ちゅうカラぶろぐ


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せっかく冬物を片付けたのに週末の寒波でまた引っ張り出す羽目に。
北日本では雪が降ったところもあると聞きますし、なかなか天気が落ち着きません。
こういう時は風邪を引きやすくなるので皆さん体調管理には気を付けましょう。

こんばんは、小島@監督です。
しかし桜に雪とは、何とも雅。

さて、今回の映画はかつて600万部を誇ったジャンプ絶頂期に突如現れ当時の少年たちに消えないインパクトとトラウマを植え付けた伝説のコミックがまさかの実写化、「HK 変態仮面」です。
第一報を聞いた時はどうせデマだろうとタカをくくっていたんですが、本当でした。長生きはするものですね(笑)

刑事の父とSMクイーンの母との間に生まれた高校生・色丞狂介(鈴木亮平)は、正義感は強いものの実力が伴わず喧嘩にも負けてばかり。しかし銀行強盗の人質にされた転校生の少女・姫野愛子(清水富美香)を救うため忍び込んだ際、ついうっかりパンティーを被ってしまった事で彼の中に眠る変態の血と潜在能力が開花し「変態仮面」へと変身。世にはびこる悪を変態的必殺技で成敗する日々が始まる!

こう言った一目見なくても分かる位バカバカしい企画は、しかし結構難しいのが現実です。下らない物であればあるほど作り手は真剣にならなければ観客はすぐに白けてしまうからです。しかしこの映画はそのハードルを見事に超えて見せました。

何より主演の鈴木亮平はこの役の為に1年かけて体を鍛え上げ、原作に登場したあらゆるポーズを研究したというだけありアスリートの様な無駄の無い筋肉と高い柔軟性から繰り出される変態的ポージング、変身時の渋くて低いトーンのナレーションと言い、当時のジャンプをリアルタイムで読んでいた直撃世代の人々も必ずや満足する事でしょう。

この鈴木亮平の演技を受ける事になる愛子役清水富美香の開き直ったというか吹っ切れたような演技もなかなかですし、狂介の母親を演じる片瀬那奈も出番は少ないながら強烈なインパクトを与えるブッ飛んだ演技を見せてくれます。

原作のコミックは基本的にギャグ漫画なんですが、映画は「スパイダーマン」のピーター・パーカーよろしく自分と変身時とのギャップに悩める青年として何気に骨太に描かれます。もっとも変身時がアレなのでそれが全て笑いに昇華できているのが凄い所。

とは言え不満も無いワケではなく、ちょっとネタバレになってしまいますが中盤変態仮面を打倒すべく次々と面白おかしい人たちが刺客として現れるのですが、これがそれ自体は一つのコントとしてそれなりに出来てはいるものの映画全体のコンセプトからすると悪い形で浮いてしまっています。終盤異様なテンションで大きく持ち直すどころか更に斜め上に行ってるだけに、ここを見誤らなければこの映画はもう一つ高い次元に行けたに違いないだけに残念に思えます。

ただまあこの映画はそもそも実現しただけで既に奇跡に近いのでこの位は些末な事かもしれません。

この映画はヒーロー映画としてもコメディ映画としてもかなりの力作。自信を持って薦められるのでとにかく気になってる人がいるならDVDやBlu-rayの発売を待ったりしないで何とか時間作って観に行った方が良いですよ。

余談ですが、この映画名駅のシネマスコーレと言うミニシアターで観たのですが、席数52席の小さな映画館に立ち見含めて70人以上という盛況ぶり。しかも客の半数が女性!それらがみんなして爆笑。そんな様を見てたら日本は結構大丈夫なんじゃないかって気がしてきましたよ(笑)

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無題 By アラン・スミシー
…本郷亭に立ち寄った際に、道路をまたいだスコーレの壁に、本作のポスターを見掛けて慄然としました。秘宝の記事も読んでましたが、そうですか監督にそこまで評価されるの出来ですか。是非行ってきたいですね。
DATE : 2013/04/24(Wed)07:53:39 EDIT
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