昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
5か月ぶりの開催に加え今までのスタイルと大きく変えて自治体やお店の出すガイドラインに沿う形での実施、かときちさん始めスタッフの方たちにはいろいろと気苦労も多かったかと思います。まだ全てが手探り。前のように大勢で騒げる日が早く来て欲しいものです。
こんばんは、小島@監督です。
ところで、歌会以外でカラオケできる機会が作れなかったのでマジで約半年ぶりのカラオケだったわけですが、やはりブランク長すぎた。まさか途中で力尽きてしまうとは(苦笑)まぁそれでも16曲も歌えれば充分とも言いますが。次はもう少し体力付けなくちゃ。
さて、今回の映画は「ランボー ラストブラッド」です。
長い戦いの果て、アメリカに帰国し今は故郷アリゾナで牧場を営むジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)。古い友人のマリア(アドリアナ・バラーサ)とその孫娘ガブリエラ(イヴェット・モンレアル)と共に穏やかな日々を生きていた。
しかし戦場を離れて10年が経つが、ベトナム戦争から数十年に渡り戦場で生きてきたランボーの心身には今も仲間を助けられなかった傷が刻まれ、牧場の地下に掘り進めたトンネルに身を置くことで自身を保っていた。
ある日、ガブリエラの元にかつて出奔した父の消息を知らせる報が届く。父が自分を捨て出ていった理由を知りたいというガブリエラをランボーは反対する。しかしガブリエラは黙ってメキシコへ向かってしまった…
PTSDを抱えたベトナム帰還兵の苦闘を描いた第1作「ランボー」は1982年に製作されました。ベトナム戦争後に退役した軍人たちの窮状がようやく汲まれつつある状況の中で生まれたジョン・ランボーというキャラクターは戦争の傷を抱えた地に足の着いた人物として高い評価を得ます。その後、ベトナム戦争未帰還兵の救出を描いた2作目「怒りの脱出」(1985年)、ソ連侵略下のアフガニスタンで上官トラウトマン大佐の救出任務を描いた3作目「怒りのアフガン」(1988年)と、ランボーは皮肉にも「アメリカ国家と大衆の敵と戦うマッチョ・ヒーロー」のポジションとしての続編が作られることになります。3作目から20年の時を経て作られた4作目「最後の戦場」では老境に差し掛かり更に深い傷を抱えながらなお戦場で独り戦う姿が描かれました。
その「最後の戦場」のラストでようやくランボーは安息の地を得、その家へ帰るべく足を進めます。しかしそれから10年、闘争と暴力の連鎖は再びランボーを血生臭い世界へ呼び戻されるのです。
第1作目の原題である「FIRST BLOOD」と対となる「LAST BLOOD」と題された今作では、2作目以降「国家の敵」と戦い続けてきたランボーが1作目以来ともいえるパーソナルな戦いに身を投じます。あまりに絶望を知りすぎ怒りと哀しみに囚われ生きてきた男が晩年に差し掛かりながらなお戦わねばならないその姿は、あまりに重く切なく、そして壮絶です。
クライマックスとなるアクションシークエンスは、昨今主流のVFXを多用したスタイリッシュなものでもなくまた一部で復権しつつあるマッチョアクションとも一線を画し、これまでの技術と経験を総動員し、かつ怒りと殺意をむき出しにして独りで多数の敵を相手に戦います。それはある意味でランボーの「集大成」であり、また同時にランボーに限らず愚直な男を演じ続けてきた俳優シルベスター・スタローンが辿り着いたある種の「境地」ともいえます。
単に殴る蹴るが可愛く見えてくるくらいにバイオレンス描写がかなりえげつないのでそういうのが苦手な方には向かない作品ですが、半世紀近く一線で活躍してきたハリウッドスターの凄みを感じられる一本です。孤独の戦士ランボーが最後にどんな場所に辿り着くのか、どうぞスクリーンで確かめてみてください。
5か月ぶりの開催に加え今までのスタイルと大きく変えて自治体やお店の出すガイドラインに沿う形での実施、かときちさん始めスタッフの方たちにはいろいろと気苦労も多かったかと思います。まだ全てが手探り。前のように大勢で騒げる日が早く来て欲しいものです。
こんばんは、小島@監督です。
