先日、お誘いを受け珍しく歌会以外でもカラオケを楽しんできました。今回は「90年代以前の曲」縛り、出来ればアニソンも少なめで、というレギュレーション。いや〜久しく使ってない錆び付いた鍵付きの引き出しを開けるような感じで楽しかったすね(笑)!
昭和歌謡もたまに聞いてみると結構カッコいいのもあったりして、何かの時のために覚えておいても良いかと思うものもあったり。
こんばんは、小島@監督です。
たまにはこういうのも楽しい。また何かの折にやれたら良いなぁ。
さて、今回の映画は「パーフェクトブルー」です。
アイドルグループ「CHAM」に所属していた霧越未麻(声・岩男潤子)は、あるミニライブを最後にグループを脱退し女優への転身を図った。しかし本人の思いとは裏腹にヌードグラビアやレイプシーンもあるドラマの撮影などアイドル時代には考えられなかったような仕事が続いた。アイドルの頃からのファンは未麻の現状を嘆くものの、未麻の仕事は次第に軌道に乗っていく。獲得した人気と裏腹に心をすり減らす未麻はやがてアイドル時代の自分の幻影まで見るようになる。そんな折、未麻の仕事の関係者が惨殺される事件が相次いで発生した。果たしてそれは自分自身が起こした事なのか?虚構と現実の境界が曖昧になる中で未麻は更に追い詰められていく。
2010年に46歳の若さで病没した夭折のアニメーション作家・今敏。一線で活躍したのは15年程度、寡作ゆえに手掛けた作品数も少ないながら日本のアニメ史、映像史に残した足跡は極めて大きい人物です。その今敏の初監督作品が1997年に製作されたこの「パーフェクトブルー」(なお劇場公開は翌1998年)です。先頃公開25周年を記念して4Kリマスター版が製作され、只今限定公開中です。当初1週間限定と告知されていましたが、平日でも満席になるなど人気の根強さを伺わせて、公開館では軒並み上映期間が1週間延長される事になりました。客層がてっきり自分と同世代かそれ以上の方達ばかりだろうと思っていたのですが、見渡すと結構若い方もいるのに驚き。どういう経緯でこの作品を知り得たのか、興味が湧きますね。
今敏が生涯にわたりモチーフにし続けた「虚構と現実の混淆」という命題は、この初監督作品で既に主題とされています。未麻は自身の意に沿わぬ仕事をこなし続けるうちに精神がすり減り現実との境が曖昧になっていきます。アイドル時代の幻影を見るようになると同時に出演しているドラマの内容も現実と酷似していき、今展開しているのは現実か劇中劇のシーンなのかが混然としていき観客を幻惑します。
写実的なビジュアルをしていますが、だからと言って実写でこれをやったら絶対にチープになってしまうであろうアニメならではの映像表現がふんだんに盛り込まれているところにこの作品の凄みがあります。しかもかなり入り組んだ構図をしていながら上映時間は81分。この余剰の少なさが高いテンションと集中力を最後まで保ちつつ物語を展開するのに成功しています。
全くの余談ですが、内容はともかく作中登場するツールはさすがに今見ると古く懐かしいものになっています。特に未麻が使うネットのブラウザが「Netscape Navigator」だったのは当時を知る者としてはちょっと胸が熱くなりましたね(笑)。1990年代も最早レトロの域に入りつつあることを思えば若い方にはかなり新鮮に映る箇所かもしれません。
今でこそ珍しくなくなりましたが1997年当時、こういうサイコホラーはアニメではほぼ前例が無く、この作品がジャンルを切り拓いたと言っても過言ではないでしょう。
「考察系」と呼ばれるドラマや映画も相次いで製作されている近年を思えばその先駆者とも言える「パーフェクトブルー」は今こそ再発見の好機。早すぎた天才の傑作をどうぞご堪能あれ。
昭和歌謡もたまに聞いてみると結構カッコいいのもあったりして、何かの時のために覚えておいても良いかと思うものもあったり。
こんばんは、小島@監督です。
たまにはこういうのも楽しい。また何かの折にやれたら良いなぁ。
さて、今回の映画は「パーフェクトブルー」です。
アイドルグループ「CHAM」に所属していた霧越未麻(声・岩男潤子)は、あるミニライブを最後にグループを脱退し女優への転身を図った。しかし本人の思いとは裏腹にヌードグラビアやレイプシーンもあるドラマの撮影などアイドル時代には考えられなかったような仕事が続いた。アイドルの頃からのファンは未麻の現状を嘆くものの、未麻の仕事は次第に軌道に乗っていく。獲得した人気と裏腹に心をすり減らす未麻はやがてアイドル時代の自分の幻影まで見るようになる。そんな折、未麻の仕事の関係者が惨殺される事件が相次いで発生した。果たしてそれは自分自身が起こした事なのか?虚構と現実の境界が曖昧になる中で未麻は更に追い詰められていく。
