ちゅうカラぶろぐ


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先日思いがけず「鹿の唐揚げ」なるものを食べる機会が。ジビエ料理(狩猟によって得た野生の鳥獣の食肉。それを利用した料理のこと。)のシーズンにはまだ若干早い(日本の狩猟解禁期は11月15日~2月15日の3か月間)ので野生の物ではないでしょうが、強めの下味を付けていたようで、臭みのようなものは感じませんでしたが、良く食べる鶏の唐揚げとは歯応えが違ってなかなか新鮮な食感。
実はワインとの絡みでもこういう料理は案外無視できない部分があり、期せずしてちょっぴりいい勉強になりました。

こんばんは、小島@監督です。
しかし、鹿肉なら基本は赤ワインと合わせるけれど、あの味付けならむしろニュージーランドのソーヴィニヨンブランとか酸味の強い白ワインの方が合いそうな気が。むむむ、奥が深い…

さて、今回の映画は「映画魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!」です。

100年に1度目覚め、その石に選ばれたならどんな願いも叶えてくれるという「願いの石」。その復活を祝う「大魔法フェスティバル」が開催された。100年に1度の祭りとあってみらい(声・高橋李依)もリコ(声・堀江由衣)もことは(声・早見沙織)も大はしゃぎ。
いよいよ「願いの石」が復活し、自身の願いをかなえてもらおうとマホウ界の者たちはこぞって願いを表すが、石が選んだのは何とモフルン(声・齋藤彩夏)だった!しかし直後ダークマター(声・浪川大輔)と名乗る存在が強襲し、モフルンを連れ去ってしまう!みらいたちは必死の追跡を開始するが…

晩秋の風物詩、プリキュアシリーズの劇場版が今年も公開です。3本立てだった昨年の「プリンセスプリキュア」のスタイルを一部継承し、今作も約5分の短編と表題作である65分の長編の2本立てになっています。

開幕すぐに始まるのは長編よりも頭身を低くしデフォルメを効かせたフルCGで展開する短編「キュアミラクルとモフルンの魔法レッスン!」
約5分なので物語自体はあってないようなものですが、映像が見せるインパクトは鮮烈です。特に基本はクマのぬいぐるみであるモフルンのそのモフモフした質感の表現が半端無く、東映アニメーションのCGレベルはどこまで進化するというのかと驚かされます。恐らくやりたい表現に対し「どんなツールをどう使うか」という方法論が確立しているのでしょう。今後の東映のCGワークにも要注目です。

そして始まる長編は、「絆の力」「願い」というものを素直に物語に落とし込んで見せ、こういう言い方するのは何ですが、「童話」として非常によくできています。
特にダークマターの暗い過去と、モフルンとダークマターの間に生じる絆は、ディープかつダークに描こうと思えばいくらでもできる要素を、熱さを損なわないままにギリギリ暗くなり過ぎないところにソフトランディングしてみせてプリキュアシリーズの安定感の強さを感じさせます。

また、今作のサブタイトルになっているキュアモフルン。そのアクションシークエンスの躍動感は今作最大の見どころと言って良いでしょう。手数の多さももちろんですし箒を利用した曲芸的なアクションワークと、そこに重なる五條真由美が歌う挿入曲「鮮烈!キュアモフルン!」(こんなタイトルなのに全編英語詩!)が尋常じゃないカッコよさで、天井知らずにテンションを上げてくれます。
実は序盤の作画がいささか乱調気味なのですがそれを補って余りある躍動感が後半に待ち構えているので全て帳消しと言ってもいいくらいです。

複雑に渦巻く感情を抱くダークマターを演じる浪川大輔氏の演技や、物語の主舞台となる大魔法フェスティバル会場の「巨大な風船の中に街がある」というファンタジックなビジュアルも印象的で、結果的にトータルで満足度の高い1本でした。何だかんだ老舗・東映アニメーションはやっぱり凄い、その底力を存分に味わえる作品だと思いますよ。



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