ちゅうカラぶろぐ


[41]  [42]  [43]  [44]  [45]  [46]  [47]  [48]  [49]  [50]  [51
東映アニメーションがサイバー攻撃の被害に遭い、アニメ製作がストップする事態に陥ったというニュース、当初は1週放映休止くらいで終わるかと思いきや「プリキュア」や「ワンピース」などが丸1か月放送中止に追い込まれたばかりか来月公開予定だった「ドラゴンボール超」までもが公開延期になってしまうなどかなり深刻な事態になっています。アニメ業界へのサイバー攻撃でここまで重篤なダメージを食らった前例は恐らく無いはず。そういう時代になってきた、ということなのでしょうが恐ろしい話です。一日も早い復帰を望みます。

 こんばんは、小島@監督です。
 プリキュアが普通に観られないと案外ダメージがでかい。おのれ犯人許すまじ。

 さて、今回の映画は「THE BATMAN -ザ・バットマン-」です。

 腐敗と汚わいがはびこる街・ゴッサムシティ。両親を殺された青年ブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)は復讐を誓い、夜になるとマスクとスーツで身を覆い、「バットマン」として悪党を叩き伏せる日々を送っている。
 ある時、次期選挙を控えたゴッサムシティ市長ドン・ミッチェル・ジュニア(ルパート・ペンリー=ジョーンズ)が殺害された。殺害現場にバットマンに宛てたメッセージカードを発見したゴードン警部補(ジェフリー・ライト)は、現場にバットマンを呼び寄せる。カードにはなぞなぞが書かれていた。「リドラー」(ポール・ダノ)と名乗る何者かがバットマンに挑戦してきたのだ。

 時代の傍らで頻繁に映像化される「バットマン」。一番最初の映画化は1943年と言いますからもう80年近い歴史があります。近年でもドラマシリーズ「ゴッサム」と「タイタンズ」にそれぞれ登場しますし、映画の方でも「DCエクステンデッドユニバース(DCEU)」の「バットマンVSスーパーマン」「ジャスティス・リーグ」でベン・アフレックがブルース・ウェインを演じており、今後公開予定の「FLASH」にも出演することが報じられていますが、今回公開された「ザ・バットマン」はそれとは別扱いの新しいシリーズの幕開けとして製作されました。更に言うと2019年に製作され高い評価を得た「ジョーカー」とも関りが無いため、ちょっとややこしい感じになっていますが、取り敢えず「新しいバットマンが来た」と思って頂ければ良いでしょう(笑)

 バットマン映画史上最長となる176分という時間を使って語られるのは、言うなれば本格的なディテクティブ・ストーリー。リドラーが何者か、目的は何なのか。その行動に翻弄されながらブルース・ウェインはゴードン警部補と共に真相を追求していきます。その過程を非常に丹念に描いており、またその中でバットマンの正義が揺らぎ、自身のアイデンティティーが確立していく様をも活写していくため3時間近い尺を必要としたのも納得できる構図をしています。そもそもバットマンは探偵やミステリのアンソロジー・コミック誌であった「ディテクティブ・コミック」でデビューしたヒーローであると言うことを思えば今回の作劇方針は「原点回帰」とも言えます。その一方でバットマンにしろリドラーにしろ、素性を隠すというよりむしろ自身を「アイコン」化して人々に定着させるための手段としてマスクを被っている点が実に当世的と言えますね。
 ドラマに比重を置いた作品である故に必然ヒーローものらしいアクションは少なめですが、妙に生っぽいステゴロファイトが目立つことと、バットモービルでのカーチェイスシーンだけは派手さに振り切った画面を作っているので割とメリハリは効いており、退屈な作品と言うことはありません。

