忍者ブログ

ちゅうカラぶろぐ


[137]  [138]  [139]  [140]  [141]  [142]  [143]  [144]  [145]  [146]  [147
ちゅうからのみなさん、おはようございます。
ちゅうカラブログ水曜日担当 レイウォールです。

先日の歌会にご参加の皆様お疲れ様でした。
また来月も私は参加予定ですので、よろしくお願いします。

この3/1より副業の通勤手段が変更になりました。これまで自家用車による通勤だったのですが、会社都合により公共交通機関による通勤に変わったのです。

このお話、3/1以前は不満に思うところがありました。これまで時間の自由が効いていたものが公共交通機関の都合に縛られ、自由が効かなくなると思い込んでいたのです。というのも、私が出身地にて慣れ親しんだ路線、JR信越本線では新潟-新津間を除き、ラッシュアワーでも1本/30分、それ以外では1本/hourという低密度な運航ダイヤだったため、学生時代には乗り過ごすとえらいこっちゃと電車の時間を常に気にする毎日だったという原体験があります。

実際に3/1になってみると、考えてみると当たり前のことなのですが、名古屋周辺のダイヤは東京ほどではなくとも高密度。特段電車の時間を気にする必要がありませんでした。というか、名古屋暮らしも数年経っているのに、未だに新潟の感覚が抜けきっていないというのが非常に面白く感じましたね。

むしろ、不便になるどころか、通勤経路中に金山があるので、自動車通勤よりも自由が効くということや、運転しなくてもいいのでバスの中の時間を寝たり、本を読んだりと自由に使えると便利になっています。

変な思い込みって怖いものですね。

さて、今回ご紹介する曲は"昏き星、遠い月"です。ミリオンライブ!シアターデイズにてイベントが開催され、先週CDが発売されたばかりの曲です。この曲は劇中にて語られる同名の演劇「昏き星、遠い月」の主題歌です。この劇ですが、吸血鬼とヴァンパイアハンター、一般人というよくありそうな登場人物達が物語を組み立てます。ダークな雰囲気を彩る楽曲として使われるのが、主題歌。悲壮感が漂う歌声に物語の世界にのめりこんでしまうことでしょう。CDにはボイスドラマとして、演劇も収録されておりますので、ドラマCD等が好きな方はいかがでしょうか。

おわり。

拍手[1回]

PR
昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
 こういう事も時にはあったりするのだなというか、今回は久しぶりにお会いできた方が多く、ちょっと嬉しい気分になりました。歌会自体は昨日の疲れが残ってて本調子ではないというのにだいぶノーブレーキ騒ぎ倒すボンクラぶり。時にはこういうのもいいさ(笑)

 こんばんは、小島@監督です。
 何でそんなに疲れていたのかって?フフフ、それが今日の本題。

 一昨日の土曜、ちゅうカラメンバー10名ほどで連れ立って大阪城ホールまで「ANIMAX MUSIX 2018 OSAKA」を観に行ってきました。ついでに言うと早朝から。夜も明けきらない内に出発して午前中に現地入りする強行軍決めてきました。実は開演前にロビーイベントとしてDJブースが出されノンストップでアニソンをかけ続けるDJイベントが開催され、気の早い人達はその時点で既にボルテージがMAXに。さすがに数百人規模でノーブレーキのオタ芸をかましてる輪の中に入る気にはなれずにそこは遠巻きに見っていただけですが(笑)

 その後いよいよ始まるライブ。出演者は実に16組。沼倉愛美や大橋彩香などアイマスのイベントで生のパフォーマンスを観た事ある人が数名いましたが、大半は自分にとって「一度は観てみたかったけど今までその機会が無かった人」たちで、新鮮で熱い驚きの連続でした。多数のアーティストが競演するフェスイベントを観に行くのもなかなか無く、2年前にねんどろいどのシリーズ10周年を記念したイベントに赴いた事はありますが、万単位の観客動員を可能にする会場で、10組以上のアーティストが競演する大規模イベントとなるとコレが自分にとって事実上初鑑賞です。