ところで、歌会以外でカラオケできる機会が作れなかったのでマジで約半年ぶりのカラオケだったわけですが、やはりブランク長すぎた。まさか途中で力尽きてしまうとは(苦笑)まぁそれでも16曲も歌えれば充分とも言いますが。次はもう少し体力付けなくちゃ。
さて、今回の映画は「ランボー ラストブラッド」です。
長い戦いの果て、アメリカに帰国し今は故郷アリゾナで牧場を営むジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)。古い友人のマリア(アドリアナ・バラーサ)とその孫娘ガブリエラ(イヴェット・モンレアル)と共に穏やかな日々を生きていた。
しかし戦場を離れて10年が経つが、ベトナム戦争から数十年に渡り戦場で生きてきたランボーの心身には今も仲間を助けられなかった傷が刻まれ、牧場の地下に掘り進めたトンネルに身を置くことで自身を保っていた。
ある日、ガブリエラの元にかつて出奔した父の消息を知らせる報が届く。父が自分を捨て出ていった理由を知りたいというガブリエラをランボーは反対する。しかしガブリエラは黙ってメキシコへ向かってしまった…
PTSDを抱えたベトナム帰還兵の苦闘を描いた第1作「ランボー」は1982年に製作されました。ベトナム戦争後に退役した軍人たちの窮状がようやく汲まれつつある状況の中で生まれたジョン・ランボーというキャラクターは戦争の傷を抱えた地に足の着いた人物として高い評価を得ます。その後、ベトナム戦争未帰還兵の救出を描いた2作目「怒りの脱出」(1985年)、ソ連侵略下のアフガニスタンで上官トラウトマン大佐の救出任務を描いた3作目「怒りのアフガン」(1988年)と、ランボーは皮肉にも「アメリカ国家と大衆の敵と戦うマッチョ・ヒーロー」のポジションとしての続編が作られることになります。3作目から20年の時を経て作られた4作目「最後の戦場」では老境に差し掛かり更に深い傷を抱えながらなお戦場で独り戦う姿が描かれました。
その「最後の戦場」のラストでようやくランボーは安息の地を得、その家へ帰るべく足を進めます。しかしそれから10年、闘争と暴力の連鎖は再びランボーを血生臭い世界へ呼び戻されるのです。
第1作目の原題である「FIRST BLOOD」と対となる「LAST BLOOD」と題された今作では、2作目以降「国家の敵」と戦い続けてきたランボーが1作目以来ともいえるパーソナルな戦いに身を投じます。あまりに絶望を知りすぎ怒りと哀しみに囚われ生きてきた男が晩年に差し掛かりながらなお戦わねばならないその姿は、あまりに重く切なく、そして壮絶です。
クライマックスとなるアクションシークエンスは、昨今主流のVFXを多用したスタイリッシュなものでもなくまた一部で復権しつつあるマッチョアクションとも一線を画し、これまでの技術と経験を総動員し、かつ怒りと殺意をむき出しにして独りで多数の敵を相手に戦います。それはある意味でランボーの「集大成」であり、また同時にランボーに限らず愚直な男を演じ続けてきた俳優シルベスター・スタローンが辿り着いたある種の「境地」ともいえます。
単に殴る蹴るが可愛く見えてくるくらいにバイオレンス描写がかなりえげつないのでそういうのが苦手な方には向かない作品ですが、半世紀近く一線で活躍してきたハリウッドスターの凄みを感じられる一本です。孤独の戦士ランボーが最後にどんな場所に辿り着くのか、どうぞスクリーンで確かめてみてください。
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会社の同じ職場の女性がペットボトルの飲料購入すると、
キャップが固くて回らないとその開封を毎回のように、
私や近くにいる後輩などに頼んでくるのが日常です。
最初は「ちょっと開けられなくて開けくれませんか」、
「はい」「ありがとうございました」の流れが続き、
その後「またお願いします」のやりとりが続きました。
そして、「開けて」「はい」「どうもー」となり、
今では、無言で渡され無言で開けるような流れです。
別にお礼を言われないのがイヤではないのですが、
それよりも、実際にペットボトルのキャップの開封って、
客観的に見ると実は固いのではと感じるのです。
実はペットボトルは女性や小さな子に優しくないかも?
さて、歌会直後に必死になってこのブログを書いています。
今回、新型コロナウイルスに伴う自粛によう歌会休止後、
5ヶ月ぶりの歌会となりましたが、いかがでしたか?
