ちゅうカラぶろぐ


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いよいよヤバくなってきたTVを先日買い換えました。これまで使っていた42型から55型4Kへ。ここまでインチを上げてもTVそれ自体の大きさは前のと大して変わらない、というのが購入の決め手。何せ前のは15年使っていたので何を買っても前より綺麗だろうなとは思っていましたが想像以上に綺麗。スポーツ中継とか見ても分かり易いくらいに迫力が上がっててびっくり。

 こんばんは、小島@監督です。
 今プレイしている「ブラッドボーン」も暗いところが良く見えるようになってプレイ環境が格段に向上しました。だからと言って難易度の高いこのゲームの進行が速くなるワケではないんですけども(苦笑)

 さて、今回の映画は「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」です。

 ワカンダ国王ティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)は死の床にあった。科学者である妹のシュリ(レティーシャ・ライト)は兄を救おうと懸命に努力するが報われること無くティ・チャラは崩御。それは同時にワカンダは国の守護者たるブラックパンサーを失うことを意味していた。
 ワカンダが独占する鉱石ヴィヴラニウムを入手したいアメリカは、海底の鉱脈を探し当てるが調査船が何者かの襲撃を受け壊滅した。同じ頃、ワカンダにも侵入者が。女王ラモンダ(アンジェラ・バセット)とシュリの前に現れたその人物は海の王国タロカンの王ネイモア(テノッチ・ウェルタ・メヒア)だった。ヴィヴラニウム探査の手が海底にまで及んだことで自国が侵害されることを危惧したネイモアはヴィヴラニウム探知機を製作した科学者の引き渡しを要求するのだった。

 喪ったものはあまりに大きく、その穴を埋めることなどできはしない。
 それはある意味で現実に対する虚構の完膚なきまでの敗北だったかもしれません。2020年に癌で急逝した名優チャドウィック・ボーズマン。世界的に高い評価を得た「ブラックパンサー」の続編は、名優の死を受け敢えて代役を立てることをせずにシナリオを1から作り直し、現実の俳優の死をそのまま物語に反映させました。こういう形で作られた作品は極めて珍しいように思います。
 ティ・チャラというカリスマを喪ったワカンダの人々、特にラモンダとシュリは喪失を受け入れる時間もろくに得られないままに「王の責任と選択」をことあるごとに迫られます。そして観客もこう思わずにはいられないのです、「ティ・チャラならどうしただろうか?」と。
 前作がアカデミー賞作品賞にノミネートされた程に高く評価された一因として優れたポリティカル・フィクションであった点も挙げられますが、今作は前作程の政治性は無く全体を貫くストーリー自体は決して奇をてらわずむしろ正攻法や王道ともいえるラインであるのは、ひとえにサプライズよりも向き合わねばならないことがあるからです。

 もちろんマーベル映画らしくアクションのボリュームやバリエーションも上々で、特に今作で初登場するリリ・ウィリアムズ(ドミニク・ソーン)こと「アイアンハート」の空中戦も行えるアクロバティックなバトルは見事にスクリーン映えする迫力。リリは来年ディズニープラスにて主役作も配信予定であり、そこでの活躍を期待させるデビューとしては十分すぎるくらいでしょう。ただ重要なポイントとしてはワカンダにしろ今作戦うことになるネイモア率いるタロカンにしろ、積み重ねられた理不尽の結果戦うことになってしまった、即ち理由なき戦闘であるが故に激しいアクションを重ねども爽快感やカタルシスとは縁遠いものとしてある点です。

 長い葛藤の末に、ティ・チャラのいない世界への決意と共に新たなブラックパンサーが誕生します。一人の俳優へのリスペクトと追悼を映画一本の全てを懸けて捧げ、そのスピリットを継承し一歩を踏み出す。シリーズとしては異色以外の何物でもないでしょう。しかし、喪失と再生の過程を丁寧に描き上げた珠玉の一本であることは間違いありません。
 さらば、チャドウィック・ボーズマン。

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先日、とあるTwitterのつぶやきで「なるほど」と思うものが。

「いい年して新しいアニメを見ている人」はまだ大丈夫だと思う。
「いい年して新しいアニメすら見なくなった人」ガヤバいんだ…。

よく「もう年だから」とか「なかなか気が乗らない」と言いながら、
なんとなく会話を遮ってしまうようなことがあったりしますが、
結局これって、もうなにもかも面倒くさくなった末期ですよね。

