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ちゅうカラぶろぐ


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今月から始まるTVシリーズ「THE IDOLM@STER SideM」のプレ・エピソードとなる「Episode of Jupiter」が先日放送されました。
「THE IDOLM@STER」に登場したジュピターが登場時所属していた961プロを離れフリーとなったのち「SideM」の舞台となる315プロに入るまでを描く物語で、前日譚であると同時にアニメアイマスの後日譚であり更に劇場版アイマスのサイドストーリーでもあるという、複数のシリーズを結び付ける物語で、アメリカのドラマではたまに見かけることがありますが日本のアニメでこういうエピソードが単発で製作されて地上波で全国放送…というのは意外に珍しいのではないでしょうか。
作品自体もこの特殊な位置づけを最大限に利用したネタを豊富に盛り込んでいたほか、フリーになった途端に大手事務所に所属していた頃はスタッフがやってくれていたことを全て自分たちでこなさなくては行けなくなってパンクしかかるなどなかなか生っぽい葛藤を描く骨太な物語で、40分弱の短い尺とは思えぬ濃密な作品になっていて正直期待以上でした。
この「Episode of Jupiter」からアイマスに入ってみる、というのもアリかもしれません。ここから始めることも遡ることもできる素敵な作品になっています。

こんばんは、小島@監督です。
これは今週から始まる「SideM」本編も楽しみ。

さて、今回の映画は「エイリアン:コヴェナント」です。

22世紀初頭、宇宙船コヴェナント号は冷凍ポッドに入った2,000人の入植者、1,140体分の胎芽を乗せて惑星オリガエ6へ入植のために向かっていた。
その最中、予期せぬエネルギーバーストを浴びたコヴェナント号は多大な損害を受け、航行中の管理を任されていたアンドロイドのウォルター(マイケル・ファスベンダー)はクルーをコールドスリープから覚醒させるが、開閉装置の故障で船長ブランソン(ジェームズ・フランコ)のポッドが開かず窒息死してしまう。
副官オラム(ビリー・クラダップ)が指揮を執ることになり、ブランソンの妻ダニエルズ(キャサリン・ウォーターストン)らクルーたちは船長を喪った悲しみを癒す間も無く船の修復作業にかからねばならなくなった。
通信機器の修復に当たっていたテネシー(ダニー・マクブライド)は、謎めいた電波を受信する。発信源を調査すると現在位置に近い恒星系に生物が居住可能な惑星があることが判明する。目的地オリガエ6に着くにはあと7年かかるがこの惑星ならば2週間で到着できる。そう判断したオラムはダニエルズの反対も聞かずに惑星に降り立つことを決めるのだった。

2012年に製作された「プロメテウス」の続編にして「エイリアン」(1979年製作)に繋がる物語にしてホラー史上に残るモンスター「ゼノモーフ(このシリーズでの成体エイリアンの呼称。「エイリアン2」でこの名が初めて登場する)」の起源に迫る作品が現在公開中です。実は監督リドリー・スコットがタイトルに「エイリアン」の名を冠した作品を手掛けるのは1作目以来実に38年ぶりだったりします。

敢えて「エイリアン」の名を冠さずに作られた前作「プロメテウス」もそうでしたが、今作も物語の基本的な構成は「エイリアン」1作目と相似しています。1作目と違うのは「プロメテウス」ではゼノモーフはもちろん人類も含めて数多くの生命が「エンジニア(1作目では「スペース・ジョッキー」とも呼称された巨人たちのこと)」のどのような干渉によって進化の軌道に乗ったかを描いており、今作ではアーキタイプとなる生命がいかにしてゼノモーフと呼ばれるモンスターへと変貌していくかが描かれます。

「プロメテウス」に引き続き今作も宗教的なモチーフを非常に多く取り込んでいます。そもそもタイトルの「コヴェナント」自体が「聖約(聖なるものとの契約)」を意味する言葉で、さしずめクルーたちを十戒を授与されたモーゼに、入植者たちを海を渡り新天地を目指したユダヤの民に見立てているといったところでしょうか。
ただポイントとしては、「プロメテウス」では陰に陽に盛り過ぎたため宗教的側面が前に出過ぎたと思ったのか、モチーフの見せ方が善作よりも分かりやすくなり、代わってSFホラーのテイストが強調された作りになっています。

ただこの作劇の変化は映画全体の緊張感を高めた反面、描く要素の多さに物語が振り回されたような印象も受けます。早い話、登場人物の行動が全体的に場当たり的でバカっぽいのです。登場人物の数人はわざわざ死亡フラグを自分から踏みに行っているようにしか見えず、ほとんどギャグになってしまっている人物もいます。

