ちゅうカラぶろぐ


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皆さん、明けましておめでとうございます。今年は元旦がいきなり担当日ということで、年明けから通常営業!そんなわけで今年もよろしくお願いします。

 こんばんは、小島@監督です。

 さて、そんな2024年最初の映画は、「ウィッシュ」です。

 地中海の沖合の島にあるロサス王国、偉大な魔法使いマグニフィコ王(声・クリス・パイン、吹替・福山雅治)が治めるその国は「願いが叶う国」と呼ばれていた。そこで暮らす少女アーシャ(声・アリアナ・デボーズ、吹替・生田絵梨花)の願いは間もなく100歳の誕生日を迎える祖父サビーノ(声・ヴィクター・ガーヴァー、吹替・鹿賀丈史)の願いが叶うこと。しかしアーシャは国民全ての願いをマグニフィコ王が支配している事を知ってしまう。皆の願いを取り戻したいと願うアーシャに、「願い星」が応え、スターが空から舞い降りるのだった。

 昨年2023年はウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年に当たるメモリアルイヤーでした。それを記念して製作されたミュージカルアニメです。
 まず本編開始前に上映される短編「ワンス・アポン・ア・スタジオ」がいきなり圧巻です。ディズニースタジオにミッキーやミニーを始め白雪姫やティンカーベル、ベイマックスやニック&ジュディなどディズニーの数々の作品を彩ってきたキャラクター達が総登場する賑やかなお祭り作品ですが、ほんの一言の為だけに原語版も吹替版も極力オリジナルキャストを揃えてくれているほか、一部はライブラリ音声を使用しており、この令和に何と山田康雄さんや大塚周夫さんが出演する新作が観られます。

 煌びやかに100周年を祝う短編を経て始まる「ウィッシュ」本編も、例えば願い星スターはミッキーマウスから着想して作り上げられたキャラクターで、その表情や仕草もミッキーマウスを取り入れたものになっているなどディズニー映画の数々の要素を散りばめた作品になっています。いくつかはホームページでも紹介されていますが全て見つけ出すとなると結構大変では?というくらいに多種多様に詰め込まれています。

 物語の方もファンタジーから現実へ踏み出し自身の理想へ向けて歩き出す近年の主流を力強いナンバーで見せるスタイルで、一見すると単純な映画ではあるのですが、マグニフィコ王の一筋縄ではいかない人物造形と共に思いのほか複雑さを内包しています。次々と外から人が移住してくるロサス王国はそのまま移民の国アメリカの戯画化でしょうし、人々の願いを集めながらそれを私欲に使い、自身への脅威を国へのそれと同一視し力に溺れていくマグニフィコ王の姿は、作品の企画が動き出したのは2018年らしいことを思えば先のトランプ政権を重ねて見ることもできそうです。
 ディズニー作品はある時期から政治的なファクターを暗喩として忍ばせるというよりは割と率直に見せに来てしまう悪癖を抱えていますが、良くも悪くも今作でもそれが踏襲されてしまっています。このある種のきな臭さ、私は少し鼻についてしまいました。

 一方で今回私は吹替版で観たのですが、特にアーシャ役生田絵梨花とマグニフィコ王役福山雅治が共に素晴らしい演技と歌唱で物語を牽引してくれるのは特筆すべき今作の魅力です。この2人の演技のためにスクリーンで観るだけの価値はあると言い切ってしまえるくらいです。更に言うと石丸幹二や武内駿輔、尾上松也、松たか子ら尋常じゃないメンバーがモブ役でアンサンブル出演しているのも豪華です。
 全体的に観て創立100周年を謳うならもう一つ大きな弾みを見せて欲しかった気もしますが、トータルでは良くできた映画です。吹替版の出来が良いのでスケジュールが合うものを気軽に選んで良いのも長所。ポリティカル・コレクトネスの臭みが隠しきれていないのは自国だけでなく最初から世界を相手にしないといけないことへの難しさもあるのでしょう。100周年を超えて、その難しさと折り合いを付けつつそれでも傑作を生み出せる強さをまた見せて欲しいですね。

