察眼と批評精神で優れたサスペンスに仕立て上げ、これぞまさしく一級品のエンターテインメントです。そのヘビー級の味わい、是非ご堪能あれ。

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先週ブログに書いたアイマスライブ初日終了後、オフ会に参加するというショーグンさんとレイウォール君と別れた私は馬肉王子@フッチー君を連れて食事を済ませた後、宿泊していたホテルのすぐ前にあったバーへ行ってみました。
ところがバーはその日に限って貸切で入れず、そのまま散会してホテルで休むには若干早かったのでしばらくブラついてみることに。少し歩いたところにバーを発見、入ってみることにしました。
席数12の小さなバー。客はどうやら自分たち2人だけ。酒を飲みながらマスターと世間話やウィスキーの話などしていたら高年の男女のペアと既に千鳥足な初老の男性とそれを支えながら入るちょっとフランクな格好の壮年の男性が相次いで店に入ってきました。どうやら全員常連のよう。そのフランクな格好の男性が隣に座ることになり、何だかその人とも意気投合して話が盛り上がる不思議な流れに。
その方から「そこの通りに〇〇ってさっきまで俺たちが飲んでた店がある。明日もここに泊まるなら良い店だから行ってみると良いよ。××(その方の通り名)から紹介されたって言えば通じるから」と、1軒の飲み屋を紹介されたので、翌日ライブ終了後、再びフッチー君を伴ってその店に行ってみることに。
そこも席数20ほどの小さな居酒屋で、紹介されてなければまず素通りするような感じです。酒といくつか肴を注文したあと店員のお姉さんに「昨日××さんからこの店を教えられてきたんですけど、××さんってご存知ですか?」と伺ってみたら「ええ!ほとんど毎日のように来てくれますよ。今日は珍しく来てないですけど」との返答が。しかもその時店には3人くらい客がいたのですが、その人たちもその××さんのトークで盛り上がってるレベルでド常連でした(笑)しかもその後店主の親父さんまで挨拶してくれたりで××さん思いっきり巷の有名人。まさかこんな形で素敵な店と出会えることになろうとは。

こんばんは、小島@監督です。
結構料理も美味しかったし店員のお姉さんは何気にラブライブ好きだったしで良い店でした(笑)東京遠征したらまた行こう。

さて、今回は久しぶりに映画館の話。
一昨日のブログでYGさんがコレの話をした直後でやるのは仕込みかバーターみたいですが全くの偶然です。むしろ本人が一番驚いてます(苦笑)

アイマスライブ初日が明けて2日目が始まるまでの間、私はショーグンさん達とは別行動を取っていました。向かった先は渋谷。ハチ公口から歩いて10分ほどのところにある映画館「ユーロスペース」です。

公式サイトはこちら。
「KINOHAUS」というビルの3階にあるミニシアターなのですが、2階にはイベントホール「ユーロライブ」が、4階には毎月テーマを決めて過去の作品を上映する名画座「シネマヴェーラ渋谷」が、更に地下1階から2階の一部までのスペースに「映画美学校」という専門学校が入っていて、
映画に特化されたような施設です。
元は同じ渋谷区ではありますが桜岡町という別の場所にあったミニシアターでしたが2006年ごろに現在の場所に移っています。国内外の埋もれた佳作・秀作を積極的に掘り起こして上映する映画館で、1980~90年代にはアッバス・キアロスタミやアキ・カウリスマキ、レオス・カラックスなどそれまで日本では馴染みの薄かった監督を積極的に紹介しミニシアターブームの一翼を担いました。

中の様子はこんな感じ。2スクリーンを有していてこちらはスクリーン2。1が92席、2が145席あります。実はエントランスロビーがまた趣深い居住まいなのですが、ちょうど今「この世界の片隅に」を上映中で非常に混雑していたため写真を撮るのを断念しました。

この時私が観たのは「残酷ドラゴン 血斗竜門の宿(原題:龍門客棧)」
1967年に台湾で製作された武侠映画で、監督は香港映画の巨匠キン・フー。出演はパイ・イン、シャンカン・リンホーほか。
無実の罪で処刑された大臣の家族からの復讐を恐れ根絶やしにしようとする悪徳宦官の一派とその襲撃から大臣の遺族を守ろうとする武芸者たちが荒野の一軒宿「龍門客棧」に集い死闘を繰り広げます。
当時の香港で興行収入の記録を打ち立てたほか、特にアジア圏で強い人気を誇り、1992年にはツイ・ハーク製作・脚本レオン・カーフェイ、ブリジット・リン、ドニー・イェンらの出演で「ドラゴン・イン」のタイトルでリメイクもされています。概要は導入部にナレーションでパッパッと説明しサッサと状況に入りポンポンとテンポ良くアクションが展開する「細けえ事は良いんだよ!」的なスタイルで見せていくのが楽しい一本です。
周りに何も無い荒野の一軒宿にワケありの人物が次々と集ってくる当たり、どこか当時イタリアで隆盛していたマカロニウェスタンみたいなテイストも感じさせます。
殺陣にワイヤーアクションが使われた最初期の作品で、無論現在の技術も演出も向上し洗練されたそれとは違い泥臭さが隠せませんが、当時は新鮮な驚きを提供した事でしょう。
また、シャンカン・リンホー演じるヒロインもまた武芸の達人で、主役に負けず劣らず活躍する姿が鮮烈な印象を与え、その後世界各地で作られるようになるバトルヒロイン映画の先鞭をつけたとも言われています。

