ちゅうカラぶろぐ


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この年末年始、アイマスP的には連日次々と上がる出演声優陣の結婚報道を前に、何とも言いようのない感覚に打ちのめされるという奇妙な気分を味わってました(苦笑)しかし関係者の中には割とマジでご祝儀貧乏に陥る方もいるのではないかと勘繰ってしまうくらいのハイペース。一体何祭だったんだろうアレは。
 
 こんばんは、小島@監督です。
 それはさておき皆さん明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 さて、今年最初となる今回の映画は「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」です。

 クレイトでの戦いから約1年後、レイア将軍(キャリー・フィッシャー)率いるレジスタンスは復活を遂げたが、危機は間近に迫っていた。かつて銀河帝国を支配していた皇帝パルパティーン(イアン・マクダーミド)が復活を遂げたというのだ。
 スノークを殺しファースト・オーダーの最高指導者となったカイロ・レン(アダム・ドライバー)は、銀河各地に勢力を広げながらシスの起源へ近づいていき、パルパティーンが身を潜める惑星エクセゴルの存在を知る。
 一方ジェダイの修行を続けていたレイ(デイジー・リドリー)はルーク(マーク・ハミル)が惑星エクセゴルへの道を探ろうとしていたことを知る。レイはフィン(ジョン・ボイエガ)やポー(オスカー・アイザック)らと共にルークがその手掛かりを探ったという惑星パサーナへと向かったが…

 1977年に第1作が公開され世界的な大ヒットを遂げた「スター・ウォーズ」、日本では翌1978年に公開され、「宇宙戦艦ヤマト」や「日本沈没」などでSFがブームにあったことも手伝い大ヒットを記録しました。それから42年、9部作の完結編となる作品が遂に世に出ました。「金曜ロードショー」などで度々放送されていたこともあり自分にとっても子供の頃から大好きな作品でしたが、初めてスクリーンで観る機会を得たのは「エピソード1 ファントム・メナス」(1999年)。当時大学生でした。「ファントム・メナス」は正直作品としてはイマイチで時系列的には一番最初でも未見の方にここから観るのはお薦めできないくらいなんですが(苦笑)、スクリーンで観るキャラクターたち、腹の底に響くかのようなあのテーマ曲に感激したことをよく覚えています。

 ファンでない方には少々ややこしい話ではありますが、生みの親であるジョージ・ルーカスは確かに9部作を構想してはいましたが6作目までで製作からは離れており、7作目以降は「9部作の最後の3部作」という形式のみを残し僅かにルーカスのプロットを受け継いではいるものの、事実上ルーカスの関わらないこの3部作は新たなステージに入った作品となっています。また、7作目「フォースの覚醒」の製作に入る前の2012年にルーカス・フィルムがウォルト・ディズニー・カンパニー傘下に入ったことでマーケティングだけでなく映画製作においても大きな影響を及ぼすことになりました。全作で変わらないままだったのは音楽を手掛けたジョン・ウィリアムズ。もう80代も後半に入っているのですが精力的に音楽活動を続け今作でも重厚なシンフォニーを聴かせてくれます。

 作品としては紆余曲折を経て7作目「フォースの覚醒」を監督したJ・J・エイブラムスが最終章の担い手として脚本・監督・製作を兼任しています。これが実は良くも悪くもという感じです。ライアン・ジョンソンが監督した前作「最後のジェダイ」で風呂敷を広げ過ぎた感のある物語を力尽くで畳んで大団円に持っていったことは見事と言えます。ですが一方で作劇には難があったもののスター・ウォーズの物語の中心核をこれまでのスカイウォーカーから引き離そうとする革新的な構図を盛り込んだ前作が見せたうねりの萌芽を結局エッセンスだけに留めてしまい、要所要所で光る部分はあるものの保守的で小さくまとまった作品になってしまったのは残念でなりません。どちらかと言えばこれは監督の差配というよりブランドイメージに対する明確なビジョンを持っていない企画・製作側の問題という気もします。

 幸い客入りも上々なようでそこは良いのですが、作品の性質上、また出来栄えから言ってもCMや予告編につられてシリーズ未見の方がここから観始めようとするのは一切お薦めできない作品です。
 ただ、ファンの方は観に行きましょう。私自身はこういう感想でしたが良いか悪いかは問題ではなく見届けなくてはならんでしょう、コレは(笑)

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