ちゅうカラぶろぐ


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この連休、外泊許可の下りた入院中の父親を迎えに車を走らせたらふと目に入った満開のひまわり畑に、既にこれだけ暑い日が続いているにも関わらず「夏が来てるなぁ」と思ってしまいました。やっぱり視覚的な彩って大事(笑)

こんばんは、小島@監督です。
ところでTwitterで流れてきたので知った…と言うか思い出したのですが今日7月17日月曜日は2000年に発売されたノベルゲーム「AIR」の物語の始まりの日だそうです。メインヒロインの神尾観鈴を演じた川上とも子さんの演技が彼女のテーマ曲「夏影」の印象的なメロディーと共に今なお鮮烈に記憶に刻まれています。

さて、今回の映画は「ジョン・ウィック チャプター2」です。

亡き妻からの最後の贈り物であった子犬を殺したニューヨークのロシアンマフィアを壊滅させたジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)は、その後、残党たちの手から愛車マスタングをも奪還し妻との思い出が詰まった家へと帰還。再び武器を封印し、2代目の愛犬と共に静かな引退生活に戻ろうと決意する。
しかしその平穏は即座に打ち切られる。イタリアの犯罪組織「カモッラ」の幹部であるサンティーノ・ダントニオ(リッカルド・スカマルチョ)が訪ねてきたのだ。サンティーノはジョン・ウィックに言う、「血の誓約と引き換えに、仕事を果たせ」と。

日本では2015年に公開され(本国アメリカでは2014年製作・公開)、近接戦闘とガンアクションを密接に組み合わせたファイトスタイル「ガン・フー」と、殺し屋たちの聖域「ホテル・コンチネンタル」を始めとしたユニークな世界観がヒットを呼んだ「ジョン・ウィック」に続編が製作され、現在公開中です。
監督チャド・スタエルスキ(かつて「マトリックス」でキアヌ・リーヴスのスタントダブルを務めていた)、脚本デレク・コルスタッドほか主要スタッフとキャストはほぼ続投。前作で盗まれたままに終わった愛車マスタングの奪還シークエンスをオープニングアクトに持ってきた後は舞台をローマに移すなど物語は大きくスケールアップを果たし、さらに新キャラクターにローレンス・フィッシュバーンやルビー・ローズなどの名優を迎えジョン・ウィックの新たな復讐劇が描かれます。

前作以上にほぼ全編アクションしっぱなしの今作はその組み立てにさらに工夫とこだわりが見られます。特に銃のリロードが必ず手数の中に入るのが前作でも特徴的でしたが今作では更に徹底されていますし、「殺し屋」に戻ったジョン・ウィックが展開するアクションシークエンスの現代アートを思わせるようなビビッドな色彩感覚もより洗練されて印象的なビジュアルを見せてくれます。

前作をご覧になった方にはある意味アクションよりも印象的に映ったであろう、「ホテル・コンチネンタル」の世界観にもさらに深く掘り下げがなされています。オリジナルのシナリオなのに何かコミックかゲームでもベースにしてるんじゃないの?と思いたくなるほどこの世界では殺し屋と犯罪者たちの間に明確かつ厳格な「ルール」が存在します。
その「ルール」に則っている限り、銃器ソムリエから銃を見繕ってもらったりテーラーから防弾機能の付いたスーツを仕立ててもらったりできるなどの万全のサポート体制で「仕事」に臨めるというこの不思議な世界観のディテールの凝りっぷりに対してこれだけ殺し屋たちが街中で次々と銃をブッ放したりしてるのに一般人に全く死人も怪我人も出ないところと警察が全く動いていそうにないところの大雑把さの共存ぶりがとても楽しいです。
エキセントリックなキャラクターが多い上にカラッとした作風のため大勢人が死ぬような話なのにグロテスクにも変にリアリスティックにもしていないのでその分アクションを爽快に観ていられるのもポイント高いです。

キアヌ・リーヴス演じるジョン・ウィックの孤独に生きながら孤独に抗おうとするハードボイルドになりきれないキャラクターの魅力にも更に磨きがかかり、トータルで1作目の上を行ってみせた快作です。
凝るところは徹底的に凝る代わりに適当なところはとことん適当に流すため変な癖があり、合わない人には全く合わないタイプの作品ですが、その分こういうのが好きな人も多いはず。私?私はもちろん大好きです(笑)
続編の可能性を匂わすような伏線や布石めいたものもあったりしたので出来ればもう1本くらい続きが製作されると良いなぁ。


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