この「残酷ドラゴン 血斗竜門の宿」、実は名古屋でも2月22日より3月3日までシネマスコーレで上映が決まっています。古さが逆に新鮮なこの映画、興味湧いた方は是非この機会にどうぞ。

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こんばんは、小島@監督です。
今回は前振り無しで即座に本題に入ります。語りたい事多すぎるんや(笑)

この土日月と、3連休を取って東京に行ってきました。目的は東京体育館で開催された「THE IDOLM@STER PRODUCER MEETING 765PRO ALLSTARS -Fun to the new vision!!-」のイベント鑑賞です。この1,2年頻繁に行われてるように思われるアイマスライブですが、実は765プロオールスターズが出演する大規模イベントは2015年の10thドームライブ以来。単独ライブという意味では2014年の9thツアー以来ですし、もっと言うと765プロオールスターズが全員揃うイベントは2012年横浜アリーナで開催された7thライブ以来5年ぶりという状況。ええ、私今回のイベントが告知された時から楽しみで仕方ありませんでした。

そんな久しぶりのイベントは前説の後、天海春香が登場して始まりました。春香役中村繪里子さんが、ではなく天海春香が、です。スクリーンに3Dモデルの春香を映し出し、舞台裏にいる中村繪里子さんのMCに合わせてモーションアクターが演技してそれをリアルタイムで連動させていたそうです。

そこから始まる1曲目は1日目は「チェリー」、2日目は「団結2010」、事前にアンケートで募集した中から票を集めたその2位と1位の曲です。どちらもライブで披露された事が無いかあっても数年ぶりの楽曲です。特に「団結2010」は各キャラでソロパートがあるため全員揃わないとできない曲であり、コレを生で聴ける日が来るとは思ってもいず感激でした。

その後はTVシリーズでプロデューサー役を務めた赤羽根健治氏をMCに招いてのトークコーナー。先述したアンケート、実はオープニング曲の希望以外にも数々の質問があり、その結果をもとにトークが展開されました。

次のコーナーは朗読劇。コレも面白いことに度々スクリーンに選択肢が登場し観客がどちらかを選んで展開してゆく構成。もっとも話の流れが変わる…というより出演者にガンガン無茶振りがぶつけられていく感じでしたが(笑)トークコーナーでも凄かったですがこちらも大概。イベント終盤中村繪里子さん自身が「殴り合い」と称してしまうほどのノーガードのアドリブ合戦が展開されていきました。
また朗読劇では初日は秋月涼役三瓶由布子さん、2日目は玲音役茅原実里さんがゲスト出演。2人ともその後のライブパートではそれぞれのソロ曲「Dazzling World」「アルティメットアイズ」も披露。特に三瓶由布子さんの歌う「Dazzling World」は7年前CDリリースイベントで歌われたきり、大規模イベントで披露されるのは初めて、という代物。ええ、私感激でちょっぴり涙目でした。

そのライブパートでは全員での「ザ・ライブ革命でSHOW!」を開幕に「Miracle Night」「僕たちのResistance」「アマテラス」をCDでのユニットで披露。とは言えここでもバックのコールをイベントの場で収録するという楽曲「紅白応援V」があるなど、プロデューサー(つまり観客)と連携を図る趣向が存分に盛り込まれていました。
実は朗読劇にしろトークコーナーにしろ最初期のアイマスライブでは行われていたそうで(さすがにそんな最初からライブイベント追ってない(苦笑))、シンデレラガールズやミリオンライブ、SideMなどアイマスワールドが大きな広がりを見せている今敢えて原点に立ち返り11年ぶんの成長を見せるというのは観ていて非常に味わい深いというか独特な感慨を湧き起こされる時間でした。
イベント時間は3時間半ほどとアイマスライブにしては若干短めな上に座って観る時間が長かったので体力的にはそこまで疲労感強くないのですが、満足度は非常に高かったですね。
それでもイベント2日目終盤、如月千早役今井麻美さんがMCで叫んだ「歌だけのライブがやりたい!」は、様々に複雑な想いを率直にぶつけるような叫びで何だか胸が熱くなりました。
正直なところ、アイマスも12年目を迎えてシンデレラガールズやミリオンライブなどに緩やかに道を譲っていくのかなと、それも当然ではありながらどこか寂しく思っていたのですが、あの叫びを聴いては1ファンとしてはもう少し頑張りたくなりますね。

また個人的に今回はPのコミュニケーションツールこと「名刺」を非常にたくさんの方と交換できたことが嬉しかったですね。しかも日本国内だけでなく台湾、香港、ベトナム、アメリカ、カナダの方とも交換できて実に国際色豊か!しかも皆さん結構日本語がお上手!「好きこそものの上手なれ」とはこのことか!