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歌会にプライベートにと、金山駅をかなり使う私です。

やっぱり今となってはホームと言ってもいい都市なので、
使い勝手もいいので、どうしても利用してしまいますよね。

そんな金山駅ですが、最近どうしても立ち寄りがちなのが、
アスナル入り口にある入れ替わりで出店するスイーツ屋。

3つの出店があるので毎回何が売ってるのか気になるし、
どれかは私のツボにハマるので何か買ってしまいます。

今となっては、なくてはならないスイーツガチャです。


さて、今年最後のブログが31日大晦日にジャストミート。
これもなにかの巡り合わせなのか、ちょっと嬉しかったり。

新型コロナウイルスの感染が2020年に流行り出してから、
緊急事態宣言を始めとした自粛を強いられることが続き、
数年に渡り歌会が満足に開催することができませんでした。

そして今年2023年1月より再開をした歌会でしたが、
なんとか毎月開催していくことができ年末を迎えました。

正直、再開した直後は、いよいよサークルの継続自体も、
ちょっも苦しくなってきたかな?と感じていましたが、
今になってみればそれはすっかり杞憂だった気がします。

今年の印象としてはサークルの新シーズン開幕な感じでした。
サークルも26年も続けていると、様々なシーズンがあり、
その時々のメンバーにより雰囲気が作られていきます。

今年初めて参加の新人さんと、レギュラーメンバーが、
良い感じで広がり、年末には大きく伸びた気がします。
12月の歌会が今年の集大成のような盛り上がりでしたして。

また数年顔を見られなかったメンバーが参加してくれたのは、
もうお会いできないかと思っていたので嬉しかったですね。

今現在1月21日開催の歌会でも新人さんが控えていますし、
また来年も歌会が盛り上がりも期待できるかと思います。

今年1年、中部からの歌声を支えてくれたみなさん、
大変お世話になり、本当にありがとうございました。

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こんばんは、小島@監督です。

 さて、今年最後の更新となる今回は「今年の5本」と題して2023年の映画を振り返ります。毎年恒例にしているコレも、気付けば今年で干支一周。自分でもこんなに続けられるとはさすがに思ってませんでした。

⒈ゴジラ-1.0
 今年のベストワンはもうこれ一択。アメリカやイギリスでもヒットを記録しているようで、直球のエンターテインメントで遂に世界を相手に勝負できる映画が登場したように思います。現在公開中。と同時に、映像をモノクロにした「マイナスカラーバージョン」が1月12日より全国公開予定。

⒉アイドルマスターミリオンライブ!
 映画!?まあ良いじゃないか(笑)。正直なところここまでの出来栄えになるとは期待以上で第3幕など3回も足を運んでしまいました。ミリオンライブはシンデレラガールズの華やかさの後塵を拝しているような印象を受けることもありましたが、先日の異次元フェスでも楽曲で強い存在感を示しここに来て上昇気流を掴んだようで嬉しい限り。TV放送版は昨日最終回を迎え、Blu-ray第1巻が1月10日リリース以降順次発売予定。アイキャッチなどが専用の仕様だった劇場公開版も収録されるそうです。

⒊BLUE GIANT
 さあジャズを楽しもう。ジャズのダイナミズムを見事なまでに映像化してみせたアニメ。音楽の高揚感に身を包まれる楽しさを満喫。Blu-ray/DVD/デジタル版発売中。

⒋わたしの幸せな結婚
 上田麗奈・石川界人が主演したアニメ版も非常に良い出来でしたが、目黒蓮・今田美桜主演の実写映画版の帝都物語を思わせる大正伝奇ロマン全開の作風は私の好きな要素だらけで観ていて心底楽しい1本でした。Blu-ray/DVD/デジタル版発売中。