「エイリアン」ほどホラーとして研ぎ澄まされてもいず、「プロメテウス」ほど知的にも作られていない上にこのシリーズならではの特徴的な設定の一つともいえる「アンドロイド」についても物語の核の部分に深く関わっているため、シリーズの全くの初見の方にあまり優しい作風ではなく、物語を理解するには最低限「エイリアン」と「プロメテウス」の2作品の鑑賞が必須、というなかなか人に薦めづらい作品ではありますが、1点、「映画を深読みする、紐解いてみる」ということを1度してみたいとお考えの方には絶妙な難易度で読み解くためのモチーフが隠されているためトライしてみるには楽しいのではと思います。
もちろん、シリーズのファンなので新作は取り敢えず観ておきたいという方もどうぞ。80歳になってもまだこんな映画作ってしまうファンキーなリドリー・スコットの手腕を楽しんでみてください。

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はい、本日の日曜日もお仕事でした。
最近、土日の仕事が増えて、なんとか出勤の予定を
歌会に被らないようにするのに全力を尽くしています。

サークルのメンバーの中には土日が仕事の人も多く、
歌会にやっと日曜日が休めてやっと参加できたと人もいます。

土日の休みを取りづらくなって感じるようになったのは、
やっと休みとなった日曜日に参加されるメンバーに、
今まで以上に参加していただける事に感謝です。



さて、感謝と言えば来月11月で『中部からの歌声』は、
自分でも驚きの満20周年を迎える事になりました!

昨年末に行われた『スーパーアニカラ魂2016』でも、
20周年を記念して〜、と言いながらのイベントでしたが、
その時は20年目に突入したよって言い回しのマジック。

今年は本当に満20周年を迎えることができそうです!
いつも言うようにここまでサークルを続けられたのは、
歌会に参加されるみなさんがいるからこそです。

そんな20周年を迎え、こんなにキリがいいのですから、
せっかくだから何かを企画したいと思っても思いつかず。

スーパーアニカラ魂も、まだやれるタイミングじゃないですし、
今回は少し派手目な忘年会でもしようかと思います!

会場は昨年同様にちゅうカラメンバー太陽さんが店長の、
居酒屋『鶏美庵 太陽』で開催することにしました。
今年も定休日の日曜日にお店を開けて頂けます!!

忘年会開催日は12月10日(日)で歌会の直後に決定。
歌会を通常よりも早く開始、そして早く終了して、
忘年会場のお店『鶏美庵 太陽』に移動致します。

忘年会ではミニゲームや大抽選会なども企画しています。
少しでも多くの方に参加して頂きたいと思います。




※忘年会への参加受付は後日スポットイベント掲示板にて行います。
スポット掲示板に書き込み次第、Twitter・LINEなどでお知らせいたします。

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枕を買い換えました。

ニトリに行ったら、「ホテル品質」と書いてある枕があったんですよ。

ホテルの枕って柔らかすぎてあんまり体に合わないんだよなー って思いつつも、試しにベッドにおいて枕へダーイブしてみたわけです。
(うちの近くのニトリは、枕とかマットレスを試すことができるベッドがあります)

あ、これはいいかも。
適度に柔らかくて、でも大きさ(高さ)がある分沈み込んでいい位置に頭がくる!
なので、そのままお買い上げです。

枕って大事ですね。朝起きるのも少し楽になった気がしますし、通勤の自転車も心なしか楽になった気がします。

こんばんは。これまで使っていた枕をどうやって捨てたらいいのか迷っているショーグンです。
低反発ウレタンってどうやって捨てるの…

さて、先々週ですが、平日に新宿歌舞伎町に行ってまいりました。
その帰り道に、バスタ新宿から夜行バスに乗って帰ってきたわけです。

バスタ新宿というのは新宿駅にできた長距離バスの総合ターミナルです。
1日1200本以上の長距離バスが発着し、2万人が利用するという化け物バスステーション。

5分単位で長距離バスが発着していく姿は、圧巻の一言。
ターミナルの職員さんも、どこからどのように発着するのか、どのように案内すればいいのかわかり切っていて、ものすごい動きで案内してます。
ターミナル内にあるコンビニは、ずーっと長蛇の列ができていて、ものすごい勢いで人をさばいていて観ているだけで気持ちいですよ。

