ちゅうカラぶろぐ


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高倉健さんに続いて菅原文太さんまでも!
日本の名優の相次ぐ訃報にさすがに驚きを隠せません。勿論私は東映任侠映画全盛期を知りませんが、それでも衝撃が半端無かったです。

こんばんは、小島@監督です。
それにしても先日高倉健の追悼特番で「南極物語」が放送されてた裏で菅原文太が声優として出演していた「千と千尋の神隠し」が放送されていたのは偶然にしても出来過ぎだ…

さて、今回の映画はドキュメンタリー映画「世界一美しいボルドーの秘密」です。

何世紀にも渡り富と権力の象徴として人々を魅了し続けたボルドーワイン。その繁栄の裏には刻々と変化を続けるグローバル経済との密接な関わり合いがあった。そして今ボルドーワインは大きな危機に直面している。欧米へのそれまでの顧客の減少と中国市場の台頭。その中で伝統あるシャトーたちはどのように向き合っていくのか。

年間を通じて多種多様な映画を観に行く私ですが、「自分の仕事に直結するから」という理由で観るなどさすがにそうはありません。
タイトルからてっきりいわゆる5大シャトーへの取材やロバート・パーカーを始めとしたワインジャーナリストを中心にしたボルドーワインの歴史などを綴ったドキュメンタリーかと思っていたら然に非ず。

いや、序盤の内容はそれで間違いないのですが、この映画の主眼はそこではありません。本題が始まるのは中盤に入ってから。
中国市場の台頭、というより席巻によって価格が異常高騰したことが示されてからいかにボルドーのシャトーたちが翻弄され、その状況に立ち向かっていったかをスリリングに描き出してから途端に面白くなります。
市場としてはまだ新しいながら、急速な成長を遂げた中国は底無しと呼べるほどの需要でボルドーワインを圧迫していきます。というかもうホント底無し。観てて怖くなってくるレベルです。
この流れにいち早く対応して中国で大きなブランドとなったシャトーがユダヤの家系に端を発したシャトー、というのもなかなかに示唆的。

事ここに至って邦題と内容に大きく食い違いがある様な気がしないでもありませんがそこはきっとスルーしろって事なのでしょう(苦笑)
因みに原題は「Red Obsession」、直訳すれば「赤い狂騒」といったところでしょうか。
上映時間は75分と短めながら何気にナレーションをラッセル・クロウが担当していて妙な重厚感があるのも楽しい所。

主題こそボルドーワインですが決してワインだけに限らない、まさしく世界の「今」を切り取ったかなりタイムリーな内容です。結構ここで示される「潮流」を体感してる方多いのではないでしょうか。公開館が少なくあまり触れられる機会の少ない映画ですが、チャンスがあれば観てみて欲しい一本ですね。
勿論観ればワインが飲みたくなること必至!こういう映画をきっかけにしてみるのも、楽しいですよ(笑)

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