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ちゅうカラぶろぐ


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GWに入っても絶好調な「アナと雪の女王」で「上映中に一緒に歌ってみよう」という企画が行われ、それについて妙な賛否両論が発生しました。
私などはこういった企画に特に異論は無いタイプです。最近アニメ映画で時々開催される「絶叫上映(鑑賞時に大声を出しても良い上映会。サイリウムの持ち込みがOKになる場合も)」もそうですが基本的にこういうのはリピーター向けの企画なので通常の上映とは明確に棲み分けて欲しいとは思いますけど、映画に触れる新しいスタイルとしてもっと積極的に開催してみても良いと思いますね。

こんばんは、小島@監督です。
映画だって実は一期一会。見知らぬ観客と音楽を共有するのも良い経験ですし、親子連れなら「親が歌いながら観てた」という体験は子供にとってもきっと素敵なものになる(…と思う)

さて、今回の映画は「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」です。アメコミヒーローが結集するビッグプロジェクト「アベンジャーズ」シリーズの最新作。キャプテン・アメリカの新たなる戦いが描かれます。

「アベンジャーズ」の戦いから2年、国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.」は未知なる脅威への対処の為に新たなる防衛システムの開発を進めていた。
第2次大戦末期極秘作戦のさなかに冷凍状態となり約70年の時を経て目覚めたキャプテン・アメリカことスティーヴ・ロジャース(クリス・エヴァンス)は、今はS.H.I.E.L.Dの一員として活躍している。ある日司令長官であるニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)に呼び出されたスティーヴはそこで新防衛システムの全容を知らされ、その傲慢すぎる方法に疑念を抱く。
そんな中、フューリーが突如何者かの襲撃を受け重傷を負う。その陰謀の魔手はスティーヴやブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)にも及び、2人はこれまで共に戦ってきたS.H.I.E.L.Dにも命を狙われる事になってしまう。

アメコミヒーローが結集するビッグプロジェクト「アベンジャーズ」、その最新作はキャプテン・アメリカを主人公にアベンジャーズを壊滅寸前にまで追い込む新たな陰謀と戦いが描かれます。

星条旗をモチーフにしたコスチュームをしているだけありキャプテン・アメリカは言わば「アメリカ的良心」の体現でありイロモノ系なアウトローが多いアベンジャーズの中でも数少ない高潔な人物として存在します。
そのキャプテン・アメリカがS.H.I.E.L.D.の行き過ぎた防衛システムのありように疑問を抱く姿はどこか「ウルトラセブン」の傑作エピソード「超兵器R1号」を思い出させます。
それだけでなくそのシステムの運用を巡りS.H.I.E.L.D.内で異変が起きる事でその疑念が現実のものになって行きます。

「アメリカの防衛」を巡る権謀術数を物語の軸とする一方で、もう一つの軸としてキャプテン・アメリカのパーソナルな物語が描かれます。
70年に渡る冷凍状態から蘇ったキャプテン・アメリカは現代での生活にまだ馴染みきれず、かつての仲間や恋人も既に亡くしているか最晩年に差し掛かっており、裡に相当の孤独感を抱えています。そんな中出会う事になるサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)との友情が物語を一段味わい深い物にしています。
相棒の戦死をきっかけに退役し退役軍人省でカウンセラーを務めるサムとの交流はキャプテン・アメリカ自身がある意味「帰還兵」であるというその側面を浮き上がらせます。その一面を鑑みると、今作の副題である「ウィンター・ソルジャー」は、今作のヴィラン(敵役)の名前でもありますが、ベトナム帰還兵たちが戦場での実態を生々しく語りながらも当時のマスコミにより封殺された公聴会を記録したドキュメンタリー映画「ウィンター・ソルジャー」とも掛けた見事なダブル・ミーニングになっています。

もちろんアメコミヒーロー物らしいアクションシーンの数々も良く工夫されていて迫力満点。ところどころ大味というかボンクラ感があるのもご愛嬌(笑)

SFアクションとしても一人の苦悩する男のドラマとしても実に骨太に出来上がっているこの映画、割と本気でお薦めできます。前作「キャプテン・アメリカ ファースト・アベンジャー」を観てなくても全然無問題!実際私もまだ観てないし!「アベンジャーズ」くらいは観ておいた方が良いかもしれませんが、むしろこれをきっかけに「アベンジャーズ」の世界に入ってみるのも良いと思いますよ。




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