ちゅうカラぶろぐ


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「戦姫絶唱シンフォギア」、1作目と2作目である「戦姫絶唱シンフォギアG」を観終えました。
このアニメ、観ていて真っ先に感じたのは「面白い」とか「昂る」とかそういった感情ではなく何とも言えない「懐かしさ」です。
「シンフォギア」の原案と脚本を担った金子彰史は1996年から約10年間「ワイルドアームズ」というRPGのシリーズを手掛けていて、私はそのシリーズが大好きでした。それも何度も周回プレイするくらいに。作中に登場するキーワードやセリフの端々に「シンフォギア」にはその「ワイルドアームズ」と同じ匂いが色濃く放たれているのを感じます。「へいき、へっちゃら」とか「素直になって、自分」とか「嬉しいと眼鏡がずり落ちてしまう」とか「1,000,000,000,000度」とかそういうフレーズがフッと現れる度に何だかニヤニヤしてしまう自分がいました(笑)
1作目は作画がイマイチ安定していないのも少し気になりましたが2作目は急激に作画レベルが上昇していた上に次回への引きも絶妙で作品としてグレードアップして楽しいアニメになっていました。あと残すは3期のみ。これも追い追い観ていきます。

こんばんは、小島@監督です。
ああ、あと劇中歌である「逆光のフリューゲル」がえらいカッコいい。それこそうっかりiTunesでポチッちゃったくらいカッコいい(笑)

さて、先週私は病欠や冠婚葬祭を除くと今の職場に勤め出してから初めてじゃなかろうかという週中の平日に連休を取って東京へ行ってきました。

目的地は日本武道館。イギリスのロック・ミュージシャン「STING」6年ぶりの来日公演「57TH&9TH TOUR」です!最新アルバム「ニューヨーク9番街57丁目」を引っ提げ、カナダ・バンクーバーを皮切りに現在98公演が発表されているワールドツアーの真っ最中。日本では東京と大阪で4公演が行われました。
近年は異なるジャンル、特にクラシックへの傾倒が注目されているスティングですが、今回の来日公演はシンプルなバンド編成による原点回帰ともいうべきストレートなロックを聴かせてくれました。
バンド構成はギターにスティングの作品に多く参加しているドミニク・ミラーとその息子ルーファス・ミラー、ドラムに新アルバムの製作にも参加しているジョシュ・フリース、そしてゲストとしてコーラス(曲によってはギター)をスティングの息子であるジョー・サムナーと、コーラス・ギター・アコーディオンを担ったザ・ラスト・バンドレーロスが加わるという布陣でした。

セットリストは新譜を引っ提げてのツアーだから新曲中心かと思いきやスティングが結成メンバーの一人であり1980年代半ばまで活動していた(その後2007年に再結成されたが)「ポリス」時代の楽曲「Spirits in the Material World」「Massage in a Bottle」「Roxane」なども織り交ぜ、まさにオールタイムベスト状態。個人的には聴けたら嬉しいかなくらいに思っていたお気に入りの1曲「Desert Rose」が聴けたのが最高に嬉しかった。

パフォーマンスも現在65歳とは思えぬフットワークの軽さでとても老境に入った人の演奏とは思えぬ瑞々しさを感じますし、その歌声もパワフルでロングトーンが響く度に日本武道館の場内を震わせるようなあの感覚はしばらく忘れられそうにありません。まさにレジェンド級。超一流とはこういうものか…!
よく見ると通常なら水分補給用のペットボトルが置いてあるテーブルにティーカップが置いてあるところも含めてどこを切り取ってもカッコいい最高にクールなライブでした。
魂が震えるとはまさにこのこと。良かった…もしかしたら一生に一度かもしれないこのチャンスに聴けて良かった…!やはりライブは良い!!

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昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
今回もエレベーターホールにアナログゲーム卓ができたり、遂にプロジェクター&スクリーンまで導入されたNintendo Switchの試遊台ができたりカラオケ以外の遊びも充実!もちろん歌会なので「歌う」が一番大事ですが、時にはほかの楽しみを味わってみるのも良いものですよ。

こんばんは、小島@監督です。
そして今回はじゃんけん大会で「アイドルマスター シンデレラガールズ劇場」のDVDをゲット!購入予定はあったもののまだ買えていない状況だったのでまさに渡りに船!そういう機会は積極的に狙っていくさ(笑)!

