アイマス話をもうちょっとだけ。
原典のゲームにおける主人公を「プロデューサー」と呼称するアイマスはいわゆる「推し」というものを「担当」と表現します。その流れでライブイベントなどでは名刺を用意してプロデューサー同士で「名刺交換」したりします。昨年あたりから私もやり始めていますが、コレがなかなか楽しい。
今回もこんな感じの物を用意してみたりしました。Twitter等のSNSのアカウントを記載する事で交友の輪が広がって行きます。今回はなんとコスタリカからわざわざ来日したPの方と名刺交換する機会が!
コスタリカ!「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」ぐらいしか印象が無いところとまさかご縁ができようとは!
しかもその方なかなか日本語が堪能なようで、名刺交換のお礼をスペイン語ができないから(コスタリカの公用語はスペイン語)何とか英語でツイートしたら日本語で返事がきました。
とは言えせっかくの機会だしスペイン語を学んでみるのも良いかも。アイマスPやってるとやりたい事が増えていく(笑)
こんばんは、小島@監督です。
そのアイマスもシンデレラガールズの第2期がスタート。「継母」を思わせる剛腕な女上司が現れたり、使われてない部屋に追いやられてみんなで埃まみれになりながら掃除したり「シンデレラ」を前期以上に物語のモチーフに落とし込んでいて先々の展開が非常に楽しみです。
さて、今回の映画は「バケモノの子」です。
この世には、人間の世界と並行して「バケモノの世界」が存在する。母の死と共に居場所が無くなり家出した少年・蓮(声・宮崎あおい)は、渋谷の路地でバケモノの熊徹(声・役所広司)に出会う。彼の言葉に突き動かされるように付いて行った蓮は、渋谷と対になっているバケモノの街「渋天街」に辿り着く。
親を喪い居場所を失くした蓮と、渋天街随一の実力がありながら粗暴な性格ゆえに弟子もおらず理解者も少ない熊徹。孤独な2人の奇妙な交流が始まった。
「時をかける少女」や「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」で知られる細田守の新作アニメ映画です。
どちらかといえば躍動感以上に繊細な感情を表現する方向で使われた作画力は今回は大胆なアクションを重視する方向で使われて、要所要所でダイナミックなアクションが展開するのが見どころの一つです。
熊徹に拾われ、9歳だから「九太」と適当に名づけられた蓮と熊徹の反目しながらも惹かれていく擬似的な親子関係を描く前半は、蓮の成長と共に真に「大人」へと変わってゆく熊徹の成長も同時に描きだしていきます。熊徹を演じる役所広司の演技も非常に素晴らしく、その演技自体が聴き所と言えますね。
ただ残念ながらこの映画、前半と後半でかなりバランスが悪いのが難点です。成長した九太(声・染谷将太)の新たな出会いや戦いが描かれるのですが、あまりに描かれる要素が多すぎて一つ一つが有機的に機能せず物語が綺麗に収束していきません。映像のレベルが非常に高いにもかかわらずセリフで説明しようとしがちなのもマイナスです。
今作は前3作と違い、これまでの奥寺佐渡子によるシナリオではなく細田守自身の手による脚本なのですが、気合が入り過ぎてしまったのでしょうか、2時間の映画で収まる量のアイディアではなく、TVシリーズに出来そうなほどの物量が強引に押し込められている印象です。そのためこれまでのロジカルな作劇の中に繊細な感情を紡ぎだす作風の延長線上を期待してこの作品を観るといささか面食らうことになるでしょう。
ただそのような欠点を抱えながらとは言え普段アニメに触れない人でも楽しめそうなエンターテインメントとして作り上げてしまう細田守の手腕はさすがとしか言いようがありません。リアリティ重視の瞬間とアニメ的なハッタリを優先させる瞬間のさじ加減は見事なもので、次代を担うことを期待されるクリエイターの意欲を目にすることができるでしょう。
ここからかれがさらにどんなステージへと行くのか期待したいですね。できれば今回もその片鱗が見え隠れしていたので一遍くらいかなりマニアックな作品も観てみたいところですが。
原典のゲームにおける主人公を「プロデューサー」と呼称するアイマスはいわゆる「推し」というものを「担当」と表現します。その流れでライブイベントなどでは名刺を用意してプロデューサー同士で「名刺交換」したりします。昨年あたりから私もやり始めていますが、コレがなかなか楽しい。
今回もこんな感じの物を用意してみたりしました。Twitter等のSNSのアカウントを記載する事で交友の輪が広がって行きます。今回はなんとコスタリカからわざわざ来日したPの方と名刺交換する機会が!