 GRANRODEOでヘッドバンキングしたりPoppin' Partyの思いのほか高い技量に感心したり早見沙織の透き通るような歌声に魂が浄化されそうになったりと個々のパフォーマンスはそれだけでも充分満喫できるのですが、さすがアニソンのライブフェスというべきか各組少なくとも1曲はスクリーンにそのアニメの映像を流してパフォーマンスされるのが特徴で、特にライブ終盤、諏訪部順一のナレーション付きの映像クリップを流して始まる「Fate SELECTION」では綾野ましろの「ideal white」とシークレットゲストでもあったLiSAの「oath sign」が本編映像と共に披露されるのは実に贅沢な時間でした。

 こういったフェスのもう一つの醍醐味と言えば複数のアーティストによるコラボレーションやカバーで、個人的に大ヒットだったのは内田真礼・大橋彩香・村川梨衣のトリオによる「Q&Aリサイタル」(原曲は戸松遥。「となりの怪物くん」OP)。元々曲自体好きなところにこの3人でやってくれるとは。しかもこの日の内田真礼は淡いパステルピンクのふわりとしたデザインの衣装が最高に可愛く、何かもう全てがカワイイヤッターでした。
 更に何と言っても下野紘・鈴村健一・谷山紀章の(割と自分と年代の近い男性声優)トリオによる「Get Wild」(原曲はTM NETWORK。「CITY HUNTER」OP)と早見沙織による「恋をしたのは」(原曲はaiko。「聲の形」ED。因みに早見沙織はヒロイン西宮硝子役として主演している)は、自分にとってこの日最高の2曲で正直どちらも聴いてて涙目でした。

 途中に休憩時間を挟むものの、総演奏時間は実に6時間。14時スタートなのに終わってみれば20時過ぎという長丁場。実のところそこまで長くなるとは思わず帰りはかなりの弾丸運転をショーグンさんにお願いすることになってしまいちょっと見通しの甘さが最後に露呈する形になってしまいましたが、ライブ自体は最高の時間でした。大型フェス楽しい!
 次に行く時は予め宿泊する前提で憂いなく全力で満喫する方向で行きます(笑)

拍手[1回]

​漫画が著作権を無視し違法にアップロードされて、
買わずとも読み放題となるのが問題となっています。

漫画でもゲームでも、クリエイターにお金が渡らないと、
その文化は必ず淘汰される方向に向かってしまいます。

しかしこの違法漫画サイト、私は報道で初めてしりました。
ダメなものをダメと報道するのはいいと思いますが、
報道でこのサイトを知り、利用する人もいるのです。

結果、違法アップロードの漫画を読む人が増えると思うと、
それもちょっとどうなんだろうと思います。



さて、今さらながら私はテレビゲームが大好きです。
ゲーム文化の立役者となったファミコンの誕生に、
リアルタイムで経験できたのはちょっとした自慢です。

最近ではPS4やスイッチがとっても元気ですが、
やっぱり昔のゲームもプレイし続けたいと思います。

しかし実は昔のゲームはプレイしにくい環境なのです。
昔と言ってもプレイステーション1・2やセガサターン、
ニンテンドー64や、ドリームキャストなどといった、
私の年代ではまだまだ最近と言ってもいいハードです。

そんなゲームがなぜプレイしにくいのか?
実はテレビ自体が、昔のゲームプレイを拒むのです。

今はテレビへの映像・音声の入力はHDMIという規格が主流。
これが出始めの頃は映像と音声がこれ一本で済み、
しかもテレビに映る画像は超綺麗と感動したものです。

しかしながらこのHDMIのみに大人の事情で一本化されます。
今ではこのHDMIしか入力端子のないテレビが増え、
先ほどのプレイステーション1を始めとしたゲームは、
この入力に対応せずテレビに映すことができないのです。

