忍者ブログ

ちゅうカラぶろぐ


[88]  [89]  [90]  [91]  [92]  [93]  [94]  [95]  [96]  [97]  [98

昨日のクリスマス歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
プレゼント交換ではかときちさんチョイスの「レゴ パイレーツ・オブ・カリビアン アン王女の復讐号」という凄い物を頂いてしまいちょっと感激。
しかし年内は作る暇も無さそうな上に完成したらかなり場所を取りそうなコレを置くスペースをまず確保しなければならないのでどうしたものか(苦笑)

こんばんは、小島@監督です。
ちなみに今年の私は「冒険野郎マクガイバー」シーズン1のDVD-BOXをチョイスしました。

さて、今回の映画は先週ようやく観れました「ヱヴァンゲリオン新劇場版:Q」です。
新しい設定とストーリーで再構築された新劇場版もいよいよ3作目。各作のタイトルに雅楽の三段構成を表す「序破急」を持ってきているのもポイントで、実はそれぞれの展開がまさにその「序(無拍子・低速での演奏→旧シリーズ序盤とほぼ同じ展開)」「破(拍子が加わる→旧シリーズ中盤と同じエピソードを用いながらも全く違う展開へ)」「急(さらにテンポが加速→もう全然違う物語に)」に合わさっているようになっているのも面白いですね。

今作は本編開始前に「巨神兵東京に現る」というショートムービーが上映され、これは東京都現代美術館での企画展「特撮博物館」の展示上映用に製作された物で、特撮技術を観てもらうのが中心の作品なんですが、全体を包む不穏な空気が印象的で言い方が少々変ですが「場を温める」のに一役買っています。

そこから始まる「Q」は、冒頭いきなり始まる宇宙空間での戦闘に心躍らされます。全編にわたり作画レベルが高く戦闘シーンにボリュームもあり、非常に見応えのある映像を楽しめます。
そして物語の方はとにかく沈鬱でダウナーです。いわゆる「旧劇場版」ではどこまでも膝を抱えて泣いてるだけのシンジ君にイライラしっ放しでしたが、今作のシンジ君は「そりゃ膝抱えて泣きたくもなるわ」ってくらい不条理で理不尽な目に遭い続けます。
更に今作は非常に情報量が過剰です。そりゃもう大河が洪水してるかと思わせるほどに氾濫しています。セリフやキーワード、現象から全てを読み解こうとすればそれこそ旧シリーズまで含めて見返した上で今作も複数回鑑賞するくらいじゃなければ無理でしょう。
今回私はそういうことから早々に離脱し(苦笑)、もっとフラットに観てました。

ちょっと気づいた事として今作はその沈鬱な展開と合わせて暗めの色調の画面が多く、シンジを照らす光源も人工光か薄闇かがほとんどなのですが、作中2,3回自然の光が差すシーンがあり、なかなか意味ありげに交わされる会話と相まって強く印象付けられるシーンでした。

あと、もう1つ、自分としては1番食い付いたのでどうしても語りたい事として、今作では「ヴンダー」という戦艦のような新メカが登場するのですが、そのヴンダーの発進シーンが、「エヴァ」の前に庵野監督が製作したTVシリーズ「ふしぎの海のナディア」の第36話のN-ノーチラス号の発進シーンと状況が似てる上に使われてる2曲のBGMがアレンジは違えどそのシーンと「同じ曲が同じ順番で」使用されてるのにもうどうしようもなくエキサイトしてしまい、俯瞰で見たらドン引きしてしまうくらいニヤニヤしてました。
ちょうど今NHK教育でナディアが再放送されており年明けすぐあたりでその36話が放送されるはずなので気になった方は是非チェックしてみてください。

結局のところ「エヴァ」ってある種の祭りのようなものだと思うので、今までこのシリーズに付き合ってきた方はこの映画をスルーする理由など無いはず。
脳天気に楽しむも深読みして考察するも自由のこのイベント、乗らない手は無いですよ。


拍手[0回]

PR
仕事柄当然と言えば当然なのですが12月に入った途端猛烈に忙しくなり、おかげさまで食欲と睡眠欲が増しています(笑)
でも時期的にそうでなければ困るとも言えてなかなか複雑な気分。

こんばんは、小島@監督です。
まあ食欲が増してると言っても体重が増加してる気がしないのでこれはこれで悪くない。

さて、今回は出来れば先週中にエヴァQを観てそれについて語りたかったのですが、観に行けなかったので(苦笑)、さてどうしようかと思案した結果、ちょっと趣向を変え早いところでは今週から第2部の放送が始まるジョジョにちなんで第2部の時代設定である1930年代のアメリカの映画をセレクトしてみました。
1933年に制作されたフランク・キャプラ監督のコメディ映画「一日だけの淑女」(原題:Lady for a day)です。もちろんモノクロ。