とまぁ、その場にいる職員さんたちが皆プロフェッショナルで、見ていて爽快なのに対して… 集まっている人たちもつわものばかりですよ。

平日の深夜、地方へ向かうバスのターミナル。
そこに集うは、東京中の様々な場所で行われたイベント帰りのつわものたち。

ライブ参戦フル装備のアイドルファンがいれば、ジャニーズ系のイベント帰りなのか、グッズもってめっちゃはしゃいでる女の子も、バンドの追っかけなのかかなりキメキメで来ているギャルたち、明らかに仕事帰りの疲れたお父さん、日本の旅行を楽しむ外国人。

なんとなくそのみんなが控室で、楽しそうにしているわけですよ。
イベントが楽しかったことを話し合ってたり、酒飲んでたり、SNSしてたり。
50人以上いたのですかね、名古屋の深夜バス待ちの待合みたいにどんよりしていなくて、みんながすごく活気があってキラキラしてる。

自分もそこの場にいると、なんとなく力をもらえましたね。
待合室で隣の席の女の子と、外国人と、お酒飲んで話をしましたが、話が全然かみ合わないのになぜか楽しい。
自分、男性アイドルとか全然わからないのだけど、話を聞いているとどんだけダンスがカッコいいのか教えてくれるし、旅行中の彼は日本の食事のうまさをずーっと語ってるし。
でも楽しかった。

みんなやっぱり平日にもかかわらず、イベントや何かの用事で東京まで来ている人が多いんでしょう。バイタリティの総量が違うんですよ。
好きなものの話とか、何ができたとか、何がしたいとか、明日はどんなことをしようとか。

ものすごい前向きなパワーをいただけました。

平日に無理をして強行軍で新宿行きましたけど、いい仲間ができて本当によかったです。
でも、ちゅうカラ名刺を持っていき忘れて、リアル名刺にツイッターアカウント書き込んで渡したのは、ちょっとミスでした。

今後はどんなことがあるかわからないから、財布に何枚か常に入れておくようにして、遠征行くようにするわ!

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今週で9月も終わり、今年の終わりも近づいてきましたね~(・ω・)

去年の今頃は、大型イベントに向けてアレコレ考えてたもんです。
そういえば、ハロウィン向けにコスプレ作成スポイベがあったのを思い出したね。
あー、今年はなるすべかなー(´Д`)



そんな読書、スポーツ、芸術の秋。

先週発売されたガンプラ『MG ZZガンダム Ver.ka』を作成しました(*゚▽゚)ノ

…といってもまだ未完成。組み立ては終わりましたが、デカール(シール)をペタペタ貼る作業があります。

ガンプラのデカールにも種類があって
⑴剥がしたらそのまま貼れる粘着テープタイプ
⑵アイロンプリントのように位置を合わせたあと、上から擦って貼り付ける転写タイプ
⑶1度ぬるま湯に浸してから、台紙からスライドして貼り付ける水転写タイプ

今回のデカールは⑶
一枚のシートにあるたくさんのデカールをハサミで切り離して、一つ一つ指定の場所に貼り付けていきます。

コレね↓


まぁちまちまと作業を進めてますが、さすがに今日完成には至りませんでした(´Д`)

とりあえず現状はこんな感じ


歌会までには、スミ入れとか終わらせなければー


公式動画で、ZZの複雑な変形も公開中。
ZZガンダム変形

たしかに、これはできるけど、さわるの怖いね。やっぱ(^_^;


そういえば、来週から日曜の9時に仮面ライダーが移動。
毎週、仮面ライダーもドラゴンボールも録画してる身としては、裏録が必須となるのでハードディスク管理が大変です(´・ω・`)

てか、今回のライダー、ちょっと話が重いというか子供置いてきぼりだろ(笑)
まぁ面白くはあるんですが。


来週からまたいろいろと新番組が始まるので、何を見ようかなー?と考えてつつ、また来週(゚Д゚)ノ


P.S 久々にラテアートで有名なベルコルノさんに行ってきました。
さて、これは何でしょう?

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ちゅうカラのみなさん、おはようございます!
ちゅうカラブログ水曜日担当のレイウォールです。

先週末は同僚達と香嵐渓までバーベキューに行ってきました。
私にしては珍しいと思われるかもしれませんが、副業の同僚ですよ?