むしろファミコンなどといったもっと古いゲームのほうが
レトロフリークなど互換性のあるハードがHDMIを搭載し、
無事にテレビに繋いてプレイできたりしています。

そんな今のテレビにそのまま接続できないハードを、
今のうちからいつでも接続できるようにしないと、
将来プレイできなくなるのではと不安を抱き始めた私。
最近はそれを叶えるの環境を整える勉強を始めました。

延々と周回し続けたセガサターンのセガラリーや、
コナミのPS2の音ゲーなど、将来必ずプレイしたくなります。

ゲーム好きなら必ず振り返ってプレイしたいゲーム、
そんな思い出のゲームがきっと1本や2本はあるはずです。
その時にハードはあるけど映せないのは寂しいですよね。

しかし、その条件を揃えようとするとお金がかかるなぁ。

拍手[2回]

カレー食べた後にランニングするもんじゃないですね

カレーの脂分が消化されずに、のど元を逆流しようとものすごい勢いで上ってきていますが、なんとかそれを胃薬で抑えている。

そんな今

こんばんは。ジムへ行く前にカレーを食べてしまい、アップアップになりながらランニングしたショーグンです。

もう、ジム行く前にカレーは食べません。

さて、2月ですが2週目以降、毎週末、東京へ通っておりました。

なぜか2月のイベントは応募した物すべてあたりまして、うれしい反面金銭的には全く余裕のない状態。

交通費だけでもかなり厳しい状態でしたよ。
新幹線は楽ちんなんだけどねー

しかし、おかげさまで東京のうまい物やうまい酒を毎週のように堪能し、経験値を稼ぐことはできました。
先週末に関しては一人旅で東京の安ホテルと安飯、ちょっとおいしいお酒と堪能して身体をリフレッシュしましたし、カプセルホテルで夜遅くまでニコ生とかYoutube見てたりとか…自堕落な生活して精神もリフレッシュして。

何でも思った通りにできて、何にも考えなくていい一人旅ってやっぱりいいなって思う週末でした。

っていうか、旅行っていいなー
また行きたいなー

拍手[1回]

日中はまだ影響が少なかった春の嵐ですが、夜になって強まってきました。
明日から暖かくなってくれたらいいですなー。

先週の話ですが、渥美半島にある田原市で開催中の「菜の花まつり」にいってきました。

雨は降らなかったものの、雲は多くちょっと寒かったですが、一面の菜の花畑は堪能できました。



青空だったら、色のバランスがよかったので惜しむとこです。
ちゅうからには、写真に詳しい方がいっぱいいるので、なかなかこの手のを載せるのは勇気がいる(笑)

我ながら休みの日に外にいるのが驚きですわ。20代の頃は、超インドアでしたからね。
機会をくれた今の状況に感謝です( ´∀`)

とりあえず、みんな大好きお酒(カクテル)をお土産に買いましたので、週末はじゃんけん大会に回しますよ。どんなカクテルかは、ロビーにて確認してちょ(゚Д゚)ノ



で、おでかけといえば、今日3/1になって教えてもらったんですが、
鈴鹿サーキットのファン感謝デーが歌会翌週の10日、11日に開催されます。
その日については、チケットがあれば入園料はいらないんですよ(*`・ω・´)ノ
チケットは、スマホなら公式サイトからゲットできますぜ。

鈴鹿サーキット公式サイト


という事で、毎年メンバーでレーシングカートをやりに行ってるわけなので、今年も行こうと思います!
急な話なので、集まらないかもしれないけど、1人でも行くぜ!٩( 'ω' )و

スポイベにするかしないかは、決めてないけど、ロビーでグランツーリスモSPORTで、鈴鹿サーキットを走りながら、参加希望者をカート部のLINEグループに入れてしまおうか、なんて考えてたりもする。

ちょっと贅沢な遊びではありますが、普段味わえないスピードや身体にかかるG、何故か運転してるだけなのに息切れを起こす心地よい疲労感。
慣れてくると味わう、飽くなきタイムの短縮。

