昨日の歌会に参加された皆さんお疲れ様でした。
恒例となったじゃんけん大会でよもやデジカメをゲットできてしまうとは。大事に使います。
歌会の方も新人の方が6人もいらっしゃったり、うたプリの「Quartet night」って曲を女性陣4人で歌ってるというレアな場に居合わせたりと大満足でした。
こんばんは、小島@監督です。
それにしてもうたプリの曲ってまともに聴いた曲ほとんど無いのにちゅうカラメンバーの特に女性陣の方々が良く歌ってくれるので、最早「ひょっとして歌おうと思えばできるんじゃね?」と思えるほど覚えてしまった曲が出てきました。ただメンバーの方の歌声に慣れ過ぎてたまに原曲聴いてみたりすると妙に違和感覚えてしまうのが何とも…(苦笑)
さて、今回の映画は一人の少女の目を通して大人たちの身勝手さ未熟さを描く「メイジーの瞳」です。
ニューヨークに住むメイジー(オナタ・アプリール)は、ロックスターのスザンナ(ジュリアン・ムーア)と画商のビール(スティーブン・クーガン)との間に出来た一人娘。しかし2人は最近喧嘩ばかりでメイジーの世話はシッターのマーゴ(ジョアンナ・ヴァンダーハム)に任せっきり。
やがて両親の亀裂は深刻化し遂に離婚裁判へ。親権を争った2人に裁判所は共同親権を言い渡しその日からメイジーは2人の家を10日ごとに行き来する事になる。
ビールは間もなくマーゴと再婚し、それを知ったスザンナは当て付けるようにバーテンダーのリンカーン(アレキサンダー・スカルスガルド)と再婚。メイジーには瞬く間に実父母と継父母の4人の親ができてしまう。
複雑な家庭環境に翻弄される少女の物語ではありますが、決してただ可哀想というだけの話ではなく、むしろメイジーの目を通して大人のエゴが浮き彫りにされていく、そんな映画です。
ビールもスザンナもさっさと再婚してしまうのですが、それはメイジーの親権を主張するのに都合よくするためと、メイジーが自宅に身を寄せる10日間に彼女の世話をしてもらうのに「便利だったから」で、歪な利己心が見え隠れします。
メイジーは6歳ながら非常に賢い少女で、すでに大人の機微を直感的に感じ取り「空気を読んだ行動」も取れるため、それが却って両親のエゴを増長させているとも言えます。しかしメイジーは両親の行動の根底に自分への「愛」がある事に気づいています。ここにこの映画の深みがあります。
さらにこの映画の味わいをより深くしているのは実は両親のそれぞれの再婚相手です。リンカーンもマーゴもメイジーとは基本的に他人であるにもかかわらず厄介者扱いしません。彼らなりのやり方でメイジーに接していき、やがてリンカーンは「父」に、マーゴは「母」になって行きます。
それは実の両親であるスザンナとビールにも変化を及ぼし、ビールはますます自分の人生を優先して家にあまり帰らなくなり、スザンナはメイジーがリンカーンと笑いあう姿に強い嫉妬心を抱いてリンカーンをメイジーから引き離そうとします。
そんな不安定な日々の中でメイジーは自分の中にある「希望」を自覚します。その希望をビールとスーザンにそれぞれの形で意思表示する所がこの映画のクライマックスです。
この作品は、映画の中で全てが完結するような物語ではありません。メイジーが最後に見せる「意志」はあくまでも出発点の様なもので、作中に答えが示されるようなものではありません。
観る者に複雑な余韻と共に疑問を投げかける映画です。その疑問とは社会悪がどうとかそう言うことではなく、観る者に自身の「人生観」や「家族観」、その人が持つ「大人のイメージ」みたいなものは一体どんなものですか?と問いかけてくるような、そんな作品です。
かなり地味ではありますがこのために時間を作って観るだけの価値のある作品です。私もそもそもこれを観ようと思ったきっかけはリピーターしようと思ったアイマスが満席だったのでこっちにした程度の事だったんですが、観れて良かったと本気で思ってます。
一人でも多くの方にこの繊細で素敵な映画を味わって欲しいと思いますね。
恒例となったじゃんけん大会でよもやデジカメをゲットできてしまうとは。大事に使います。
歌会の方も新人の方が6人もいらっしゃったり、うたプリの「Quartet night」って曲を女性陣4人で歌ってるというレアな場に居合わせたりと大満足でした。
こんばんは、小島@監督です。
それにしてもうたプリの曲ってまともに聴いた曲ほとんど無いのにちゅうカラメンバーの特に女性陣の方々が良く歌ってくれるので、最早「ひょっとして歌おうと思えばできるんじゃね?」と思えるほど覚えてしまった曲が出てきました。ただメンバーの方の歌声に慣れ過ぎてたまに原曲聴いてみたりすると妙に違和感覚えてしまうのが何とも…(苦笑)
さて、今回の映画は一人の少女の目を通して大人たちの身勝手さ未熟さを描く「メイジーの瞳」です。