さて、今回の映画は「バイオハザード:ヴェンデッタ」です。

メキシコ。対バイオテロ対策組織「BSAA」のクリス・レッドフィールド(声・ロジャー・クレイグ・スミス)と隊員たちは、消息を絶ったエージェントの救出などの任を帯び、武器密売組織の拠点の一つである洋館へと突入した。洋館を探索する一行を待っていたのは武器商人グレン・アリアスが仕掛けたB.O.W.(有機生命体兵器)の襲撃だった。襲撃を何とかかわしクリスはグレンと対峙するも、グレンの新たな「商品」の脅威の前にグレンを取り逃がし、敗走を余儀なくされてしまう。
一方、シカゴ。かつてラクーン市警特殊部隊「S.T.A.R.S.」のメンバーだったレベッカ・チェンバース(声・ステファニー・シェー)は、現在は大学教授となって「死者が蘇り、凶暴化する」現象の根絶のために研究を続けていた。人為的に作られた新型ウィルスが絡んでいることに気づいたレベッカはワクチンの開発に着手。遂に成功を収め、試薬が完成した。しかしその直後研究所が何者かに襲撃され、レベッカは死の危険に晒されることになる。

1996年に第1作が発表されて以降20年以上続く人気シリーズとなったゲーム「バイオハザード」、そのゲームと同一の世界観を有し、ナンバリングタイトルの間を繋ぐストーリーを描いたCGアニメ映画の新作が現在公開されています。
「ディジェネレーション」(2008年)、「ダムネーション」(2012年)に次ぐ3作目となる今作は2012年に発売された「6」の後の物語ということになっていますが、独立性が強く特段「6」をプレイしていなくとも十分に理解できるようになっています。そもそも私自身まだ「6」は未プレイですし(笑)
製作陣は前2作から一新、エグゼクティブプロデューサーに「呪怨」の清水崇、脚本に「PSYCHO-PASS」などを手掛けた深見真、監督は「THE NEXT GENERATIONパトレイバー」の辻本貴則と、ホラーとアクション両面に強い人物が中核を担い、CG製作はトムス・エンタテインメントのグループ企業であるマーザ・アニメーションプラネットが手掛けています。

CGアニメ製作の技術的な進歩というのもあるのでしょうが、前2作よりも飛躍的に「映画」として骨太に成立しているのがこの映画最大の特徴です。
前2作は「ここでムービーが終わってステージが始まるかな?」と感じてしまうシーンがあったりしたのですが、今作では序盤の洋館を始めゲームを匂わせるロケーションや状況が次々登場するものの、「匂わせる」ところまでに留まり「映画」としてのダイナミズムやエモーションが優先されています。
アクションシークエンスではそれがより顕著になり、CGならではの実写では不可能なアングルを挿し挟みながら手数とアイディアを大量に盛り込み、時にハッタリを大胆に効かせたアクションが展開され目を引きます。特に終盤間近で出現する大型犬ゾンビ「ケルベロス」とのバトルは必見!ゲームをやってる人ほどビビるはずです、犬の強さに(笑)

キャラクター達のアンサンブルも楽しいところで、今やすっかりアメリカン・アクションヒーローとなったクリスのほか、長い戦いに疲れてやさぐれチョイ悪オヤジと化したレオン・S・ケネディが初めてタッグを組んで行動するようになるほか、レベッカ・チェンバースが「0」以来実に15年ぶりにメインキャラ、というか実質ヒロインとして登場!まさに大活躍。彼女のファンの方は絶対に観に行きましょう。物語の年代設定的に30代半ばくらいになってるハズですが相変わらずの童顔がカワイイ(笑)
クリスたちと相対することになる敵キャラ、グレン・アリアスの「狂」と「哀」が同居した人物造形も見事で、物語に深みを与えます。

