ちゅうカラぶろぐ


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皆さんは、はじめてアニメショップに足を踏み入れた日、覚えていますか?

26歳の秋のこと。「あの花」全11話に心を持っていかれたキムタケ。めんまに会わないと満たされない心の穴を塞ぐため。はじめて足を踏み入れたアニメート名駅店。それはまるで、胸の高鳴りを堪えきれずエロ本屋に駆け込んだ17の夏と同じ。。。

まわりをキョロキョロ、こわごわ、店内に足を踏み入れるキムタケ。その眼前には、限りなくフリーダムな世界が広がっていました。見た事のない漫画が沢山陳列される棚。可愛いキャラにニヤニヤしても、冷たい視線おくる人は誰もいない。その嬉しさは今でも忘れません。


あれから大須などでオタク経験値を高めてきたキムタケ。遂に、先週の26日。秋葉原に初上陸しましたので。本日はそのご報告をいたします。




JR秋葉原駅にゆっくりと緑色の電車が停車する。軽快にホームを駆け降りるキムタケ。と、其処には彼にとって初めて目にする世界が広がっていた。

電撃文庫の宣伝がデカデカと装飾されたエスカレーター。駅前ビルの大型モニターからは藍井エイルの「IGNITE」が流れ。広場では軽快な踊りを披露するレイヤーさん。その周りにはオタ芸を披露する若人たち。誰もがそれらを自然に受け止める空間。

もしも、キムタケが、宮藤官九郎脚本の某ドラマ主人公だったら、「アキバ最高!!」っと連呼していたでしょう。実際、心の中のリトルキムタケは何度も叫んでいました。「アキバ最高!」っと。



そんなキムタケ。3日目に訪れたフィギュア展で運命の出会いを果たします。

発売に向けて製作が進められている新作フィギュアの展示会。まだ、発売日や値段も付いていないそれらを眺めるキムタケ。1つのフィギュアに釘付けになりました。

それがこれ。
からかうのが上手と噂の高木さん。。。




アニメの中で主人公をカラカう高木さんにキュンキュンしていたキムタケ。この精巧なフィギュアを見ていると、何やらキムタケもカラカわれているような錯覚に。「フィギュアって素晴らしいですねぇ」

普段、あまりフィギュアの写真を撮ったりしませんが、ついついシャッターを押してました。発売されたら、彼女の複製版が木村家にやってくることは確実でしょう。


その他にも神田明神やら、アニメショップやらを3日間かけて探索したキムタケ。アキバ探索の途中、六本木ヒルズで開催中のジャンプ展にも行き、限定グッズをGet。次の歌会、ジャンケン大会に出典しようと思います。皆さん、是非、こぞって手を上げてくださいね。


次週はジャンプ展の話を気が向いたら書こうと思います。
それでは、お楽しみに。さいなら、さいなら、さいなら

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いよいよ近づいてきた夏の暑さ対策として自室の窓にすだれを掛けてみたのですが、そうしたら驚いたことにアシナガバチに巣を作られました。幸いできて1日2日くらいのところで気づけたためまだ小さく、早めに手が打てたので事なきを得ましたが、油断できないぜ大自然。

 こんばんは、小島@監督です。
 あまりに窓の真ん中に作られてしまったので駆除せざるを得ませんでしたが、実のところアシナガバチなら性格も大人しいですし蛾が寄り付かなくなるので軒先に出来るくらいなら放っておいてもそんなに問題は無いんですけどね。

 さて、今回の映画は「大いなる幻影」です。

 第一次大戦のさなか、フランス飛行隊のマレシャル中尉(ジャン・ギャバン)とド・ボアルデュー大尉(ピエール・フレネー)はドイツ軍に撃墜され、捕虜となってしまう。2人は度々収容所からの脱走を企てるがうまく行かない。何度失敗しても諦めない2人に対し、ドイツ軍はかつての古城に造られた収容所へと連行した。脱走不可能とされるその収容所の所長を務めるのはかつて2人を撃墜した貴族出身のラウフェンシュタイン大尉(エリッヒ・フォン・シュトロハイム)。同じ貴族階級出身のド・ボアルデューとラウフェンシュタインには友情が芽生えるも、マレシャルの脱出計画は着々と進行していく…