⒌ぼくたちの哲学教室
 北アイルランドの小学校で、主要科目に哲学を取り入れる校長に密着したドキュメンタリー。示唆と思索に満ちた、穏やかな雨が乾いた大地に染み込むような印象を残す作品で、閉館間際のシネマテークで最後に満席になっているところを見た1本でもありました。全国各地のミニシアターで断続的に公開中。DVDやBlu-rayは業務用があるのみで一般販売は今のところされていないようです。

 今年5本選ぶならこんな感じ。ミリオンライブがちょっと禁じ手(笑)。アニメに牽引されてか邦画にも元気のある作品が見受けられるように思えた年でもありました。
 さて、ここからはそれ以外で私が今年観た85本の映画の中から印象に残った作品をご紹介。こちらは鑑賞順に記載していきます。

・SHE SAIDその名を暴け
 映画界の大物プロデューサーの性的加害を告発した女性記者の地道な調査報道を描いたドラマ。ひりつくような緊張感の中に、記者の覚悟と勇気を讃える作品です。Blu-ray/DVD/デジタル版発売中。
・名探偵コナン黒鉄の魚影
 今年のコナン映画はサスペンスとエンタメの純度が極めて高い1本。監督の立川譲さんは「BLUE GIANT」と合わせて立て続けに2本のヒット作を生み出したフィルムメーカーとなり、今後が注目されますね。Blu-ray/DVD/デジタル版発売中。
・スーパーマリオブラザーズ・ザ・ムービー
 スーパーマリオのゲームの雰囲気を良くここまで、と感心した底抜けに楽しいエンタメ。これはもうこういうので良いんですよ。Blu-ray/DVD/デジタル版発売中。
・ガーディアン・オブ・ギャラクシーVOLUME3
 シリーズ完結編。最後までスタイルを貫き駆け抜け大団円を迎えるので心地良い余韻を残します。Blu-ray/DVD/デジタル版発売中。
・岸辺露伴ルーヴルへ行く
 本当にルーヴル美術館まで行って撮って来た実写シリーズの劇場版。冷んやりした空気感の醸成が見事で引き込まれるようでした。Blu-rayは未発売。Amazonプライムで配信が始まっています。
・スパイダーマン・アクロス・ザ・スパイダーバース
 多様なスパイダーマンが縦横無尽に躍動するアニメ映画の2作目。前作以上にコミック的な表現を更に突き詰めたビジュアルが楽しい。Blu-ray/DVD/デジタル版発売中。
・世界のはしっこ、小さな教室
 アフリカの片隅や水害で孤立したアジアの村で子どもたちに教える教師たちの奮闘に寄り添うドキュメンタリー。たまたま電車が止まって帰る足が無くなって時間潰しに観た1本でしたが、結構掘り出し物でした。全国各地のミニシアターで続映中。
・君たちはどう生きるか
 宮崎駿監督の新作は、まるで物語を放棄してアニメーションを見せるためだけに特化したような不可思議な1本。奇妙であるが故に唯一無二の映像世界が展開します。7月公開作品ですが何と今も上映が続いています。
・ヴァチカンのエクソシスト
 ラッセル・クロウが原付に乗って悪魔をボコりに行くイカつい神父様を演じたホラー。一見ミスマッチに思える組み合わせが思いのほか相乗効果をもたらし結構熱い作品に仕上がっています。デジタル版発売中。
・プリキュアオールスターズF
 シリーズ20周年記念のクロスオーバー映画。単なるお祭りに終わらせない「イズム」を感じさせてくれる作品で、節目を彩るに相応しい出来栄えでした。Blu-ray/DVDが1月24日リリース予定。
・ジョン・ウィック:コンセクエンス
 キアヌ・リーブスの代表作と成長したシリーズの完結編。作り込まれた劇画的世界観は最高純度に達しクライマックスまで駆け抜けます。デジタル版が1月22日、Blu-ray/DVDが2月21日に発売予定。
・イコライザーTHE FINAL
 みんな大好きマッコールおじさんがイタリアでマフィアをフルボッコ。デンゼル・ワシントンの魅力の全てが詰まっている1本。デジタル版発売中。
・戦慄怪奇ワールド コワすぎ!
 鬼才・白石晃士監督が手掛ける、心霊スポットに金属バットでカチ込みに行くホラーシリーズ8年ぶりの新作。POVスタイルの限界を超える大胆なアイディアを惜しげも無く投入して楽しませてくれました。デジタル版発売中。Blu-ray/DVDが1月6日発売予定。
・SISU不死身の男
 ツルハシ1本でナチスと戦う男を描いたフィンランド発のバイオレンス映画。余りに無茶苦茶な展開だがそれがいっそ清々しい超アガる逸品。既に上映は終了。配信・ソフトとも今のところリリース日は未定のようです。
・駒田蒸留所へようこそ
 P.A.WORKS製作のお仕事シリーズの新作は、余り類例の無いウィスキー蒸留所を舞台にした物語。誠実なディテールの描写はお酒のプロという目から観てもちゃんと観られる一本でした。現在公開中。
・鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
 昭和31年を舞台に鬼太郎が墓場から生まれるに至るまでを描いた前日譚。昭和伝奇ホラーとバディ物という自分の好きな要素だらけで観てて実にアガりました。現在公開中。ロングラン作品の仲間入りをしそうな勢いで、今週末29日にはなんとびっくり応援上映が予定されています。