2010年に46歳の若さで病没した夭折のアニメーション作家・今敏。一線で活躍したのは15年程度、寡作ゆえに手掛けた作品数も少ないながら日本のアニメ史、映像史に残した足跡は極めて大きい人物です。その今敏の初監督作品が1997年に製作されたこの「パーフェクトブルー」(なお劇場公開は翌1998年)です。先頃公開25周年を記念して4Kリマスター版が製作され、只今限定公開中です。当初1週間限定と告知されていましたが、平日でも満席になるなど人気の根強さを伺わせて、公開館では軒並み上映期間が1週間延長される事になりました。客層がてっきり自分と同世代かそれ以上の方達ばかりだろうと思っていたのですが、見渡すと結構若い方もいるのに驚き。どういう経緯でこの作品を知り得たのか、興味が湧きますね。
今敏が生涯にわたりモチーフにし続けた「虚構と現実の混淆」という命題は、この初監督作品で既に主題とされています。未麻は自身の意に沿わぬ仕事をこなし続けるうちに精神がすり減り現実との境が曖昧になっていきます。アイドル時代の幻影を見るようになると同時に出演しているドラマの内容も現実と酷似していき、今展開しているのは現実か劇中劇のシーンなのかが混然としていき観客を幻惑します。
写実的なビジュアルをしていますが、だからと言って実写でこれをやったら絶対にチープになってしまうであろうアニメならではの映像表現がふんだんに盛り込まれているところにこの作品の凄みがあります。しかもかなり入り組んだ構図をしていながら上映時間は81分。この余剰の少なさが高いテンションと集中力を最後まで保ちつつ物語を展開するのに成功しています。
全くの余談ですが、内容はともかく作中登場するツールはさすがに今見ると古く懐かしいものになっています。特に未麻が使うネットのブラウザが「Netscape Navigator」だったのは当時を知る者としてはちょっと胸が熱くなりましたね(笑)。1990年代も最早レトロの域に入りつつあることを思えば若い方にはかなり新鮮に映る箇所かもしれません。
今でこそ珍しくなくなりましたが1997年当時、こういうサイコホラーはアニメではほぼ前例が無く、この作品がジャンルを切り拓いたと言っても過言ではないでしょう。
「考察系」と呼ばれるドラマや映画も相次いで製作されている近年を思えばその先駆者とも言える「パーフェクトブルー」は今こそ再発見の好機。早すぎた天才の傑作をどうぞご堪能あれ。
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会社で新型コロナウイルス感染という理由でお休みの人が、
旅行に行っている画像がなんとSNSにアップされました。
本人はどうやら気がついてないですが、会社では話題に。
別に有給取得での休みなので、休むことは問題ないですが、
とはいっても休んだ理由にウソをつくのはいただけません。
連続での有給は後ろめたいかも知れませんが、胸を張って、
「旅行に行ってきます!」のが個人的には清々しいです。
その方が堂々と旅行に行けて気持ちいいのではないか?
あ、週が明けてどんなツラを下げて出勤してくるのか、
自部署の人間ではないですが、ちょっと楽しみですね。
さて、約10年ほど前から毎年、人間ドックを受診しています。
人間ドックは自分の『健康』の確認のために受信しますが、
複数ある受信項目のすべてをかいくぐったところにしか、
そうあってほしい願望である『健康』にたどり着けません。
その受信項目の1つですら、少しでも『NG』にかすめると、
気持ちよく『健康』、オレ大丈夫!になれないんですよね。
オジサンの私になると、もう必ず何かが『NG』となるので、
人間ドックはなにも楽しい行事ではなく、とにかく苦痛。
そんな人間ドックですが、私が毎年受診しているところは、
病院ではなくて、人間ドック専門にやっている施設で、
いつもすごい人が受信に訪れているところだったりします。
そこでは、いつも受診が終わると、その施設に併設で、
受診した人のためだけの食堂で食事をすることになります。
受診時は前日の21時から水を含む飲食ができなくなり、
お腹も減るし、喉も乾くしで、軽い断食状態になります。
ですので、断食後はそこで初めての食事となるのですが、
なんとここで食べられる食事が、大変美味しいのです。
人間ドックをする施設に併設なので、申し訳ないですが、
あまり美味しいものが提供されるような気がしませんが、
断食でお腹が減っている事を差し引いても美味しいのです。
正直、見た目は地味な定食にしか見えないのですが、
何かこだわっているようで、上手にまとまっているのです。
毎回、天ぷらが付いてくるのですが、揚げ加減も絶妙で、
これが人間ドックの施設で食べられることに驚きです。
今では受診後の食事が楽しみだったりするくらいです。
まあそれ以上に人間ドックはイヤなんですけどね。
そんな食事の写真を上げるのが今時なんだと思いますが、
すいません、写真を撮ってくるのを忘れました・・・。
旅行に行っている画像がなんとSNSにアップされました。
本人はどうやら気がついてないですが、会社では話題に。
別に有給取得での休みなので、休むことは問題ないですが、
とはいっても休んだ理由にウソをつくのはいただけません。
連続での有給は後ろめたいかも知れませんが、胸を張って、
「旅行に行ってきます!」のが個人的には清々しいです。
その方が堂々と旅行に行けて気持ちいいのではないか?