主人公はアニーと言う名の老婆と、ギャングのボス・デーヴの2人。
アニーはリンゴ売りで生計を立てているが世界恐慌のただなかで生活は苦しい。何故かデーヴだけは「アニーのリンゴは幸運のリンゴ」と信じ折に触れ買って行ってくれる数少ないお得意様だ。
そんなアニーには秘かな楽しみがあった。一流ホテルの便箋を手に入れその便箋で娘と文通していたのだ。手紙の中ではさも自分が社交界の華であるかのように振る舞って。
娘からの手紙はホテルに届き、従業員をしているアニーの友人が秘かに確保しアニーに手渡していた。
しかしそれがばれてしまい友人はクビになった挙句手紙は娘に送り返されそうになってしまう。何とか娘からの手紙を確保したアニーだが、それを読んで驚愕のあまり倒れてしまう。そこには婚約者とその父である伯爵を伴ってアメリカに向かっていると書かれていた。
このままでは嘘がばれてしまう上に、娘の結婚も危うくなる…困り果てたアニーはデーヴにすがるように助けを求める。
あまりの必死さに引き受けざるを得なくなったデーヴは、ギャングの人脈と財力を活かして何とか1日だけ、アニーを貴婦人に仕立てようとするのだが…

デーヴが無理難題を引き受けることになってしまってからがこの映画の本領。
まさに悪戦苦闘です。友人が住んでいるホテルの部屋を借りてアニーを住まわせ、愛人に頼んでアニーにドレスを着せ化粧を施してみたり。
アニーが貴婦人であることを証明しようとしてパーティーを開こうとするものの、何とか集めた人員は皆ギャングなのでどうみても物腰が上流階級とは程遠くてどう見ても学芸会だったり。

てんやわんやの大芝居は最後に大きなどんでん返しが発生します。
そりゃいくらなんでもあり得なかろうと言いたくなりそうですが、そんなツッコミは野暮だと言わんばかりの素敵な奇跡が待っています。

人の善意と情に溢れたちょっとしたお伽噺。監督のフランク・キャプラはこの題材がよほど気に入ったらしく後年自身の手でリメイクをしています。

この映画、パブリック・ドメインになっているので、レンタルどころか動画サイトで無料で観られる可能性があります。
興味があればググってみるも良し。あるいは私に言ってくださればソフトを持っているのでお貸しすることもできますよ(笑)





拍手[0回]

先日の歌会の際にひょっと斎氏より借りた「孤独のグルメ」のDVD-BOXをここ連日観ているのですが、「夜食テロ」とか言われるだけあって観てると本当にお腹が空いてきます。
精神衛生上よろしくないので1日1話しか観れません(笑)

こんばんは、小島@監督です。
俺の腹は今何腹なんだ。

さて、今回の映画は私の日曜朝の心の清涼剤にしてその劇場版は秋の風物詩(笑)、「映画スマイルプリキュア!絵本の中はみんなチグハグ!」です。

絵本の博覧会を訪れたみゆき達。絵本の映画を観ようと映画のブースに入ったらスクリーンから女の子が飛び出してきた!さらに女の子を追って西遊記の金角と銀角も飛び出してくる。女の子を助けるためにプリキュアに変身して金角銀角を追い払うみゆき達。女の子はニコと名乗り、助けてくれたお礼にとみゆき達を絵本の世界へと誘うのだった。

例年以上にキャラクター性が突出しているスマイルらしく、劇場版でも彼女たちの活躍が賑々しく堪能できます。
絵本の世界に来た一行はお伽噺の主人公になってその物語を楽しむことになるのですが、ある「悪意」が働いて展開に他のお伽噺が混ざってとんちんかんな事に。勿論後半はシリアスになっていきますが前半もうほとんどコント。
個人的には先週TVで放送されたエピソードの様にもっとそれぞれのお伽噺になぞらえたエピソードを放り込んで遊び倒しても良かったような気もしますが、それだとグダグダになってしまって75分じゃ終わりそうもないからこの位で良いのかも。
いや、もう充分ブッ飛んでましたけどね(笑)