 観たものを振り返っていて気づきましたが、昨年うつになって一時休職し今も通院中の影響なのか、今年はヘビーな主題のものを無意識のうちに避けていたようで鑑賞作品に比較的口当たりの軽い、あるいはエンターテインメントの純度が高いものを選んで観る傾向にあったようです。80本以上観ていながら「観てない物が多い」とふと思ってしまいました。来年はもう少し幅広く行けたら良いなぁ。
 それでは皆さん、良いお年を。

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結構こだわって『グランツーリスモ7』をプレイしています。

ハンドルコントローラーやバケットシートなども揃えて、
このゲームのために結構お金をかけた環境だったりします。

そんなグランツーリスモ7はゲームモード選択時のBGMが、
いつもしっとりながら、季節に合わせた曲が流れます。

現在クリスマス真っ只中、BGMもクリスマスソングが流れ、
雰囲気は最高なのですが、どうもこれがちょっと苦手です。

クリスマスと言えばやっぱり年末感も感じさせますが、
もう今年も終わりです感のどことなく寂しさが増幅されます。

まあ、こんな気分ちになるのは・・・オッサンだから?



さて、会社の自販機で、ブラックコーヒーを買ったのですが、
見事にしっかり甘いコーヒーが出てきてちょっとびっくり。

別にまあそれはそれで私は飲んでしまったワケですが、
どうやら同じ状況になった人が結構いるようなのです。

その人達は自販機添付けのトラブル報告のメモに、
「買ったものと違うのが出た」と書いて報告をした様子。

すると後日、その報告をした人に返金がされたようで、
自部署にもそうやって返金をされてきた人がいました。

自部署の人への返金については私が頼まれたのですが、
その相手にお金を渡す時に、ちょっと気になった質問が。

「間違えて出てきたジュースはどうしたの?」と聞くと、
間違えて出てきた商品は飲んでしまっているとのこと。
いやいやいやいや、飲んじゃったら返金したらダメだろ!

間違えて商品を補充したのはメーカーのミスだけど、
だからと言って飲んでしまうのは別の話ではないのかと。

言い分としては間違えた自販機業者が悪いということで、
それは間違いなくですが商品を飲んでしまうのは違うのでは。

中身が違っているのなら、飲んでみるまで分からないですが、
出てきた缶を見れば、内容が分かるのになぜ飲むのか。

間違えたものが出てきて、それにクレームを入れるのなら、
それはちゃんと返さないといけないのではと思います。
このあたり、私の認識が間違っているのでしょうか?