ただただ毎日仕事に行って何もしないで寝るだけというのは、
人生の時間を自らムダにしているようなものですよね。

私は何かしているのかというと・・・

あ、ここから下に書くブログのことを思えばまだいいのかも。



さて、『dアニメストア』でアニメを見ることが多くなりました。

最初は月額が安いからなんとなく登録しただけでしたが、
実際登録してみると、今放送中のしているアニメでも、
1日遅れくらいの配信で、録画も必要が無くいいですね。

そんなdアニメストアですが、いろいろ検索をしていると、
アニメだけではなく、ライブなどの配信もしていたりするので、
とりあえずライブを垂れ流しておくのもいいかもしれません。

先日、dアニメストアでどんな配信があるか検索をしていると、
久しぶりに『四月は君の嘘』がちょっと見たいかもと思い。
検索すると、そこには『舞台・四月は君の嘘』といるのを発見。

舞台?

原作もアニメも私は好きな作品なのですが、これが舞台に。
物語が進行する背景は移り変わり、各種楽器の演奏もあり、
こんなのをどうやって劇場で演技するんだ?と不思議です。

こういう原作がアニメになるだけでクオリティが不安になり、
アニメが実写ドラマになるだけで炎上したりする昨今です。

これが舞台になってるなんて、やっぱり不安じゃないですか。
まして、自分が好きな作品がどのようになっているのか。
正直、ちょっとだけ、すこ~しだけ馬鹿にしている自分がいます。

そんな舞台・四月は君の嘘を恐る恐るクリックすることに。
冒頭のさわりだけ見てみるかと、上から目線で再生します。

出演者がみんな原作の髪型をわざわざ再現していたり、
衣装を着せられている感がでているのが不自然ですが、
そんなことより、とにかくキャストの演技に感心しました。

ここまでの演技をするための練習量なども相当だったはず。
ドラマなどでは切り貼りできても、舞台ではミスもできません。
そんな張り詰めた緊張感がとても伝わってきますね。

舞台というのは今まで触れたことのないジャンルでしたが、
全然これはこれでアリなのかもしれません。

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休職に入って最初の数日、処方されてる睡眠導入剤の効きが良すぎるのか、単に数年分の寝不足と疲れが出ているのか分かりませんが、1日の大半を寝て過ごす日が続きました。それこそ食事や家事に要した時間以外はほぼ眠っていたような状態で、さすがに自分で自分に引きましたね。

 こんばんは、小島@監督です。
 医者の方に相談すると、「あまり続くようなら考えものだが、今のところは問題無い」とのことなのでこれはこれで経過観察。

 さて、そんな折に1つライブに行って来ました。アイドルマスター初めてのフルオーケストラ・コンサート、「THE IDOLM@STER ORCHESTRA CONCERT
~SYMPHONY OF FIVE STARS!!!!! ~ 」
です。名の通り、アイドルマスターを彩って来た数々の楽曲を名門・東京フィルハーモニー交響楽団の演奏で楽しむイベントです。
当初は仕事が建て込む時期だったため見送るつもりでいたのですが一時仕事から離れる格好になって時間ができた事もあり、まだチケットの残っていたDay2を思い切って買って現地まで観に行く事にしました。

 コンサートは2部構成。第1部は「FIVE STARS‼︎‼︎! 〜星の交響曲〜」と題し、「星」をテーマにアイドルマスター各ブランドから選りすぐった12曲をダイナミックにオーケストレーション。各楽章3曲ずつで4つの楽章で組曲を構成。選曲もTVアニメのテーマ曲だった「READY‼︎」で開幕し、「Anniversary」のようにもともとストリングスがメロディの中心を担っていた楽曲だけでなく、アッパーなアイドルポップである「サンリズム・オーケストラ」やゴシック・ロックである「Neo theory fantasia」など「こう来たか!」と思わせられる意外なところもチョイス。良く知っている曲が今まで聴いたこともない音色で新たな輝きを放つ様に時に心躍り時に涙すら目に浮かぶほどでした。