「理」を優先させる部分、感情を優先させる部分、ハッタリで突っ切る部分、それぞれのメリハリが良く効いている上に97分という上映時間もスマートで、正直期待以上でした。時間いっぱい楽しんで気分良く劇場を後にできる上質のエンターテインメント。シリーズのファンの方も、興味はあるけどまだ手を付けていない方も、この機会に是非どうぞ。

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実は先週から職場で異動になり、今までと全く違う業務が始まったらまあ先週はホント芯までクタクタになりました。
今日は休みを取っていたのですが、どこかに出かけるとかはできず、ほぼ半日眠り倒してました。なお起きてる間は大体バンダイチャンネル観てました(笑)

こんばんは、小島@監督です。
新しいセクションはデスクワーク主体で体を動かす機会が大きく減るのでそこら辺も気を付けないとな~

さて、昨日の日曜日、私は「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!!」石川公演Day2のライブビューイングに行ってきました。
アイマスの柱の一つ「シンデレラガールズ」が5周年を記念しての全国7会場14公演で展開されるライブツアーが今月から始まっています。今月13,14日に開催された宮城公演を皮切りにこの週末の石川公演が2番目の会場になります。

これまでアイマスの2Daysライブと言えば1日目と2日目でセットリストを大きく変えたりスペシャルゲストや新展開の告知などのサプライズを多々用意していたものですが、今回はサプライズは演出面での「遊び」のみに留め、ゲストなどは無く、セットリストも2日間共通(演出意図の面から曲順が変更されたりはあったが)と、ライブとしての純度を高める形で行われているのが大きな特徴と言えるでしょう。

会場毎に出演者の誰かが座長を務めるスタイルを取っている今ツアー、石川公演では佐久間まゆ役牧野由依さんが座長、即ちセンターを担っていました。
声優として以上に既にシンガーとしてベテランの域に達している牧野由依さん、この日も圧巻のパフォーマンス。佐久間まゆのソロ曲でもある「エヴリデイ・ドリーム」のキュートさもさることながら個人的には速水奏役飯田友子さん、三村かな子役大坪由佳さんと共に歌った「あいくるしい」が特に印象的。思春期の繊細で微妙な気持ちの揺れを歌ったこの曲を、情感がほとばしらんばかりの熱を込めながら歌い上げる姿が最早神々しくすらあるようでした。

その他印象的だったのは高橋花林さんと春瀬なつみさんと種崎敦美さん。高橋花林さんは森久保乃々役で出演している方なのですが、このキャラクター、自分に自信がないために基本的に目を合わせたがらない、というキャラでそれを受けて高橋花林さん何とずっと目を泳がせ続けて正面を見ないということを歌ってる間中やり続けてみせるのです。しかもそれを徹底し続けたおかげでライブ終盤「Sweet witches night」という曲のサビで初めて正面を向くその瞬間がこの上ないインパクトを観る者に与えるその演じ切りぶりに舌を巻きました。
龍崎薫役春瀬なつみさんは、作中最年少(9歳)の元気一杯なキャラクターを小柄な体を全身使って体現するパフォーマンスに時折フッと薫が重なって見えるのが素敵で目を引きます。
五十嵐響子役種崎敦美さんは、パフォーマンスがとか役のなりきりぶりがどうというよりMCの時に話を振られるたびに後ずさって他のメンバーに連れ戻されたり喋ったら喋ったで何故かマイクを持っていない右腕がずっと変な動きをしているその何とも言えない小動物感が妙に可愛く、そこがやけに印象に残っています。

セットリストとしてはライブ前半は「恋のHamburg♪」や「青空リレーション」など恋心を軽やかに歌い上げる曲が多かったのですが、後半はハードビートな曲が集中し、特に「Sparkling Girl」「Rockin'Emotion」「Hotel Moonside」「Jet to the Future」とロックナンバーとEDMが4曲立て続けで来られた時には(しかも全て自分の好きな曲)、先週イチいい汗をかきました(笑)
特に多田李衣菜役青木瑠璃子さんと木村夏樹役安野希世乃さんのデュオ曲「Jet to the Future」は、この1曲が聴きたくてライブビューイング観に行ったようなところもあって自分の期待以上のパフォーマンスが観られて大満足でした。