物語はニコとある「悪意」の正体が明かされた時、みゆきに彼女がかつて犯したある「過ち」を突きつけます。
それはいつも「ウルトラハッピー」とアッパーな陽気で突き進むみゆきから笑顔を消し去るほどの衝撃を与えます。
そこからみゆきの「贖罪」のための戦いが始まります。
メインターゲットが未就学の女児なので極力ライトな描写に抑えているようですが、この展開はかなりハードでシリアス。文字通り茨の道を行くことになるみゆきとそれを支える仲間たちの奮闘はこの上ない感動を呼んでくれます。特にあかねの敢闘ぶりが素晴らしい。マジイケメン。「サニキ」とか揶揄されたりする彼女の熱血さが炸裂するのであかねファンは喜ぶがいい(笑)

実はもう一人作中で意外な人物が大活躍するのですが、それはここでは内緒。軽く出オチ感もあるので本編を観て驚いてほしいですね。

ゲストヒロイン・ニコを演じるのは林原めぐみさん。大きな二面性を抱える複雑な役どころを見事に演じ切り、さすがベテランです。こういうところの配役をミスらないのもこのシリーズの良いところと言えるでしょう。
対するみゆき役・福圓美里さん以下プリキュアたちの演技もTVシリーズ以上に力が入っていて耳でも楽しませてくれます。

ちょっと物語がヘビー過ぎる点賛否が出てしまいそうですが、今や東映の看板タイトルになったプリキュアの底力を味わえる力作です。
まだまだ公開中のところもあるので気にってる方は観に行ってみてはいかがでしょう。


拍手[0回]

昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
秋の新曲もぼちぼちと配信され始め、私のいた部屋も新曲多めのなかなか新鮮な選曲を楽しめました。

こんばんは、小島@監督です。
ま、取り敢えずDTとEDをちゃんと覚えないといかんのだけは理解しました(笑)

さて、今回の映画は今週23日より公開の、全編大分ロケ、ひょんなことから綱引きに奮闘する事になった女性たちの活躍を描いたコメディ、「綱引いちゃった」です。
何!?公開前の映画…だと…?
はい、試写会で観てきました。実は毎月かなりの量を応募してまして、上手くいけば年に10本位は試写会で賄えるのですが、今年はこれでようやく1本目。
基本的に「観てみたいタイトル」ではなく「行ける日時・場所で開催する」もの全てを応募してるので当たるのは大抵自発的にはまず観に行かない映画ばかりです。期待しないで観る分面白いと嬉しいけど、自分に合わないと寝てしまうこともしばしば(苦笑)

今回は、当たりの方でした。

真面目な大分市職員・千晶(井上真央)は市長(風間杜夫)より知名度の低い大分市のPRとして女子綱引きチームの結成を命じられる。なかなか人を集められない千晶は母・容子(松坂慶子)より勤め先の給食センターが廃止の憂き目に遭うことを知り一計を案じる。センターの職員を綱引きメンバーにして全国大会出場まで勝ち抜けたならセンター廃止の撤回することを市長に取引を持ちかける。今、大分市と勤め先を懸けた女性たちの戦いが始まる…!

ベタベタだったりそうじゃなかったり全編にわたり笑いのセンスが冴えて非常に楽しい映画になっています。
俳優陣の演技も良く、特に千晶に一目ぼれした勢いでチームのコーチになるシイタケ農家の青年・公雄を演じる玉山鉄二とチーム一の大食い・美香を演じる渡辺直美の2人が特に印象的。
玉山は予想以上に笑いの引き出しが多いようで貪欲に攻めている感じがしますし、渡辺直美に至ってはほぼ全ての登場シーンで笑いが取れる勘の良さを見せつけ、恐らく脚本や演出が求める以上に効果を上げています。
反面シリアスなシーンでは必要以上に芝居がかったセリフが出る部分がありちょっと引いてしまったのですが、ここはあくまでも個人的な感覚なので問題無い方も多いと思います。

何よりこの映画は、ドラマの映画化・漫画の実写化・リメイクばかりの昨今の風潮の中で颯爽と登場した完全オリジナル作品であることに大きな意義を感じさせ、「最強のふたり」とはまた違う形で爽やかに笑わせてくれる映画です。
基本的には女性向けなのでしょうが多くの人が楽しめる人を選ばない映画です。気になった方は是非映画館へGO!
エヴァのついででも、十分イケると思いますよ(笑)

拍手[0回]

こんばんは、小島@監督です。
明日からボジョレー・ヌーヴォー解禁までの数日、非常に仕事がきつくなるので今回は1日前倒しでアップさせていただきます。
売り手側の人間として言いますと、ヌーヴォー購入をお考えの方、せっかくなので大手スーパーなどで扱っているペットボトル入りの安価なモノではなくちゃんと瓶詰の物にいたしましょう。こういうのは気分も大事。
2,000円位の物でも充分美味しいものが飲めますよ。