あ、週が明けてどんなツラを下げて出勤してくるのか、
自部署の人間ではないですが、ちょっと楽しみですね。
さて、約10年ほど前から毎年、人間ドックを受診しています。
人間ドックは自分の『健康』の確認のために受信しますが、
複数ある受信項目のすべてをかいくぐったところにしか、
そうあってほしい願望である『健康』にたどり着けません。
その受信項目の1つですら、少しでも『NG』にかすめると、
気持ちよく『健康』、オレ大丈夫!になれないんですよね。
オジサンの私になると、もう必ず何かが『NG』となるので、
人間ドックはなにも楽しい行事ではなく、とにかく苦痛。
そんな人間ドックですが、私が毎年受診しているところは、
病院ではなくて、人間ドック専門にやっている施設で、
いつもすごい人が受信に訪れているところだったりします。
そこでは、いつも受診が終わると、その施設に併設で、
受診した人のためだけの食堂で食事をすることになります。
受診時は前日の21時から水を含む飲食ができなくなり、
お腹も減るし、喉も乾くしで、軽い断食状態になります。
ですので、断食後はそこで初めての食事となるのですが、
なんとここで食べられる食事が、大変美味しいのです。
人間ドックをする施設に併設なので、申し訳ないですが、
あまり美味しいものが提供されるような気がしませんが、
断食でお腹が減っている事を差し引いても美味しいのです。
正直、見た目は地味な定食にしか見えないのですが、
何かこだわっているようで、上手にまとまっているのです。
毎回、天ぷらが付いてくるのですが、揚げ加減も絶妙で、
これが人間ドックの施設で食べられることに驚きです。
今では受診後の食事が楽しみだったりするくらいです。
まあそれ以上に人間ドックはイヤなんですけどね。
そんな食事の写真を上げるのが今時なんだと思いますが、
すいません、写真を撮ってくるのを忘れました・・・。
昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
昨日はどうしてもその日の夕方にしか歯科の予約が取れなかったため30分ほど早抜けさせて頂きました。人数の少ない部屋にいたので早抜けは少々申し訳無かったですが、反面今回歌おうと思っていた曲はほぼやり切れたのでちょっと満足しています。
こんばんは、小島@監督です。
次回はちゃんと最後まで参加する予定。
さて、今回の映画は「プリキュアオールスターズF」です。
ソラ(声・関根明良)が目を覚ました時、見慣れぬ世界にいた。ましろ(声・加隈亜衣)達ともどうやらはぐれてしまったらしい。同じようにこの世界に迷い込んだらしいゆい(声・菱川花菜)、まなつ(声・ファイルーズあい)と共にはぐれた仲間たちと元いた世界へ戻る方法を探すソラ。そんな時、モンスターと戦うキュアシュプリーム(声・坂本真綾)と出会う。
今年20周年を迎えた「プリキュア」シリーズ。それを記念して歴代のプリキュア達が総結集するアニバーサリー映画が製作されました。自分が初めてプリキュア映画を観たのが5周年記念作品の「プリキュアオールスターズ」だったので、観始めてからもう15年も経ったのかと思うとその事実に背筋がちょっと寒くなります(苦笑)。
脚本に「Go!プリンセスプリキュア」などプリキュアシリーズのほか「ゆるキャン△」なども手掛ける田中仁、監督に「映画魔法つかいプリキュア」「映画スター☆トゥインクルプリキュア」の田中裕太と、シリーズでも高い評価を集めた人物が結集して製作されています。また、主題歌をいきものがかりが歌っていることは告知されていますが、劇中の挿入歌にMachico始め吉武千颯、礒部花梨、駒形友梨ら歴代のプリキュアのテーマ曲を歌ったメンバーが集まっての楽曲が用意されているのもポイントですね。
「ひろがるスカイ!プリキュア」のメンバーが離れ離れになり同じようにチームをバラバラにされたほかのプリキュア達と急造チームを作って旅をすることになる、というのが物語の肝になる今作、個性的なプリキュア達のアンサンブルをテンポ良く見せながら描き出すのは「プリキュアとは?」という根幹的な問いです。ちょうど今の「ひろがるスカイ!プリキュア」の主人公ソラが「ヒーロー」である意味を問い続けるキャラクターであるのも上手く機能しています。
単純に見えてちょっと一捻りしている構図がもたらすツイストも加わって、それらが集約しアクションとして結実するクライマックスは20周年を記念するに相応しい迫力に仕上がっています。
今作のゲスト声優として出演している坂本真綾、種崎敦美の演技が予想以上に素晴らしいのも良いですね。特に種崎敦美は近年「DRAGON QUESTダイの大冒険」のダイや「SPY×FAMILY」のアーニャ、「魔法使いの嫁」の智世など年齢も性別も性格もバラバラな役を次々に演じる底の深さをここでも見せてくれています。
一方で、70分の尺の中で4つの視点が展開するのでさすがにかなり忙しなくなってしまっている上に、数年ぶりに取り入れられたミラクルライトも前説でも本編でも子ども達に向けてどのように使うかを語りかけたりしないのは少し残念です。良い歳した自分なら数年離れていたくらいどうということはないですが、幼稚園〜小学校低学年の子ども達をメインターゲットにしているなら3年変われば次の世代にいる事を忘れないで欲しかったなと思いますね。