シンデレラガールズも気づけば非常に層が厚くなってきて、作品の中核メンバーが出演者にいなくともそのパフォーマンスに揺らぎが無くなってきました。にも関わらずまだこれでも途上。このツアーもファイナルまでにどこまでパフォーマンスのレベルが上がっていくのか、非常に楽しみです。実のところ、いろいろな絡みで今ツアーはこの石川公演のライブビューイングだけにするつもりでいたのですが、そうも言ってられない感じになってきました(笑)





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先々週くらいのブログで書いた「巨神ゴーグ」、観終わりました!
古典的ともいえる冒険活劇の中に安彦良和氏らしい多面性をまとった人物造形が物語に奥行きを与えてくれ、複雑な余韻を残す結末でした。主人公の悠宇は少年らしい多感な心情描写が光るものの物語全体を通してはそんなに成長せず、むしろ真っ直ぐでひたむきな悠宇と関わったことで変化していく大人たちの姿がより印象に残ります。
放送前に既に完成していたとかで、全編に渡り作画のクオリティが崩れないというバケモノぶりにも驚きましたし、トータルで非常に満足度の高い作品でした。

こんばんは、小島@監督です。
さて次に何を観ようかと考え、既にいくつかお薦めも頂いているのですが、バンダイチャンネルの見放題作品のラインナップを確かめていたらあるタイトルが目に留まったので次は80年代ロボットアニメではなく2010年代にします。
それは「戦姫絶唱シンフォギア」!「歌」がモチーフになってるわ水樹奈々や高垣彩陽などライブイベントに足を運ぶくらい好きな声優が多数出演しているわで、「薦められた」というより、「あなたがこれを観ていないとはどういうこと?」と聞かれたこともあるくらいなので(苦笑)、この機会に観てみます。

さて、今回の映画は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」です。

かつて銀河の危機を救った「スター・ロード」ことピーター・クィル(クリス・プラット)たち「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は相変わらず宇宙を駆け回る日々を送っていた。今日も人工星ソヴリンを治める女帝アイーシャ(エリザベス・デビッキ)の依頼で貴重な「アニュラックス電池」を護る任務を請け負いモンスターと大バトル。
任務は成功したもののアイーシャの尊大な物言いにイラッと来たロケット(声:ブラッドリー・クーパー)はアニュラックス電池をこっそり盗み出していたのだ。ロケットの行いに気づいたアイーシャは大軍を以てピーター達を抹殺しようとする。しかしその時1隻の宇宙船が現れソヴリン軍を蹴散らした!宇宙船から現れた男・エゴ(カート・ラッセル)はピーターに向けて言い放った。「私はお前の父親だ」と。

2014年に公開され、70~80年代ポップミュージックと共にノリと熱さで宇宙の危機に立ち向かうヒーローを描き大ヒットした「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に続編が登場です。スタッフ・キャストもほぼ前作から継続して登板。前作のラストで赤ん坊に生まれ変わってしまった樹木型宇宙人のグルートも前作から引き続いてヴィン・ディーゼルが(吹替え版も遠藤憲一がそのまま!)演じているのが面白いですね。

「アベンジャーズ」に結びつくいわゆる「マーベル・シネマティック・ユニバース」に連なる作品ではありますが傍流ということもあってか製作側も制約の少ない余裕が感じられ、今回も心底楽しい1本に仕上がっています。

何より冒頭の掴みからして素晴らしい。モンスターと熾烈なバトルが繰り広げられているのですがそれが画面の中心にいないのです。この絶妙な緩さが全編に渡って展開することを約束してくれます。
作中大量に仕込まれた「笑い」もドリフのコントのごとく一見して分かりやすいものからかなりマニアックなネタまで様々で、笑わせ方も一本調子でないのも良いですね。特にマニアックな方は相当ハイレベルなものもあるので見つけ出すつもりでトライしてみるのも楽しいでしょう。