さて、今回の映画は原作石ノ森章太郎、Production IG制作のCGアニメ映画「009 RE:CYBORG」です。

世界各地で超高層ビル爆破テロが続発。
この事態にギルモア博士は今はそれぞれの故郷で暮らしていた00ナンバーサイボーグたちを招集を決意。
博士は003・フランソワーズと005・ジェロニモを派遣し、記憶を消去され今は日本で高校生として生活している009・島村ジョーへ接触を図る。
初めは軍産複合企業のマッチポンプ的所業と思われていたが、やがて実行犯の多くが「彼の声を聞いた」という証言をしていたことが明らかになる。果たして「彼」とは一体何者なのか?

かつて「黒い幽霊団」から世界を救ったサイボーグたちの前に立ちはだかるのは「彼」と呼ばれる超越した存在。
約10年ぶりの「サイボーグ009」の映像化の際に選ばれた題材は原作者が2度にわたり執筆を挫折しながらも晩年までその構想を練り続けた「天使編」「神々の戦い編」をモチーフにしています。

公開前色々物議を醸した(笑)キャラクターデザインでしたが、実際スクリーンで動いてるところを観るとほとんど違和感を感じないのに驚かされます。
CGを2Dアニメっぽく見せる日本ならではの技術、「トゥーンシェード」の冴えも素晴らしく、気づかなければ普通のアニメと同様に観てしまう人も出てきそうなほど。
さすがIG作品らしく随所に織り込まれたアクションの迫力も素晴らしく、特にいくつものバリエーションをもって描かれる009の加速装置は、実写でもまた通常の2Dアニメでも味わえない映像が秀逸です。

物語は中盤以降「彼」の正体を探る方向へシフトして行きます。それはある種観念の世界での戦いへと移行していた原作同様に(「神々の戦い編」の中断するまでのラスト10数ページはセリフの無いサイレント漫画だった)宗教的になり正直かなり難解です。
それは同じIGの作品であり、押井守監督の「攻殻機動隊」で草薙素子と人形使いがデジタルとリアルの境界線で観念的な会話を繰り広げていたのとどこか似通うものを感じます。
ちなみにこの映画の音楽も「攻殻機動隊」と同じ川井憲次が担当してるので、余計にそう感じるのかもしれません。

この映画で大きく賛否を分かつのはこの後半の件りで、物語の中では「彼」とは「脳内の想像の産物」「内的宇宙からの内なる声」のように扱われるのですが、それでまとめるには「ではアレとアレとアレは何やねん」という疑問が湧くほどに即物的なキーワードやモニュメントが多く登場しすぎており、それでいながらラストシーンでサイボーグ戦士たちが集う場所はあまりにも宗教的じみています。
正直に思った事として作り手には「彼」に対する明確な「解」のビジョンができていたのかが疑問です。

映画を「観る」のではなく「読む」ような感覚を強要されてしまうので、それが苦手な人には進めづらいですが、一味違うアニメーションを楽しみたい方にはうってつけと思います。トライしてみる価値はあるのではないでしょうか。

余談ですが、この映画を観る際ベイシティTOHOで眼鏡のフレームに付けるクリップ式の3Dメガネを試させてもらいましたが、これまでの眼鏡on眼鏡と比べて遥かに負担が少なくてこいつぁありがたい(笑)

拍手[0回]

最近アニメ版ジョジョが面白すぎてどうしたものか(笑)
特にあのオープニング!
ちょっとダサいのに最高にカッコいいあの歌にすっかり虜。

こんばんは、小島@監督です。
カラオケの配信はまだか…!

さて、今回の映画は冲方丁原作のSFアニメ映画の第3作「マルドゥック・スクランブル 排気」です。
もう概ねほとんどの映画館で上映終了してしまっていますが、何も語らずにスルーするのも勿体無いので今更ながらですが取り上げます。
全3作が完全に地続きの物語なので1作目「圧縮」2作目「燃焼」まで含めた形で紹介します。

犯罪に巻き込まれ命を落としかけた少女娼婦ルーン・バロットが事件捜査官イースターとウフコックに救出され、禁じられた科学技術の特別使用により一命を取り留め、イースターとウフコックと共に自身の命を危機にさらした事件の真相を追う…!