 第2部は「Brillante stage‼︎‼︎!」と題し、こちらはギターやドラムと言ったバンドユニットも加わり更に曲によってはヴォーカルも入りアレンジも第1部ほど攻めの姿勢ではなく原曲の雰囲気を活かしたものに。
 Day2ではまずSideMのAltessimoがスクリーン登場し2曲を披露。続いて作詞という形でアイマスに楽曲提供している音楽家・貝田由里子さんが登場しここでも2曲を披露。作詞家による歌唱はアイマスでも珍しく、声優とは全く違う歌声に聴き惚れました。特に2曲目の「こいかぜ」はDay1でもシンデレラガールズの高垣楓がスクリーン出演する形で披露されており、歌い手の違いによる音色の変化を楽しませてくれました。
 白眉は高山紗代子役駒形友梨さんの「Vivid color」と我那覇響役沼倉愛美さんの「初恋第一章〜片想いの桜〜」、そして2人のデュエットによる「瞳の中のシリウス」の3曲。選曲はもちろんのことオーケストラをバックにした2人のヴォーカルの伸びとハーモニーが素晴らしく、聴きたかったものを最高の形で聴けた思いです。

 アイマス初の企画であった今回のイベント、終わってみれば耳慣れた曲を「本物」の音で体感できる稀有な経験を存分に堪能できました。出来ればこの1回限りで終わる事なく今後も続いて欲しいですね。オーケストラで聴いてみたい曲はいっぱいありますし!ただその時は今回のような幕張メッセではなく東京国際フォーラムとかの本格的なコンサートホールで聴きたいかな(笑)

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私の仕事に関係する展示会があり東京に行ってきました。
その会場となっているみなさんご存知の東京ビッグサイト。



おお、『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の聖地へ!
なんて思ったりしたのですが、そもそもビッグサイトは、
コミケを始めとした、我々オタク達の聖地でしたね。

一緒に行った同僚がお台場に来たことがないそうで案内。
せっかくなので等身大ユニコーンガンダムを見せると、
思いのほか感激したようで、スマホで写真を撮りまくり。

東京って割とオタクな人としか行かないので新鮮でしたね。



さて、55歳と高齢ながら現役のサッカー選手の三浦知良さん。

先日の試合で最年長得点記録をまた更新したとのことで、
サッカーほどに持久力や瞬発力が必要な競技で、
この年齢でホントに感心せざるを得ないと思いますよね。

この三浦知良さんこと『カズ』と言えばJリーグ発足時に、
ゴールする度にダンスを踊るので大変有名でしたね。

ですが当時の私としてはそのカズダンスがどう考えても、
調子に乗っているようで、どうにも好きになれませんでした。

私はこんなヤツが試合相手にいてカズダンスをされたら、
絶対にマジでムカついてしょうがなかったと思います。
(あくまでも当時の感想なのでファンの方落ち着いて)

そんなカズも今は前述したように55歳という高齢選手で、
40歳を過ぎてもう高齢と言われる競技で現役なのを見ると、
高齢のジャンルに突入した私から見るともう尊敬します

昔はどうしても好きになれなかったカズだったのですが、
今となってはいつまでも現役で頑張って欲しいと思います。

自分の年齢で「もう老けたし」なんて諦めそうな年代を、
しっかりと勇気付けてくれるカズはヒーローだったりします。

スポーツで感動と勇気、なんて綺麗事クサかったりしますが、
高齢でもここまでやれるんだという実践はリアルでいいですね。

さあ、私も老けたとか、コロナのせいでなんて言ってないで、
歌会の再開の準備をしなきゃと思います!



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休職1日目、かなりがっつり引継ぎはしたのですが、朝からバンバン電話がかかってくるのに苦笑しています。まあ私としても想定外のイレギュラーな話だったりしたので仕方ないところではあるのですが。

 こんばんは、小島@監督です。
 静かな日々がやってくるのはいつの日やら。

 さて、今回の映画は「王立宇宙軍 オネアミスの翼」です。

 「何もしない軍隊」と揶揄され、落第物の集まりと見下されているオネアミス王国の宇宙軍。そこに所属する士官のシロツグ(声・森本レオ)は、かつては水軍のジェット戦闘機乗りに憧れていたがそこに行けるほどの優秀な成績を修められず、仕方なく入った王立宇宙軍で気の抜けた日々を送っていた。
 ある夜、同僚たちと繰り出した歓楽街でシロツグは布教活動を行う少女リイクニ(声・弥生みつき)と出会う。休日に下心を秘めてリイクニの下に話を聞きに行ったシロツグは、「戦争をしない軍隊」である宇宙軍を褒められ、やる気を起こしカイデン将軍(声・内田稔)が推進する有人宇宙飛行計画に志願するのだった。