笑いに目が行きがちですが物語もなかなかのもの。いきなり現れたピーターの父親エゴとの物語を中心にキャラクター達の「家族」への愛憎に絡むエピソードが多く、中でも前回は割とケチな小悪党に終始してた印象のあるヨンドゥは必見。演じているマイケル・ルーカ―は癖の強い悪役が多い俳優ですが、彼のフィルモグラフィの中でも屈指のキャラクターに昇華したのではないかと思えるほどの名演を見せてくれます。

もちろんアメコミヒーロー映画なのでアクションも一級品。緩急という点では「急」の方にウエイトがより置かれている印象ですが、リズムが良いのでしょう。ダレるということがありません。今回は一般的な3Dでの鑑賞でしたが映像の感じからして4DX辺りとの相性も良さそうです。

そして「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」ならは忘れてはいけないサウンドトラック!前作の反響もあってか「今作はサウンドトラック用のお金をたくさん用意してくれた(ジェームズ・ガン監督談。パンフレットより引用)」そうで、今回もゴキゲンなナンバーがてんこ盛りだ!もちろんソニーのウォークマン大活躍だ!またサントラ買わなくちゃ!

趣向とサービス精神たっぷりのおまけをこれでもかとばかりに盛り込んだエンドクレジットも楽しく、まさに一級品の娯楽映画。できる人たちが本気を出してふざけるとここまで楽しくなるという良い見本。笑って、熱くなって、ちょっぴりホロッと来る、王道のエンターテインメント。最高に楽しい136分間が待っています。
既に第3作の製作も噂されている上に「アベンジャーズ」の次回作にも登場がアナウンスされている「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、今後の展開も楽しみです。

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2年くらい前に虫歯の治療をして以来、歯の定期検診を欠かさないようにしています。面白いもので、こういうのをちゃんとスケジュールに組み込むと虫歯ってなりにくくなってくれます。意識の持ち方が変わるからって事なのかも。3か月先の日付を適当に予約してしまうのでたまに受診日を忘れかけるのが難点ですが(苦笑)

こんばんは、小島@監督です。
検診は午前中にサクッと済ませてその後映画を観に行くまでがワンセット。平日の昼間は大抵空いててゆったり観られるのです(笑)

さて、今回の映画は「劇場版シネマ狂想曲-名古屋映画館革命-」です。

JR名古屋駅、太閤通口から西へ歩いて2分ほどの場所に小さな映画館がある。
シネマスコーレ。席数51。1983年映画監督故・若松孝二の手によって開館した。アジア映画やインディーズ映画、B級映画を主に上映する傍らで日本映画の巨匠の特集上映も積極的に行う幅の広さが特徴のミニシアター。この映画の主役となる男はそこにいる。
副支配人・坪井篤史。スタッフとして勤務する一方で、愛知淑徳大学で非常勤講師として映画の魅力を語り、老舗のライブハウスで映画について語るトークショーを開いたりと精力的に活動している。この男、「映画館革命」なるものを目論んでいるらしい。それは一体何なのか。

今年2月にメ~テレ深夜枠で放送され、ローカル番組ながらTwitterでトレンド入りを果たすなどの反響を呼んだドキュメンタリー番組「シネマ狂想曲」、そこに約20分の未放送テイクを追加し再編集を施した作品が現在その舞台であるシネマスコーレで上映されています。

正直言ってかなりヘンテコな映画です。というかこの坪井篤史さんという方が変です。映画に対する偏愛ぶりが尋常じゃありません。映画を人に広め、「映画に褒めてもらえる」なら何でもやる、と言い切る方で、映画監督とつるんで様々なイベントを仕掛けます。ミニシアターならではのフットワークで作り手に寄り添うそのあり方で白石晃士(「貞子VS伽耶子」など)や松江哲明(「フラッシュバックメモリーズ3D」など)と言った日本映画の雄たちに慕われているのもうなずけます。その他「アメカル映画祭」(「アメージングでカルトな映画」を上映するイベント、ではなくそれについて坪井さんが語り倒すイベント)を定期的に開催したりと、実に旺盛に映画の伝道に努めています。
何と言うか、「終わらない学園祭」の中に生きている人みたいに思える瞬間があります。