終盤にはかなり意外なキャラクターがカメオ出演するサプライズもあり、総じて今までプリキュアを楽しんで来たファン達に向けて作られている印象ですが、その分、私は思いっきり楽しめました。今期の「ひろプリ」も後半に差し掛かり、物語の行く末も含めてまだまだ楽しませてもらえそうです。
昨日はどうしてもその日の夕方にしか歯科の予約が取れなかったため30分ほど早抜けさせて頂きました。人数の少ない部屋にいたので早抜けは少々申し訳無かったですが、反面今回歌おうと思っていた曲はほぼやり切れたのでちょっと満足しています。
こんばんは、小島@監督です。
次回はちゃんと最後まで参加する予定。
さて、今回の映画は「プリキュアオールスターズF」です。
ソラ(声・関根明良)が目を覚ました時、見慣れぬ世界にいた。ましろ(声・加隈亜衣)達ともどうやらはぐれてしまったらしい。同じようにこの世界に迷い込んだらしいゆい(声・菱川花菜)、まなつ(声・ファイルーズあい)と共にはぐれた仲間たちと元いた世界へ戻る方法を探すソラ。そんな時、モンスターと戦うキュアシュプリーム(声・坂本真綾)と出会う。
今年20周年を迎えた「プリキュア」シリーズ。それを記念して歴代のプリキュア達が総結集するアニバーサリー映画が製作されました。自分が初めてプリキュア映画を観たのが5周年記念作品の「プリキュアオールスターズ」だったので、観始めてからもう15年も経ったのかと思うとその事実に背筋がちょっと寒くなります(苦笑)。
脚本に「Go!プリンセスプリキュア」などプリキュアシリーズのほか「ゆるキャン△」なども手掛ける田中仁、監督に「映画魔法つかいプリキュア」「映画スター☆トゥインクルプリキュア」の田中裕太と、シリーズでも高い評価を集めた人物が結集して製作されています。また、主題歌をいきものがかりが歌っていることは告知されていますが、劇中の挿入歌にMachico始め吉武千颯、礒部花梨、駒形友梨ら歴代のプリキュアのテーマ曲を歌ったメンバーが集まっての楽曲が用意されているのもポイントですね。
「ひろがるスカイ!プリキュア」のメンバーが離れ離れになり同じようにチームをバラバラにされたほかのプリキュア達と急造チームを作って旅をすることになる、というのが物語の肝になる今作、個性的なプリキュア達のアンサンブルをテンポ良く見せながら描き出すのは「プリキュアとは?」という根幹的な問いです。ちょうど今の「ひろがるスカイ!プリキュア」の主人公ソラが「ヒーロー」である意味を問い続けるキャラクターであるのも上手く機能しています。
単純に見えてちょっと一捻りしている構図がもたらすツイストも加わって、それらが集約しアクションとして結実するクライマックスは20周年を記念するに相応しい迫力に仕上がっています。
今作のゲスト声優として出演している坂本真綾、種崎敦美の演技が予想以上に素晴らしいのも良いですね。特に種崎敦美は近年「DRAGON QUESTダイの大冒険」のダイや「SPY×FAMILY」のアーニャ、「魔法使いの嫁」の智世など年齢も性別も性格もバラバラな役を次々に演じる底の深さをここでも見せてくれています。
一方で、70分の尺の中で4つの視点が展開するのでさすがにかなり忙しなくなってしまっている上に、数年ぶりに取り入れられたミラクルライトも前説でも本編でも子ども達に向けてどのように使うかを語りかけたりしないのは少し残念です。良い歳した自分なら数年離れていたくらいどうということはないですが、幼稚園〜小学校低学年の子ども達をメインターゲットにしているなら3年変われば次の世代にいる事を忘れないで欲しかったなと思いますね。
終盤にはかなり意外なキャラクターがカメオ出演するサプライズもあり、総じて今までプリキュアを楽しんで来たファン達に向けて作られている印象ですが、その分、私は思いっきり楽しめました。今期の「ひろプリ」も後半に差し掛かり、物語の行く末も含めてまだまだ楽しませてもらえそうです。
今日の歌会の帰り、例のエレベーターに乗り下っていると、
途中の階から数人の高校生くらいの人が乗ってきました。
JOYSOUND金山に来たのが初めてっぽい雰囲気で、
エレベーターが動き始めると、その効果音や電飾を見て、
「スゴい!ゲーミングエレベーターじゃん!」との感想。
なるほど『ゲーミング』という発想にそうきたかとちょっと感心。
私的にはもうこのゲーミングエレベーターに慣れ過ぎて、
効果音や電飾には1ミリもなんとも思わなくなっているので、
新鮮な感想が持てることに、ちょっと羨ましくなりました。
さて、先週のブログで少し涼しくなってきたと書きましたが、
それでも、それなりに暑いので結構鬱陶しかったりします。
私の『嫌いなもの総合ランキング』でも上位になっている、
『汗をかくこと』が少しでも軽減されればと思うのですが、
それもなかなか解決されずに、イライラが募る一方です。
そして、そんな鬱陶しいをワンランク上げてくる存在が、
今さらになって活動を始めたのが気になり始めました。
『蚊』
刺されれば痒いし、耳元を飛ぶ音は不快指数MAXです。
蚊と言えば、昔から当たり前に夏というイメージがあるし
蚊対策の有名企業も『金鳥の夏』というくらいです。
そんな夏の風物詩が、なぜか秋になって増えてきたのは、
どうやら最近の夏は蚊が活動するには暑すぎるようで、
ちょっと気温が下がり、蚊が活動しやすくなったとのこと。
やっとクソ暑い夏とお別れして、過ごしやすくなると思えば、
ここにきて私の大嫌いな蚊が現れるというこのイライラ。
神様もなんでこんな不快な虫を作られたのか、暇人か?
