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ちゅうカラぶろぐ


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昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
コミック交換会でいただいたのは、「ヨルムンガンド」「軍靴のバルツァー」「ギャングスタ」の3冊。
「軍靴のバルツァー」が思いのほかツボで、近い内に続きを買ってこようかと思ってます。

こんばんは、小島@監督です。
新しいバンチも結構油断できないぜ…!

さて、「アーティスト」観てきました。
今年のアカデミー賞では稀有で奇妙な現象が起きました。
「ヒューゴの不思議な発明」ではアメリカの監督がフランスを舞台に映画草創期の人物を描き、この「アーティスト」ではフランスの監督が映画産業勃興期のハリウッドを描いています。
どちらも描いているのは「映画」そのものへのラブレターと言って良い内容で、アカデミー賞という舞台でエール交換をするようなこの状況、一映画ファンとしては、何としても映画館で堪能したいわけです。
…で、最終的に賞レースを制したこの「アーティスト」、このご時世に画面が白黒スタンダードサイズ(画面比4:3)、音声は基本的に音楽のみのサイレントという、新作なのにできたそばからもう古典みたいな作品です。
ていうか、そもそもよく企画が通ったなぁ。ただ懐古趣味だけでここまではできないですよ。

1920年代後半から30年代初頭のハリウッドを舞台に、サイレントからトーキーへの過渡期に没落してゆく映画スターと逆にスターへの階段を駆け上がる女優との絆を描くこの映画、物語の始まりが1927年なのも象徴的(世界初のトーキー映画「ジャズシンガー」公開年が1927年)。
物語自体は至ってシンプルなんですが、サイレントでやっているだけあり、主演二人の身体的表現が圧巻。
ついでに今の映画がどれだけセリフに頼っているかも実感します(苦笑)。

あと、犬!主人公の傍らにいつも犬がいるのですが、その犬が半端無い。
アカデミー賞でわざわざ「パルム・ドッグ賞」なんてのを新設してまで賞を上げた気持ちも分かる位の存在感です。
正直、そのためだけに観に行っても良いくらいですよ。

「アーティスト」は何よりこの時代に新作でサイレント映画観られるチャンスなんてまずもってもう来ない(いくら賞取ったからって後に続くヤツがいるとはとても思えない)ので、その意味でも映画館で観ることを勧めたい1本です。
興味あっても無くても是非映画館へGO!



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