ぜひとも一緒に走っていただきたいですヽ(*´∀`)ノ

というわけで、興味が湧いたらロビーにいる帽子を被った遊んでる人を捕まえてみよー(笑)


あ。あと自分の戒めとして、サーキットにスマホ持ち込むと、最悪こうなるぞっ♪





では、週末歌会でお会いしましょ~( ̄▽ ̄)

拍手[1回]

プロデューサーのみなさんのみなさん、ちゅうからのみなさん、おはようございます。
アイドルマスターSideMプロデューサー兼、ちゅうカラブログ水曜日担当 レイウォールです。

今回はアイドルマスターSideM 3rdLIVE Tour仙台公演についてお伝えします。

まずは1日目から。1日目は高校生バンドユニット High×Jokerと元サッカー選手双子ユニット W、ヤンキーユニット 神速一魂が大活躍という日でした。Wの二人それぞれがソロ曲を初公開、しっかり者の弟、蒼井享介が先に歌い、会場の空気感を作り上げると天才肌の兄、悠介がそのまま盛り上げます。その流れにグッと来ない監督(Wのプロデューサー)はいないでしょう。

そして、High×Jokerも反則のような流れを見せます。榊夏来がナツゾラRecordsを歌うと、その幼馴染 冬美旬が現れる、そんなところまでは今回のツアーの演出家のここまでの好みからなんとなく理解できていました。しかし、暗転した中でピアノアレンジが流れ、照明が灯ると旬役の長塚琢磨の後ろにはピアノが設置されており、深々と頭を下げる長塚。彼はピアノに向かって座るのです。そして弾くのはもちろんGenuine feelings、LVのカメラには彼の手が緊張の余り震えていることがはっきり映し出されていました。旬はかつて神童と呼ばれた程のピアニスト。そんな彼がピアノを弾く姿はほとんど見ることが出来ません。何かしら理由があるのか、わかりませんがそんな想いを勝手に感じ取ったプロデューサーは多かったのではないでしょうか。そんな彼の曲が終わると、High×Jokerが楽器を持って勢揃い。まさかの生バンドです。ここで演奏するのはアニメのHigh×Joker担当回にて初披露された曲、Sunset Colors。アニメを再現したかのような立ち位置、楽器、間奏、もはや感動するなというのが無理な話です。

で、神速については漢一貫ロックンロールが好きです。これぞロックンロールと言わんばかりの曲なのです。忌野清志郎が聞いたら、今時の若い世代でもロックンロールを理解する奴らがいるのかと笑みをこぼすことでしょう。ロックじゃないロックンロール。いいよね。


2日目です。この日はF-LAGSの日になることが前日の時点で確定していました。加えて、FRAME、もふもふえん、The 虎牙道も担当回だったといえるでしょう。始まる前に、私は「今回の演出家の趣味だと、ヒミツの珊瑚礁とかDazzling WorldとかまさかまさかHelloとかやりかねない。そんなことになったら涙が止まるわけがない。」と言っていました。流石にそんなことにはなりませんでしたが、結局は涙腺を壊しに来る内容だったことに変わりはありません。

とりあえずF-LAGSの話は最後に取っておいて、FRAMEだけ話させてください。彼らはニチアサの戦隊もののヒーローなんです。何を言っているかわからないと思いますが、ST@RTING LINEの2曲をとりあえず聞いてみてください。みんなのソロでも構いません。そんな彼らが、Swing Your Leavesなんていうラブソングを歌うんですが、いわゆるデートシーンのカメラがあったんですね。なんか熊谷健太郎以外はすごく照れている感じがいい。あれは円盤化されたら色んな人に見せたい。

で、F-LAGSです。とりあえず前半で♡Cupids!です。前日がライブでの初公開だったのですが、見た瞬間思いました。かつての秋月涼が戻ってきたと。それほど可愛いんです。女性アイドルが歌っていても何の違和感もない曲、それを三人組の男性アイドルユニットが歌っても素晴らしいものに仕上げている。F-LAGSの3人の魅せ方はやはりすごいと思わされました。