蚊が嫌いすぎて、電気蚊取り複数設置の我が家ですが、
このままでは詰め替え用薬液の消費が家計を圧迫します。
本当かどうかは知りませんが、よく言う蚊に刺されやすい、
O型の血液型の私は、一刻も早い本格的な秋を望みます。
今日は歌会でしたが、ショートパンツをはいていたら、
結果、あっちこっち蚊に刺されて帰りの車は悶絶でした。
一刻も早く、蚊の活動する時間が去ってくれればと思います。
途中の階から数人の高校生くらいの人が乗ってきました。
JOYSOUND金山に来たのが初めてっぽい雰囲気で、
エレベーターが動き始めると、その効果音や電飾を見て、
「スゴい!ゲーミングエレベーターじゃん!」との感想。
なるほど『ゲーミング』という発想にそうきたかとちょっと感心。
私的にはもうこのゲーミングエレベーターに慣れ過ぎて、
効果音や電飾には1ミリもなんとも思わなくなっているので、
新鮮な感想が持てることに、ちょっと羨ましくなりました。
さて、先週のブログで少し涼しくなってきたと書きましたが、
それでも、それなりに暑いので結構鬱陶しかったりします。
私の『嫌いなもの総合ランキング』でも上位になっている、
『汗をかくこと』が少しでも軽減されればと思うのですが、
それもなかなか解決されずに、イライラが募る一方です。
そして、そんな鬱陶しいをワンランク上げてくる存在が、
今さらになって活動を始めたのが気になり始めました。
『蚊』
刺されれば痒いし、耳元を飛ぶ音は不快指数MAXです。
蚊と言えば、昔から当たり前に夏というイメージがあるし
蚊対策の有名企業も『金鳥の夏』というくらいです。
そんな夏の風物詩が、なぜか秋になって増えてきたのは、
どうやら最近の夏は蚊が活動するには暑すぎるようで、
ちょっと気温が下がり、蚊が活動しやすくなったとのこと。
やっとクソ暑い夏とお別れして、過ごしやすくなると思えば、
ここにきて私の大嫌いな蚊が現れるというこのイライラ。
神様もなんでこんな不快な虫を作られたのか、暇人か?
蚊が嫌いすぎて、電気蚊取り複数設置の我が家ですが、
このままでは詰め替え用薬液の消費が家計を圧迫します。
本当かどうかは知りませんが、よく言う蚊に刺されやすい、
O型の血液型の私は、一刻も早い本格的な秋を望みます。
今日は歌会でしたが、ショートパンツをはいていたら、
結果、あっちこっち蚊に刺されて帰りの車は悶絶でした。
一刻も早く、蚊の活動する時間が去ってくれればと思います。
俺氏、人生初法被。
こんばんは、小島@監督です。
というわけで、この週末愛知県国際展示場まで「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Shout out Live!!! 」Day1を観て来ました。初めて行きましたが、ちょっと距離的に遠いけどすぐそばにセントレアがあるおかげで飲食店にもトイレにも困らない環境がとても快適。
「アイドルマスターシンデレラガールズ」のゲーム「スターライトステージ」の8周年を記念してのライブイベントが開催されました。今回は「愛」と「叫ぶ」をテーマにセットリストを構築し、バックバンドを擁しての生演奏と共に展開します。生演奏が入るライブで声を出せるイベントというのは3年半ぶり。生音のダイナミズムに身を委ねて声援を張り上げる気持ち良さを満喫して来ました。
開演前のオーバーチュアもバックバンドの演奏で始まる今回のステージ。辻野あかり役梅澤めぐさんと木村夏樹役安野希世乃さんをセンターに据え、開幕1曲目の「無限L∞PだLOVE」からラブソングとロック色の強めの楽曲たちをアグレッシブに畳み掛けて来ます。面白いのは「ミラーボール・ラブ」のようなディスコナンバーや「きゅん・きゅん・まっくす」のような可愛さに全振りしたアイドルソングをかなり大胆に、ちょっとガラが悪いくらいにアレンジして聴かせてくれます。そこまでアレンジは強くなくとも生演奏に映える楽曲が多く選ばれ、その歌唱メンバーの妙と合わせて既存曲の新たな顔を見せる驚きに溢れていました。一方で西園寺琴歌役安齋由香里さんのソロ「セレブレイト・スターレイル」、三船美優役原田彩楓さんのソロ「Little More」(中盤のサックスプレイが絶品!)、早坂美玲役朝井彩加さんと砂塚あきら役富田美憂さんのデュオ「Hardcore Toyworld」など新曲の比率もいつになく多く、そう言った驚きもライブのボルテージを牽引してくれます。
