ちゅうカラぶろぐ


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先週放送が完結した「四月は君の嘘」の最終回に見事にボロ泣き。
セリフを抑えて表情と動きで心情を表現した主人公・公生とヒロイン・かをりのセッションシーンなどクライマックスに相応しい上質なシーンが多い上に最後の最後でタイトルの意味が明かされる構成も上手く、素晴らしい締め括りでした。初回から非常に丁寧に作られていたアニメでしたが最後までその姿勢が貫かれ、漫画原作のアニメ化としては大成功だったと言えるでしょう。途中で終わらずちゃんと結末までやり切ったのも良いですね。

こんばんは、小島@監督です。
「四月は君の嘘」はいずれもう一度初回から観直したい。

さて、今回の映画は「風に立つライオン」です。

1987年、大学病院からケニアの医療施設へ赴任した医師島田航一郎(大沢たかお)は、現地の赤十字病院から1か月の派遣要請を受ける。そこで航一郎はスーダンでの内戦で傷を負ったこどもたちの姿を目の当たりにする。アフリカの厳しい現実に衝撃を受けながらもその医療行為に使命感を覚えた航一郎は赤十字病院への転籍を志願した。
そんなある日、航一郎の前に家族を惨殺され麻薬漬けにされた少年兵ンドゥングが運び込まれる。

実在の医師にインスパイアされさだまさしが1987年に発表した楽曲「風に立つライオン」、それに惚れ込んだ大沢たかおが映画化を熱望して実現した作品、だそうです。なので大沢たかおは主演だけでなく企画としてもクレジットされています。さだまさし原作作品の映画も「解夏」「眉山」に次ぐ3作目だそうで、結構縁が深いよう。
監督は「藁の楯」で大沢たかおと組んだ三池崇史。個人的に「ヤッターマン」「クローズZERO」「逆転裁判」などのアニメ・漫画・ゲーム原作の実写化や「悪の教典」「着信アリ」「十三人の刺客」などのバイオレンス描写の強いアクションやホラーを製作しているイメージが強く、こういったヒューマンドラマを撮れるとはちょっと意外で驚きました。
三池監督の持ち味が特に活かされているように感じられたのは作中に2度登場する銃撃戦のシーンです。そこだけ激しいアクションが…というワケではなく良く観るとかなり限定的な空間で撮影しているのが分かります。ですがそれでも画面が安っぽくならないように工夫している当たり、年に2本も3本もプログラムピクチャーを製作している彼ならではの手腕というべきでしょうか。

映画は過去と現在を行きつ戻りつしながら、航一郎のケニアでの医療活動と日本で離れて暮らす恋人・秋島貴子(真木よう子)の物語が並行して描かれます。
日本とケニアの物語はそれぞれ半々くらいのボリュームで、正直な印象として、日本でのエピソードはそれ自体は悪くないのですがケニアのエピソードの数々の方が綺羅星のような輝きを放つためいささかバランスが悪く感じられてしまうのが難点です。
現地でオーディションしたらしい少年たちの生き生きとした表情が素晴らしくずっと観ていたくなるくらいだった、というのもありますが。

余談ですが、俳優陣の中で貴子の故郷・五島列島で漁師をしている青年田上太郎を演じる鈴木亮平の漁師姿が異様にハマっています。あんな兄ちゃんいるわ~と言いたくなるくらいの強烈な存在感です。物語の流れとは別にアレは必見!
あと大学病院勤務時代の貴子を演じる真木よう子の野暮ったい髪形とか赤十字病院で航一郎と共に医療に携わる和歌子を演じる石原さとみとか画的な見どころもそれなりにあります(笑)

意外に乾いた作りで過度に感動を押し売りして来ないのも好印象で、全体を通してみれば人を選ばない誰もが楽しめる映画と言えるでしょう。
春休みシーズンに差し掛かり様々なアニメや特撮の映画も公開になっていますが、時にはこんな映画を楽しんでみるのも良いと思いますよ。

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