忍者ブログ

ちゅうカラぶろぐ


[71]  [72]  [73]  [74]  [75]  [76]  [77]  [78]  [79]  [80]  [81
『ちゅうカラプラモデル部』が発足したみたいなお話しを、
ハイルくんが先日のブログで書いていましたが、事実。

私もコロナでの自粛の時にプラモデルを作り始めたら、
楽しくなってきたということで、そのうちの一人は私です。

それ以来Amazonでプラモデル関連を見るようになって、
やたらと私のオススメに上がってくるようになったのは、
『サイボーグハンド』なるプラモデルだったりします。



特にキャラクター商品ということでもない商品で、、
子供向けの教育キットみたいなもののようですね。

チョコチョコとAmazonに表示されるのを見るうちに、
なんとなく気になり過ぎてしまってとうとう購入です。

できあがったら、また報告したいと思います。多分。



さて、先日の木曜日は突然お休みとなってしまったので、
いろいろ雑用を済ませようとするも、アクシデント発生。

お金を下ろさないとキャッシュカードを準備しようとすると、
なんと無くなってしまっていることに気付いたのでした。

しかも1枚どころではなく、まとめて3枚という豪快さ。
使い分けしながらも1枚のケースに入れていました。

先週末に使っており、その時に持っていたカバンや、
着ていたであろう服を片っ端から捌き散らかしてみたら、
サラッ出てくると簡単に思っていましたが出てきません。

いよいよもって、マジで無くしてしまったかと思ったら、
一瞬でイヤな汗がドバッと吹き出るのを感じました。

そしてその不安は不正利用などの心配に移りますが、
私が持っている3枚のキャッシュカードのうち2枚は、
利用すると毎回メールで履歴が届くので、まずは大丈夫。

もうどれだけ探しても見つかる様子がなく、利用停止と、
再発行をしなければと、雑用の予定をキャンセルします。

もともと仕事量減での休業のお休みだったとはいえ、
休みの日をキャッシュカード3枚の対応に使わなければと、
あらためて自分のアンポンタンさに落ち込みました。

しかしいつまでも落ち込んでいても仕方がないので、
できるだけ今日中に3枚のカードの再発行をしようと、
その方法などをネットで調べていざ、銀行に行くことに。

出かけるために着替えながらも、どことなく探しながらも、
結局出てこないまま、うなだれながら車に乗り込みます。

シートベルトを締めようと、留め具を腰に持っていき、
ふとその腰をみると・・・・あるやん、キャッシュカード!!!

なんとシートの隙間に3枚が散らばっているのが見えます。
ケースから飛び出たカードが光に反射して光っています。

再発行で銀行回りをする暗い1日となるはずだったのが、
一気に明るい1日を取り戻した瞬間が訪れたのです。

こんな大事なものの管理はしっかりしないといけませんね。





さあ、今週から次回7月5日歌会の参加確認が始まります。
着信がございましたら、応対をよろしくお願いします。

拍手[2回]

PR
なんか先週更新してなかった!なんたる失態( ;∀;)
余裕がないとミスが増えるのは怖いですねぇ。気をつけよ(=_=)


さて、ついにプレイステーション(以下PS)最新モデル『5』が発表となりました。年末には販売するらしいんですが、どうなんでしょうね?
PS4が発売されたのが2013年11月なので7年経ってからの新型となりますが、ソフトのラインナップ的にも、発売からそんなに経ったのか。という印象ですね。
(ちなみにPS3は2006年11月発売だからスパン的には同じ期間)
現時点で発表されているPS5ソフトのラインナップは、バイオハザードやグランツーリスモなどの代表作。デモンズソウルやホライゾンなど過去に人気があった作品がありますね。
とりあえず価格的なトコも含めて、自分は様子見ってトコです。遊びたいソフト1本の為とか、そんな無茶はもう出来ない…(´・ω・`)


というか、そのPS5の発表の数日後に、驚愕のニュースが!
『ケンタッキーがゲーム機"KFConsole"を発売』
ケンタッキーってあのケンタッキーです。えぇ、フライドチキンの、あのカーネルおじさんのトコです。
なんかゲームが遊べる以外にチキンも焼けるらしいですよ(なぜ?)