全てを締め括るライブの最後の曲に多田李衣菜の最初のソロ曲「Twilight Sky」をチョイスするセンスも心憎い。「ロックなアイドルを目指したい」というパーソナリティである彼女の曲がシンデレラガールズにおけるロックのシンボルになって全体の曲として歌われること、1stライブの際にある1人のPの発案と努力(観客全員分のサイリウムを自費で用意して配布してイメージを伝え、それに皆も応えたのが今でも語り草)によってこの曲が歌われる時は観客席がオレンジとブルーの2色で夕焼け空を表現するのがスタンダードになったこと、それらのコンテクストが混然と意味を持ち非常にエモーショナルな時間でした。
また、今回のイベントは個人的に結構気合い入れて臨んだライブになりました。いわゆる自担が2人出演していて1人は北条加蓮役渕上舞さん。配信で観ていたDay2でサプライズで新曲が発表されて画面越しに思わず叫んでしまいましたが(苦笑)、今回の肝はもう1人。冒頭の法被のアイドル、望月聖役原涼子さんの出演です。この望月聖、かなり何年も前からこの子にCVが付いてステージだ歌う姿を見たいと推し続けていたキャラクターで、念願叶って今回遂に初ステージ。感無量。しかも原涼子さん(代表作は当時9歳で主演した2014年製作のアニメ「ばらかもん」の琴石なる役。まだ10代ですがキャリアは今回の出演者の中でも長い方だったりする。)の歌声が期待の遥か上行く歌唱力で心底この子が聖役で良かったと観客席で涙目になりながら聴いていました。加蓮は存在を知った時にはもうCVが付いていたので、こういう感覚を味わえたは初めてです。ホント感謝しかない。
何というかプロデューサー冥利に尽きる、というか、まだこんな知らない感情に出くわせる瞬間があったのかというような気分を味わえた今回のライブ。次はツアーが待っているのがDay2最後に告知されました。OK、まだまだ付いて行きますよ!
今年1月から再開した歌会も、それから休止することなく、
次回9月17日も無事に開催することができそうですね。
全盛期に比べれば参加者も多少少なくなりましたが、
それでもこうやって安定して続けられていることに感謝です。
今となっては昔みたいに『スーパーアニカラ魂』みたいな、
大きなイベントがやれる感じではなくなってしまいましたが、
年末のじゃんけん大会くらい豪勢にやりたいですね。
さあ、こうやって言ってしまった以上、12月の歌会では、
私自身が豪華な景品を準備しなければいけませんね。
みなさんもぜひ、年末の歌会に参加いただければと思います。
さて、私はau契約の『iPad Pro』を長期に渡り使っています。
購入したのは2018年ですので、もう5年にもなりますね。
買った当時はそのスペックの高さにニヤニヤしていましたし、
数年経った今でもスペックに不満はぜんぜん無いのですが、
残念ながらバッテリーの持ちがあまりに悪くなってしまいました。
新品当時は最後に充電したのがいつだったか忘れるくらい、
「こんなにバッテリーが持つのか?!」と衝撃でしたが、
今では、「こんなにバッテリーが持たないのか?!」と衝撃。
朝充電機から外したはずが、とくに何か使った覚えが無くても、
夕方には残り20%くらいと、もう息も絶え絶えなバッテリー。
さすがに普通なら買い替えたらと思うところなのですが、
ヘンにこのiPadに愛着があって購入を躊躇しているのです。
そのヘンな愛着の理由とが、かつての入院時の思い出。
そう、歌会の準備をしている時に豪快に転倒してしまい、
脚の骨を折って救急車に運ばれて入院した時のことです。
やることのない入院中はこのiPadをほとんど肌身離さず、
ひたすらAmazonPrimeやらYouTubeなどを見ていました。
50日間の入院中は朝昼晩iPadと共に過ごしていたので、
当時は「仕事にもプライベートにも」をはるかに超えた、
ヘビーユーザーになっていたのではないかと思います。
そんなiPadでしたので、相当の愛着が沸いてしまっていて、
新しいもの好きな私でも、珍しく購入に前向きになれません。
ただ、最近になって思ったのは考えりゃ当たり前ですが、
バッテリーを交換すればいいじゃないかと気が付きました。
Apple製品はバッテリー交換や修理をするお店が多いので、
バッテリー問題はこれで解決できてしまうではないですか。
ただもう一つ、愛着があるものがあって、それはカバー。
そのiPadに付けるカバーにも愛着が沸いちゃってるのです。
そのカバーも今ではキズだけにとどまらず、劣化した粗材が、
バラバラと剥がれてちぎれて、大変なことになっています。
そんなボロボロカバーも人から見れば汚いカバーですが、
私からしたらとってもかわいいカバーだったりするのです。
古いiPadに合うこのカバーも新品は買うことができません。