 1937年にフランスで製作され、公開時にはルーズベルト大統領に絶賛され、ゲッベルスには敵対視されるなどの逸話を持ち、オールタイムベストなどを問えば必ずその名が挙がる不朽の名作。そのデジタルレストアバージョンが現在各地のミニシアターで順次公開中です。自分としても一度は観ておかねばと思っていた作品を鑑賞する機会を遂に得ることが出来ました。

 開幕してすぐ見受けられる、検閲はあるけどチェックは緩く手紙や小包などの郵便物がそのまま届く上に酒保(兵営地での売店)で買い物もできる捕虜収容所の大らかな雰囲気にちょっと驚いてしまいます。監督ジャン・ルノワールはフランス映画におけるリアリズムを確立した人物であるため、決してこの雰囲気もファンタジーではなかったかもしれません。製作から僅か数年後には世界大戦が再び勃発するため、その流れの中でより冷酷なものになっていったのでしょう。
 それでも捕虜はいつ解放されるか分からないゆえに常に脱走を企て、歩哨はそれに目を光らせます。そこに独特の緊張感が宿る作品です。また、収容所からの脱走劇を主軸に据えながらも収容された捕虜たちの国籍や人種を越えた交流やド・ボアルデューとラウフェンシュタインの敵同士ながらも相手への敬意を無くさない関係性など様々なドラマが重層的に展開し複雑で芳醇な物語が紡がれます。作中語られる関係性は多いですが、全てが対立や敵がい心から融和へと向かっていこうとする辺りにどこか「願い」のようなものを感じさせずにはおきません。

 この映画、作品自体ももちろん素晴らしいですが、作品にまつわる物語もまた劇的です。公開後、多大な反響を得るも1941年にフランスがドイツに占領されてからは上映が禁止に。戦後再上映を試みるも検閲でカットされたシーンも多く、戦災でネガも紛失してしまいルノワール監督が散逸したフィルムを集め再編集して完全な形での再公開にこぎつけたのは1958年のこと。ファシズムが台頭していた国ではとことん嫌われていたようで、日本でもフランス公開から間もなくフィルムが輸入されてきており試写では絶賛されたものの軍部からの圧力がかかり公開中止に追い込まれ、初上映は1949年と戦後になってから。
 ところでデジタルレストア版の原盤となったフィルムは現在フランスの映画保存施設「シネマテーク・フランセーズ」に保管されているものですが、それはルノワール戦後再編集されたものではなく37年当時のオリジナルフィルムが保管されています。ではそれはどこからもたらされたのか?それをは意外にもソ連。ナチス占領下のパリ、ゲッベルスのフィルム廃棄命令を無視したナチス高官(帝国映画院所長を務めたフランク・ヘンゼルなど諸説ある)の手によりベルリンへ密かに送られ、ベルリン陥落後は占領したソ連軍によってゴスフィルモフォンド(ソ連国立映画保存所)へ運ばれ、60年代にフランスへ送還されたものだそうです。

 時代の荒波に揉まれながらもなお様々な人の想いとささやかな抵抗によって消え去ることなく今も観ることが出来る、まさしく時を越えた傑作です。映画館で鑑賞できる機会は限られていますが、DVDでも配信でも構いません、多くの人の心を突き動かし繋いできたその「力」を是非一度ご覧になってみてください。
 