 際立って印象的なのは、裏社会も表社会も腐敗が充満したゴッサムシティの陰鬱な空気を表現するかのような映像の「暗さ」です。昼間のシーンが少ないことも手伝って全編に渡って「暗い」(比喩ではなく本当に暗い)映像が続くのですが、そうであるにも関わらず「何をやってるか分からないシーンが無い」というのに驚きます。撮影機材や明度の調整を繊細に行った結果かなとは思いますが、こういう映像を作れるとはと感心します。
 その暗さこそが闇夜に浮かぶバットシグナルが悪を震え上がらせる恐怖の光ではなく、希望を差し照らす一条の光へと変わっていく物語を強く支えるのです。
 
 今作の監督を務めたマット・リーブスは「猿の惑星:新世紀」などで知られた方ですが、敢えて根源へ迫るようなアプローチで挑むことでバットマン映画の新たな可能性を切り拓いてみせたと言えるでしょう。今作を皮切りに三部作を構想しているそうで、今後の展開が楽しみです。
 個人的には結構お薦めしたい作品ではありますが、やはり176分は長すぎるというか、何人もの人がトイレに立って自分の前を通り過ぎるのを目にしたので、ご覧になる方はコンディション調整と水分補給のタイミングは十分に留意した上で臨んでください(笑)




拍手[0回]

3月開催の歌会キャンセルにJOYSOUND金山に伺いました。
早朝でお客さんが少なく店員さんと長くお話しをしました。

そこで、コロナ禍の最近のカラオケのお客さんの状況や、
いろいろなカラオケサークルの開催状況を聞いたりしました。

単純にお客さんについては結構客足も回復しているようで、
とくに『まん防』中でも、それほど少なくないとのことです。
やっぱり自粛や長期のコロナ禍に飽きてしまったようですね。

そしてサークルの開催と言えば、JOYSOUND金山では、
中部からの歌声以外、もうサークルらしいところは、
コロナ禍となって約2年、全く歌会をやってないらしいですね。

私の知っている大きなサークルの名前をいくつか出しましたが、
どれもやっていないようで、開催時期を窺っているだけでも、
中部からの歌声は感心するとおっしゃっていました。

雰囲気、感染者も減ってきましたが、どうなることやらですね。



さて、アニメ・マンガ共に大人気の作品の原作者の性別が、
女性であるということが暴露されたと話題になっています。

そこでちょっと疑問なのが、女性であることがわかって、
それがなぜ『暴露』という表現になってしまうのかです。

今回は暴露という表現でニュースになっていましたが、
業界ではその作品の原作者の性別は隠しておくことと、
なんとなくお触れが出ていたような感じがあることから、
その作品の会社の取引先には口止めしていたのでしょう。

今回はその作品の原作者が女性らしいことを知っていて、
性別を隠しておくことについて直接関係のない人が、
たまたま話をしているときに話してしまったようですね。

なんか女性であることが原作者と知られてしまうことが、
マイナスになる業界というのは聞いたことがあるので、
そういう意味では隠そうとしていたのかもしれないですね。

ただ私が思うのは、とにかく作品が面白かったのなら、
誰が原作者でも別に気にすることはないはずですよね。
『鋼の錬金術師』も『鬼滅の刃』も女性が原作なのですし。

寿司を女性が握ろうが、ネイリストが男性だろうが、
そもそも良い仕事ができるなら、性別など良いと思います。

私もハンドルネームを女性っぽい感じにしてみたら、
歌会に新人さんが参加された時に驚かれるかもですね。

いや、最近の新人さんに聞くとみんなこんなブログでも、
しっかり読んで予習してきているのでごまかせませんね。

そんなことよりも、またコロナも深い闇に入ってきました。
また1年近く歌会もやれないのかな?と心配になります。

拍手[3回]

先日新型コロナの3回目のワクチンを接種してきました。
 まぁ良い感じに熱が出ましたね(笑)結構急速に体温上昇して引くときもスッと平熱に戻っていく感覚は何とも不思議ですが実際に感染して発症したらこれどころでは済まないと思えば楽なものです。