ニュースの大元はイギリス発信らしいですし、ちょっと現実味がないからフェイクというかジョークだと思うんですけどね。ただエイプリルフールでもないから、なぜこのタイミングで?という疑問は残ります(・_・;

まぁ年末はまたゲーム業界が活性化してくれるとは思いますので、楽しみに待ちましょうヽ(*´∀`)ノ


話は変わって、極々1部のメンバーで『ちゅうからプラモデル部』なるものをLINEグループで作りました。
なんか本格的っぽく見えますが、かなりライトなもんで、ヘタすりゃ素組みで終わり(笑)
そんな中、バンダイさんから発売されているシリーズに「フィギュアライズラボ」なるものがありまして、実験的な技術を投入した商品を売り出すというラインナップです。

その技術は、肌色のパーツを薄めにして、下にオレンジのパーツを重ねる事によって、人肌の感じを再現しようとするトンデモ発想とかだったりします。

で、プラモデル部の4人中3人は、そのシリーズを購入&作成したわけです。写真でしか見てませんが、たしかにプラモデルとは思えないデキ。早く現物でじっくり見てみたいもんです( ̄▽ ̄)
そして私だけがそのシリーズを買っていません。そもそも3種類(正確には4つあるけど、色違いみたいな限定品だから、手に入らない)しかないから、購入すべきもんがないのです(´Д`)

というわけで、妥協というわけではないんですが、フィギュアライズスタンダードというアクションフィギュアみたいなプラモのシリーズから購入しました。
このシリーズは、仮面ライダーやドラゴンボールといったキャラクターが商品化されています。
で、私が買ったのは、ソードアート・オンラインに登場するヒロイン「アスナ」です。

上記のラボの技術が使われているのが、決め手なんですが、リアルな肌部分は太もものみ。あとは普通だったりするわけです。
…といっても今までの製作技術が生きているわけですから、精密度は高いものとは思います。
写真を載せようかと思いましたが、中途半端な状態で、かえって商品価値を下げかねないから、今回はやめておきます。
誰がフェイスを可愛くする技術を教えてほしい…( ;∀;)


我々が作ったプラモも再開する7月の歌会で、展示されるかもですね。気になる方はお楽しみに♪( ̄▽ ̄)
あとプラモ部に興味ある方もお気軽にお声かけてね。
では、また来週~

拍手[2回]

みなさん,おはようございます。
水曜日担当レイウォールです。
週末の遠出がまだまだできていない状況で,各ネタをどうしようとか思いながら書いています。

梅雨入りしたと思ったら,今週に入りいい天気になっています。朝晩の気温や湿度の具合からいっても先週よりもだいぶ過ごしやすい毎日な気がしています。
ですが,実はこの月曜日がちょっと危険だったんです。朝起きたら頭痛&すごく喉が渇く&ものすごい汗…あれ?これ熱中症?ってやつです。

とりあえず水をがぶ飲みしたり,急ぎクーラーをつけて体を冷やしたり,氷をかじって体を冷やしたりと対策を取ったうえで,副業に出勤したのですが,その日は帰るまで本調子にはなりませんでした。とりあえず復活しましたが,今年も熱中症が怖い季節になりました。絶対に甘く見ることなく体調管理しましょう。

さて本日ご紹介する曲は"O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!"です。miroirという双子ユニットが歌うこの曲ですが,二人が掛け合いをするような感じで歌います。一人では絶対に歌えない曲なんですが,二人でうまく歌えるととっても気持ちよさそう。だれかはーちゃんやりません?

おわり。

拍手[3回]

ようやくこういう事もできるようになってきたというか、昨日は気心の知れた仲間で数人集まって持ち寄った酒を飲みながら「アイドルマスター ミリオンライブ」の配信を楽しむ、なんてことをやってました。そこそこまとまった酒量で呑むの自体が数か月ぶりで自覚してる以上に酒に弱くなっていたのにちょっと驚いてしまったというか(苦笑)翌日二日酔いにならないように後々いろいろ手を尽くす羽目に。何とか問題無く今日を迎えております(笑)

