ちゅうカラぶろぐ


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昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
今回は久しぶりの8耐ということもあってトライしてみたいと思った曲はほとんどやれたほどガッツリ歌わせてもらいました。
他にもメイドさんのコスプレした新人さんがあんてばちゃんとラブライブ踊ってる所を間近で見れたり何だか俺得な一日でした(笑)

こんばんは、小島@監督です。
良く考えたら今年3度目の年男だったんじゃないか、私!
うわ~メンタルはまだ中2から脱却できていないのに…(苦笑)

さて、今回の映画は一風変わった設定のラブコメ映画「ウォーム・ボディーズ」です。

ゾンビが蔓延り人間の生存領域が日に日に狭くなっていく終末世界。ある日ゾンビの青年R(ニコラス・ホルト)は、生活物資の調達に現れた人間の武装グループの中に少女ジュリー(テリーサ・パーマー)を発見し一目惚れしてしまう。Rは他のゾンビたちからジュリーを救い匿うことに。初めはRの異様な行動に怯えるジュリーだったが、その真意に気づく内に2人の関係は次第に特別な物になっていく。
ジュリーへの恋心が深まる内、Rの身体にある変化が起こる。それは人間とゾンビの関係を大きく変革するきっかけになるのだった。

人間とゾンビのラブストーリーというだけでもなかなかユニークですが、一人称が何とゾンビの方で、Rのモノローグで展開するという実に風変わりな物語です。ゾンビ青年が「R」、ヒロインの少女が「ジュリー」なのは「ロミオとジュリエット」に掛けているというところでしょうか。
近いシチュエーションで「さんかれあ」という昨年アニメにもなったコミックがありますが、過去のゾンビ映画のオマージュを大量に散りばめホラー色も強い「さんかれあ」と違い「ウォーム・ボディーズ」はゾンビ映画ながらグロテスクさも少なくマニアックでもないので、ライトなラブストーリーとして非常に敷居の低い観易い映画だと言えるでしょう。

ユニークな物語も目を引きますが、R役ニコラス・ホルト、ジュリー役テリーサ・パーマーの演技にも注目です。特にホルトは、ゾンビなので表情に乏しい中視線一つでジュリーへの恋心を表現してみせ、その繊細な演技力に舌を巻きます。

この映画、ゾンビと人間のラブストーリーいう1アイディアを前面に出し、他の設定はかなり粗いというか緩いので、基本的にはお伽噺を観るようなスタンスで楽しむのが重要です。なので、隙の少ない凝った設定を好む方にはこの緩さには不快感を感じる方もいるかもしれません。

今年公開されたニコラス・ホルトのもう一つの主演作「ジャックと天空の巨人」と比べると随分と公開規模も小さいですが、リメイク流行りと言われているハリウッドにもこんな映画があるのかと懐の深さを感じさせるとても楽しい1本です。こういう映画にもっと注目が集まると最近斜陽と言われている洋画市場も活気づくかもしれませんね。

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