まあ、希望の商品が次に出てくれるかわからないのに、
またお金を入れて違うのが出てくることを考えたら、
諦めて一旦それを飲んでしまうのかもしれませんけどね。

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昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
 始まる前は最近過労気味なので軽く流す感じにしようと思っていたのに気付けば全力を促す部屋が出来上がってしまってまあまあカッ飛ばしてしまいました(苦笑)。そういうのも歌会の楽しみだったりしますね。
 皆さん、プレゼント交換には何を選ばれたんでしょうか。私は「シャークインパクト」という悲鳴を上げながらサメから逃げるカードゲームをチョイスしました。

 ご覧くださいこのステキなパッケージアート。「かさばらなくてちょっと主張の強い物」を探していたらサメ映画スキーな私が放っておけるはずもないアイテムを見つけてしまいましたですよ。

 こんばんは、小島@監督です。
 で、私の手元に何が来たかと言えばかときちさんセレクトのちゅうカラのロゴが入ったQUOカード。これはさすがに軽率に使うには勿体無い。何かケースに入れて飾っておこうか。

 さて、忙しくてまともに新作が観れていないここ最近。とは言え何か観たいと配信作品を探していたらAmazonプライムで思わぬタイトルを見つけました。というわけで今回の映画は「アビス」です。

 カリブ海ケイマン海溝付近で原子力潜水艦が不可解な形で消息を絶った。アメリカ政府はハリケーンが接近していることを考慮し、近くで稼働していた海底石油プラットフォーム「ディープコア」に協力を依頼し、そこに海軍特殊部隊による調査チームを派遣する。ディープコアのリーダーであるバッド(エド・ハリス)は、プラットフォームの設計者にして別居中の妻でもあるリンジー(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)が同行して来ているのを知り、心中穏やかではない。更に調査チームの司令官コフィ大尉(マイケル・ビーン)の高圧的な態度とも衝突しながら調査が始まった。
 しかし襲来したハリケーンによりディープコアはダメージを受け海上との通信も途絶してしまった。海底で孤立したディープコアのメンバーたち。そこで彼らに接触して来たのは、深海に棲息する未知の知的生命体だった。

 「アビス」は1989年に製作された、後に「タイタニック」や「アバター」を手掛けることになるジェームズ・キャメロンが監督した海洋SFアドベンチャーです。物語のベースとなっているのはキャメロンが高校生の頃に書いて短編小説だとか。視覚効果の第一人者であるデニス・ミューレンがVFXを手掛け、同年のアカデミー視覚効果賞を受賞しました。ここでの流体の表現の挑戦が、後年「ターミネーター2」でロバート・パトリックが演じた液体金属型サイボーグ「T-1000」へと昇華することになります。

 映画は、深海に棲息する未知の生命体の存在だけでなく、深海潜水艇同士のチェイスという珍しいシーンが登場するほか、液体呼吸にまつわるトピックが盛り込まれるなどジェームズ・キャメロンの海洋に対する造詣と探究心の深さが窺える、センス・オブ・ワンダー溢れる作品になっています。大半のシーンが海底石油プラットフォームの中で展開し、登場人物の数も限られた密室劇でありながら海の底知れない深さ、広さを感じさせてくれるのも良いですね。
 興味深いのは、海を舞台にしていること、異なる種族とのコンタクトが物語のキーであること、勇気と行動力に溢れるヒロインや猜疑心から暴走する軍人が登場することなど後のキャメロン作品に見られる諸要素が既にこの映画には多く盛り込まれている点です。尺をたっぷりと使うので上映時間が長い(上映版で140分、完全版が171分)こともそうですね(笑)。後年のフィルモグラフィーを思えばアーキタイプのようにも見えます。