コスタリカ!「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」ぐらいしか印象が無いところとまさかご縁ができようとは!
しかもその方なかなか日本語が堪能なようで、名刺交換のお礼をスペイン語ができないから(コスタリカの公用語はスペイン語)何とか英語でツイートしたら日本語で返事がきました。
とは言えせっかくの機会だしスペイン語を学んでみるのも良いかも。アイマスPやってるとやりたい事が増えていく(笑)
こんばんは、小島@監督です。
そのアイマスもシンデレラガールズの第2期がスタート。「継母」を思わせる剛腕な女上司が現れたり、使われてない部屋に追いやられてみんなで埃まみれになりながら掃除したり「シンデレラ」を前期以上に物語のモチーフに落とし込んでいて先々の展開が非常に楽しみです。
さて、今回の映画は「バケモノの子」です。
この世には、人間の世界と並行して「バケモノの世界」が存在する。母の死と共に居場所が無くなり家出した少年・蓮(声・宮崎あおい)は、渋谷の路地でバケモノの熊徹(声・役所広司)に出会う。彼の言葉に突き動かされるように付いて行った蓮は、渋谷と対になっているバケモノの街「渋天街」に辿り着く。
親を喪い居場所を失くした蓮と、渋天街随一の実力がありながら粗暴な性格ゆえに弟子もおらず理解者も少ない熊徹。孤独な2人の奇妙な交流が始まった。
「時をかける少女」や「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」で知られる細田守の新作アニメ映画です。
どちらかといえば躍動感以上に繊細な感情を表現する方向で使われた作画力は今回は大胆なアクションを重視する方向で使われて、要所要所でダイナミックなアクションが展開するのが見どころの一つです。
熊徹に拾われ、9歳だから「九太」と適当に名づけられた蓮と熊徹の反目しながらも惹かれていく擬似的な親子関係を描く前半は、蓮の成長と共に真に「大人」へと変わってゆく熊徹の成長も同時に描きだしていきます。熊徹を演じる役所広司の演技も非常に素晴らしく、その演技自体が聴き所と言えますね。
ただ残念ながらこの映画、前半と後半でかなりバランスが悪いのが難点です。成長した九太(声・染谷将太)の新たな出会いや戦いが描かれるのですが、あまりに描かれる要素が多すぎて一つ一つが有機的に機能せず物語が綺麗に収束していきません。映像のレベルが非常に高いにもかかわらずセリフで説明しようとしがちなのもマイナスです。
今作は前3作と違い、これまでの奥寺佐渡子によるシナリオではなく細田守自身の手による脚本なのですが、気合が入り過ぎてしまったのでしょうか、2時間の映画で収まる量のアイディアではなく、TVシリーズに出来そうなほどの物量が強引に押し込められている印象です。そのためこれまでのロジカルな作劇の中に繊細な感情を紡ぎだす作風の延長線上を期待してこの作品を観るといささか面食らうことになるでしょう。
ただそのような欠点を抱えながらとは言え普段アニメに触れない人でも楽しめそうなエンターテインメントとして作り上げてしまう細田守の手腕はさすがとしか言いようがありません。リアリティ重視の瞬間とアニメ的なハッタリを優先させる瞬間のさじ加減は見事なもので、次代を担うことを期待されるクリエイターの意欲を目にすることができるでしょう。
ここからかれがさらにどんなステージへと行くのか期待したいですね。できれば今回もその片鱗が見え隠れしていたので一遍くらいかなりマニアックな作品も観てみたいところですが。
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