この作品の映像的に驚かされる瞬間は、坪井さんとその友人である森裕介さん(ミッドランドスクエアシネマ名古屋空港支配人)と連名で借りているアパートの一室。当人いわく「VHSの墓場」の姿です。壁一面に積みあがるVHSとロフトにぎっしり並ぶDVDの山に軽くビビります。しかもコレを集めているのは「金銭的な価値がある」からとかそんな俗っぽい理由ではありません。はるかに業の深い理由です。

竹中直人の暑苦しいナレーションもステキなこの映画が、他とは一線を画す理由は、実は映画本編ではなく別のところにあります。この映画、「観に行った場所が映画に登場して、チケットをもぎった人が映画に出てきて観終わって場外へ出たら今映画に出てきた人が挨拶してる」という坪井さんが「リアル4DX」と呼ぶ不思議なシームレス感です。この感覚は間違い無く唯一無二の映像体験。これもまた坪井さんの言う「映画館革命」の一環なのかもしれません。

映画好きを強烈にこじらせた人の映画、ではありますが一方で「好きを突き詰めて仕事にしていく」とはどういうことなのか、を真摯に見せてくれる映画でもあります。自身の進路に迷いがある方はこの映画は案外ヒントになるかもしれません。好き勝手やってるだけに見える坪井さんがある部分で明確に1本「線」を引いているのですが、それをどこに引いているかは参考にできるのではと思います。

上映しているシネマスコーレでは上映期間中(6月2日までの予定)連日のように舞台挨拶やゲストを呼んでのトークショーなども開いていて、事前にホームページで確認ができます。気になる方が登壇されるところを狙って行ってみるのも面白いかも。作品の性質上ソフト化の予定が全く無いとの事で、このライブ感はまさに今だけの楽しみです。
こんなに風変わりで素敵な映画館が身近にある楽しさと喜びを是非、味わってみてください。
また、その坪井さんがはるな愛、高柳明音(SKE48)、田中俊介(BOYS AND MEN)の3人と共に新作映画について語る番組「映画MANIA」も東海テレビで毎週木曜深夜に放送中。こちらも合わせてどうぞ。

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Twitterで思いっきり呟きましたし昨日の歌会でも喋ったりしたのでのでご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、この大型連休中、何の気無しに観てしまった「巨神ゴーグ」(1984年放送のロボットアニメ。原案・監督安彦良和、主演田中真弓)の第1話が余りに面白くてドハマりしてしまい、その続きが観たいばっかりにこれまで「払った対価分を楽しむ余裕が無いから」と長らく敬遠していたバンダイチャンネルの月額会員になってしまいました(笑)
実のところ私1980年代のアニメって結構抜けが多いのです。「巨神ゴーグ」もそうですが観てないタイトルがそもそも多い上に観ていた物もちゃんと全話完走できた作品というのも少なく、その頃のアニメで放送当時に全話完走出来てるのなんて「ハウス世界名作劇場」くらい。あ、「魔神英雄伝ワタル」と「魔動王グランゾート」は観てるか。でもそのくらいですね。その分鉱脈が深いと言えるかも。せっかく会員になったので「巨神ゴーグ」だけで済ませるのも何ですし、何かお薦めあったら教えてください。

こんばんは、小島@監督です。
これからしばらく勉強中のBGVはロボットアニメになりそう(笑)

さて、昨日の歌会を中座して抜けた私はセンチュリーホールへ「THE IDOLM@STER SideM GREETING TOUR 2017 ~BEYOND THE DREAM~」の名古屋公演2日目を観に行ってきました。
率直に言ってしまえば男性版アイマスのSideM、2月に開催された2ndライブも大成功を収め、アニメ化も決定した勢いそのままに4月から全国6会場7公演を行うツアーが展開されています。一番小さな会場でキャパ800と比較的小中規模の会場が多く、キャパ3,000の国際会議場センチュリーホールはその中でも最大規模。しかも何故か愛知公演だけ2デイズ。そのお陰でDay2の1公演だけとは言え激戦だったチケットをゲットすることができました。
作中登場する全15ユニット46名のキャラクターの中から各公演2~3ユニットずつ、全員がどこかしらで最低1回は出演する形で開催されるこのツアー、愛知公演Day2に出演したのは、
「DRAMATIC STARS」(仲村宗悟(天道輝役)、内田雄馬(桜庭薫役)、八代拓(柏木翼役))
「High×Joker」(野上翔(伊勢谷四季役)、千葉翔也(秋山隼人役)、白井悠介(若里春名役)、永束拓馬(冬美旬役)、渡辺紘(榊夏来役))
「神速一魂」(益山武明(紅井朱雀役)、深町寿成(黒野玄武役))の10名。この内「神速一魂」だけはゲーム立ち上げ時からいるユニットではなく後から追加されたキャラクターになります。

