忍者ブログ

ちゅうカラぶろぐ


[188]  [187]  [186]  [185]  [184]  [183]  [182]  [181]  [180]  [179]  [178
私の勤めている会社は、自動車部品の製造ですが、
その現場の作業内容に、熱処理というものがあります。
これは非常に高い負荷のかかる場所に使用する金属が、
割れたりちぎれたりしないように、強度をもたせる作業です。

その作業の中に、何百個かの部品を『炉』というもの中にいれ、
約200度で1~2時間もの時間をかけて熱処理をする作業があります。

先日、会社の上司とその『炉』についての話をしていたときに、
上司がこの炉については別の使い方があると話始めた。

いきなり何を言い出すのかと思ったし、
こんな薄汚い炉で何ができるのか、まったく想像がつきません。

そもそも、こんなものを何に使うのか理解に苦しんでいると、その上司が、
「考えてみろ。この炉は200度っていう一定の温度で管理されるんだぞ。
ということは、家では出来ないことがココならできるんだ。」

大体言いたいことは、なんとなく分かってきたが、
そもそも金属の熱処理自体家じゃやらんだろ・・。

ハイ、そのものズバリ調理の事を言っているんでしょう。

やはり思った通り、調理をするんだそうで、
この『炉』を使って昔は『サツマイモ』を焼いていたとか。
それをやっていたのは相当昔で、それを知る人も今は少ないらしい。
ここで焼いたイモは、高温過ぎないところでじっくりと熱が通るので、
それこそ業者レベルのホッコリと甘いイモが焼けるんだそうな。

昔はよくやっていたそうなんだが、ただこれをやるには少しリスクがあり、
それは現場のあたり一体が甘~いイモの香りが充満し、
イモを焼いていることがカンタンにバレてしまうらしい。

だから、イモを焼くなら夜勤がいいとかアドバイスをされ、
絶対ウマいから一度はやってみろと言われました。
・・それが会社の上司が言うことか?

だけどせっかく教えてもらった情報だし、
サツマイモをアルミ箔で包んで、仕事ついでに部品と一緒に炉に入れるだけで、
ウマいイモができるならちょっとやってみようかなって。

ちなみに会社では栗が取れるんだが、
それにドライバーとかで穴を開けて炉に入れると、
やっぱり最高にウマい栗が焼けるんだそうな。


・・やべ、腹が減ってきた。



拍手[0回]

PR
忍者ブログ / [PR]