ちゅうカラぶろぐ


[1395]  [1394]  [1393]  [1392]  [1391]  [1390]  [1389]  [1388]  [1387]  [1385]  [1386
先日ひょっと斎氏ご推薦のドイツビールの店で飲む機会があったのですが、自分がつくづくビールが苦手なのを再確認して愕然。
単に日本のビールが合わないだけかと思っていたら国籍全然関係なかった(苦笑)

こんばんは、小島@監督です。
でもマッシュポテトとソーセージはマジ美味。また行こう。

さて、今回の映画はドニー・イェンと金城武が共演した香港映画、「捜査官X」です。
何故か近年ドニー・イェン主演映画が立て続けに日本公開されていて、私自身ここ1年だけでも「イップ・マン 葉問」「処刑剣14BLADES」「レジェンド・オブ・フィスト怒りの鉄拳」「三国志英傑伝 関羽」と観ています。
ドニー・イェンの流れるような体裁きは出来るだけスクリーンで堪能したい。

話を戻して、この「捜査官X」は、雲南省の小さな山村で妻子とつましく暮らすリウ(ドニー・イェン)が、突如村を襲った二人組の強盗に抵抗する内偶然二人とも倒してしまったところから始まります。
事件の捜査に訪れた捜査官シュウ(金城武)は現場状況や証拠品からリウは偶然強盗に打ち勝ったのではなく、確固たる意志を持って打倒した可能性に気づき、リウの正体を探るべく近づいていく。
果たしてリウは本当は何者なのか?

世間から隠れ住む者が実は凄腕の実力者、というのはよくあるモチーフですが、リウの正体を探る事自体に主眼を置いた一種のミステリーになっている点が異色です。
アクションシーンはいわゆるカンフー映画にしては随分少なめなんですがそれをフォローするのがシュウが集めた証拠や証言をもとに状況を脳内で空想する「再現映像」で、これがシリアスなはずなのにちょっとコミカルで演出としてもなかなか面白い手法。

物語は山村での暮らしを織り交ぜつつ、破局の予感を静かに積み上げダムが決壊するようにその瞬間を迎えます。
最後にリウが何をどう決断するかはネタバレになるので伏せますが、限界まで張りつめた緊張感とセリフではなく「拳」で感情を爆発させる終盤のアクション、そして複雑な余韻を残すラストシーンの味わいはまさに絶品。

正直香港武侠とミステリーがこれほど見事に両立させられるとは夢にも思わず、ドニーのカンフーが観れれば満足程度に考えていたらえらく感激できる映画でした。
見慣れたつもりでいたが、油断できないぜ香港映画…!

拍手[0回]

この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
その人は By レイ
 激獣ゴリラ拳の使い手ですね、分かります。
DATE : 2012/05/20(Sun)00:23:17 EDIT
/