 のちに「新世紀エヴァンゲリオン」で日本アニメ史に不動の名を刻むことになるアニメスタジオ・GAINAX。その第1回作品として1987年に製作された劇場用アニメ映画です。企画そのものはGAINAXの前身とも言うべきアマチュア映像集団「DAICON FILM」の時期に既にあり、本作を製作するためにDAICON FILMを解散し、GAINAXが設立された経緯があります。そんな作品が製作35周年を記念し4Kリマスター版によるリバイバル上映が現在行われています。昔レンタルビデオで観たコレをスクリーンで観られる日が来るとは正直予想外でした。

 端的に言えば軍のはみ出し者だったメンバーたちが力を合わせてロケットを飛ばす、それだけの物語です。正直に言えば119分というがっつりとした上映時間をしている割には内容は薄く起伏にも乏しく、いささか退屈を禁じ得ない部分はあります。
 しかしその大きすぎる欠点を差し置いてなお魅力的に映るのは、ひとえに異常なまでの濃度と密度を誇る作画にあります。なんてことない動作の一つ一つが緻密に描写され、クライマックスのシャトルの発射シーンなどは実写と比較しても遜色ない境地にまで達しており、しかもすべて手描きというのがもう驚異としか言いようがないレベルです。

 DAICON FILM結成時にはまだ学生であった山賀博之、庵野秀明、貞本義行、前田真宏と言った主要メンバーたちは大学在学中から「超時空要塞マクロス」や「風の谷のナウシカ」などにアニメーターとして参加しており、そんな彼らの新たなステップとしての意味合いも強かったこの作品は、映画が作品としてまとまるバランスを逸脱したのと引き換えに参加したアニメーターたちのセンスを見事なまでに発露させる結果となりました。このアンバランスさは監督の山賀博之を筆頭に平均年齢24歳という若いスタッフで主要メンバーが固められていたことも大きいでしょう。同人レベルでは注目を集めていたとはいえ商業的には全く実績の無いスタッフにいきなり全国ロードショークラスの劇場用アニメをしかもオリジナル作品で任せたところに1980年代半ばの時代性が垣間見える面白さがあります。今でこそ映像製作としても大手となったバンダイも、当時はまだ映像事業に参入して日も浅い時期で、ある種の「攻め」をしたい意図もあったかもしれませんね。

 どうにも保守的になりがちな昨今とは違う、「野心」と「若さ」がそのまま形になったかのようなこの作品を時を経て再見すると言うのはただノスタルジーとは一線を画す何かを観る者に与えてくれるような気がします。この道の先に「エヴァンゲリオン」がある、というのも面白い。90年代のクリエイティブに繋がる礎ともいえる逸品、どうぞスクリーンでご堪能あれ。

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運転免許証の更新に行ってまいりました。

前回の更新で恥ずかしながら初めてのゴールドでしたが、
その更新の翌日に見事に一時停止違反でマッハで捕まり、
あっという間のなんちゃってゴールドの5年間でした。

そんなものすごく久しぶりに訪れた教習所だったのですが、
入り口で「別れるんなら別れるって言いなさいよ!」と大声で、
痴話喧嘩してるカップルがいてスゴい状況に遭遇しました。

彼女は超盛り上がってるし、男はバツが悪そうだしで、
違反者講習で気分が乗らない私もちょっと楽しかったです。

・・でその後、受け取った免許証の写真があまりにブサイクで、
このブサイクと3年間付き合っていくのかと思うと超ローです。



さて、昨日の土曜日、母が「出かけるから昼はこれ食べといて」と、
言われて、テーブルにあったのは一つのカップ麺でした。

人によっては「カップ麺なんて」と思う人もいるのでしょうが、
私はカップ麺が大好きなので、全然無問題だったりします。

ただ、やっぱり身体にはあまりよくはない悪い気がするので、
月に2回食べるか食べないかといったくらいの頻度です。

で、このブログを書くにあたり身体に本当に悪いか調べると、
どうやら塩分が多すぎるという点がちょっとネックではあるが、
スープを残すなどすれば、それほど悪くもないとのこと。

