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ちゅうカラぶろぐ


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仕事での休憩中、携帯をいじりながらボーッとしていると、
隣に座っていた入社2年目の後輩が不意に話しかけてきた。

「僕ですね、昨日映画を見てきたんですよ。
かときちさんは(もちろんこんな呼び方はしない)映画好きですか?」

以前もここで書いたことがあるが、私は映画はあまり好きではない。
よほど見たいものでないと、わざわざ劇場なんかにはいかないと、
その後輩に伝えると、そんなことはお構いなしに、

「初日には行けなかったんですが、昨日見れました。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版、ホント面白かったですよ!!」

どうやら、その映画が面白くて誰かに話さずにいられないんだとか。
まだ20歳なのに、エヴァ好きってことはどうせパチンコスタートだな。
突っ込んで聞くに、DVDもしっかりと揃えているらしい。

しかし、ちょっと感心したのが、
その後輩は悔しいながらもルックスもかなりいい感じだし、
オタクな雰囲気もないのに、なにも躊躇することなく、
アニメの話題を振ってきたこと。
なんだかんだとエヴァって結構マニアックなアニメですよね。

しかし、それはそれとしても特にその後輩とアニメの話なんかしたこともないのに、
私にそんな話題を振ってくるというのは、私にはそんなニオイがあるのか?
ちょっと、その辺は憤る。

私も昔はエヴァンゲリオンにハマッていた時期があるので、
それなりにそのエヴァについて話すこともできるので、
その話題に付き合っていると、そのうち映画のネタバレをしだす後輩。

私は今回のエヴァも劇場に見に行く予定はないし、特に気にしていないし、
なによりすでに他の友人にネタバレしまくりに話を聞いていたので、
しゃべりたいように話させていたが、
そのうちその映画の謎を予想しだした。

「ア○カの名前が変わったのは、きっと○○だからだ」とか、
「初めて会ったはずのカ○ルが、○○だねっていうのは、○○だからだ」とか。
話すことがいちいち確信を突いているような言い方をしやがるのは、
やっぱり相当好きじゃないと、ここまではしゃべれまい。

テレビ版エヴァの時も、やたらと謎本とかが流行ったが、
今回もちょっとした流行の再来のようで。

私個人的には、最初の劇場版が終わったにも関わらず、
いつまでたっても世間がエヴァエヴァ言ってるのに引いちゃってたのですが、
さすがにそこまで騒がれると、見たくなってしまうな。


最後にその後輩が、
「かときちさんは、レイ派ですか?アスカ派ですか?」と聞くので、
私はもちろん一言、
「洞木ヒカリに決まってるだろ!!」と言っておいた。


・・ええ、私はアスカです。

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