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ちゅうカラぶろぐ


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おは☆にっしー♪

この夏は個人的にも世間的にもイベントがてんこ盛りでした。
オリンピック、夏コミ、AJF、甲子園、鐘楼流し(?)などなど。

そんな中、夏コミ会場すぐ近くのディファ有明にて格闘ゲームの祭典である「闘劇」というイベントの本選が行われていました。
全国から予選を勝ち抜いた猛者が、三日間にわたり様々な格闘ゲームの優勝者を決めるというまさに格闘ゲームのオリンピックです。

優勝して手にするのはただ一つ「栄誉」のみです。賞金賞品などは一切無く、交通費等もすべて自腹です。
しかし、毎年この舞台を目指して日本や海外で熾烈な争いが繰り広げられているのです。

アメリカで開催される同じようなゲーム大会でEVOというのがあるのですが、こちらには賞金が出ています。
オンラインゲームの盛んな韓国などにはプロのゲーマーというのがいて、きちんとスポンサーがついて環境をサポートをし、大会で勝って賞金を稼ぐという本格的なものです。

一方でゲーム大国と呼ばれている日本ではゲームで勝ってお金を稼ぐというものは全くなく、むしろ金銭を賭けてゲームを行うことは法律に引っかかってしまい開くことができません。
プロ化をしようという意見を出している人はいますが、議論の対象にもなっておらず実現化の目処は全く立っていません。

これはやはり「たかがゲーム」「子供やオタクの遊ぶ低俗なもの」という概念が根強く浸透しており、見下されているからでしょう。
また、単純にビジネスとして成り立つようなノウハウが誰も持っておらず手がつけられないのもあります。

さて、個人的にはプロ化やお金を賭けたゲームというのには反対気味です。理由としては単純で、お金を絡ませる行為に嫌らしさを覚えるからです。
この「たかがゲーム」に対してただ夢中になっていく姿がかっこいいのではないかと思うわけです。やらない人には滑稽なのでしょうけど、プレイしている人にはそれが楽しいからいいのです。
思うに、ゲームをプレイしている人たちの大半は達成感(自己満足)のためにプレイしています。ただ、その達成感が自分の中で消化されてしまうとゲームに覚めてしまうのです。

その達成感を切らせないよう、大会だったりインターネットランキングだったり、プレイ動画の公開などで自己満足を刺激させる目標や方法を業界として作っていくのがいいのではないでしょうか。

確かにそのための手段が物欲というのも有効な一つの方法であるのは間違いありません。パチンコやスロットが普及しているのもそのおかげでしょう。
しかし、お金などが絡んでくると見る側もプレイする側も素直に楽しめなくなると思います。そんなことをする前に、もっとゲームを活性化させる手段はたくさんあると思うんですよね。
そのためにも、まずは作り手とプレイヤー、店側の距離をもっと近くすることが大事なんじゃないかなと思います。

そんなわけで、あくまでゲームはプレイする側にとって「趣味娯楽」でありそのラインを超えないでいて欲しいというのが個人的な思いです。

先ほどの闘劇本選に二回ほど出たことがありますが、本当に楽しかったし、どいつもこいつも最高のゲーム馬鹿です。あの熱気に当てられるとゲームっていいもんだなと思うし、自分もまだまだプレイすることへの意欲がわいてきます。

まーでもファミコンが世に出て20年以上も経ち、オタク世代?が20代30代に増えてきました。もう10年20年も経てば概念が変わっているかもしれませんね。


・・・レイよくやった!

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