先週の15日にアイドルマスターの新作ゲーム「ワン・フォー・オール」が発売されました。
限定版の予約をし損ねてしまったのでそっちの入手は諦めていましたが通常版は容易く買えるだろうと思ったら甘かった。仕事帰りに寄った何軒かの店が全て完売という異常な状況にわが目を疑いました。
確かに初回出荷分には今夏開催される9thライブツアーの先行予約抽選のためのシリアルコードが入っていますが、にしたって売れ過ぎの気が。
ありがたい事にショーグンさんが1つ見つけてくれたので何とか入手は出来ましたが。
こんばんは、小島@監督です。
早くアイマスを進めたいが先ずは「メタルギアソリッド5グラウンド・ゼロズ」を片付けなくては…
さて、今回の映画はドキュメンタリー映画「マンガで世界を変えようとした男 ラルフ・ステッドマン」です。
ラルフ・ステッドマンは1960年代にイギリスで社会や政治を風刺する一コマ漫画家としてそのキャリアをスタート、その後渡米し、ジャーナリストのハンター・S・トンプソンが著した「ラスベガスをやっつけろ」の挿絵を手掛けてブレイクを果たしました。
ハンターが2005年に死去するまで相棒として共著を何作か出版し、ハンターの死後も攻撃的な作風で健筆をふるうアーティストの人生と芸術の深層に迫るドキュメンタリー映画です。
映画はステッドマンと親交のあるジョニー・デップ(彼は映画「ラスベガスをやっつけろ」に主演している)がアトリエを訪問する所から始まります。デップはインタビュアーであると同時にこの映画のナレーションも務めています。
序盤デップと語り合いながら1枚の紙にイラストを描き上げるステッドマン。下書きも無くインスピレーションのままにペンを走らせ絵筆を滑らせインクを吹き付ける、創作の生々しいエネルギーを見せつけるその姿にデップは驚きを隠さぬまま、けれどステッドマンの深意を引き出していきます。
映画はステッドマン以外にもテリー・ギリアム(「ラスベガスをやっつけろ」監督)他ステッドマンの関係者へのインタビューを挟みますがそれだけでなくステッドマンの作品をアニメーション化したものを挿入したりステッドマンが取材として撮影した大量の写真をコラージュしたりと芸術家を扱う作品らしい奔放な映像で楽しませてくれます。この辺り監督チャーリー・ポールがCMやミュージックビデオを中心に活動してきた方である事が大きく影響してると言えますね。
とは言えやはり一番映画としてスリリングなのはアトリエでのジョニー・デップのやり取りであり、終盤に無頼漢あるいは硬骨漢ステッドマンが微かに見せる「弱さ」とそれに向けるデップの言葉が実にドラマチック。ここは、インタビュアーのデップはもちろん撮影スタッフにもステッドマンへの多大なリスペクトを抱いていたからこそ録り得た映像のように思います。これぞドキュメンタリーの真骨頂と言ったところですね。
そうそう実はこの映画、音楽も何気に豪華。なんと元ガンズ・アンド・ローゼスのギタリスト・スラッシュが楽曲提供しています。ジョニー・デップと言いこのあたり考えるともうちょっと強気に宣伝して大きな規模で公開してくれてもいいのよと言いたくなる映画です。
名古屋での上映はすでに終了していますが今月末から大垣コロナでも上映が開始されますし、有料配信も始まっているようですので映画館まで行きづらい方でも観てみるチャンスはあるかと思います。
同じ「マンガ」といえど日本で普段触れる物とは大きく方向の異なる作風ですが、時にはこういうのを観てみるのもこれからまたマンガを楽しむ上で良い刺激になると思いますよ。機会があれば是非観てみていただきたい作品ですね。
限定版の予約をし損ねてしまったのでそっちの入手は諦めていましたが通常版は容易く買えるだろうと思ったら甘かった。仕事帰りに寄った何軒かの店が全て完売という異常な状況にわが目を疑いました。
確かに初回出荷分には今夏開催される9thライブツアーの先行予約抽選のためのシリアルコードが入っていますが、にしたって売れ過ぎの気が。
ありがたい事にショーグンさんが1つ見つけてくれたので何とか入手は出来ましたが。
こんばんは、小島@監督です。
早くアイマスを進めたいが先ずは「メタルギアソリッド5グラウンド・ゼロズ」を片付けなくては…
さて、今回の映画はドキュメンタリー映画「マンガで世界を変えようとした男 ラルフ・ステッドマン」です。
ラルフ・ステッドマンは1960年代にイギリスで社会や政治を風刺する一コマ漫画家としてそのキャリアをスタート、その後渡米し、ジャーナリストのハンター・S・トンプソンが著した「ラスベガスをやっつけろ」の挿絵を手掛けてブレイクを果たしました。
ハンターが2005年に死去するまで相棒として共著を何作か出版し、ハンターの死後も攻撃的な作風で健筆をふるうアーティストの人生と芸術の深層に迫るドキュメンタリー映画です。
映画はステッドマンと親交のあるジョニー・デップ(彼は映画「ラスベガスをやっつけろ」に主演している)がアトリエを訪問する所から始まります。デップはインタビュアーであると同時にこの映画のナレーションも務めています。
序盤デップと語り合いながら1枚の紙にイラストを描き上げるステッドマン。下書きも無くインスピレーションのままにペンを走らせ絵筆を滑らせインクを吹き付ける、創作の生々しいエネルギーを見せつけるその姿にデップは驚きを隠さぬまま、けれどステッドマンの深意を引き出していきます。
映画はステッドマン以外にもテリー・ギリアム(「ラスベガスをやっつけろ」監督)他ステッドマンの関係者へのインタビューを挟みますがそれだけでなくステッドマンの作品をアニメーション化したものを挿入したりステッドマンが取材として撮影した大量の写真をコラージュしたりと芸術家を扱う作品らしい奔放な映像で楽しませてくれます。この辺り監督チャーリー・ポールがCMやミュージックビデオを中心に活動してきた方である事が大きく影響してると言えますね。
とは言えやはり一番映画としてスリリングなのはアトリエでのジョニー・デップのやり取りであり、終盤に無頼漢あるいは硬骨漢ステッドマンが微かに見せる「弱さ」とそれに向けるデップの言葉が実にドラマチック。ここは、インタビュアーのデップはもちろん撮影スタッフにもステッドマンへの多大なリスペクトを抱いていたからこそ録り得た映像のように思います。これぞドキュメンタリーの真骨頂と言ったところですね。
そうそう実はこの映画、音楽も何気に豪華。なんと元ガンズ・アンド・ローゼスのギタリスト・スラッシュが楽曲提供しています。ジョニー・デップと言いこのあたり考えるともうちょっと強気に宣伝して大きな規模で公開してくれてもいいのよと言いたくなる映画です。
名古屋での上映はすでに終了していますが今月末から大垣コロナでも上映が開始されますし、有料配信も始まっているようですので映画館まで行きづらい方でも観てみるチャンスはあるかと思います。
同じ「マンガ」といえど日本で普段触れる物とは大きく方向の異なる作風ですが、時にはこういうのを観てみるのもこれからまたマンガを楽しむ上で良い刺激になると思いますよ。機会があれば是非観てみていただきたい作品ですね。
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