iPadはバッテリー交換しても、このカバーをどうするかで、
すでに1ヶ月以上も悩み続けている私だったりします。
次回9月17日も無事に開催することができそうですね。
全盛期に比べれば参加者も多少少なくなりましたが、
それでもこうやって安定して続けられていることに感謝です。
今となっては昔みたいに『スーパーアニカラ魂』みたいな、
大きなイベントがやれる感じではなくなってしまいましたが、
年末のじゃんけん大会くらい豪勢にやりたいですね。
さあ、こうやって言ってしまった以上、12月の歌会では、
私自身が豪華な景品を準備しなければいけませんね。
みなさんもぜひ、年末の歌会に参加いただければと思います。
さて、私はau契約の『iPad Pro』を長期に渡り使っています。
購入したのは2018年ですので、もう5年にもなりますね。
買った当時はそのスペックの高さにニヤニヤしていましたし、
数年経った今でもスペックに不満はぜんぜん無いのですが、
残念ながらバッテリーの持ちがあまりに悪くなってしまいました。
新品当時は最後に充電したのがいつだったか忘れるくらい、
「こんなにバッテリーが持つのか?!」と衝撃でしたが、
今では、「こんなにバッテリーが持たないのか?!」と衝撃。
朝充電機から外したはずが、とくに何か使った覚えが無くても、
夕方には残り20%くらいと、もう息も絶え絶えなバッテリー。
さすがに普通なら買い替えたらと思うところなのですが、
ヘンにこのiPadに愛着があって購入を躊躇しているのです。
そのヘンな愛着の理由とが、かつての入院時の思い出。
そう、歌会の準備をしている時に豪快に転倒してしまい、
脚の骨を折って救急車に運ばれて入院した時のことです。
やることのない入院中はこのiPadをほとんど肌身離さず、
ひたすらAmazonPrimeやらYouTubeなどを見ていました。
50日間の入院中は朝昼晩iPadと共に過ごしていたので、
当時は「仕事にもプライベートにも」をはるかに超えた、
ヘビーユーザーになっていたのではないかと思います。
そんなiPadでしたので、相当の愛着が沸いてしまっていて、
新しいもの好きな私でも、珍しく購入に前向きになれません。
ただ、最近になって思ったのは考えりゃ当たり前ですが、
バッテリーを交換すればいいじゃないかと気が付きました。
Apple製品はバッテリー交換や修理をするお店が多いので、
バッテリー問題はこれで解決できてしまうではないですか。
ただもう一つ、愛着があるものがあって、それはカバー。
そのiPadに付けるカバーにも愛着が沸いちゃってるのです。
そのカバーも今ではキズだけにとどまらず、劣化した粗材が、
バラバラと剥がれてちぎれて、大変なことになっています。
そんなボロボロカバーも人から見れば汚いカバーですが、
私からしたらとってもかわいいカバーだったりするのです。
古いiPadに合うこのカバーも新品は買うことができません。
iPadはバッテリー交換しても、このカバーをどうするかで、
すでに1ヶ月以上も悩み続けている私だったりします。
ちょいとした流れで普段あまり利用しない地元の温泉に日帰り入浴に行って来ました。基本は宿泊客向けで、日帰り入浴の営業時間が約3時間しかないような所。日曜日夕方の浅い時間というのもあってか自分以外は数人しかいないゆったり加減でじっくり温泉を堪能。
たまにはこういうのもありかも。
こんばんは、小島@監督です。
もちろん湯上がりにはフルーツ牛乳も飲みましたさ。
さて、今回の映画は「SAND LAND」です。
川が干上がり砂漠化が進む世界「サンドランド」、貴重な水は国王が独占し高騰の一途を辿るばかり。北方の小村で保安官を務めるラオ(声・山路和弘)は水不足に苦しむ人々を救うため南方のどこかにあると目される「幻の泉」を探す旅に出た。危険を伴う旅の同行者としてラオは魔物たちに協力を求め、悪魔の王子ベルゼブブ(声・田村睦心)とお目付け役のシーフ(声・チョー)が同行することになった。一行は道中で国王軍の戦車を強奪し、一路南を目指す。
「ドラゴンボール」「Dr.スランプ」で世界的知名度を誇る鳥山明、「ドラゴンボール」連載終了後は散発的に読切や短期連載を発表していましたが、その作品群の1つ、2000年に連載されたのが「SAND LAND」です。