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先日、西城秀樹さんがお亡くなりとなり大変残念です。

やはり国民的なアイドルであり、その有名曲の数々は、
多くの人の中にその存在はあったのでは思います。

西城秀樹さんもいくつかのアニソンを唄っており、
その曲を思い返してみると、印象の強い曲が多いです。

この期に及びAmazonで『走れ正直者』を高く売ろうと、
いくつものボッタクリ価格に腹が立ちますね。



さて、セブンイレブンのおにぎり、『しそたくあん』を、
以前から、とあるメンバーがやたら推してきています。

そのメンバーが言うには最近全然売っていないとのことで、
もう販売中止になったのではと残念がっていました。

よくよく考えるとそのメンバーに歌会で会うたび、
3回くらい連続でしそたくあんを推された気がします。

そのおにぎり、しそのふりかけとたくあんの細切れを
混ぜてあるだけの、味も想像したままのようですが、
それがまた単純ながら美味しいと力説します。

そして、売っていないおにぎりの味が忘れられず、
どうやら自分で再現までしてしまうまでの様子が、
先日はTwitterにまでアップされているのを見ました。

そして先日、私が出張の時に昼食をコンビニで取ろうと、
ふらりとセブンイレブンに立ち寄ったところ、
偶然にもその、しそたくあんのおにぎりが眼前に!

もともと、もう売っていないと刷り込まれていたので、
それを見つけた時はちょっとした衝撃を覚えました。
まだ食べたこともないのに!

迷わず購入し、すぐさまそのメンバーにLINEします。
もちろん、その写真を添えることは忘れません。

すると、間髪入れずに返信が返ってきました。
それがまだ存在するのが嬉しかったのかもしれません。



では、実食!


うん、全く内容通りで、見たまま聞いたままの味ですが、
素朴で飽きがこない感じながら、とても美味しいです。

これはセブンイレブンでおにぎりを買う機会があれば、
割といい確率で選択肢に入れて行きたいと思います。

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こんばんは
ショーグンです

頭痛いです。
お仕事とかプライベートでも忙しいのですが、酒を飲む機会が多いせいか恒常的に頭がぼーっとしてます。
さらに今日、ツイッターが乗っ取られそうになって、フォローしている人の数が見えなくなってしまったり、家に帰ったらケータイの速度規制まで残り500メガの連絡が来たり。

書いてるうちに目が回りそうになってきた

本日もお仕事でした。
土曜日のお仕事大変で、ストレスのたまるスピードがマッハですよ。

なので、会社帰りにラーメンと映画に行ってきました。

ラーメンは気になっていた近くの「味噌ラーメン」の店 tokyo miso style IKEDA。



いや、めっちゃうまいですわ。ベジポタっぽいとろみのあるスープ、小麦の味の強い中太ストレート麵、半生のチャーシュー、油揚げのアクセントも気持ちいい食感にプラス。
全体的にレベルが高く、ほかのラーメンも是非今後試してみたい所存。
今はまだ行列なかったので、今のうちに通うしか。

そして、見てきた映画が…

仮面ライダーアマゾンズ THEMOVIE 最後ノ審判



です。

だって、ほらブログ読んだら早いうちに行っとかなきゃって思ったんですもの。
というわけで、書き方は少し変えて、ショーグンの目線で。

人を襲い、食らう人工生命体アマゾンと人間との戦い、人間の欲によって造られ利用されるアマゾンたちとそれに関わる人間たち。そして「鷹山仁(仮面ライダーアマゾンアルファ)」「水澤悠(仮面ライダーアマゾンオメガ)」二人の仮面ライダー。それぞれの目的とその覚悟、生きるモノとしての葛藤を乗り越え、自分の理想を押し通すのは…

という、かなりダークな仮面ライダーでございます。
主人公2人の性格が真逆というほど違い、達観する者としがみつく者どちらも相容れぬ信条がぶつかり合う様がしっかりと描かれております。

しかしなんと言っても、アマゾンプライムでビデオ配信されていたことからつながる「死生感」と「ヒーローと悪役」、「狩る者と狩られる者」という複数の対立軸を複雑に絡めた構図を中心にしたシナリオは「平成」の仮面ライダーらしさが強くこれでもかというくらいに出ていますね。
脚本監修が小林靖子、シリーズプロデューサーが白倉伸一郎って言うだけでも、普通のお子様向け仮面ライダーではないって感じバリバリですが、能動的にキャラクターが動き自らの理想や信条に忠実に動こうとする構成のおかげで、複雑な構図もなんとなくひもとけて頭の中に入ってきます。