 個人的には大好きな作品なのですが、「ターミネーター」「タイタニック」「アバター」が強すぎるせいかそれらと比べると知名度は今ひとつのよう。作品への評価自体は悪くないものの興業的には振るわなかったらしく、「アビス」から2年後の1991年に公開され世界的に大ヒットした「ターミネーター2」の陰に隠れてしまっている印象です。長くTV放送もされていませんですし、DVDも絶版に近い状態。権利関係で何かトラブルでもあったのか未だにBlu-rayが発売されていないと、もう一度観たいなと思いながらも叶わぬ極めて視聴環境の厳しい埋もれかけた作品でしたが、不意に配信で観られることになったのに驚きました。また、2016年頃にキャメロンがBlu-ray化を見越した4Kリマスターを準備している、というニュースが入って以降続報も無いなと思っていたら先頃遂に完成したようで、本国アメリカでは来年初頭にBlu-rayがリリースされるほか、限定公開ながら劇場でのリバイバル上映も実施されるそうです。
 巨匠の監督作品でありながら長く日の目を見ずにいた一本にようやく再発見の時が訪れているようです。せっかくなので日本でもその波に追従して劇場上映して欲しいところですね。

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連日残業で若干過労気味な中、僅かな休みで敢えて東京遠征を敢行してきました。目的地は10ヶ月ぶりの東京ドームです。

 こんばんは、小島@監督です。

 というわけでこの週末東京ドームで開催された「異次元フェスアイドルマスター★♥︎ラブライブ!歌合戦 」をDay2だけ観てきました。本当は両日観たかったのですが、休みが確保できませんでした(苦笑)

 現在多くのフォロワーとなる作品が誕生する原動力となりステージイベントと共に成長してゆくアイドルものをジャンルとして確立したと言って良い「アイドルマスター」と「ラブライブ!」、これまでアニサマやバンナムフェスなどでコラボレーションしたことはありましたが、今回遂に2大タイトルが正面からぶつかり合う大型イベントが実現しました。
 私はアイマスの方が関わりが深くてラブライブはAqoursはともかく虹ヶ咲や蓮の空あたりとかは馴染みが薄かったりするのですが、そうは言ってもこのコラボレーションが生み出す化学反応は現地で体感せねばなりますまいて。

 アイマスからはシンデレラガールズ、ミリオンライブ、シャイニーカラーズが、ラブライブからはAqours、虹ヶ咲、Liella、蓮の空が出演した今回のフェス、オープニングにそれぞれ1曲ずつ披露した後はブロック毎にコンセプトを変え、時には先に披露されたブランドの楽曲の返歌となる曲をもう一方のブランドから持ってくるというような、なるほど「歌合戦」という言葉が相応しい流れを作りつつ、少なくない曲数でコラボレーションを織り込んでくれるまさにここでしか観られない特別なお祭り感を前面に出したセットリストとなっていました。

 私が観たDay2ではシンデレラガールズの「流れ星キセキ」(しかも単独ライブでも久しく観れていないニュージェネレーションズ3人のみでの披露!)とAqoursの「WATER BLUE NEW WORLD」というどちらもTVアニメのクライマックスの重要なシーンで使われたナンバーを1stブロックに持って来たことがまず驚き。初っ端から最終盤のようなエモーショナルな演出を決める一方で、ハンドクラップが楽しいLiellaの「スター宣言」を受けてアイマス側から繰り出されるのが「ウンババウッホッホ」という最高に知能指数の低いコールが続く(何ならネットで検索する時は曲のタイトルよりも「ウンババ」で検索した方が早い)ミリオンライブの「ジャングル⭐︎パーティー」だったりするので、感情の持って行き方が良く分からなくなりもしましたが。