ニューヨークに住むメイジー(オナタ・アプリール)は、ロックスターのスザンナ(ジュリアン・ムーア)と画商のビール(スティーブン・クーガン)との間に出来た一人娘。しかし2人は最近喧嘩ばかりでメイジーの世話はシッターのマーゴ(ジョアンナ・ヴァンダーハム)に任せっきり。
やがて両親の亀裂は深刻化し遂に離婚裁判へ。親権を争った2人に裁判所は共同親権を言い渡しその日からメイジーは2人の家を10日ごとに行き来する事になる。
ビールは間もなくマーゴと再婚し、それを知ったスザンナは当て付けるようにバーテンダーのリンカーン(アレキサンダー・スカルスガルド)と再婚。メイジーには瞬く間に実父母と継父母の4人の親ができてしまう。
複雑な家庭環境に翻弄される少女の物語ではありますが、決してただ可哀想というだけの話ではなく、むしろメイジーの目を通して大人のエゴが浮き彫りにされていく、そんな映画です。
ビールもスザンナもさっさと再婚してしまうのですが、それはメイジーの親権を主張するのに都合よくするためと、メイジーが自宅に身を寄せる10日間に彼女の世話をしてもらうのに「便利だったから」で、歪な利己心が見え隠れします。
メイジーは6歳ながら非常に賢い少女で、すでに大人の機微を直感的に感じ取り「空気を読んだ行動」も取れるため、それが却って両親のエゴを増長させているとも言えます。しかしメイジーは両親の行動の根底に自分への「愛」がある事に気づいています。ここにこの映画の深みがあります。
さらにこの映画の味わいをより深くしているのは実は両親のそれぞれの再婚相手です。リンカーンもマーゴもメイジーとは基本的に他人であるにもかかわらず厄介者扱いしません。彼らなりのやり方でメイジーに接していき、やがてリンカーンは「父」に、マーゴは「母」になって行きます。
それは実の両親であるスザンナとビールにも変化を及ぼし、ビールはますます自分の人生を優先して家にあまり帰らなくなり、スザンナはメイジーがリンカーンと笑いあう姿に強い嫉妬心を抱いてリンカーンをメイジーから引き離そうとします。
そんな不安定な日々の中でメイジーは自分の中にある「希望」を自覚します。その希望をビールとスーザンにそれぞれの形で意思表示する所がこの映画のクライマックスです。
この作品は、映画の中で全てが完結するような物語ではありません。メイジーが最後に見せる「意志」はあくまでも出発点の様なもので、作中に答えが示されるようなものではありません。
観る者に複雑な余韻と共に疑問を投げかける映画です。その疑問とは社会悪がどうとかそう言うことではなく、観る者に自身の「人生観」や「家族観」、その人が持つ「大人のイメージ」みたいなものは一体どんなものですか?と問いかけてくるような、そんな作品です。
かなり地味ではありますがこのために時間を作って観るだけの価値のある作品です。私もそもそもこれを観ようと思ったきっかけはリピーターしようと思ったアイマスが満席だったのでこっちにした程度の事だったんですが、観れて良かったと本気で思ってます。
一人でも多くの方にこの繊細で素敵な映画を味わって欲しいと思いますね。
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敗者の弁(要は負け犬のとおぼ(つД`) By グリ
最後までデジカメじゃんけんを争ったグリです( ´ ▽ ` )ノ
あそこであの手とは…まだまだ修行が足りませぬ(*_*)でも僕よりデジカメを大事に使えそうな方の元へいって良かったのかなぁ…( ´ ▽ ` )(要は負け犬のry)
人生観、家族観、大人観っていざ大人になると子どもの目線で見ることを忘れがちになったり、特に日本ではその傾向が強いですが、ある一定の固定観念に縛られがちなんですよね。それが子どもからみると滑稽だったり疑問だったり、時には物悲しく映る訳で、目というレンズから少女というフィルターを通して紡がれる映画なんだなぁと感じました。
レンタルなどで出たら借りてみようと思います♪
あそこであの手とは…まだまだ修行が足りませぬ(*_*)でも僕よりデジカメを大事に使えそうな方の元へいって良かったのかなぁ…( ´ ▽ ` )(要は負け犬のry)
人生観、家族観、大人観っていざ大人になると子どもの目線で見ることを忘れがちになったり、特に日本ではその傾向が強いですが、ある一定の固定観念に縛られがちなんですよね。それが子どもからみると滑稽だったり疑問だったり、時には物悲しく映る訳で、目というレンズから少女というフィルターを通して紡がれる映画なんだなぁと感じました。
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