 こんばんは、小島@監督です。
 は~それにしてもそろそろライブを現地で楽しみたい。

 さて、今回の映画は「デッド・ドント・ダイ」です。

 アメリカの田舎町センターヴィル。警察署長クリフ(ビル・マーレイ)と巡査ロニー(アダム・ドライバー)は日課の巡回がてら住民同士のトラブルの対処に当たっていた。森に暮らす世捨て人ボブ(トム・ウェイツ)に鶏を盗まれたと白人至上主義の農夫フランク(スティーブ・ブシェミ)から通報があったのだ。ひとまずその場を収めるクリフとロニー。
 些細なトラブルは絶えないが、穏やかに続く日常。しかし最近何かが歪み始めていた。日没時間が徐々に遅くなり、時計やスマホの電池が突然切れて動かなくなり無線も調子がおかしい。ペットが突如主人を襲ったり家畜が失踪したりと動物たちも異常な行動が目立ち始めた。
 そしてある夜、墓地で死体が棺を壊し地中から這い出て歩き始めた…

 コロナ禍で公開延期になった映画はもう数えきれないくらいありますが、そういった作品たちの中にようやく封切られるタイトルが出始めました。結果的にその先鞭をつけた格好となったのがこの「デッド・ドント・ダイ」です。監督はジム・ジャームッシュ。3人の男女の何気ない日常をスタイリッシュなモノクロ映像で展開した「ストレンジャー・ザン・パラダイス」(1984年)、テーブルに置かれたコーヒーとたばこを起点に様々な登場人物による与太話が繰り広げられる「コーヒー&シガレッツ」(2003年)、街と同じ名前を持つバスの運転手のある1週間を描いた「パターソン」(2016年)など、ハリウッドとは距離を置き独自の作風でインディペンデント映画を製作し続ける巨匠が初めてゾンビ映画を手掛けました。もっとも彼のフィルモグラフィを見れば「ジャンル映画」に手を出したのはコレが初めてではなく1995年にはジョニー・デップを主演に迎えた西部劇「デッドマン」(こんなタイトルだけどゾンビは出ない)、永遠の命を持て余した吸血鬼のカップルを描いたティルダ・スウィントン&トム・ヒドルストンのW主演のヴァンパイア映画「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」(2013年)なんてのもあるので思いついたらやってみるタイプの人なのでしょう。

 そういう人が製作した作品なのでゾンビ映画に対するアプローチも「歩み寄る」のではなく自分に「引き寄せる」ように作っています。そのため定石をだいぶ外れた作品に仕上がっています。街に迫る不穏な空気を描き出す前半部に思いのほか時間を割いておりゾンビが出るのは後半に差し掛かってからだったり、登場人物が突如として「第四の壁」を破るようなメタ・フィクショナルな発言をしたり。伏線が全てきっちりと回収されるワケではなくかなりの要素がほったらかしにされる人を食ったような作りもジャームッシュ映画らしいと言えばらしいです。

 ゾンビの描き方もなかなかに特徴的で、「生前こだわっていたものに無意識に引かれる」という設定の下、様々なスタイルのゾンビが登場。特にスマホ片手にWi-FiとBluetoothを求め彷徨う「Wi-Fiゾンビ」はその極め付きと言えるでしょう。総じてゾンビというものを通してある種のアイロニーを描き出そうとしているように見えます。

 終末的な世界観に緩めの笑いを随所にまぶした、相当に好みが分かれるタイプの異色作です。見慣れたゾンビ映画を気楽に楽しみたい方には却ってお勧めできませんが、「ヘンテコな映画」を見てみたい方にはこの独特な波長の作品、試してみる価値はあると思いますよ。   


 

拍手[2回]

しばらくお休みしていた歌会も、7月より再開となりました。

今週末より5ヶ月ぶりの電話での参加確認となるのですが、
あまりに久しぶりすぎて、実はかなり緊張しております。

「こんばんは、今電話よろしいですか?」
と、参加確認は口が勝手に動くほど慣れていたのですが、
ここまで期間が開くと、さすがに不安になってきますよね。

当然のことながら大半のメンバーと話すのも5ヶ月ぶり。
またみなさんの声が聞けるのをちょっと楽しみにしています。

歌会の際は新型コロナウイルス対策によるルールが、
ちょっともどかしいでしょうが、楽しめたらと思います。



さて、昨日はテレビで漫才をする番組を見ていたのですが、
その漫才をしている時の状況にかなりビックリしました。

漫才と言えば、2人がセンターマイクを挟んで近距離で立ち、
1人がボケて、1人が突っ込むというスタイルですよね。

しかしながら例によってコロナの収束しきらないこの状況、
ソーシャルディスタンスを守りながら漫才をする作として、
なんと漫才をする2人の間に透明な板があるじゃないですか。