 こんばんは、小島@監督です。
 何にしてももうそろそろ終わって欲しいものですね。

 さて、今回の映画は「ナイル殺人事件」です。

 莫大な遺産を相続したリネット(ガル・ガドット)は、親友のジャクリーン(エマ・マッキー)から婚約者のサイモン(アーミー・ハマー)を紹介される。ジャクリーンはサイモンが失業したためリネットの不動産管理人として雇って欲しいと頼みに来たのだ。しかしリネットはサイモンに一目惚れ。2人は意気投合してしまい、あろうことかサイモンはジャクリーンとの婚約を解消してリネットとの結婚を決めてしまった。
 新婚旅行にエジプトを訪れたリネットとサイモン。しかし旅先に2人を追ってジャクリーンが現れた。行く先々で執拗に追い続けるジャクリーンに神経をすり減らした2人は休養でエジプトを訪れた探偵のポアロ(ケネス・ブラナー)に助けを求めるのだった。

 アガサ・クリスティーが生み出した不世出の名探偵、「灰色の脳細胞」と口ひげが特徴のエルキュール・ポアロ。1931年に「アリバイ」のタイトルで「アクロイド殺し」が映画化されて以降洋の東西を問わず何度も映像化されてきた定番の題材となっています。作品の中には世界各地の景勝地を舞台にした「旅行もの」と呼ばれるものも多く、今回映画化された「ナイル殺人事件」(「ナイルに死す」)もそんな「旅行もの」の傑作と呼ばれる1編。1978年にピーター・ユスティノフ主演で映画化されたこともあります。今回は2017年に公開された「オリエント急行殺人事件」の続編として前作から引き続きケネス・ブラナーの監督・主演での映画化になります。当初2020年の公開予定でしたがコロナ禍により途中で回数を数えるのをやめるほどの度重なる延期。配信にフォーマットを移してしまうのかと危惧されもしましたが、2年越しで遂に公開です。私も気長によく待ってたものよ。

 前作より更に深化したような、数々の「愛」が交錯する情念の物語を、シェイクスピア劇の映画化などで知られるケネス・ブラナーの手腕が存分に発揮された実に重厚な作品です。キャスト、衣裳や小道具、舞台設定、全てが華やか。エキゾチックな雰囲気と細部まで神経の行き届いた映像のスケールも素晴らしく、これぞ大作と言った趣です。しかも驚くのが作中に登場するアブ・シンベル神殿もカタラクト・ホテルも、後半の主舞台となるクルーザー「カルナック号」も全てがセット。何とゴージャス。撮影に使われた65㎜フィルム(近年では「TENET/テネット」でも用いられた)フォーマットによって豪華な出演陣の芝居を極端にクローズアップすることなく大きくワンショットで納めてみせる、縦横無尽でありながらもどっしりしたカメラワークが物語の没入度を高めてくれます。
 基本的なプロットは原作に忠実なものの、原作にいない人物が登場したり、原作に無いエピソードが語られたり、設定を組み替えると言ったアレンジが各所に施され、複雑に絡む愛情が結果的に大きな喪失へと繋がっていく物語に更なる深彫りと陰影を加えます。原作に対し現代的なアップデートを試み物語を深化させたシナリオを書いたのはマイケル・グリーン。「LOGAN/ローガン」「ブレードランナー2049」などの脚本を手掛けた人物です。近年では重厚な作品が多いものの初期には「グリーン・ランタン」なんて怪作もありますが(笑)、今作では紛れ無く研ぎ澄まされたストーリーの妙を存分に楽しめます。

 ゴージャスにして重厚。映画館で楽しむのに打ってつけの1本です。日常の憂さを一時忘れる非日常感と極上のミステリーを是非スクリーンでどうぞ。

拍手[1回]

以前ブログで私が一番大好きなお菓子を選ぶならば、
湖池屋の『ドンタコスチリタコス味』を書いたことがあります。

あまり店頭で見ないので、見つけると手に取るのですが、
最近は『ローソン』ブランドのOEMで買いやすくなりました。
本家の『湖池屋』ブランドより安くて量も多いのが謎です。

そんなドンタコスでしたが、最近はちょっと浮気気味で、
スナックの王道、カルビー『ポテトチップスうす塩』にハマり、
そればかりを買っては食べるような状態だったりします。

