ちゅうカラぶろぐ


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先週の京都アニメーション放火事件、私も言葉を失くし、今もまだ整理がつきません。犯人への憤りよりも今は亡くなられた方々の多さ、喪われた物の大きさにただひたすらに哀しい気持ちで溢れ返りそうです。
 アニメイト各店や京アニ作品でロケ地となった各所で献花台や募金箱が設置され、既に多くの献花と寄付が集まったとか。居ても立っても居られず、何かをせずにはいられない気持ち、痛いほど分かります。

 こんばんは、小島@監督です。
 それにしても日本のアニメスタジオが戦後最大規模の放火事件の現場になる日なんて来て欲しくなかった…

 さて、今回の映画は「アポロ11 完全版」です。

 1961年、冷戦下の米ソ間で宇宙開発競争が繰り広げられる中、ジョン・F・ケネディ大統領は10年以内に人類を月面に立たせるとの声明を発表した。
 それから8年後の1969年7月16日、ニール・アームストロング船長、バズ・オルドリン、マイケル・コリンズの3人のクルーを乗せた「アポロ11号」が月へ向けて発射された。4日後の7月20日、アポロ11号は月周回軌道に入り、アームストロングとオルドリンは月着陸船「イーグル」へ乗り込み月への降下を開始した…

 人類史上最大の挑戦とも言われた月面着陸から今年はちょうど50周年に当たります。それを記念して1本の映画が製作されました。アメリカ公文書記録管理局とNASAで保管されていたこれまで未公開のものも含む膨大な量の映像・音声素材を基にアポロ11号が月面着陸を果たし地球へ帰還するまでの9日間を綴ったドキュメンタリー映画です。
 この映画には2つのバージョンが存在し、一つは映画館上映用の93分の「完全版」、もう一つは科学館や博物館での上映用に製作された45分の「ファースト・ステップ版」です。日本では「ファースト・ステップ版」の方が先行して上映が始まっています。今回私が観賞したのは完全版の方になります。

 この映画、最大の特徴は当時の素材を最大限に活かすために現在の視点を省き、関係者による回顧的なインタビュー映像もナレーションも無いという点です。映像も発射の約3時間ほど前から始まり月面着陸を果たした後地球生還を果たすまでを時系列を前後させることなく順を追って展開する実にストイックな作りになっています。この作りは完全版もファースト・ステップ版も変わらないようで、時間が短いぶんファースト・ステップ版の方がよりシャープに感じられるかもしれません。
 もう一つこの映画の特徴的なポイントは素材に施された4Kリマスターにより鮮明な映像を楽しめる点です。よほど丁寧にレストアとリマスターがなされたのでしょう、50年前のものとは思えないほどクリアになった映像により高い臨場感を出すことに成功しています。

 ある意味でこの映画は「見たまま」の作品です。だがそれ故に圧倒されたぎらんばかりの知的興奮を与えてくれる作品です。多くの言葉を尽くせば語れる類の作品ではありません。こういうのはスクリーンで味わってこそ。人間の飽くなき好奇心と探求心がなしえた偉大なる冒険の旅を是非追体験してみて下さい。

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