緊急事態宣言が解除された今でもカラオケというのは、
その内容から敬遠されがちな遊びだったりします。
歌会に参加される人数は少ないのはもちろんですし、
歌会の開催自体も、待ち合わせの場所から内容まで、
できる限り『密』を避ける必要がありました。
サークルの活動というものはもともと人が集まる事を、
主とした活動であるため、今の流れには逆行しています。
今回はそれでも、歌会をこれ以上休止を続けてしまうと、
本当に再開できなくなってしまうと思った末に、
ここで一回やっておこうかと決断し開催をしました。
結果として、開催して正解だったかは分かりませんが、
歌会を待っていてくれた方がおられたのも嬉しいですし、
また、今回からの新人さんがいたのも嬉しかったです。
現在、このようなサークルのメンバー募集などを行うような、
SNSや募集ページなどは自粛もあってか元気がなく、
サークル活動などは、やっぱり下火のような気がします。
現在、東京のコロナ感染の状況はあまりよくありませんが、
愛知県が現状のせめてほぼ横ばいとなっているなら、
次回、8月の歌会はなんとか開催したいと思っています。
今日参加していただき、次回も参加希望されている方に、
残念な連絡をすることのない状況であることを祈っています。
サークル活動には逆風ですが、応援をお願いいたします。
キャップが固くて回らないとその開封を毎回のように、
私や近くにいる後輩などに頼んでくるのが日常です。
最初は「ちょっと開けられなくて開けくれませんか」、
「はい」「ありがとうございました」の流れが続き、
その後「またお願いします」のやりとりが続きました。
そして、「開けて」「はい」「どうもー」となり、
今では、無言で渡され無言で開けるような流れです。
別にお礼を言われないのがイヤではないのですが、
それよりも、実際にペットボトルのキャップの開封って、
客観的に見ると実は固いのではと感じるのです。
実はペットボトルは女性や小さな子に優しくないかも?
さて、歌会直後に必死になってこのブログを書いています。
今回、新型コロナウイルスに伴う自粛によう歌会休止後、
5ヶ月ぶりの歌会となりましたが、いかがでしたか?
緊急事態宣言が解除された今でもカラオケというのは、
その内容から敬遠されがちな遊びだったりします。
歌会に参加される人数は少ないのはもちろんですし、
歌会の開催自体も、待ち合わせの場所から内容まで、
できる限り『密』を避ける必要がありました。
サークルの活動というものはもともと人が集まる事を、
主とした活動であるため、今の流れには逆行しています。
今回はそれでも、歌会をこれ以上休止を続けてしまうと、
本当に再開できなくなってしまうと思った末に、
ここで一回やっておこうかと決断し開催をしました。
結果として、開催して正解だったかは分かりませんが、
歌会を待っていてくれた方がおられたのも嬉しいですし、
また、今回からの新人さんがいたのも嬉しかったです。
現在、このようなサークルのメンバー募集などを行うような、
SNSや募集ページなどは自粛もあってか元気がなく、
サークル活動などは、やっぱり下火のような気がします。
現在、東京のコロナ感染の状況はあまりよくありませんが、
愛知県が現状のせめてほぼ横ばいとなっているなら、
次回、8月の歌会はなんとか開催したいと思っています。
今日参加していただき、次回も参加希望されている方に、
残念な連絡をすることのない状況であることを祈っています。
サークル活動には逆風ですが、応援をお願いいたします。
今週末、ついに歌会復活でございますヽ(*´∀`)ノ
とはいえ、コロナの影響がとれほどかわからないので、手探りでの運行にはなりそうです(・_・;
対策をしないわけではないですが、どこまでいっても不安要素は付きまとうわけで。
楽しみつつ、個人で防止対策をするという感じにはなりそうなので、面倒かとは思いますが、個々でも「何ができるだろう?」「何をしておけばいいか?」は、多少なり考えていただけると、幸いでございますm(__)m
とりあえずは、自分が楽しむ事と先を踏まえまた対策検討を頑張るぞい(・∀・)b
最近、全然歌ってないから、ちゃんと声でないかもな(笑)
さて、先日ガンダム関連で面白い商品を買いました。
その名も「百式とうふ」!!
これまでに、豆を使った「ザクとうふ」とか、鍋用の「ズゴックとうふ」とかありましたが、そのシリーズの新作です。

豆腐自体は、普通に美味しい良質なもので、それをガンダムに登場する機体「百式」の型に入れて整形したものです。
ここまではシンプルにただの白い美味しい豆腐です。
違うのは、ここから写真で隣に黄色いソースありますよね?これ、カレーソースなんです!
そしてそれを豆腐に塗りたくって、百式の金色を再現するという荒業(笑)
いやいや、金色じゃなくて黄色じゃん。って思うでしょ?
ぢつは、このソースには"金粉"が混ざっているのです!!
