ちゅうカラぶろぐ


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おは☆にっしー♪

会社でこっそり書いていた今日の分のブログを持ち帰ってくるのを忘れて一から書き直すという「やっちまったなー!」な気分です。こんばんわ。

自分はアニメも見ますけど昔から映画も大好きでよく観ています。

この夏は期待の映画が多いので嬉しい限りなのですが、その中でも一番の期待作である「ギララの逆襲~洞爺湖サミット危機一髪~」を先週観てきました。

タイトルからB級映画の香りがプンプンするこの映画。しかし、その中身たるや本格的な特撮映画になっています。

あらすじとしては
「洞爺湖サミット中、札幌に突如現れた怪獣ギララ。G8の面々は協力してギララの撃退に当たる。しかし、作戦はことごとく失敗に終わりもう駄目かと思われたその時、古来よりこの地を守ってきた伝説のタケ魔人が降臨する!」
という実にオーソドックスな物。一部おかしな単語が混じっていますけど。

40年前に松竹の作ったギララを現代に蘇らせ、なつかしの特撮技術を駆使しながらファンにはニヤリとする演出や俳優、音楽の細部にいたるまで素晴らしいです。
特撮映画大好きの河島実監督の作った超ド級のB級映画と言っていいと思います。

特にこの映画が素晴らしいのは俳優の演技が本気(マジ)だと言うこと。
この手の映画は台詞が素人読みだったり、わざとらしい演技でぐだぐだになる可能性が高いのですが、出演者がそれぞれの役を真剣に演じているのがこの映画を馬鹿っぽいながらもピシっとしているのです。
中でも、現在コスプレサミットに出演中の加藤夏希が素晴らしい演技を見せています。あの可愛い顔で××(チョメチョメ)をしてしまうのですが、顔が真剣そのもの。観てるこっちも馬鹿にしたような苦笑ではなく純粋なその演技に笑いが堪えられません。
彼女なくしてこの映画は成り立たなかったでしょう。日本アカデミー主演女優賞あげたいぐらいです。

こう感じるのも、ギララ対策を練るG8首脳がお笑いを担当しつつ、加藤夏希たちや自衛隊はシリアスに話を進めるというこの平行した二つの場面が交互にあるのでメリハリが効いているのだと思います。

河島監督お得意の風刺やブラックユーモアもふんだんに盛り込まれており、そこがまた面白いです。
フランス大統領のソルコジさんはかなりそっくりな上、ネタも面白いですね。あの口説き文句は最高だわー。

とにかく最初から最後まで楽しませてくれたこの映画。間違いなく最近観た映画の中で一番になりますね。誘ってくれた小島監督ありがとうございます(笑)
上映館が少ないのが残念ですが、近くで見られる方は是非ご来館を!DVDも出たら買います!


ちなみに、この作品は水野晴郎さんの遺作となっております。あのふくよかだった顔は痩せこけており金曜ロードショー世代としてはショックでした。
しかし、シベ超のトレーナー着ながらギララのことを語るマイク水野は本当に嬉しそうでした。改めてご冥福をお祈りしております。

いやー、映画って本当にいいものですね。それでは、サイナラ、サイナラ、はいだら!

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