実際、アマゾンズを劇場版で初めて見た友人は、AMAZONプライムで過去作を見直してみると言ってましたからね。世界観のインデックスとしてはいい作品なのかも知れません。

食うこと食われること、そこにある感謝の念、それらをひっくり返して見ている者にぶつけてくるあたり、狂気の映画だと思いますが仮面ライダーというだけで「PG(年齢制限)」ついてないってすごいや。

仮面ライダークウガとかアギトとかカブト当たりが好きな方、オススメですよ。
来週から色々映画が始まるのでもしかすると見れなくなるかも?
今週のうちにみておいて損無しです!

そして来週からは!

ですよww

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先週は久々に映画を観に行きましたよ。
いろいろと候補がありましたが、時間のタイミングの都合により「仮面ライダーアマゾンズ 最後ノ審判」となりました。

「仮面ライダーアマゾンズ」については、Amazonプライム限定配信していた作品で、石ノ森章太郎作品本来のダークテイストを押し出した作品でした。
AmazonプライムのCMで、子供が『仮面ライダー!』とボイス検索をして視聴しているシーンがありましたけど、

いやいや、そんなライトじゃないよ!?
人いっぱい死ぬよ?真っ黒いけど、血ドバドバ出るよ?
てか話、重いし暗いよ?

という内容です。
てか、敵も味方もアマゾンです。(アマゾン細胞で人が変異した怪物がアマゾンという名称。1部の人間のみベルトを使い、ライダーっぽくなる)

個人的には、主人公が変身するときにやたら『あ"あ"~!ア"マ"ゾン!!』と力強い感じでいうのが、なんか好きでした(*´∀`)

最近の仮面ライダーからしたら、めちゃ大人向けではありますが、大人向けゆえの奥深さ面白さはあると思います。
でなければ、人気は出なかったですし、映画化もなかったかもしれませんからね。

ちなみに観に行ったのは公開初日でしたが、やはり大人ばかりでしたね。
ある意味、大人1人でも気兼ねなく見れる(笑)

作品は、1stシーズンと2ndシーズンが各13話ずつ。そして映画にて完結となっています。
(まだ続きがありそうか気もするけど)
ご興味が湧いた方は、ぜひ見てくださいませ(*゚▽゚)ノ

ちなみに2ndシーズンには、仮面ライダービルドで活躍中の万丈龍我こと仮面ライダークローズこと赤楚衛二さんが出演してるよ( ̄▽ ̄)ライダーじゃないけどね。


さて、話は変わって。

歌会中にいつもカラオケそっちのけで、ゲームを広げて遊べるスペースを作ってますが、次の日曜27日に、いつものJOYSOUNDにてカラオケではなく、ゲームを目的としたお遊びを1部メンバーでしてきます(゚Д゚)ノ

「なんでスポットイベントじゃないの?」
というのも、今回が初めての利用で、
プロジェクターが備え付けられた部屋で、ニンテンドースイッチで遊ぶ事が想定された部屋で遊ぶんですが、

どんな感じなのか?広さはどれくらいか?
他のゲーム機は使えそうか?料金はどれくらいか?(人数割とかその辺含めて)

などなど、未知数な事が多いので、今回はお試しなわけです。
プランとしたら、カラオケのフリータイム5時間になるようです。
13:00~18:00で、足りないのか飽きてカラオケに走るのか(笑)

いろいろチェックしてきます(゚Д゚)ノ

ちなみに毎回持ち込んでるモニタも併用するので、ニンテンドースイッチとPS4の2台体制です。さらには、レトロフリークでファミコンやスーパーファミコンもフォロー予定。

まぁ今回はPS4が需要あるかなー?

