ちゅうカラぶろぐ


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連休の中日となる今日は、仲間内でフリータイムで1日カラオケを楽しんでました。アニソンではない曲を歌ってみたりここぞとばかりにちゅうカラの歌会でもいずれ歌ってみようと思っていた曲を練習で歌ってみたり。やはり腹から声を出せるのは楽しい。
 そんな今日の収穫と言えばアサリとハマグリと「酒と泪と男と女」が某アニメでカバーされていてアニソンとして歌える(カバーバージョンがちゃんとアニソン扱いで配信されている)という事実。マジか。今度そのバージョン聴いてみよう。そして歌ってみよう。

 こんばんは、小島@監督です。
 オリジナルの河島英五さんは酒焼けしたハスキーな声で強い「哀」を感じさせてくれましたがカバーバージョンは稲田徹さんなのでもっと太く低音を効かせたイメージになりそう。

 さて、今回の映画は「蒸発JOHATSU」です。

 日本では毎年8万人が失踪する。その多くはやがてそれぞれの家へ帰宅するが、数千人は完全に姿を消してしまう。そんな彼らは「蒸発者」と呼ばれている。消えた者たちは何を思い全てを捨て去って行ったのか、残された者たちは何を思うのか。逃走と再生が交差する。

 私たちにとって「顔」とは何を意味するものなのか。
 年間8万人が失踪するという日本、「蒸発」と呼ばれる現象に対しそれを取り巻く人々の姿を追ったドキュメンタリーです。日本を題材にしていますが、製作したのはドイツ人映画作家のアンドレアス・ハートマンとベルリンと東京の2拠点で活動する映像作家・森あらたによるコラボレーション作品で、ドイツ・日本合作映画となります。
 日本で生活していると見えないところですが、この「蒸発」という言葉には欧米を始めとした諸外国の方達にとって興味深い題材なようで、2014年にフランスでルポルタージュが出版されていたり、2024年にはリトアニアで「JOHATSU」というタイトルのサスペンス映画が作られていたりします。
 人間関係のトラブル、借金、ヤクザからの脅迫、様々な理由で今の生活を捨て去る決断をした者たち、そんな彼らを支援する「夜逃げ屋」と呼ばれる者、突然消えた家族を探す者、様々な角度から「蒸発」という現象に迫ります。

 非常にデリケートな題材故に、また外からの目としては相当踏み込んでくれたとは思いますが、ダークサイドへの掘り下げという面では甘さを感じざるを得ない部分もあります。そのためいささかドキュメンタリーとしては平板な印象を拭えません。せめてもっと冷徹な分析力か、もっと日本人ではなし得ない視点からの考察があればより研ぎ澄まされたドキュメンタリーになっていたようにも思います。しかし国外の者が興味本位で消費しようとしているのではなく被写体の内側に寄り添おうとする姿勢が感じられ、日本という国が持つ歪みの一側面を可視化する試みとしては極めて有意義な作品です。

 そしてこのドキュメンタリーをユニークな存在にしているのは、登場人物の身元を保護するためにAIによるディープフェイクで顔と声に加工をかけて見せている点です。顔にボカシやモザイクをかけるより直感的な情報量が増し、しかしながら本人を指し示す情報は見せないという際どさが映像を不思議な風合いにしています。意識的に作り物感を出した顔に加工しており、唐突にボカシがはずれたと思ったら「リアルだけれど明らかに素顔じゃない顔」が語り出す、特異な映像体験。匿名性を維持しながら顔を出せず声も出せない人たちに顔と声を与える、悪用ばかりがうたわれるディープフェイクにこういう使い方があったのかと感心します。

 消えてなくなりたいほどの絶望と、それでも生きていたい人の切望の狭間、ダークサイドでもあり一条の光でもある、「蒸発」とは実は意外と身近にあるものなのかもしれません。

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無題 By エロス人
仲間内の1人がモロバレやないかーい
DATE : 2026/05/04(Mon)20:52:32 EDIT
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