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ちゅうカラぶろぐ


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春頃から副鼻腔炎の治療を受けていて、それがひと段落してやれやれと思っていたらその掛かっていた医院が閉院になってしまい、さて今後症状が悪化したらどうしたものかとちょいと途方に暮れています。

 こんばんは、小島@監督です。
 割と名医だったらしいだけに余計困惑。ハードルを下げながら探すしかないかな…

 さて、先日強烈なものを観てしまったので劇場上映作品ではなく配信作品から1本ご紹介。今回の映画は「呪詛」です。

 リー・ルオナン(ツァイ・ガンユエン)は語り掛ける。6年前にある「禁忌」を犯し、関わった全ての者が不幸な目に遭ったと。そして自分の娘・ドゥオドゥオ(ホアン・シンティン)にもその「呪い」が及んでいると。
 ルオナンは今までに撮影したビデオ日記の映像を流し始める。出産後ルオナンは長く精神科にかかっていたためドゥオドゥオは養護施設で育てられた。ようやく子供と暮らすことが認められ、ルオナンはドゥオドゥオを迎えに行ったがその日の晩から2人に奇妙なことが起こり始める。

 国民党一党独裁、戒厳令下の1960年代の台湾で不思議な力で学校から出られなくなった男女の脱出行を描く「返校」、知性を残しながら人の破壊衝動を暴走させるウィルスが蔓延し阿鼻叫喚の地獄絵図が展開する「哭悲」と近年秀作が相次ぐ台湾ホラー。その中でも「最恐」の呼び声高い1本がNetflixに登場です。

 映画は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や「パラノーマル・アクティビティ」のようなフェイクドキュメンタリーあるいはPOV(Point of viewの略)のスタイルで展開し、物語には「リング」や「呪怨」に代表されるJホラーからの影響が色濃く見られます。いずれもシリーズ化やハリウッドリメイクなどで隆盛を誇ったものの類似品が次々と登場し粗製濫造された結果、勢いを失い今ではジャンル映画の一角に収まってしまったような印象ですが、それらのDNAを見事な形で受け継ぎ昇華させてみせた1本になっています。

 物語は現在とルオナンが「禁忌を犯した」という6年前を交互に行き来し、少しずつ「呪い」の核心が明らかになっていきます。その過程はまさにJホラーを彷彿とさせる味わい。同時に真綿で首を絞めるかのように状況が悪化する中でどうにか娘を救おうと懸命に足掻く母親の姿、というのも観る者に感情移入を促しやすく、POVホラーにありがちな「何故そこでカメラを回す!?」というツッコミを入れたくなるシーンも当然のようにあるもののそもそも骨子となっている物語自体が面白いので大して気になりません。

 そして何よりこの映画を「最恐」と言わしめるに至った要因はひとえに「観る者を思いっきり巻き込んでくる」点にあります。どういうことかと言えば…おっと、これについて多くを語るのはよそう。楽しみが半分以下になってしまう。
 本国での高評価を受け期待度も高かったこの作品が劇場公開されずにNetflix直行になったと聞いた時、観るハードルは下がったけれどちょっと残念だなと思っていたのですが、観始めて考えを変えました。これはスマホやTVで自室で観るのが一番怖いタイプの作品です。何なら一人で夜に見るのが最高。人によってはトラウマ級の恐怖を味わえます。きっとあなたもあの呪文が耳から離れなくなる。

 それにしても韓国の「哭声」といいアジア圏で秀逸なホラー映画が次々と登場していてファンとしては嬉しい限り。劇場公開されずに配信直行となった作品にもこの「呪詛」のようなものがいるかと思うとなかなかに豊潤です。この影響に煽られて日本からも凄いのが誕生するようになると更に嬉しいのですが。

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