昨日のちゅうカラバーベキュー大会に参加された皆さん、お疲れ様でした!
前日やその前から準備に奔走して下さった方達には特に感謝!基本インドア引きこもり系なのでこうでもしないと陽光の下に出てこない私のような身には大変ありがたかったです!
こんばんは、小島@監督です。
前日には推しのアイドルがバースデー祝ってくれたりで良い週末でございました(笑)
さて、今回の映画は「バイオハザード」です。
医薬品や移植用臓器の配達業務をしているブライアン(オースティン・エイブラムス)は、業務中に恋人のミシェル(サラ・パクストン)から妊娠したことを告げられ、動揺が隠せない。それでも病院への配達を完了させると、病院のスタッフからラクーンシティへの急ぎの配達を依頼される。高額の報酬に釣られて依頼を受けたブライアンだったが、車の運転中にかかって来たミシェルからの電話に気を取られ、突然飛び出して来た女性を轢いてしまった。しかしこれはこの夜始まる悪夢の前触れに過ぎなかった…
TVゲームを原作とした実写映画化というのはそれが映画的なストーリーを持っていたとしても結構難しいもののようで、「バイオハザード」は特に迷走していたものの一つと言えるでしょう。ポール・W・S・アンダーソン監督とミラ・ジョヴォヴィッチ主演で6本製作されて世界的に大ヒットしたシリーズの完結後、度々実写リブート企画を始動させて来ましたが、比較的原作の1、2作目の雰囲気を再現しようとしたヨハネス・ロバーツ監督の「ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」、「バイオハザードヴィレッジ」までの事件が作中起きていたことが示唆されるNetflix版のドラマシリーズが共に批評的にも興行的にも失敗に終わり、新たに立ち上がったリブート企画を請け負ったのは昨年「WEAPONS/ウェポンズ」が絶賛されたザック・クレッガー監督です。
「こう来たか!」と正直唸りました。そしてめちゃくちゃ面白い!
ザック・クレッガー監督は「バイオハザード」の世界観や物語を映像化するというより、特にゲームを初めてプレイした時の感覚や、プレイ体験そのものを映像化しようと試みています。ゾンビから逃げたり、恐々とまだ入ってない部屋のドアを開けたり、弾が無いかと引き出しを開けたり、鍵が見当たらない南京錠を壊せないかと銃を向けてみたり、銃の残弾を確認したり。そう言ったゲームプレイの「あるある」が絶妙に作劇に落とし込まれています。細かくシチュエーションが切り替わって行ったり、物語が進むにつれてブライアンが使う銃がより強力なものに変わって行ったり、良く見ると画面のそこかしこに救急スプレーやハーブが置いてあったり、原作ではセーブポイントだったタイプライターが置かれた部屋があるのも「バイオ」っぽくて楽しいところ。ただブライアンは映画の主人公であってゲームの主人公ではないのでそれらに気づくことはない、というのがゲームと映画を明確に区別する要素となっています。
映画はほぼブライアンから視線を外さず、必死のサバイバルを描きながらブライアンを掘り下げて行きます。冒頭、恋人からの不意の妊娠の連絡に動揺するブライアン。そこで明確な態度を取れなかったことが、彼の心に重荷となってのしかかります。ブライアンの行く道の中で出会うクリーチャーたちは、ある意味でブライアンが持つ「恐れ」の写し鏡のようになっていて、その点についてはどこか「サイレントヒル」を思い起こさせます。高額の報酬を受け取るためどうにかして依頼を完遂しようとするブライアンは期せず彼自身の恐怖と向き合うことになっていきます。
恐怖とシュールな笑いが高いレベルで融合して、90分というスマートな上映時間をフルに使い最後までアッパーなテンションのまま駆け抜けて行きます。「TVゲームの映像化」という命題を新たな地平へ導く一本と言えるでしょう。
「Fuck」の語彙の限界に挑戦しているという字幕版、あまりにもハマり役な下野紘がノンストップで喋り倒す吹替版、どちらも絶品。お時間の合う方でどうぞ(笑)
前日やその前から準備に奔走して下さった方達には特に感謝!基本インドア引きこもり系なのでこうでもしないと陽光の下に出てこない私のような身には大変ありがたかったです!