ですがガンガンカップ麺を食べよう!とはならないですね。
やっぱりそうは言われても、やっぱりよくは無い気がする。

そして母が準備していたカップ麺はなにか見慣れない感じ。
最近発売されたばかりの限定モノらしいということだそうです。

そう言いつつ出かける母を玄関まで見送り、カップ麺を見ると、
明星から発売の『麺神(めがみ)』という意識高い系の名前。

調べると結構昔からあったカップ麺のシリーズらしいですが、
恥ずかしながら私はこの名前のカップ麺は知りませんでした。

ただ明星の公式ホームページに、母が準備したカップ麺は、
なぜか紹介されておらず、「???」とちょっと不思議に。

なんとセブンイレブンでしか売られていない限定モノらしく、
そこでしか買えないので公式ホームページにもないようです。

昼になり、まあそのカップ麺でも食べるかと作り方を見てみると、

「え?5分も待たなきゃならんの?}

個人的にカップ麺で長い時間待たなければならないとか、
この袋は湯より先に入れて、これは後に入れてみたいなのは、
サッと作ってサッと食べられるのがカップ麺と思っている私には、
ちょっと煩わしいと思っているので、もうここでゲンナリでした。

とはいえせっかくだからと、いざ実食となったワケなのですが
「これ、クッソ美味いやん」というすっかり手のひら返した感想。

今度これをセブンイレブンで見つけたらホント買います!



というワケでセブンイレブン限定『麺神 濃香ちゃんぽん』でした。

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少し前から気分がふさぎがちになり、仕事でもミスが増えたというか思考がクリアにならない時間が増えてきて、これはさすがに何かがおかしいと心療内科への受診を始めたところ、「軽度のうつ病」と診断されました。
 職場にも説明して上司と面談した結果、来週から約1か月間休職することに。今までが過労気味だった影響が遂に出てしまったのかも。しばらくゆっくりしますよ。
 
 こんばんは、小島@監督です。
 職場でストレスチェックとかやるところも多いかと思います。あの結果が芳しくない時はマジでカウンセリングとか心療内科とか行った方が良い。1年放置したらここまで悪化した私からのアドバイスです。 

 さて、今回の映画は「線は、僕を描く」です。

 家族を亡くし深い哀しみに沈んでいた大学生の青山霜介(横浜流星)は、友人から紹介された絵画展設営のアルバイトで水墨画との出会いを果たす。
 巨匠・篠田湖山(三浦友和)に声を掛けられ水墨画を学び始めた霜介は、白と黒の濃淡だけで表現する水墨画の玄妙な世界へ魅せられていく。

 競技かるたに青春をかけた高校生たちを描いた青春映画の金字塔「ちはやふる」、監督小泉徳宏を筆頭にその製作陣が再結集し、今度は「水墨画」をモチーフに新たな青春映画を送り出しました。

 全てが必要十分に整い、音楽も過剰に盛られたりすることも無く実に端正に作り上げられた映画です。作中何度か登場する書家たちによる揮毫会のシーンも殺陣のようなダイナミズムに満ち、一見静的な要素の多いモチーフに思えるこの作品に躍動感をもたらしています。
 何より主人公の青年・霜介を演じる横浜流星が素晴らしい。傷心の只中にあり、恐らく世界がきっとモノクロームに見えていたであろうところから水墨画を知り、色彩を取り戻していく様を繊細に演じています。
 
 一見単純に過ぎる物語の構図に一つの変化球として存在するのが、ヒロインともいえる湖山の孫娘、清原果耶演じる篠田千瑛です。師匠である湖山は、霜介に「何か」を見出し弟子にスカウトするも教えるのが下手過ぎるため、湖山に代わって水墨画の基礎を教えることになります。霜介にとって水墨画への世界の扉を用意したのは湖山ですが、扉を開いた霜介の手を取る導き手となるのは千瑛、しかしその千瑛の方は新進気鋭の美人水墨画家として注目を集めるも彼女自身はスランプに陥っています。師であり祖父である湖山に複雑な感情を向ける千瑛と、喪失の哀しみに折り合いを付けられずにいる霜介、2人の葛藤が交差し物語を牽引します。

 そんな2人を見守るのは湖山だけではありません。特に江口洋介演じる西濱湖峯は年長者として2人を支えると同時に、ある意味で一番おいしいところをさらっていきます。いやもうズルいすよアレは(笑)

 正直非の打ち所がない作品ですが、逆を言えばあまりに端正に過ぎて全てが予想の範囲に収まり突き抜けては行かないのが欠点と言えば欠点です。さらりと気分良く観られると言うのも重要な要素なのでコレは一概に悪いこととは言えません。水墨画というこれまであまり映画では用いられてこなかったモチーフに挑む俳優たちの演技の相乗効果だけでも十二分に楽しい作品です。薫風のような爽やかな作品を観たくなった時に、是非どうぞ。
 

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