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ちゅうカラぶろぐ


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昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
私は久しぶりにレイさんとデュオる事も出来たし、初参加された方が思いのほか良い引き出しを持っていて楽しませて貰えたので非常に充実した時間を過ごせました。

こんばんは、小島@監督です。
それにしても今日の豪雨と強風には参りました。持ってた傘がぶっ壊れてしまいましたですよ。

さて今回の映画は、今週末23日より公開が始まる原作・鈴木おさむ、脚本・監督・内村光良の「ボクたちの交換日記」です。先日試写会で観てきました。

田中(伊藤淳史)と甲本(小出恵介)の2人はコンビ「房総スイマーズ」を結成してお笑い芸人として生活している。しかし結成から12年経ち30歳も目前にしながら未だメジャーにはなれないまま、田中はバイトで糊口を凌ぎ、甲本に至っては家賃滞納でアパートを追い出され恋人(長澤まさみ)の収入に頼りきりと言うありさま。この状況を打破したいと考えた甲本が閃いたアイディアは、互いの本音をさらけ出すために「交換日記」をしようというものだった。

全編にわたり芸人たちへの優しい目線に溢れたこの映画、内村光良の脚本や演出の手腕と伊藤淳史・小出恵介の主演2人の演技力に唸らされます。
特に感心してしまうのがやはり芸人をモチーフにしてるだけあり、何度となく登場する漫才のシーン。何に感心したかって「物語上漫才がつまらなくあるべき所では確かにつまらない」上に「面白くあるべき所ではちゃんと面白い」点です。結構サラッとやってますがこれはかなり凄い事のはず。
主演2人の確かな演技力がこの映画の質を大きく下支えしています。

作中の主人公である房総スイマーズは全く芽の無い芸人と言うより実力はそれなりにありながらなかなかチャンスをものにできない存在として描かれ、2人に目をかけるTV局のプロデューサーやかつて2人の先輩で今はバーのオーナーになった元芸人など彼らを支える人物もおり、チャンスの影がちらつく点が2人をお笑いの世界から抜けられない理由なのかなと思わせる点がある意味余計にリアルです。
先んじてトップへと駆け上がりそうになった後輩芸人も思わぬ形で足を掬われたりしてある種の残酷さから目を逸らさせないようになっています。

実はこの映画大きな欠点が一つあり、物語として一つ大きな決着がついたかに思えた後更に20分以上続いてしまう点です。
その「決着がついたように見えるシーン」が物語としても映像としても決まり過ぎてしまっているため観てる側としてそこで満足してしまったのにそこから20分以上続くのはエピローグとしては冗長すぎてダレてしまいます。

最後がイマイチなのは何とも勿体ない気がしてなりませんが、トータルで見ればなかなかの佳作。
特に主演2人のファンな方がいらっしゃったらこの質の高い演技のアンサンブルを見逃す手はありませんよ。

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無題 By Y.G
テレビサイズになったら最後の20分はカットされてたり。
興味をもってたんですが、このレビューを読んだらより行きたくなりましたわ
DATE : 2013/03/21(Thu)23:49:57 EDIT
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