こんばんは、小島@監督です。
前日には推しのアイドルがバースデー祝ってくれたりで良い週末でございました(笑)
さて、今回の映画は「バイオハザード」です。
医薬品や移植用臓器の配達業務をしているブライアン(オースティン・エイブラムス)は、業務中に恋人のミシェル(サラ・パクストン)から妊娠したことを告げられ、動揺が隠せない。それでも病院への配達を完了させると、病院のスタッフからラクーンシティへの急ぎの配達を依頼される。高額の報酬に釣られて依頼を受けたブライアンだったが、車の運転中にかかって来たミシェルからの電話に気を取られ、突然飛び出して来た女性を轢いてしまった。しかしこれはこの夜始まる悪夢の前触れに過ぎなかった…
TVゲームを原作とした実写映画化というのはそれが映画的なストーリーを持っていたとしても結構難しいもののようで、「バイオハザード」は特に迷走していたものの一つと言えるでしょう。ポール・W・S・アンダーソン監督とミラ・ジョヴォヴィッチ主演で6本製作されて世界的に大ヒットしたシリーズの完結後、度々実写リブート企画を始動させて来ましたが、比較的原作の1、2作目の雰囲気を再現しようとしたヨハネス・ロバーツ監督の「ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」、「バイオハザードヴィレッジ」までの事件が作中起きていたことが示唆されるNetflix版のドラマシリーズが共に批評的にも興行的にも失敗に終わり、新たに立ち上がったリブート企画を請け負ったのは昨年「WEAPONS/ウェポンズ」が絶賛されたザック・クレッガー監督です。
「こう来たか!」と正直唸りました。そしてめちゃくちゃ面白い!
ザック・クレッガー監督は「バイオハザード」の世界観や物語を映像化するというより、特にゲームを初めてプレイした時の感覚や、プレイ体験そのものを映像化しようと試みています。ゾンビから逃げたり、恐々とまだ入ってない部屋のドアを開けたり、弾が無いかと引き出しを開けたり、鍵が見当たらない南京錠を壊せないかと銃を向けてみたり、銃の残弾を確認したり。そう言ったゲームプレイの「あるある」が絶妙に作劇に落とし込まれています。細かくシチュエーションが切り替わって行ったり、物語が進むにつれてブライアンが使う銃がより強力なものに変わって行ったり、良く見ると画面のそこかしこに救急スプレーやハーブが置いてあったり、原作ではセーブポイントだったタイプライターが置かれた部屋があるのも「バイオ」っぽくて楽しいところ。ただブライアンは映画の主人公であってゲームの主人公ではないのでそれらに気づくことはない、というのがゲームと映画を明確に区別する要素となっています。
映画はほぼブライアンから視線を外さず、必死のサバイバルを描きながらブライアンを掘り下げて行きます。冒頭、恋人からの不意の妊娠の連絡に動揺するブライアン。そこで明確な態度を取れなかったことが、彼の心に重荷となってのしかかります。ブライアンの行く道の中で出会うクリーチャーたちは、ある意味でブライアンが持つ「恐れ」の写し鏡のようになっていて、その点についてはどこか「サイレントヒル」を思い起こさせます。高額の報酬を受け取るためどうにかして依頼を完遂しようとするブライアンは期せず彼自身の恐怖と向き合うことになっていきます。
恐怖とシュールな笑いが高いレベルで融合して、90分というスマートな上映時間をフルに使い最後までアッパーなテンションのまま駆け抜けて行きます。「TVゲームの映像化」という命題を新たな地平へ導く一本と言えるでしょう。
「Fuck」の語彙の限界に挑戦しているという字幕版、あまりにもハマり役な下野紘がノンストップで喋り倒す吹替版、どちらも絶品。お時間の合う方でどうぞ(笑)
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