イベントはライブパートとトークパートの2部構成。更にライブパートは概ね3曲ごとにリーディングドラマ(朗読劇)を間に挟み、出演者の役者の顔、パフォーマーとしての顔、声優の素の顔を全て楽しめるなかなか贅沢な構成を取っていました。

セットリストで大きな驚きを以て迎えられたのは出演者たちが最初の挨拶を終えたその直後のDRAMATIC STARSによる「MOON NIGHTのせいにして」でしょう。月夜の晩に情熱的な愛をダイナミックなメロディに乗せて歌い上げるナンバーで、観客に積極的にコールを煽ってくる上に3人のポーズ一つ一つに黄色い歓声を上げさせずにはおかない艶っぽさが見事なもので一気に観客の心を鷲掴みにする様が見て取れるようでした。
さすが男性アイドルというべきか、全体的に運動量の多いパフォーマンスを魅せるアッパーなナンバーで畳みかけてくるセットリストをしており、DRAMATIC STARSに限らずHigh×Jokerも5人ユニットの特性を活かしたステージをフルに使った大きなパフォーマンスが目を引きますし、デュオである神速一魂も「番長キャラ」という作中のカラーを前面に押したワイルドな振り付けを2人がまさに「全力疾走」という言葉が相応しいパワフルなダンスで観る者を虜にします。
セットリストは合間に差し挟まれるリーディングドラマの展開に即したものとなっており、後輩ユニットである神速一魂が先輩ユニットのパフォーマンスに触発されて自分たちも更なる高みを目指す決意を固める、といった内容のドラマを受けライブパート終盤その神速一魂による「バーニン・クールで輝いて」でまさに最高潮に持って行く、というのはトータルで巧い構成に思えます。

イベント全体に対する感想としては「発展途上の過渡期のうねり」が持つ「熱」を強く感じるイベントでしたね。SideM全体のテーマ曲である「DRIVE A LIVE」のように既に演者と観客の呼吸がバッチリ噛み合う曲がある一方でコールなどが定まっていない曲もあったりしてスタイルが固まりきっていない部分がまだまだ強く、ただそうであるが故に演者も観客も全力でSideMという「世界」を作りあげようとしているからこそ発する荒々しい「熱」が観ていてかなり新鮮でした。
これからアニメ化なども経て多くの新たな曲が生まれるであろう一方で既存曲にも新たな意味や輝きが与えられていき、キャラクターも厚みを増し、SideMという世界が確立されていくことでしょう。そうやって磨き上げられた輝きとは違う粗く素朴な輝きはその意味で今だけのもの。

良い物を観ることができました。SideM、なかなか目が離せなくなりそうです。
取り敢えず個人的にはSideMどころかアイマス全体でも特異な位置を獲得した人物、秋月涼役三瓶由布子さんのSideMでのパフォーマンスをいつかライブで観てみたいなぁ。

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大型連休が始まり、世間的には9連休なんて方もいらっしゃるようですが私の休みはカレンダーの赤いところだけ。なので今日も普通に出勤。残業時間も長めさ!とは言え今年は普段よりは時間が取れそうで休養の傍ら久しぶりに積みゲーを崩そうかと画策中。せめて去年から滞っている「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」くらいは終わらせたい。