元小説家アイドル九十九一希が"…掲げよう、偽りなき自分を。"を歌うのですが、ステージ上には白紙の本が用意されています。彼がそこに何かを書き出すと、曲が始まり、バックモニターに歌詞が順々に映し出されていきます。そう、一希が歌詞を書いているという演出です。ふと思い出したのは、田所あずさのストーリーテラー。それと同じモチーフを感じさせました。もともと本の虫で、音楽も好きな私には本や音楽に人生を例えて、前向きになっていく姿を描いているなんてことをやられるとこんなのずるいよ・・・。となるのです。

そして、"羽ばたきのMy Soul"がやってきます。秋月涼が男性アイドルとして歌ったソロ曲です。彼のイメージカラーはユニットカラーの青。しかし、ステージライトはミントグリーン。そう、かつて女装アイドルであったときのイメージカラーがミントグリーンなのです。会場のコンサートライト(ペンライト)の色も青とミントグリーンが混じり合い、非常にきれいな光景でした。

そのままWith Storyを歌ってしまってはもはや涙をこらえきることなんて出来ませんでした。女装時代の曲は歌いませんでしたが、結局「涙が止まるわけがない。」でした。プロデューサーはすぐ泣く。
どこかでまたM@STERS OF IDOLWORLDを開催し、5人でHELLOとVOYAGERなんて真似をしてみるのはいかがでしょうか、偉い人。

さて、今回ご紹介する曲は"GLORIOUS RO@D"です。そう、アニメアイドルマスターSideMの大一番の曲(アニメアイドルマスターでいう、私たちはずっと…でしょう、の立ち位置)です。今回のライブツアーでもGLORIOUS ST@GE!というツアータイトルやアンコール1曲目というセトリが表しているように極めて重要なポジションに置かれています。この曲はみんな理由あってアイドルになっているアイドル達がもう一度立ち上がる様や更にその先に向かっていく姿をまっすぐに歌っています。始まりを超えて、栄光の未知を進んでいこうと。それでいて、過去は捨ててきたわけではありません。彼らが強く進んでいけるのは、過去の自分の夢が、姿があったからだと。彼らの理由がトップアイドルに向かう支えとなるのだと。こんな強い想いを抱いて、進んでいくからこそ、彼らは輝いているのでしょう。アイドルだからではない、一生懸命に生きているという格好良さが彼らが人を惹きつけるのでしょう。

おわり。

拍手[1回]

名バイプレーヤーと呼ばれ現在放送中のものでも「バイプレーヤーズ」や「相棒」に出演するほか最近では「ぐるナイ!」などバラエティー番組にも活躍の場を広げていた俳優・大杉漣さんの訃報に文字通り言葉を失いました。
 下積みが長かったこともあってか出演作品が非常に多かった方で、脚本が良かったり製作者の熱量に感じるところがあれば自主映画や学生の卒業制作にも出演することで知られ、その人柄をしのばせるエピソードの数々が没後連日のようにTVだけでなくTwitterやSNS上で紹介されています。
 個人的に近年の作品で印象深かったのは「シン・ゴジラ」の大河内総理もそうですが、それ以上に「仮面ライダー1号」の地獄大使ですね。ラスト近く、ボロボロになった体でかつての宿敵である本郷猛に切実に最後の決着を望む姿に痺れるような感覚が走ったのを覚えています。

 こんばんは、小島@監督です。
 本当に、惜しい方を亡くしました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