主人公は老保安官と全身がピンク色の悪魔の子供、そしてお目付け役の老人というパーティーメンバーで強奪した戦車での冒険が始まります。色気も華やかさも無い地味で武骨な内容ながら今なお根強いファンを持つ隠れた名作が20年越しにアニメ化されました。脚本はドラマ「刑事7人」や令和版のアニメ「うる星やつら」を手掛けた森ハヤシ、絵コンテに「HUNTER×HUNTER」「吸血鬼すぐ死ぬ」などのベテラン神志那弘志、監督は「ドラゴンクエスト」のPVなどのほか中編アニメ「COCOLRS」が高い評価を集めた俊英・横嶋俊夫が手がけています。
冒険ロマンの王道を行く、素晴らしい出来栄えの一本です。
物語そのものは原作をほぼ忠実に映像化。しかしただ原作をなぞるだけでなく咀嚼した上で深掘りするべきところは掘り下げて見せ、より味わい深くなっています。特にラオが抱える傷や後悔の大きさが原作以上に強く描かれているのが特徴で、そこに名優山路和弘の演技が乗り、苦み走った渋さでもって物語を牽引します。
また、何よりの魅力は戦車を始めとして鳥山明が描く独特の丸みと描線を持つメカたちがディテールもそのままに文字通り縦横無尽に躍動するそのビジュアルです。「Dr.スランプ」や「ドラゴンボール」のコミックスの表紙には本編の内容とは関係無くアラレちゃんや孫悟空が様々な形のバイクや車に乗っているイラストが度々登場していたのですが、アレがそのままアニメで動いているところを観られるのはなかなか感激します。
全体を見れば少々ご都合主義が強いところも散見されるのですが、サマーシーズンに家族で楽しむアドベンチャーロマンならこれくらいは許容範囲でしょう。心地良く楽しめる一本です。「ドラゴンボール」と比較して決定的に知名度が足りてないせいか客入りがどうにも芳しくないようですが、それで素通りするには勿体無い逸品。できればこれに続いて「COWA!」もアニメ化されるくらいヒットしてくれると嬉しいのですが、難しいかな〜(苦笑)
たまにはこういうのもありかも。
こんばんは、小島@監督です。
もちろん湯上がりにはフルーツ牛乳も飲みましたさ。
さて、今回の映画は「SAND LAND」です。
川が干上がり砂漠化が進む世界「サンドランド」、貴重な水は国王が独占し高騰の一途を辿るばかり。北方の小村で保安官を務めるラオ(声・山路和弘)は水不足に苦しむ人々を救うため南方のどこかにあると目される「幻の泉」を探す旅に出た。危険を伴う旅の同行者としてラオは魔物たちに協力を求め、悪魔の王子ベルゼブブ(声・田村睦心)とお目付け役のシーフ(声・チョー)が同行することになった。一行は道中で国王軍の戦車を強奪し、一路南を目指す。
「ドラゴンボール」「Dr.スランプ」で世界的知名度を誇る鳥山明、「ドラゴンボール」連載終了後は散発的に読切や短期連載を発表していましたが、その作品群の1つ、2000年に連載されたのが「SAND LAND」です。
主人公は老保安官と全身がピンク色の悪魔の子供、そしてお目付け役の老人というパーティーメンバーで強奪した戦車での冒険が始まります。色気も華やかさも無い地味で武骨な内容ながら今なお根強いファンを持つ隠れた名作が20年越しにアニメ化されました。脚本はドラマ「刑事7人」や令和版のアニメ「うる星やつら」を手掛けた森ハヤシ、絵コンテに「HUNTER×HUNTER」「吸血鬼すぐ死ぬ」などのベテラン神志那弘志、監督は「ドラゴンクエスト」のPVなどのほか中編アニメ「COCOLRS」が高い評価を集めた俊英・横嶋俊夫が手がけています。
冒険ロマンの王道を行く、素晴らしい出来栄えの一本です。
物語そのものは原作をほぼ忠実に映像化。しかしただ原作をなぞるだけでなく咀嚼した上で深掘りするべきところは掘り下げて見せ、より味わい深くなっています。特にラオが抱える傷や後悔の大きさが原作以上に強く描かれているのが特徴で、そこに名優山路和弘の演技が乗り、苦み走った渋さでもって物語を牽引します。
また、何よりの魅力は戦車を始めとして鳥山明が描く独特の丸みと描線を持つメカたちがディテールもそのままに文字通り縦横無尽に躍動するそのビジュアルです。「Dr.スランプ」や「ドラゴンボール」のコミックスの表紙には本編の内容とは関係無くアラレちゃんや孫悟空が様々な形のバイクや車に乗っているイラストが度々登場していたのですが、アレがそのままアニメで動いているところを観られるのはなかなか感激します。
全体を見れば少々ご都合主義が強いところも散見されるのですが、サマーシーズンに家族で楽しむアドベンチャーロマンならこれくらいは許容範囲でしょう。心地良く楽しめる一本です。「ドラゴンボール」と比較して決定的に知名度が足りてないせいか客入りがどうにも芳しくないようですが、それで素通りするには勿体無い逸品。できればこれに続いて「COWA!」もアニメ化されるくらいヒットしてくれると嬉しいのですが、難しいかな〜(苦笑)