小島秀夫監督の初期のADV「スナッチャー」や94年のOVA「アミテージ・ザ・サード」に衝撃を受けたせいか個人的に「サイバーパンク」って結構好きなジャンルで、実は第1作の公開時大して予備知識も無いのにポスターのビジュアルだけで興味が湧いて観に行って見事にやられてしまいました。

細部まで精緻に描きこまれながらそれでいてくどくないビジュアルが多くの言葉よりも世界観を語ってくれており、サスペンスフルな語り口と併せて引き込まれます。
実力のある声優陣達の適度に抑制の効いた演技がさながら洋画のような印象を与えてくれます。この演技がかなりのものでどのキャラも「声優の顔が見えてこない(つまりキャラが喋ってるように聞こえる)」点で出色です。

この映画、3作共に大きなアクションシーンが用意されておりどれもアニメならではのダイナミズム溢れる動きで楽しませてくれますが、実は一番面白いと断言できるのは2作目後半から3作目前半まで全体の3分の1の時間を費やして展開するカジノのシーンです。
特に3作目「排気」でのハウスリーダー・アシュレイ・ハーヴェストとのブラックジャック対決は静謐でありながら焼けつくような緊張感に満ちたシークエンスで、勝負は故・本田美奈子の「アメイジング・グレイス」をバックに最高潮を迎え、その雰囲気はうまく言葉では説明できないほどに絶品です。

3部作はどれも70分前後の中編で、後2作は最初に粗筋の紹介なども無くそのまま前作の直後から始まるので単独の視聴には耐えにくいのは残念ですが、それでスルーするにはこの味は勿体無い。
まずはレンタルでも充分なのでこの作品世界を多くの方に味わってほしいですね。

拍手[0回]

昨日の歌会に参加された皆さんお疲れ様でした。
初参加の方2人と同室になりましたが、どちらも非常に個性的な方で新鮮な気持ちで楽しめました。
次回以降も参加してくださるとうれしいですね。

こんばんは、小島@監督です。
それにしてもこまちさんはその後部屋の鍵…いやさキーホルダーは無事発見できたんでしょうか?

さて、今回は何はさておきこれについて語らねばならないかな、いや、単にそれについて語りたいって事で映画ではなくゲームの話。
そうです、先週発売されたPSPソフト「アイドルマスター シャイニーフェスタ」です!
収録されているキャラクターで「ファンキーノート」「グル―ヴィーチューン」「ハニーサウンド」の3種類が発売されましたが、勿論3種類とも買いました。
HAHAHA当然だろう?

ゲームには錦織敦史監督以下TVシリーズスタッフの手による新作アニメが収録されており、これがまたガチな出来で非常に嬉しい限り。

ゲーム自体はいわゆる「音ゲー」で、アイマスにはかつて「Live For You!」というソフトがありましたが、アイドルの歌に対してコール(合いの手)を入れるというスタイルだった「Live For You!」に対して「シャイニーフェスタ」はリズムや譜面に対してボタンを叩く純然たる音ゲーになっています。
押すボタンはLとRの2種類のみで、同じバンダイナムコの人気シリーズ「太鼓の達人」に近い雰囲気のシステムですが、難易度が上がると「片方を長押ししながらもう片方でリズムを刻む」とか「同時押しした後片方だけそのまま長押し」のような変則的な譜面が登場して曲によってはとてつもない難しさです。

このソフトの大きなマイナス点はロード時間。
曲の呼び出しに最大15秒ほどかかる上データインストールしても数秒短縮される程度で、はっきり言ってやるだけメモリーカードの容量の無駄です。
この点だけはちょっとフォローしづらいですね。

このゲーム、プレイしてて苦笑してしまう点は「いかに自分にとって馴染んでる曲か」が如実にわかってしまう点です。
「READY!」や「キラメキラリ」みたいな散々聴いた曲はそれこそどれほど難易度が上がっても割と余裕にクリアできるんですが、全く馴染みのないこのゲームで初登場した新曲なんかはかなりきっついです。
あと、ボタンを押すタイミングとライブでコールが入るタイミングが必ずしも一致しないのでちょっと調子が狂うとかむしろ体に染みつきすぎだろ、自分(笑)。

そして重要なのがこのソフトに特典としてついている「バックステージパス」!
これがそのまま来年2月10日に幕張メッセで開催されるライブの先行予約抽選権になっているのが最大のポイント。
これのせいで私は何軒もソフトを探し回る状況になりましたさ(いろいろ財政的にきつい状況で予約できなかったのでね)。
だが入手は出来た。新たなる戦場への招待状も手元にある!

開戦の刻はもうすぐそこだ。
俺より強い奴に会いに行く…!







拍手[0回]

忍者ブログ / [PR]