ちゅうカラぶろぐ


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いよいよ待ちに待ったアイマス劇場版まであと2週間と迫ってきました。いや、それは良いんですが、公開初日の25日は通常の上映のほかに「深夜最速上映」「主要キャスト全員の舞台挨拶(東京のみ。但し全国各地でライブビューイングあり)」「キャスト数人の名古屋での舞台挨拶付上映」と異様に選択肢が多くて目が眩みそうです。
実はこの形、昨年「魔法少女まどか☆マギカ新編」でも初日でやっていた形式とほぼ同じなのですが、まどマギはそこまで思い入れが強くないのと公開初日が仕事の都合で休める状況でもなかったのもあって「観られる日時で良いや」と気楽に構えていられたのですが、熱心なファンの方たちはあの時こんな心境だったのでしょうか?

こんばんは、小島@監督です。
焦るんじゃない、俺はアイマスが観たいだけなんだ…

さて、今回の映画は監督アルフォンソ・キュアロン、サンドラ・ブロック主演のSFスリラー映画「ゼロ・グラヴィティ」です。

ミッションスペシャリストのライアン・ストーン(サンドラ・ブロック)は、マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)のサポートのもと、シャトルの船外活動を行っていた。少々緊張感の残るライアンをよそにベテランのコワルスキーはヒューストンと冗談を交わしながら進めていく。
その時ヒューストンから即時地球帰還命令が届く。しかしその命令も間に合わず、シャトルはスペースデブリと衝突し、ライアンとコワルスキーは宇宙空間に投げ出されてしまう。
果たして2人は次々と襲い掛かる危難を潜り抜け、地球への帰還を果たせるのだろうか…?

世の中いろんな映画は数あれど、こんな怖いくらいに美しい宇宙空間を表現した作品はドキュメンタリー以外ではまず観た事ありません。そんな宇宙空間の中で2人の宇宙飛行士が酸素の残りも少ない中漂流する事になります。観てるだけで呼吸困難になりそうなほどの閉塞感が尋常じゃありません。「宇宙兄弟」で宇宙飛行士に憧れた子供たちがコレを観て将来憧れる職業から宇宙飛行士を外したらどうしようかといらない心配してしまいそうになります。

この映画で特に優れている点は、主人公であるライアンからほぼ全編カメラを離さない点です。彼女の過去を描く回想シーンや突然の事故の対応に追われるヒューストンの様子を挿入したりといった事をせず、一切わき道に逸れる事無くライアンのサバイバルを追い続けます。
この極限まで余剰を削ぎ落としたストイックな構成のお陰で観る者の意識を途切れさせずに最後まで物語が展開し、91分という短い上映時間の作品とは思えない充実感を味わわせてくれることでしょう。

また、この作品の凄み宇宙空間でのサバイバルというシンプルな物語とは裏腹に複雑かつ重層的に組み込まれた暗喩的表現の数々です。宇宙空間の無窮の闇のごとく溢れ返る「死」に瞬間的に差し挟まれる「生」のメタファーの表現のセンスに驚かされます。
例えば、少々ネタバレになりますがライアンが一時的に宇宙服を脱ぐシーンがあり、この時ライアンが大きく深呼吸した後取る姿勢はいわゆる「胎児」の姿勢だったりします。
他にも序盤スペースシャトルで事故に遭遇したライアンとコワルスキーは一先ずISSを目指す事になるのですが、シャトルは本来既に全てが退役した「過去」の遺物であるのに対し、ISSは「現在」稼働中の物であり、そのISSから向かう事になるある場所は現時点では宇宙には存在しない「未来」の物であるというのも、恐らく意図的に配置された舞台装置に違いないでしょう。その事を踏まえて最後に帰結するラストシーンの意味を思うのもまた一興です。
もちろんこんなめんどくさい事を考えずにシンプルにこの濃密なスリラーを楽しむのも良しです。

また題材が非常に向いている事もあり、3Dの臨場感も半端じゃありませんが、中にはカメラを大きく振ったり回転したりする映像があるため3D酔いしやすい方は注意が必要ですが、そうではない方は是非3Dでこの迫力を味わって欲しいですね。
幸い客入りが上々なようで公開から1か月ほど経過していますがまだかなりの所で多めの回数を上映しています。まだご覧になっていない方は是非映画館で他に類を見ないこの映像を体験して欲しいですね。

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