コンソメやのり塩ではなく、あえてうす塩というのが、
原点に戻った感じがして、そんな自分がちょっと好きです。



さて、ファミリーマートが弁当などに無償で提供している、
プラスチックのフォークや先割れスプーンの代わりに、
箸の提供を実験的に一部の店舗で開始するそうです。

例によって、プラスチックによる環境汚染に対する、
レジ袋有料化の流れが、今度はここに来たのでしょう。

おそらくあまりに弁当の売り上げが落ちたりするなら、
また提供を開始するのでしょうが、どうなることやら。

パスタとかを買っても、フォークの代わりに箸になると、
別に食べられないことはなくても、なんか味気ないですよね。

そのうちカレーなどを買っても、スプーンの代わりに、
箸が渡されちゃったりするんでしょうか。どうなんです?
いつだったかにカレーを箸で食べたことがありますが、
ホントに不便だし、なんか美味しくないんですよね。

最近はストローなどが紙製となったところが多いですが、
それはそれで口当たりが悪くて、今も馴染めません。

飲み始めの紙ストローはまだカチッとしているのですが、
ほとんど時間が経たないうちに、シナっとするのです。
この時の濡れた紙を口に咥えてる感触が気持ち悪いです。

自分で見たことはありませんが、昔流行ったマイ箸ならぬ、
マイストローを持ち歩いてる人がいるかもしれませんな。

結局、レジ袋もストローも、検討中のスプーンなども、
使い終わったものをしっかり分別、リサイクルすれば、
こんな面倒くさいことにはならないのではと思います。

すなわち「お前らのモラルがなっとらん!」ってことだ!

拍手[1回]

まさか木魚で誕生日を祝う光景を目撃するとは。
 いや、先週末に開催された「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! 東京公演」でのひと幕です。配信で観てました。出演者の1人がその日誕生日なのでサプライズでお祝いする、という状況なのですが何せその直前でやってたことが木魚叩きながら歌うパフォーマンス。実にシュール。他にカッコいい曲もキュートな曲も色々あったのにコレのインパクトがあまりに強すぎました。

 こんばんは、小島@監督です。
 さすがゴルシ。恐るべしゴルシ。

 さて、今回の映画は「アンチャーテッド」です。

 ネイサン(ネイト)・ドレイク(トム・ホランド)は、唯一の肉親であるサムと生き別れ現在はニューヨークでバーテンダーとして働いている。器用にボトルを扱う手さばきとスリの腕前を買われトレジャーハンターのサリバン(サリー)(マーク・ウォルバーグ)にスカウトされ、ネイサンは50億ドルはくだらないと言われる財宝を探すことに。
 その手掛かりとなる「黄金の十字架」を手に入れるため、それが出品されるオークションへ向かったネイトとサリーは、そこで自分たちと同様に財宝を狙う富豪のサンティアゴ・モンカーダ(アントニオ・バンデラス)と彼に雇われた傭兵のジョー・ブラドック(タティ・ブラドック)と出会うことになる。

 シリーズ累計で4,000万本を超す世界的人気を誇るアドベンチャーゲーム・シリーズ「アンチャーテッド」、「プレイする映画」とまで言われた同タイトルが「スパイダーマン」シリーズのトム・ホランドを主演に迎え、「ゾンビランド」や「ヴェノム」を手掛けたルーベン・フライシャーの監督により満を持しての映画化です。遂にコントローラーを持ってQTEの緊張感にビビらなくても良くなりました(笑)

 冒頭の飛行機でのスタントから原作を知っているとフフッとなるシチュエーションと、ゲームの内容をなぞるだけに終わらないアイディアの数々が上手く噛み合った、実に楽しい1本です。決して物語が深刻な方向へは向かないお気楽なテイストも良いですね。序盤にポンポンと状況を整えたらあとはノンストップというハイテンポなドライブ感が心地良い。荒唐無稽な物語を盛り立てるのは主演トム・ホランドの高い身体能力。「スパイダーマン」だともう少し線の細いイメージでしたがこちらではバキバキに鍛え上げたバルクを以てマッシヴでパワフルかつスピーディーなアクションを楽しませてくれます。相棒となるサリー役マーク・ウォルバーグとの掛け合いも楽しく、キャラクターが上手く際立っているので原作を知らなくても十分に楽しめるでしょう。
 ところでトム・ホランド、この役のためにわざわざバーテンダーとして一時期実際に勤務していたそうで、作中でのシーンは少ないもののかなり本格的なフレアバーテンディングを披露しており、そこも見どころの一つです。

