ちゅうカラぶろぐ


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「せっかくの水樹奈々だから」と、「メタルギアソリッド ピースウォーカー」が
本当にキャラソンを発売するそうです。
タイトルは「恋の抑止力」。

……一体何を歌わせる気なんでしょうか?


皆さんこんにちは、小島@監督です。
さて今回は「涼宮ハルヒの消失」を取り上げようかと思います。

初放送ではエピソードをシャッフルし、昨夏の「エンドレスエイト」と、
ただ放送するだけでもネタに事欠かない「ハルヒ」ですが、
映画「消失」も上映時間163分というアニメ映画史上稀に見る長尺で、
観る前からタダ者でなさを醸し出しています。

そして肝心の内容ですが、ただもう「素晴らしい」の一言に尽きます。
正直これほどのものが観られるとは予想以上でした。

エリック・サティの「ジムノペディ」の旋律に乗せて語られる繊細で抒情的な演出や、
ほのかに漂うノスタルジーなどどこか大林宣彦の映画を思い起こさせるものがあり、
アニメ映画というより上質な日本映画という趣です。

取り分け印象的だったのは、
劇中物語の重要な鍵として登場する二つのアイテムの扱い方ですね。
特にその内の一方は物語が進むにつれ、
「それ」にどんな想いが(しかも無自覚の内に)
籠められていたかをうかがい知る事ができ、不覚にも胸が熱くなりました。

作画も素晴らしく、ダイナミックなアクションが少ないので地味に見えがちですが、
微かな表情や細かい仕草の一つに至るまで生き生きと描き出され、
何と言うか、キャラクターが実に良い芝居をしています。

声優陣の演技も熱が籠もっていますが、
特にキョン役・杉田智和の渾身の演技はまさに圧巻です。
杉田ファンは勿論いわゆる「声オタ」な方達も
これを聴く為だけに映画館に足を運んでも十分元は取れるんじゃないかと思います。

欠点と言えば、どんなにのめりこんで時間を忘れたとしても、
163分はやっぱり長いということくらいでしょうか。
上映終了後はさすがに結構疲れていました。


「涼宮ハルヒの消失」は、紛れもない「本物」の映画です。
これだけやれるなら何故「エンドレスエイト」みたいな真似をしたのか
理解に苦しむ位の「本物」です。

たまには映画が観たいとお考えの方、ここに良いのがありますよ。
「長門は俺の嫁」とか言う方、こんなの読んでないでさっさと行きなさい。
始まる前にはトイレに行くのをお忘れなく(重要。とても重要)。


では今週はこの辺で。

次回までに「なのは」が観れたら感想書きます。
・・と言うか何とか観たい。

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