ひな壇に並ぶ芸能人やキャスターは当たり前に見ますが、
まさか漫才をする人を板で分けるとは思いませんでした。

しかし漫才を見ていて感心したのは、ツッコミをする時に、
その板をノックしたり、板の下から足を出して蹴ったりと、
板があることを前提にむしろそれを笑いに変えていること。

結構、最近のテレビはソーシャルディスタンスを守るあまり、
物理的に距離が遠すぎたり、リモートが見苦しかったりと、
もう正直見続けることが辛いくらいになったりしています。

それでも昨日の漫才番組は漫才中だけでなく全体的に、
その板を使った番組進行がちょっとおもしろかったですね。

次回の歌会でもソーシャルディスタンスを確保するために、
いろいろと歌会のやり方を変えていかなければいけません。

目立ったところでは、集合の時は1ヶ所に全員集まらずに、
お店に入った時に受付と参加費のお支払いを済ませたら、
すぐに部屋に別れて歌っていただこうと思っています。

今までやっていた一連の歌会の流れやルールなどは、
それが安定だと思ってここ数年はあまり変えませんでしたが、
これを機会にいろいろとチャレンジする必要がありますね。

いろいろなチャレンジをして失敗することもあるでしょうが、
その際は暖かく見守っていただければと思います。

拍手[2回]

みなさん,おはようございます。
水曜日担当レイウォールです。
私のもとにも歌会再開のはがきが届き,きっちりと対策の上で参加したいと思いながらも北海道の昼カラオケ多数感染のニュースで,再開断念とならないか不安でいっぱいです。というか"昼"カラオケって言い方が何か違和感がすごい。

それはともかく,先日購入してやっていなかった黄昏の錬金術士トリロジーDXに手を付けました。と言っても,すべて過去にストーリーは終えているゲームですので,さくさく進めながらトロコンを目指そうかという状況ですね。実は同時にルルアのアトリエも買っているので,黄昏を終わらせたらアーランド1・2・3DXをやって,ルルアに入るという詰まっている状態です。ライザも積んじゃってますしね。

と言いながら,先日監督も書いていたミリオン一挙放送に合わせてミリオン一挙円盤ツアーをやっている私です。今日も17:00からの放送に対して帰宅が18:30なので,放送でフルで見られないんです。ということで全部円盤持ってるよ!の強みを活かして,円盤で後追い独り見です。

画質という強みがあるからこれでいい!さて,夕飯と風呂に入って大阪公演見ます。

本日,ご紹介する曲は"またね"です。大阪公演で野村さん,山口さん,渡部さんの3名で歌われたこの曲ですが,もとは天海春香をはじめとする765プロオールスターズがアイドルマスターSPで発表した曲なんです。10年以上前の曲になるんですが,今聞いても泣けてくる。そしてそんな曲をミリオンは歌い継いでくれるという幸せがすごいです。昨年の6thツアーでもASカバーはもう感無量でした。また折に触れてやって欲しいものです。

おわり。

拍手[3回]

ありがたいことにというか、先週から「アイドルマスター ミリオンライブ」がこれまでに開催された単独大型ライブイベントの全公演を約1か月かけて配信するという企画を展開中です。昨日は2ndライブDay2が配信されていました。開催時期は2015年4月初頭。この約3か月後にアイマス10周年記念ライブが西武ドームで開催されて私も観に行っています(何ならブログも書いてます)が、このミリオン2ndは観に行けずじまいだったので嬉しい限り。
 ライブから5年経った今でも語り草となっている「曲がサビの手前で止まってしまうが観客が曲を歌い繋いで、それを受けて出演者がアドリブでアカペラのまま歌いきる」というハプニングの模様の全貌をようやく観ることができました。というかその瞬間が来るまで、コレがそのライブだったことを失念していたのでかなりの驚き。恐らく急ピッチで機材復旧していたであろう長い暗転もハンドクラップとコールで場の空気を冷まさないようにする観客たちに刺激されたのか、再開後の出演者たちのパフォーマンスも明らかにスイッチが入っていてその熱量がうねりを生み、初見の身にも熱くなるものがありました。観終えた後これをその日その時に観られなかったのが少しだけ悔やまれましたね(苦笑)