スイッチは何気にぷよぷよテトリスが1番人気だったりする( ̄▽ ̄)


さて、どうなるか。日曜が楽しみだなーヽ(*´∀`)ノ

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今日が32歳の誕生日のキムタケですが、32歳になって、やっと、野球のスイングを腰で振る感覚を覚えました。小学生時代、コーチの「腰を使え、腰を!」の意味が分からず。野球を早々に諦めました。人っていつまでも進化できるのですね。

長年の課題が解決できたキムタケ。駅のホーム、エレベーターの待ち時間でのシャドースイングが目下、マイブーム。先日も金山駅、地下鉄名城線の左回りのホームでスイングしていたところ、女子高生数名から冷たい目で見られました。それでも気にせずピッチングフォームも見せていく、そんなハートの強さが売りのキムタケです。


さて、昨日のブログで小島監督さんが西城秀樹さんの記事を書いていました。西城秀樹の全盛期をよく知らないキムタケ。私のとっては、ちびまる子ちゃんのお姉ちゃん「ヒデキ」が大好き設定というのが子どもからすごい印象に残っています。そのため、最近のテレビや昨日の小島監督さんのブログなどに触れるたび、凄い人だったんだなっと感じました。

そんなキムタケにとって、先週にはもう1つショッキングな訃報がありました。
レイウォールさん、そうです。G1を7勝した孤高の名馬「テイエムオペラオー」号です。マキバオーやダビスタにはまっていた小学生時代を過ごしたキムタケ。中学・高校時代には競馬にもはまった時期がありました。

ここからは少し北斗の拳風に黙読ください。

時は世紀末。競馬界の好況期を迎えていた。そんな中、中央競馬界に颯爽と現れた一頭の名馬がいた。その名はテイエムオペラオー。36箇所の競馬場での栄冠を巡って、感動は繰り返される・・・・ってな感じでいかがでしょうか。

ここからは真面目に。

血統が全ての競馬の世界。サンデーサイレンスを父に持つディープインパクトと違い、デビュー前はほとんど注目も評価もされず。セリ取引価格は1,050万円だったオペラオー。購入した竹園さん以外は誰もセリに加わりませんでした。そんな彼が生涯獲得賞金が18億を超える名馬になるとは誰も思わなかったでしょう。

確かに、馬体が大きい訳でもなく、どちらかというと大人しいイメージの馬。しかし、彼は強かった。どれだけ強かったかはWikiやYouTubeでご確認ください。特にメイショウドトウとのライバル対決はいつも胸を熱くしてくれました。

オペラオーの凄さとして主戦騎手だった和田騎手がまだ駆け出しだったことがあります。当時、無名だった和田騎手はオペラオーの騎乗方法について、「僕は何もしていない」「オペラオーが自分で走ってくれている」といった発言をよくしていました。実際に、当時の和田騎手の未熟さ故、他のリーディング上位のジョッキーだったらもっと勝てたのではという声はよく耳にします。

しかしながら、だからこそ、最初から最後まで未完成だった和田騎手を騎乗させ、未熟な騎手をオペラオーがリードし、騎手は馬を信頼する。その結果、重賞レースを勝ち続けた。ここに、何か美しさと、かっこよさを僕は感じました。皆さん、まるでマキバオーの中の物語みたいじゃないでしょうか。

過去に数々の名馬がいるかもしれません。しかし、高校時代、競馬中継を毎週見ていたキムタケにとって、オペラオーは特別な名馬であり、偉大なチャンプでした。今も、眼をつぶれば、オペラオーの力強く、そして、しなやかな走りを思い出します。

ありがとう。オペラオー。僕たちは君のことを決して忘れない。

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先週訃報が流れた西城秀樹さん、私も今回のことで知ったのですが、アニソンで言えば「ちびまる子ちゃん」のOP「走れ正直者」や「∀ガンダム」のOP「ターンAターン」などがありますが、コール&レスポンスやサインライト、大規模イベントでのトロッコを使用して会場を回るといった現在のアイドルライブで一般的となったもののいくつかの起源であったり、発売開始後売りあぐねていたソニーのウォークマンを使った姿が週刊誌に掲載されたことでその売上に貢献するなど、日本のポップカルチャーに多大な足跡を残した方でした。自分の好きなアイマスも知らずその延長線上にいるかと思うと相当に感慨深いです。

