ちゅうカラぶろぐ


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よりにもよって年の瀬差し迫ったこのタイミングで風邪を引いてしまいました。健康管理を怠ってたつもりはないのですが、発熱と頭痛に已む無く病欠する事に。
しかし、延べ16時間くらい寝たら熱も引いて体調も戻ってきた辺り、ここ最近の疲れがたたったようです。やっぱり休息って大事。残業続きだったとは言えビデオチェックの量をもう少し減らすべきだったかもしれない(苦笑)

こんばんは、小島@監督です。
そう言えば今回で通算100回目のブログ更新です。良く続いた、自分!

さて、今回は前回に引き続き今年観た映画の中から忘れがたいインパクトを残した珍品たち、言わば「ボンクラ映画」達について語ります。今年は傑作・良作も多かったですが同じくらい珍作も豊富でした。実はコレについて1度語って欲しいというリクエストを頂いたので、今年最後の回をコレで行く事にしました(笑)。思考を止めると人は簡単に「悪」を為すと偉い学者さんは言いましたが、これから挙げる映画たちはどれも考えたら負けの逸品ばかり。頭空っぽにして楽しむのも大事です。
前回同様現在の各作品現在の視聴可能状況を記しておきます。参考になれば幸いです。なお、前回と違って最後に挙げる1本以外は特に順位とかは無いです。

・パシフィック・リム
・HK 変態仮面
まず、前回も挙げたこの2本はボンクラ映画的にも秀逸。ま、何が言いたいかと言うと、みんな観ようぜ!って話です(笑)

・LOOPER/ルーパー
「過去にタイムスリップさせられた未来の自分を殺す」というアイディアが秀逸なSFアクション。しかし、それ以外の設定を盛り過ぎな所と主人公の未来の姿がブルース・ウィリスなために途端に増すマッチョなB級感が何とも(苦笑)。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。

・ロンドンゾンビ紀行
ゾンビVSお爺ちゃんお婆ちゃん!ゾンビに囲まれた老人ホームから彼らは脱出できるのか!?コメディシーンも満載ながら、社会的弱者に対する暖かい視線も印象的。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。

・テッド
毒舌テディベアと冴えない中年が織りなすドタバタコメディ。テッドの強烈なキャラクターと異様なフラッシュゴードン推しが目を引きますが基本的な構成は典型的なアメリカンコメディと言って良いでしょう。しかし、この映画で大問題なのは吹替!誰だよテッドの吹き替えをBefore釘宮理恵After有吉弘之なんてキャスティングしちゃったの!絶望的に笑わずにはいられなかったよ!Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。

・キャビン
湖畔の別荘に避暑に来た学生たちを襲う恐怖。しかし一見ホラー映画に見えて別のナニか。最初のシーンからあのラストなぞまず想像はできない。ゴールデングローブ賞にも輝く超ベテラン女優がチョイ役で登場したりする。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。

・リアル~完全なる首長竜の日
主演綾瀬はるか・佐藤健で「このミステリーがすごい」大賞受賞作の映画化のどこがボンクラ?と思うかもしれませんが、油断はできません。実はこの映画、何の前触れも無くゾンビが出ます。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。

・アフターアース
主演ジェイデン・スミスのSF映画。共演・ストーリー原案が実父のウィル・スミスという親バカ感が全てを物語る。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。

・ホワイトハウス・ダウン
監督が「インデペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ。脚本の緻密さよりもキャラクターでゴリ押しする所や丸出しの無邪気な愛国心が微笑ましい。何故か所々VFXが微妙なシーンがあるのもご愛嬌。既に公開は終了。ソフトが1月1日発売予定。

・エリジウム
マット・デイモン主演のSF映画。監督が「第9地区」のニール・ブロムカンプ。優れたSFは現代への鋭い観察眼と批評精神が必要で、この映画はそれを十分に備えています。しかしでもボンクラ映画と言ってしまえるのは、この映画、何とニンジャが出ます。Blu-ray/DVD/ダウンロード版発売中。

・キャプテンハーロック
原作松本零士、脚本福井晴敏、監督荒巻伸志、主演小栗旬の3DCGアニメ。結構良くできた作品ではあるのですが、原作・脚本・監督のそれぞれのロマンチシズムが別の方向を向いているような妙な据わりの悪さがそこはかとないボンクラ感を醸している。既に公開は終了。ソフトが2月21日にリリース予定。

・ウォーム・ボディーズ
ゾンビが美少女に一目惚れする所から始まるラブコメ映画。斬新なロミオとジュリエット。グロテスクなシーンも少ない上、ハッピーエンドに向けて疾走するのでホラーが苦手な人でも安心して観ていられるのが強み。既に公開は終了。ソフトが2月7日リリース予定。

・47RONIN
主演キアヌ・リーブス、何と「忠臣蔵」をハリウッドがオリエンタルなファンタジーアクション映画にリメイク!それだけでも充分トンデモですが森に猪めいたモンスターがいたり樹海に天狗がいたりするのに原典たる「忠臣蔵」に対して非常に深いリスペクトを持って作られているのがある意味とってもタチが悪い(苦笑)。只今絶賛公開中!リピーター割引もあるよ。

どれもこれも負けず劣らずの逸品ばかりですが、今年観たボンクラ映画の中で最高の1本は何と言ってもコレ!
「ウルヴァリン:SAMURAI」
ニンジャ、サムライ、ブシドー。欧米の方達の勘違いしたニッポンのイメージを実際に日本で撮影しているという、タチが悪いなんてモンじゃない作品です。見慣れたはずの場所が見た事も無い場所に見えます。新幹線にラブホテルに高速バス。見どころあり過ぎてとてもここでは語りきれません。
特にヘッズ(ニンジャスレイヤーのファンのこと)の方は絶対に観ておくべき1本です。
「スッゾコラー!」一般人では即座に失禁しそうなヤクザ・スラングもミュータントには無意味!「イヤーッ!」ウルヴァリンの右ストレートがヤクザを打つ!その拳から延びるのはウルヴァリンのスキルであるアダマンチウム・ツメ!「グワーッ!」ヤクザは心臓を貫かれ絶命!
…そんな内容が120分続く映画です。
ただし例えば「47RONIN」当たりを観て苛立ちを覚えるような方は絶対に観てはいけません。ダウンロード版は既に発売中。Blu-ray/DVDは1月8日発売予定。

良い作品がたくさん出てくるに越したことはないのですが、こういう良いとは言えない・言い切れない作品も人生のスパイスとしては重要です(笑)来年はどんな作品が私の前に現れてくれるのでしょうか。

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