 ライブはアイマスのメンバーがラブライブの「Snow halation」を、ラブライブのメンバーが「M@STERPIECE」を歌う最終盤でクライマックスを迎えます。ラブライブの原点であるμ'sが東京ドームでファイナルライブを開催したのは7年前。ただ年度末の平日開催だったこともあり、私もそうでしたが現地どころかライブビューイングすら観れずに終わった人も多く、ある意味で忘れ物のようになっていました。「M@STERPIECE」の方も劇場版のクライマックスで使われた曲で、かなり長い間ライブで使われなかったことで奇妙に聖域化していたところを昨年765ASの単独ライブで久しぶりに披露されて以降は度々登場するようになり、これでようやく「アイマスを象徴する曲」になり得た気がします。

 また、特筆すべきトピックとしてこのイベントでは東京ドームのスコアボードを上回る超巨大なスクリーンが用意されていたのが印象的で、プロジェクションマッピングと映像演出に秀でた総合演出JUNGO氏の指揮のもと、ダイナミックなスクリーン映像でもって出演者のパフォーマンスを盛り上げます。中でも「さよならアンドロメダ」などは真骨頂とでも言うべき出来栄えで、もうほとんどアートの領域に足を踏み入れているようにも思えました。

 記念碑的なイベントとして伝説となりそうな今回のライブ、忙しい日々が続いてろくに準備もできないままに当日を迎えてしまったことだけが心残りですが、それでも心地良い高揚感に浸れる素晴らしい時間でした。
 これは虹ヶ咲や幻日のヨハネも観るようにしないといけませんな。

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みなさん、ペットボトルの水って飲んだりしていますか?

私は数年、健康のために水を多く飲むようにしていますが、
最近の水のペットボトルって、なんか寂しくないですか。

エコのためか原価を安くするためかは分からないですが、
ラベルがものすごく小さくなってきている気がします。

ペットボトルのラベルと言えば、7~8cmくらいのラベルが、
ぐるっと1周しているのが当たり前みたいな気がしますが、
最近の水は名刺より小さいラベルが1枚ペタッとあるだけ。

これ、個人的には飲み終わってラベルを剥がしたみたいで、
水がマズそうに見えて、どうしても萎えちゃうんですよね。

たかが水ですが、もうちょっと気持ちよく飲みたいです。

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さて、私は趣味のプラモデル製作では塗装まで行います。

プラモデルの塗装は正直大変手のかかる作業なのですが、
しっかり塗装すると、見た目も愛着も増してくるものです。

実際、プラモデルを趣味とする人で塗装までしている人は、
約1割くらいらしいというデータを見た覚えがありますが、
塗装をすることのハードルが高い証明のような気がします。

ガンプラの組み立て経験者はわかるとは思いますが、
最近のキットは組み立てるだけで、ほぼ設定通りの、
色分けがされて、見栄えも大変良かったりするので、
塗装までしなくても、という人がいるのもわかりますよね。

そんな塗装に使うのが、専用となる模型用塗料ですが、
基本的に1色ごとに大層なガラスビンに入っています。

これが棚にズラっと並ぶとちょっと気分が高まりますが、
割とのそのひとビン、あっという間になくなるのですよね。

そうして空になったビンは、やっぱり大層なビンなので、
私がケチなのか捨て辛く、洗って調色した塗料を入れる、
スペアとしてできるだけ取っておくようにしています。

が、長くプラモデルをしていると、空ビンがどんどん増えて、
今となってはすごい数となって、保管されていっています。

もう塗料が空になったら、すぐに捨ててしまえばいいのですが、
ビンを洗うこと自体クセになっているのでやめられません。

そうやって洗ったビンは、またしっかり洗った経験からか、
ヘンな愛着が沸いてしまって、一層捨てられずにいて
今では何十個という数のビンが貯まり続けているのです。

もうこんなにはいらないのですが、ここまで洗い続けると、
今さら洗わずに捨てるのも決心が付かなくなってきました。

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