 「インディ・ジョーンズ」や「ハムナプトラ」など時代時代で作られてきた王道のアドベンチャー映画、近年はハリウッド大作もマーベルやDCのヒーロー映画やシリーズ作品が幅を利かせている中でゲーム原作とは言えスタンドアローンでこういった作品が登場する余地がまだあるのは嬉しい限り。116分と2時間に収まる上映時間も丁度いい塩梅で、こういう程よく気楽な大作というのは年に2,3本くらいは観たいもの。
 唯一残念なのはこの映画、パンフレットが作られていないという点です。近年は大作映画と言えども製作されないことが増えてきているとはいえ何とも寂しい。こういう作品はちょっと派手な表紙のパンフレットを小脇に抱えて何ならポップコーンとコーラも携えてウキウキしながら観るのが楽しいので、どうやら続編も決まったらしいですし次回作では是非ともパンフレットを製作して欲しいですね。買いますから!ちゃんと!

拍手[1回]

最近、YouTubeでのマイブームが、煽り運転が自爆したり、
暴走行為が覆面に捕まったりする、スカッと動画だったりします。

アホ(ワザとこき下ろします)が調子に乗って事故を起こすのを、
ドライブレコーダーで撮影してアップロードされたものです。

こういうのがアップされて、アホが晒され続けることで、
事故や嫌な思いをする人が減るようになればと思います。

早く行きたいがために、事故などを起こしてしまうことで、
時間以上の代償を払うという意識が浸透すればと思います。



さて、先日、友人と一緒にいる時に本屋に寄った時のこと。

そこに並んだジャンプコミックの裏表紙をなんとなく見ると、
ビックリする高額な定価が表示されているではないですか!

実はここ数年、紙の漫画を買うということがなかったので、
今の漫画の定価がこんなに高いとは思いませんでした。

Amazonなどで電子書籍を買うことはたまにありますが、
その時は正直あまり金額を考えてなかったりするので、
おそらくその際は昔の経験でポチっていたのでしょう。

私が覚えている限りではジャンプコミックサイズでは、
400円もしなかった時のことしか印象にはありません。

私が生まれて初めて買った漫画は『ドラえもん1巻』で、
母が言うには当時は肌身離さず持ち歩いていたそうで、
2巻以降持ってはいても、1巻への愛着はすごかったそうです

3話くらいまでセリフを1文字も違わず全部覚えていたそうで、
そんなナメ回す勢いで見ているので、もちろん1巻の定価も
320円だったことは今の年齢となっても詳細に覚えています。

そんなジャンプコミックサイズの漫画の定価ですが、
なんと、ここで500円もしていることを知ることになるのです。

一番漫画を買っていたのは、やっぱりジャンプ黄金時代。
『北斗の拳』や『キン肉マン』の印象が強かったりしますが、
その時も漫画の定価は360円だったのを記憶しています。

1,000円にちょっとお金を足して漫画を3冊買えるのが、
私が漫画ライフを楽しんでいた頃の思い出だったりします。

そして、それよりも一回り大きいヤングマガジンなどの、
単行本サイズの定価に興味を持ち、手に取ってみると、
700円オーバーが表示されており、ここでまた驚きました。

たかが漫画と思っていましたが、今は漫画を集めることも、
結構贅沢な趣味なのかもしれないと思いました。

拍手[1回]