 こんばんは、小島@監督です。
 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 さて、今回の映画は「レディ・プレイヤー1」です。

 2045年、オハイオ州コロンバス。環境汚染や政治の機能不全により世界は荒廃し、貧民街に暮らす者の多くは辛い現実から逃れるためにVRワールド「オアシス」に入り浸っていた。ウェイド・ワッツ(タイ・シェリダン)もそんな一人。「パーシヴァル」を名乗り「オアシス」でゲームに興じていた。
 その「オアシス」内では創始者ジェームズ・ハリデー(マーク・ライランス)が没後公開された遺言により「オアシス」の所有権と5,000億ドルの遺産を授与するためのクエストが開催されていた。「オアシス」内に隠された3つの鍵を巡り今日も多くのプレイヤーが戦いに挑む。

 巨匠スティーヴン・スピルバーグ、その最新作はアーネスト・クラインの小説「ゲームウォーズ」を原作に(クラインは今作の脚本も手掛けている)、VRワールドを舞台に古今東西のポップカルチャーへの愛とリスペクトをてんこ盛りにした最高に楽しい1本です。

 実は物語自体は紐解けばそれほど難しい話をしていません。個性的で欠点だらけの少年少女たちのアドベンチャーであり、スピルバーグ作品としても「E.T.」や「グーニーズ」など何度も手掛けてきた題材のその延長線上にあると言えるでしょう。VRワールドという近未来的ツールをモチーフにする一方でこのちょっと懐かしささえ覚える題材を取り込んだことで誰もが楽しめる間口の広さを獲得しています。
 ゲームと現実、その2つで物語が同時進行する二重構造自体は今や珍しくないのですが、「オアシス」自体を1つの「作品」として捉え、そのクリエイターをフィーチャーしている点がポイントで、クリエイターへのリスペクトが根底にあることで作品がより骨太なものになっています。
 何よりこの映画、スピルバーグ自身間違いなく「分かってて」作ってるのですが、スピルバーグが監督している事自体が重要です。他の監督では単にパロディ満載のエンターテインメントとして(それはそれで楽しい作品ではあったでしょうが)消費されていたかもしれません。しかしスピルバーグが監督した事で、パロディがパロディでなくむしろ彼が手掛けてきた作品群の系譜の中で語れるようになったのが大きいです。
また、そんな物語をかつて「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でスピルバーグと組んだアラン・シルヴェストリが音楽を手掛けているのもポイントですね。

 もちろん作中で目もくらむばかりに溢れ返るキャラクター達や古今東西の作品のオマージュも見どころです。あまりに数が多すぎて初見ではまずもって全てを見つける事など不可能。一旦書き出すと膨大な文章量になってしまいそうですし、探す、出会う楽しみを奪うのももったいないのでここで詳細を解説するのは割愛します。一人でじっくり深入りするように観るのも楽しいですが、画面の隅々を見渡して発見する楽しさや思い出話の引き出しが開く感覚を気の合う仲間や恋人、パートナーと鑑賞していろいろ語ってみるのも楽しいでしょう。そういう共有体験をもたらしてくれるパワーも宿しています。
 何より個人的にも大ヒットだった、「ガンダムとメカゴジラが戦っているその足元をデロリアンが疾駆する」というような80~90年代に多感な時期を過ごした方には最高にワクワクする画面がバシバシ登場するのが楽しくないわけがありましょうや(笑)

 1970年代から実に半世紀近く一線で活躍し続けてきたスピルバーグの、ある意味で「集大成」ともいえる作品です。これぞまさしくエンターテインメントの真骨頂。時に登場人物に自分を重ね合わせ、時に童心に帰らせてくれる、素晴らしい映像体験。最高に楽しい時間が待っています。沢山の要素を全て見つけようとするならBlu-ray化を待つべきでしょうが、先ずは映画館で楽しみましょう。コレはスクリーンで味わわなければもったいない!
 
 


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