ちゅうカラぶろぐ


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昨年9月に幕張で開催された「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Comical Pops!」のアンコール上映を昨日観に行ってきました。アイマスの大規模イベントとしては珍しく平日開催だったこともありライブビューイングすら観ることができなかったためようやくと言ったところ。何せ自分の担当の一人である白菊ほたる(CV天野聡美)のデビューステージでしたしね!そりゃあ感無量でございました(笑)
 昨年11月の名古屋公演がクラブチューンに特化した内容だったのと比してスタンダードなアイドルポップを前面に押し出した構成でとにかくどれを観ても可愛らしいのが印象的。逆に最初にこれをやっていたから後の変化球のような名古屋公演が活きてくるのが分かります。

 こんばんは、小島@監督です。
 来月の大阪公演も楽しみ。何を見せてくれるだろう。

 さて、今回の映画は「男はつらいよ お帰り寅さん」です。

 サラリーマンを辞めて小説家への道を歩み出した諏訪満男(吉岡秀隆)は、亡き妻の七回忌のために娘のユリ(桜田ひより)とともに浅草柴又の実家「くるまや」を訪れた。法事を終え、満男は両親であるさくら(倍賞千恵子)、博(前田吟)と共に昔話に花を咲かせる。思い出されるのは伯父・虎次郎(渥美清)との騒々しくて楽しかった日々。寅次郎は長く家に戻っておらず、満男は心のどこかに穴の開いたような感覚を味わっていた。
 ある日、出版社に押し切られる形で開いたサイン会で満男はかつての恋人であるイズミ(後藤久美子)と再会した。今は国連職員として海外で暮らすイズミ。思わぬ偶然に驚いた満男はイズミを伴いある店を訪れる。そこにはかつて寅次郎の恋人であった女性・リリー(浅丘ルリ子)がいた…

 私事ながら、3年前に父が他界しました。その父が生前TV放送されると好んで観ていたのが「男はつらいよ」でした。落語も好きでしたし人情噺のような「男はつらいよ」のテイストがお気に入りだったのでしょう。私に限らず両親や祖父母がこのシリーズのファンだった方、多いのではないでしょうか。「国民的」と評される作品が少なくなった昨今ですが、「男はつらいよ」は紛れなく「国民的」であった作品です。その「男はつらいよ」22年ぶりにしてシリーズ50作目が現在公開しています。1972年から89年までは年2本製作されサマーシーズンとお正月の定番だったそうです。ならばせっかくならお正月のうちにと年明け早々に観てきました。

 恐らくこういう作品は今後現れないだろうと思える、かなりユニークな作品です。形自体は新作として撮影された部分にこれまでの作品から抜粋したシーンで構成された「新作+総集編」というスタイルであり、これ自体はTVアニメの劇場版では定番のスタイルでもあるためアニメ映画見慣れてるとさほど珍しくはなく、また「男はつらいよ」でも渥美清没後の1997年に追悼の意味を込めて作られた第49作「寅次郎ハイビスカスの花 特別編」でシリーズ25作目をベースに新規撮影シーンを追加して公開したことがあり、今作はいわばそのアップグレード版とでもいうべきところですが、では何がユニークかと言えばこの作品の前に横たわる50年という時間が持つ重みです。
 その時間を共有していたのはキャストやスタッフだけでなく観客たちもです。私が観た上映回ではお孫さんらしい子を連れて来ている方がいました。寅さんのコスプレと思しき格好をしている方がいました。足腰が弱っているのに座席まで家族に付き添われながら観に来てる方もいました。なにぶん私でさえも「父が健在なら観に行きたがっただろうから」という動機で足を運んでいます。生涯でこんな理由で映画を観ることなどそう何度も無いでしょう。そういう時間の「重さ」を、この映画は見せてくれます。

 映画は思いがけずイズミと行動を共にすることになった満男の心の旅を主眼に構成されています。重要なことはその行動と心の動き一つ一つが結果的に「男はつらいよ」の長い物語を閉じようとする方向に作用していることです。「お帰り寅さん」という副題ですが、間違いなくこれは別れの挨拶です。車寅次郎というキャラクターと、それを演じ続けた渥美清という俳優への20年越しの「さよなら」です。上映終了後、初日でもないのに拍手が起こったのはきっとそれを観客も感じ取ったのでしょう。

 確かにノスタルジーが前に出過ぎている作品ではあります。しかしこういう真の意味で「訣別」のための作品というのは必要としている方も多いはず。そしてまだこのシリーズを知らない方にとっては入り口として丁度いい作品ともいえます。
 生前、ある時父がシリーズのお薦めを4本教えてくれたことがあります。その内2本は観ているのですが後の2本はまだです。いつかそれも観てみないと。本当は、酒でも飲みながら一緒に観たかったものかもしれないから。

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