連日トップで報じられてしまいますしTwitterなどでも頻繁に言及されるため、さすがにロシアによるウクライナ侵攻は意識を向けざるを得ません。まさか前世紀的な大国の侵略を生きている内に目にする日が来ようとは。長引く疫病禍だけでも十分キツいのに戦乱まで。第一次大戦期の人々も、この様な不安を抱えていたのでしょうか。

 こんばんは、小島@監督です。
 ただひたすらに早期の解決を望みます。

 さて、今回の映画は「ウエスト・サイド・ストーリー」です。

 1950年代、ニューヨーク。再開発が進み立ち退きと取り壊しが進むウエスト・サイド。この街にはポーランド系移民の若者で組織された「ジェッツ」とプエルトリコ系移民の「シャークス」という2つのストリートギャングたちが抗争を繰り広げていた。
 シャークスのリーダーであるベルナルド(デヴィッド・アルバレス)の妹マリア(レイチェル・ゼグラー)はニューヨークでの初めてのダンスパーティーでトニー(アンセル・エルゴート)と出会う。二人は瞬く間に恋に落ちるが、トニーはジェッツに縁のある青年であり、二人の恋心をよそにジェッツとシャークスは街の縄張りを賭けた集団決闘へと突き進んでいった…

 アーサー・ローレンツ(脚本)、レナード・バーンスタイン(作曲)とスティーヴン・ソンドハイム(作詞)が手掛けたブロードウェイミュージカルをロバート・ワイズが映画化したのは1961年のこと。アカデミー賞で10部門を受賞したミュージカル映画の金字塔として今なお燦然と輝いています。半世紀以上の時を経てこの映画をリメイクしたのは巨匠スティーブン・スピルバーグ。「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」などでそれっぽいシーンを入れ込ませたことは過去にもありましたが本格的なミュージカル映画は実は初めてだそうです。

 設定は多少変更されているものの物語の筋立てそのものはロバート・ワイズ版とほとんど変わりません。何なら上映時間もほぼ同じです。この辺りは原典に対するリスペクトの現れでしょう。ただ、だからこそ「変更されている設定」が活きてくる部分があります。原作にはない再開発が進む街の姿がその中で抗争を続けるジェッツとシャークスの姿は、どちらも移民であることも相まってその無益で不毛なさまをより鮮明にあぶり出します。その虚しさは同時に価値観の相違が深刻な分断を生んでいるアメリカ社会の戯画化でもあるのでしょう。
 深掘りすればポーランドは18世紀末にいわゆる「ポーランド分割」によって一度領土を完全に失いその際に大量の移民が新大陸を目指した経緯があり、アメリカのコモンウェルス(自治連邦区)であるプエルトリコもこの作品の時代背景である1950年代に独立運動が過激化して当時のトルーマン大統領の暗殺未遂事件が起きるなど騒乱の様相を呈しており、その流れの中で多くの人々が新天地を求めてアメリカ本土へ流れて来たりしています。どちらもが分断と喪失の果てにアメリカを目指した者達であり、その彼等同士の間でも対立と分断が起きているのです。

 ただ、この映画の凄いところはそんな小難しいところにあるのではなく、単純に映像のパワーがとんでもない、その一点につきます。スピルバーグ監督はもちろんのこと撮影監督であるヤヌス・カミンスキーの手腕が存分に活かされたカメラワークがもう絶品。ロバート・ワイズが映画化した1961年ではまだ機材や技術的に不可能だったこともあったでしょうがそれを差し引いても今作の映像のダイナミズムはずば抜けています。カメラアングルの妙、衣裳や背景など画面を構成する色彩感覚、主要人物だけでなくアンサンブルまでも含めた人物の動きの連なり、そして古びる事なく輝きを放つ音楽、それら全てが織りなす映像が圧巻。まさに細部まで計算され尽くした巨匠の技を156分の上映時間で存分に堪能できます。

 古い物語を現代に蘇らせる意味を熟知した、現代に生まれるべくして生まれた映画と言えるこの逸品。こういうのこそ映画館のスクリーンで味わう意味のある作品でしょう。普段ミュージカル映画は観ないという方も、この練達の映像は是非味わって頂きたいですね。

拍手[1回]

/