アイマスイベント関連以外でも今回はいろいろ充実した時間を過ごせて大満足の遠征でした。まだ語り切れてない楽しい出来事もあったのですが、もう既に長くなってきてるのでその辺りはまた次週に。

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昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
今回は同室になったメンバーが皆アッパーだったというか、約5時間ほぼノーブレーキで歌ったり叫んだりコール入れたりで最高に楽しく、終わった後翌日の喉がちょっと心配になるくらいでした(笑)

こんばんは、小島@監督です。
そしてじゃんけん大会で頂いた馬肉の炭火焼きは近日中に美味しく頂きます(笑)

さて、今回の映画は「MERU/メルー」です。

インド、ヒマラヤ山脈ガンゴドリ山群、ガンジス河源流域の一つでもある場所にそれは聳えている。「メルー中央峰」標高6,250m。「シャークスフィン(サメのひれ)」とも呼ばれるその山頂へのダイレクトルートは雪と氷に覆われた1,200mの山肌とその先に待つ450mのほぼ垂直な花崗岩の岩壁によってこれまで多くのクライマーたちの挑戦を退けてきた。
2008年10月、コンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズタークの3人はシャークスフィンに挑むも猛吹雪に足止めされ、20日間に及ぶアタックの末、山頂まで残り100mというところで撤退を余儀なくされる。
肉体的にも精神的にも多大な傷を負った3人は、1度は全てを捨てようとするものの、心の内に湧き上がるメルーへの想いに突き動かされ、2011年9月、3人は再びシャークスフィンへと挑戦する。極限への挑戦は、3人に何をもたらすのか。

3人のクライマーが2度にわたり未踏峰の山へトライし登攀する様子と共に、そこに至る数々の葛藤と冒険心を当事者たちのインタビューやプライベートフィルムで綴ったドキュメンタリーです。
監督はこの時トライしたメンバーの一人でありトップクライマーであると同時に映像作家でもあるというジミー・チンとその妻であるエリザベス・チャイ・バサリヒィ。つまりこの映画は登山家自身が未踏峰の登攀ルートへ挑む姿を収めた映画、ということになります。撮影も主観的なアングルを含め近影をジミー・チンが、ロングショットをエリザベス・チャイ・バサリヒィが撮影していたそうで、登攀中の映像は最少の人数で撮られたものなのでしょう。

恐らくこれほど直接的な映像に溢れた山岳映画はまず滅多にお目にかかれないんじゃないでしょうか。そういう意味では極めて珍しい映画です。何せ登った本人が撮っているのです。スケールというより五感に直接響いてきそうな映像が次々と出てきます。映画館にいるのに吐く息すら凍り付きそうなほどの冷たい風が今にも吹いてきそうな臨場感を味わえます。

一度失敗した3人は半月以上も濡れた足で冬山にいたため凍傷と感染症を併発した「塹壕足」という状態になってしまい車椅子生活を余儀なくされます。身体にそこまでのダメージを負いながらそれでも数年後にその山へリトライしてしまうのはある意味でドMと言うか、ダメ人間も良いところなのですが(笑)、同時に「高み」を目指さずにはいられない衝動に突き動かされ不可能に挑み続ける姿にはどこか憧れのようなものを覚えます。

遠い過去の話ではなく数年前の話でしかも主要人物が全員存命、かつ当事者自身が撮影した素材がふんだんに使われているとあって主観的で生々しい映像と言葉が頻発しますが、そこに客観的なアングルを加えてくれるのが「荒野へ」「空へ-悪夢のエヴェレスト」などで知られるノンフィクション作家ジョン・クラカワーのインタビューとナレーションです。クラカワーの第三者的な視点を交えて語られることで、「不可能」に敢然と挑む3人の心情をより多角的に捉えることができるようになっており、作品に厚みを加えています。

正直なところ、観る前はちょっと興味がありたまたま空き時間とタイムテーブルが嚙み合ったから観てみた、という程度でそれほど期待してなかった映画だったのですが、予想の遥か上行く新鮮な驚きに満ちた作品でした。
公開自体は既に終盤に差し掛かっているため、なかなか機会も無いでしょうがフィクションとして山岳を取り扱う映画とは大きく違う生々しい迫力に満ちたこの作品、ご興味のある方はぜひスクリーンで。圧倒的な映像と共に「不可能」とされたことに挑み続け切り拓いてゆく人間の「可能性」の姿をその目に焼き付けてみてください。


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