さて、この香嵐渓、豊田市足助町にある川沿いの渓谷なのですが、紅葉が有名とのこと。今回は残念ながら若干早い時期だったため、紅葉は見ることができていないのですが、11月は紅葉祭りなるイベントを行うそうです。1ヵ月ちょっと後ですので、もしなら行ってみてはいかがでしょうか?ただし、交通事情がきわめて不便で、自家用車でないと非常に大変ですのでご覚悟の上で。

この香嵐渓でのバーベキューは昨年も同僚と行っております。香嵐渓ではスペースの貸し出しを行っており、その名も足助村です。小さな畳張りの小屋と張り出し屋根の下に炉があります。小さな子持ちの同僚がいるとこういうスペースを借りてやるほうがオープンスペースよりもいいんです。

木が茂り、川が横を流れる環境で、まだまだ暑いはずが結構涼しく感じながら楽しむことができました。
冷蔵庫とかもないので、川で酒を冷やして飲むというのもなかなかオツなものだとおもいます。

さて、今回ご紹介する曲は"わたぐも"です。赤城みりあ(CV.黒沢ともよ)はアニメアイドルマスターシンデレラガールズでおねえちゃんになりました。みりあのソロ曲はもう1曲、Romantic Nowがあるのですが、そちらは天真爛漫で元気な小学生というところを前面に押し出していました。
しかし、わたぐもは黒沢さん曰く、おねえちゃんになってその気持ちを歌いこんだとのことです。ただただ元気というわけでなく、おねえちゃんになって身につけた、人を支えられる強さを歌っているように感じます。だから、夕焼けに照らされながらみりあに支えられた城ヶ崎美嘉が目の前に浮かび、涙腺への攻撃力が高いような曲に仕上がっているのですが、一方でこれからの展望や成長をも感じさせてくれるような明るさも感じる非常にいい曲です。

というかみりあとか美嘉って言ってたら私色ギフトも同じような感想をそういえば持ったような気がします。そっちも含めて、聞いてみてほしいなぁなんて。

おわり。

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日曜日の朝7時に異様な存在感を放っていたアニメ「ヘボット!」が遂に最終回に。
「クトゥルフ神話のパロディだから探偵を狂言回しにする」「セガ成分多めのゲームパロディを盛り過ぎたからしれっと井上和彦ネタを混ぜる」「フィリップ・K・ディックのパロディだからリドリー・スコットとついでにウォシャウスキー姉妹も混ぜ込む」ような本来的なターゲット層のお子様どころかその親御さんまでも簡単に振り落として疾走していく濃厚なネタを大量投入する上に、本筋としても多元宇宙をベースにしたかなりガチのSFを展開する無茶苦茶ぶり。流行りを投入するというより、観る者の読書&映画鑑賞遍歴に挑戦してくるようなネタが多いのが特徴でした。
非常に自由奔放に作られている分ネタがツボにハマらないとまるで面白くないという当たりハズレの大きさも一つの味、綺麗にまとまった作品が多い昨今には珍しい型破りなアニメで何だかんだガッツリ楽しませてもらいました。アニメってまだまだ色々やれそう。

こんばんは、小島@監督です。
とは言えこんなアレなアニメが途絶えないのも疲れるので何年に1本でいいや(笑)

さて、今回の映画は「ダンケルク」です。

1940年5月。ドイツ軍は破竹の勢いで侵攻を重ねオランダ、ベルギー、ルクセンブルク、そしてフランスが瞬く間に撃破された。
街中での襲撃を辛うじて躱してフランス北端ダンケルクの海岸までたどり着いたトミー(フィン・ホワイトヘッド)は、そこで追い詰められ撤退の船を待つ40万人の英仏連合軍の姿を見る。
一方、イギリス本国では英国海軍がダンケルクに取り残された同胞たちを救助すべく不足する艦船を民間船舶を徴用することで賄おうとしていた。小型プレジャーボートの船長ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)は息子ピーター(トム・グリン=カーニー)、その友人ジョージ(バリー・コーガン)と共に自ら航海に乗り出す。
また、空では撤退作戦支援のために3機のスピットファイアが発進。パイロットのファリア(トム・ハーディ)は船団を狙うドイツ軍爆撃機と遭遇する。
陸で、海で、空で。絶体絶命の地から生還するための戦いが始まる。

大作と呼べる規模で、しかし作家性の強い作品を発表し続ける稀代の映像作家クリストファー・ノーラン。その最新作は、彼のフィルモグラフィの中で初めて史実をベースにした作品です。ダンケルクに取り残された兵士たちを民間も含めた800隻以上の船舶が救援に向かい空軍もスピットファイアを度々発進させてドイツ軍の襲撃に備え、30万人以上の脱出を成功させた、いわゆる「ダイナモ作戦」の姿を描きます。

