ちゅうカラぶろぐ


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おは☆にっしー♪

麻生さんが首相だったころに進められていた「アニメの殿堂」こと「国立メディア芸術総合センター(仮称)」の設立ですが、政権交代が行われてしまった結果、格好の麻生批判の的にあって中止がほぼ確定的になってしまいました。

個人的にこの「アニメの殿堂」設立には大賛成です。
と言うよりアニメ(マンガ)というサブカルチャーに対して、初めて政府が文化として認めて後押ししようとしたことが素晴らしいと思うのです。

自分のようなオタクでなくとも、今や多くの日本人はアニメやマンガを日本の文化として認めていると思うのですが、政治レベルでそれを認めていません。
日本のアニメやマンガは今や世界中で人気があり、数多くの文化人やスポーツ選手などが日本のアニメやマンガが大好きと公言しています。

目に見える部分も見えない部分も含めて大きな影響力があり、それをきっかけとした国際交流や経済の動きの規模はとても大きいものになっているのは間違いありません。
知り合いのカナダ人女性が「カナダでは日本のアニメが大流行で、女の子は皆セーラームーンが大好き」と言っていたのは驚きました。

もはやただの娯楽という域を越えた、日本独自の文化として誇ってもいいと思うのです。

アニメの殿堂も「巨大な漫画喫茶を作ってどうするんだ!」との批判をされていましたが貴重な資料映像を保管したり、歴史を解説するようなちゃんとした博物館として作れば、それだけで十分価値のあるものですし、国内外から多くの人を呼び込める観光地にもなるのではないでしょうか。
本気で製作した等身大ガンダムに大勢の人が訪れたことからも、それが予想できます。

結局今の政府は
「たかがアニメやマンガだろ?」
と明らかに見下しているのが腹が立ちます。

確かにこの不景気の世の中、景気対策や子育て、医療、福祉などへ優先的にお金を使うのは分かりますが、国がちゃんとした姿勢を取ってプッシュすれば、企業などもそれについて来て今以上に交流やビジネスも発展するでしょうから経済的な効果もあるのではないでしょうか。
サブカルを保護する政策を取ることは将来的に見た時に必ず日本にプラスになると思うのです。大げさではなく。

とは言ってもアニメの殿堂中止はほぼ決定的ですので、何かの形で国がカミングアウト?して欲しいのですが、今の政権にはまるで期待できないのが残念です。

オタクを公言するアラフォー世代が芸能界などで活躍してきているので、もう少しすれば政界や経済界にもそうした人が表れて声を上げてくれないかと期待します。


長谷川町子さんだけでなく手塚先生にも国民栄誉賞を上げるべきだと思うよ!

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