 さて、今回の映画は「マンハント」です。

 大阪。製薬会社の顧問弁護士を務めるドゥ・チウ(チャン・ハンユー)は、会社主催のパーティーの翌朝、殺人事件に巻き込まれた。自宅のベッドで目覚めると、前夜に自身を誘惑した社長秘書・田中希子(TAO)が死体となって横たわっていたのだ。警察に通報するが、やってきた浅野警部(トクナガクニハル)に犯人と決めつけられ挙句に殺されかけるが間一髪で逃走に成功。しかし重要指名手配犯として追われることになってしまう。
 浅野が大阪中に包囲網を敷いてドゥ・チウの捜索に当たる中、同じ捜査1課の警部である矢村(福山雅治)は、独自の推理でドゥ・チウの逃走先を探り当て、接触に成功するのだが…

 ハードボイルドや社会派ミステリの名手として数多くの作品を発表した西村寿行。その小説を原作に1976年に監督佐藤純彌、高倉健主演で映画化され大ヒットを博した「君よ憤怒の河を渉れ」、それを香港映画の第一人者であるジョン・ウーの手で日中合作としてリメイクされたのがこの「マンハント」です。
 「君よ憤怒の河を渉れ」は日本公開から3年後の1979年に中国で「追捕」のタイトルで公開されました。実はこれは1966年から約10年間に渡って中国を席巻した「プロレタリア文化大革命」、いわゆる「文革」の終結後初めて公開された外国映画であり、冤罪によって追われる高倉健演じる主人公・杜丘(読みはもりおか。ちなみにその中国読みがドゥ・チウである)の姿に自身を重ね多大な共感を呼び述べ観客動員数は8億人に達したとも言われるほどの大ヒットとなり、高倉健は中国にとっても神格視されるほどのスター俳優となりました。
 「マンハント」の監督を務めたジョン・ウーも若き日に高倉健主演作を観て感銘を受けた一人で、高倉健に生前度々出演のオファーを行っていましたが遂に実現には至らず、高倉健の主演作を自身の手でリメイクする形でそのリスペクトを表現したのが今作になります。

 さて、だいぶ前置きが長くなりましたがそんな今作の出来栄えはと言えば、ジョン・ウー監督、ノーブレーキが過ぎるというか、自身のテイストを前面に出し過ぎです(笑)
 近年は「レッドクリフ」(2008年)や「太平輪」(2014年・日本未公開)など歴史大作が多いジョン・ウーですが、以前は「男たちの挽歌」(1986年)や「フェイス/オフ」(1997年)などアクション色の強いフィルムノワールが多く、その作品中では良く「2丁拳銃」と「互いに背中を預けながらガンファイトする2人の男」が登場するほか、作中どこかでほぼ必ず「白い鳩」が飛ぶことが一種のトレードマークとなっているのですが、今作では十数年ぶりにそれらが全部盛りになっています。開幕早々漁港の映像をバックに「君よ憤怒の河を渉れ」のテーマ曲であった「孤独の逃亡」が流れるそのショットから全編に渡り噴射されるくどいくらいに濃厚なジョン・ウーテイストは、初見の方にはかなりキツいんじゃないでしょうか(苦笑)

 全編日本ロケを敢行し、堂島川での水上バイクチェイスなど大阪の街のど真ん中で良くこんな映像撮れたなと感心するようなアクションがバンバン登場する一方で物語は恐らく撮影中に度々シナリオを加筆改稿したのではと思えるほどに支離滅裂なので骨太なサスペンスを求めて観に行くと痛い目を見ます。ですがその辺何もかも織り込み済みで鑑賞するなら最高に熱くて楽しい2時間が待っています。

 この映画、はっきり言って私のように2丁拳銃&白い鳩成分が枯渇したジョン・ウー作品ファンか、取り敢えず福山雅治の出演作は何だろうと全部観たい方か、ボンクラ映画スキーな方にしか全くもってお薦めできない作品です。どうせなら他の作品にした方が有意義な時間を過ごせます。ですがこれらに該当してしまう方はコレをスクリーンで堪能しないなどもったいない!どうぞこのフルスロットルなジョン・ウー・マジックに全身で浸って下さい。

拍手[0回]

忍者ブログ / [PR]