こんばんは、小島@監督です。
あ、あとはやっぱり映画もね(笑)「黄金週間」はもともと映画業界の言葉ですしね。

さて、今回の映画は「イップ・マン 継承」です。

1959年、英国統治下の香港。詠春拳の師父イップ・マン(ドニー・イェン)は、妻ウィンシン(リン・ホン)と息子のチン(ワン・シィ)と共に詠春拳の普及に努めつつ、熱烈な弟子入りを希望するブルース・リー(チャン・クォックワン)をかわしながらも穏やかな日々を過ごしていた。
その頃、香港は好景気に沸く一方で治安の悪化を招き無法地帯と化しつつあった。チンが通う小学校もマフィアのフランク(マイク・タイソン)の企みによって強引に地上げがなされようとしていた。
フランクは配下のサン(パトリック・タム)一派をを使い学校を襲撃させる。現場に遭遇したイップ・マンは彼らを阻止せんと奮闘するも校長(タッツ・ラウ)が拉致されようとしていた。しかしその矢先、暴漢たちの前にチンの同級生の父親であるチョン(マックス・チャン)が立ちふさがり暴漢を圧倒する。彼もまた詠春拳の達人であった。2人の詠春拳の達人の出会い。それはイップ・マンの心を試す戦いの始まりでもあった。

近年は「ローグ・ワン」や「トリプルX:再起動」などハリウッド映画への進出も華々しいドニー・イェン、その彼にとって最大のヒットとなった「イップ・マン」シリーズの3作目が現在公開されています。
実在の武術家であるイップ・マンを演じるに当たりドニー・イェンは1作目「序章」(2008年製作)の際、実際に詠春拳に入門しクランクインまでの9か月で詠春拳主席である葉準(イップ・マンの長男)から絶賛されるほどの腕前になったとか。今作でもその技の切れを遺憾なく発揮して観る者を楽しませてくれます。
なお、実在の人物をモデルにしていますがエピソードのほとんどはオリジナルストーリーで構成。その一例としては作中ではブルース・リーは弟子入りを熱望していますが史実では1959年の時点ではブルース・リーは既にイップ・マンの弟子として5年間の修業を収め彼の下を離れています。

カンフー映画は往々にしてアクション優先となり物語がアクションを断絶してしまうことも少なくないのですが、このシリーズでは物語の昂揚感と密接に結びついているのが特徴で、それは今作も変わりません。中盤のフランクことマイク・タイソンとの詠春拳VSボクシングの異種格闘戦、クライマックスのチョンとの詠春拳同士の決闘はそこまでのエピソードの積み重ねが生きた熱量の高い名場面になっています。
もちろんその熱量を維持するだけでなくさらに高めてくれるアクション演出も絶品。武術指導をユエン・ウーピン(「スネークモンキー蛇拳」監督、「マトリックス」武術監督など)が手掛け、リアリティとハッタリを高次元で融合させたバトルシークエンスが展開します。
さらに前2作から引き続き担当する川井憲次の音楽が相変わらず絶品。川井憲次のスコアは実にアジア映画との相性が良いようで、メインテーマがかかるオープニングからグッとその作品世界に引き込んでくれます。

また、ドニー・イェンはもちろんですがイップ・マンの妻ウィンシンを演じるリン・ホンと、宿敵チョンを演じるマックス・チャンの演技にも注目です。今作は物語の重心がむしろイップ・マンとウィンシン夫妻の心の機微に置かれいるのが特徴で、ある場面でイップ・マンが木人樁(もくじんとう。詠春拳の稽古道具)を打つシーンなどはその真骨頂です。
また、マックス・チャンもイップ・マンに友情を感じながらも己の野心に突き進んでいくチョンを熱演。コレが当たり役となりチョンを主役にしたスピンオフの製作が決定したほどです(日本での公開は未定)。また、来年公開予定の「パシフィック・リム」の続編への出演も決まっており、今後の躍進が期待されますね。

カンフー映画が日本ではメインストリームではなくなってしまった事もあって公開規模はそれほど大きくないのが残念ですが、「イップ・マン 継承」は紛れもなく傑作の部類に入る映画です。観終えたころ、きっとその余韻と共にあの「型」を真似してみたくなる、そんな「熱さ」を持った映画が、ここにありますよ。





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