 こんばんは、小島@監督です。
 そのミリオンライブ、今週は初のツアーとなった3rdライブ全公演を14日の日曜日まで毎日日替わりで配信しています。多くの出演者がツアー中にブレイクスルーを果たしているのが分かりますし、千秋楽にはこれまた今でも語り草となっている名台詞が飛び出す瞬間もあるのでアイマスPでない方も是非。

 さて、今回の映画は「ひまわり」(HDレストア版)です。

 第二次世界大戦のさなか、ナポリの海岸で出会い恋に落ちたジョヴァンナ(ソフィア・ローレン)とアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)。アントニオは徴兵が決まっていたが結婚すれば休暇がもらえることを知り2人は結婚。しかし休暇は瞬く間に過ぎ去り、戦地へ派遣されたくないアントニオは精神病を装って兵役を逃れようとするが看破され、極寒のソ連戦線へ送り込まれてしまう。
 時は流れ終戦の時を迎えたがアントニオは帰還しなかった。彼の母親(アンナ・カレナ)と共に引き揚げを待ち続けるジョヴァンナだったが行方不明の報が届くのみ。しかし復員兵の一人がアントニオを覚えていた。諦めきれないジョヴァンナは微かな可能性を信じソ連へと向かう。

 冒頭とラストシーンに映し出されるどこまでも広がるひまわり畑のショットが印象的な、1970年にイタリア・フランス・ソ連の合作で製作され日本でも同年公開されたメロドラマの傑作です。今年公開50周年を記念しHDレストアを施されて現在営業再開した各地の映画館で順次公開が始まっています。主演にはイタリアを代表する女優で度々来日もしているソフィア・ローレンと、1960年代から1996年に没するまで同じくイタリアを代表する名優であったマルチェロ・マストロヤンニ。監督は1940年代から「靴みがき」や「自転車泥棒」など市井の悲喜劇を描き、イタリアの作劇スタイル「ネオ・リアリズモ」の旗手として活躍したヴィットリオ・デ・シーカが手掛けました。この映画について更にいえばヘンリー・マンシーニの手によるテーマ曲も有名で、知らず聞いたことのある方も多いのではと思います。

 映画は序盤イタリアの男女の恋を軽妙に描いたのち、アントニオが戦地へ派遣されてから一気に悲劇性が高まります。そして夫を探してソ連へ赴いたジョヴァンナに思わぬ事実が付きつけられます。
 半世紀前の映画に対して言うのも何ですが、筋立てだけで言えば「良くある話」です。ただ繊細な男女の機微の表現に加え、それを演じる主演2人の演技の見事さと耳に残る音楽が重なると、「良くある話」も「類まれな作品」へと変わる好例と言えるでしょう。

 実はこの映画、面白いことに本国以上に特に日本でだけ評価が高い作品です。描かれている事柄やその描き方に日本人の琴線にことさらに触れる何かがあったのでしょうか。デ・シーカ監督作品としてもソフィア・ローレン主演作品としても各国の映画祭などでの評価は他と比べるとそれほど高いわけではありません。それゆえ作品資料も少なくマスターテープも残っておらず(現時点では)一つのネガも見つかっていないため、上映用のポジからHDマスターを作成しそれを基本素材として傷などを除去するレストア作業を行ったそうです。しかもその作業の一連は日本で行われました。そのため結果的に最も修復度合いが高い素材を日本が有している形になっているとか。日本よりフィリピンでの知名度の方が高い「ボルテスV」のような例もありますし、作品というのは時に数奇な形で生き残ります。

 日本でこそ愛されたこの普遍的で抒情的な物語、今観るからこその味わいもあるのではと思います。クラシックだからとスルーせず、スクリーンで楽しめるこの機会に是非どうぞ。

拍手[1回]

忍者ブログ / [PR]