しかしそこはノーラン、一般的なイメージの戦争映画とは大きく趣の異なる作品に仕立て上げました。
この映画、何より先ず非常に台詞が少ないです。状況を説明するような台詞やシーンもほとんど無く、冒頭いきなりドイツ軍の襲撃を受け必死に逃走するトミーの姿を映し出し、そこから106分、一切途切れることなく観客を戦場のど真ん中に叩き込みます。
「ダイナモ作戦」に対する予備知識はあるに越したことはないでしょうが、無くても問題はありません。ノーランはこの映画で「戦争」を描くことに重きを置いていないからです。作中「敵」であるはずのドイツ軍の姿が一切登場しないこともそれを象徴しています。「人VS人」というより「人VS戦争(と言う災厄)」というような位置づけで概念的なものとして観るのが妥当のように思います。

この映画にはトミー、ドーソン、ファリアという3人の主人公が登場しますが、それぞれの作中で描写される時間も違います。トミーが約1週間のサバイバルを描き出していくのに対しドーソンは1日、ファリアに至っては僅か1時間ほどの出来事です。時系列が違う3つの物語を同時進行させながら、しかしやがてそれらは密接に複雑に絡みつつやがて集束していきます。
3つの物語は全て俯瞰的ではなく主観的で、「3つ見せるから物事をある程度俯瞰できる」形になっていて登場人物的には見えるものが全部、という描き方しているのも特徴的です。

CGを使いたがらないノーランのこだわりは今作でも遺憾なく発揮され、というか集大成と言って良いレベルで画面に活かされています。特にスピットファイアの空戦は、実機を飛ばすことでしか成し得ない迫力を持ったアングルが続々登場するほか、冷たい昏さが差し迫ってくるような海の色調も目を引きます。
そして特に今作では音響も出色。秒針の音と通奏低音のような不安定な音が組み合わさったハンス・ジマーの手による劇伴が作中ほぼ鳴りやまず、観る者の不安と緊張を煽り心を削っていくその手管には唸るほかありません。

また、ノーランのこだわりは「観る」と言う点においても活かされ、この「ダンケルク」は複数の上映形式で配給され通常のデジタル上映のほか、より濃密な情報量を欲するならIMAX、作品の雰囲気にマッチした質感を楽しみたいなら35㎜フィルム版と、環境が許せばその選択が可能と言うのもポイントです。私は今回35㎜フィルム版で鑑賞しましたが、フィルムに走るキズがディテールにこだわった映像とマッチしクラシックな味わいを増して「映画を観てる」という実感がより深まる印象でした。

ノーラン作品にしては短い106分という尺ではあるものの、全力疾走感が強く正直とても疲れる映画のため気楽なものを観たい時には全く向かない作品ですが、興味があるなら見逃す手はありません。娯楽性と作家性の両方を備えたこういう骨太な作品はスクリーンで味わってこそ。是非、極限の脱出劇を体感してみてください。

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先日、『スプラトゥーン』のガチプレイヤーみちさんと、
直接顔を会わせて、そのゲームのレクチャーを受けました。

他の予定のついでだったので短い時間だったのですが、
その少しのレクチャーでなるほどを思うことしきり。

先日のみちさんのブログでもそうだったように、
まったくこの人は上手に分かりやすく教えてくれます。
そのレクチャーだけで3ミリくらいは成長した気がします。
(MAXが何ミリかと言われればどれくらいでしょう?)



さて、かなりの昔の事だったと言うべきなのだろうか?
今では予定調和と言われるまでの巨大ガメの王女の誘拐。

その初めての誘拐された王女を助けに向かう時には、
何度も穴に落ち、子分の亀に蹂躙されていきました。
何千何万の配管工が天に召されていった事でしょう。

なんとか王女が幽閉されたその城に辿りつく事に成功し、
その首謀者の巨大ガメを退け、いよいよ王女との対面!
しかしそれは下唇の発達しお世辞にも可愛くない生物でした。



32年ほど前に発売された『スーパーマリオブラザーズ』は、
私も猿のようにプレイしたゲームの一つです。

クチビルオバケであるピーチ姫との対面に喜びは無く、
ただひたすらにそこにたどり着いた事だけに見出す喜び。
何度もこのブサイクなクチビルオバケをを助け続けました。

その後『スーパーマリオブラザーズ2』が発売された時は、
同じファミコンながら少し可愛くなっていることに感動。

しかしながら難易度が大幅アップされた上級者向けの2で、
そのピーチ姫に会えた配管工はどれくらいいるのでしょう?

近年、マリオとはなかなか疎遠な感じでいたのですが、
先日はゲーム屋で見たプリペイドカードのピーチ姫。
昔のクチビルオバケとはかけ離れた美貌に驚きです!



すっかり可愛らしくなったピーチ姫にちょっと見入る私。
キャッチーではあるが、萌えとは離れたところにいた彼女は、
ちょっと萌えの要素もあるキャラに変身していました。

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