…パッと見わからないんですよね…。
まぁそんなわけで、ペタペタと筆で塗って食べましたが、最初に言った通り美味しかったです。普通におかわりほしいです。
あ、でもカレーソースは無理しなくてもいいかな。素材がよいと調味料とかいらなくなりますよね~
でもって、これでこの商品終わりでもいいんですが、型を再利用する事によって、百式ゼリーとか作ったりとかできるんです。パインとあマンゴーとか合いそう。
とりあえず作る気はまだないけど、型は残しておこうと思います。
買わなかったけど、ザクも見かけたら買おうかなぁ
では、週末、金山JOYSOUNDでお会いしましょうヽ(*´∀`)ノ
とはいえ、コロナの影響がとれほどかわからないので、手探りでの運行にはなりそうです(・_・;
対策をしないわけではないですが、どこまでいっても不安要素は付きまとうわけで。
楽しみつつ、個人で防止対策をするという感じにはなりそうなので、面倒かとは思いますが、個々でも「何ができるだろう?」「何をしておけばいいか?」は、多少なり考えていただけると、幸いでございますm(__)m
とりあえずは、自分が楽しむ事と先を踏まえまた対策検討を頑張るぞい(・∀・)b
最近、全然歌ってないから、ちゃんと声でないかもな(笑)
さて、先日ガンダム関連で面白い商品を買いました。
その名も「百式とうふ」!!
これまでに、豆を使った「ザクとうふ」とか、鍋用の「ズゴックとうふ」とかありましたが、そのシリーズの新作です。
豆腐自体は、普通に美味しい良質なもので、それをガンダムに登場する機体「百式」の型に入れて整形したものです。
ここまではシンプルにただの白い美味しい豆腐です。
違うのは、ここから写真で隣に黄色いソースありますよね?これ、カレーソースなんです!
そしてそれを豆腐に塗りたくって、百式の金色を再現するという荒業(笑)
いやいや、金色じゃなくて黄色じゃん。って思うでしょ?
ぢつは、このソースには"金粉"が混ざっているのです!!
…パッと見わからないんですよね…。
まぁそんなわけで、ペタペタと筆で塗って食べましたが、最初に言った通り美味しかったです。普通におかわりほしいです。
あ、でもカレーソースは無理しなくてもいいかな。素材がよいと調味料とかいらなくなりますよね~
でもって、これでこの商品終わりでもいいんですが、型を再利用する事によって、百式ゼリーとか作ったりとかできるんです。パインとあマンゴーとか合いそう。
とりあえず作る気はまだないけど、型は残しておこうと思います。
買わなかったけど、ザクも見かけたら買おうかなぁ
では、週末、金山JOYSOUNDでお会いしましょうヽ(*´∀`)ノ
みなさん,おはようございます。
水曜日担当レイウォールです。
今週末は久しぶりの歌会ですね!久々にお会いできるのを楽しみにしております。
アイドルマスターミリオンライブシアターデイズが3周年を迎えました。そして今月はアイドルマスターシリーズが15周年を迎えます。ちょっと感慨深いものがあります。人生の半分をプロデューサーとして過ごしてきたということで,なんかもう離れられないんだろうなぁと思っていたりします。
きっとみなさん,それぞれ人生を共に過ごしてきた何かがあると思います。たまに振り返ってみる機会を設けてみたりすると,泣けてくるわけです。それこそ,ミリオンライブは1stからのライブを毎週放映してくれました。ミリオンの歴史を一気に振り返る1か月だったわけですね。ASのライブも振り返ってみようかななんてつもりで,次に実家に帰ったときに過去のライブDVDを引っ張り出そうと思ってます。まず,DVDというのが最近は出なくなりましたしね。まあDVDだからまだいいか。
本日紹介するのは"いつだって僕らは"です。アイドルマスターシャイニーカラーズの最新ユニット,noctchillが歌う曲なんですが,さわやか系ガールズバンド的な曲です。Cサビの入りが真夏の快晴の空と,南の島っぽい水平線が交わった雰囲気を感じさせます。オーシャンブルーとスカイブルーがまじりあって,どっちもベタ塗じゃなくって透過度高めのやつで,遠くまで歌声が突き抜けて,高く飛び上がっていくイメージです。さわやか系の青ですね。好き。
おわり。
水曜日担当レイウォールです。
今週末は久しぶりの歌会ですね!久々にお会いできるのを楽しみにしております。
アイドルマスターミリオンライブシアターデイズが3周年を迎えました。そして今月はアイドルマスターシリーズが15周年を迎えます。ちょっと感慨深いものがあります。人生の半分をプロデューサーとして過ごしてきたということで,なんかもう離れられないんだろうなぁと思っていたりします。
きっとみなさん,それぞれ人生を共に過ごしてきた何かがあると思います。たまに振り返ってみる機会を設けてみたりすると,泣けてくるわけです。それこそ,ミリオンライブは1stからのライブを毎週放映してくれました。ミリオンの歴史を一気に振り返る1か月だったわけですね。ASのライブも振り返ってみようかななんてつもりで,次に実家に帰ったときに過去のライブDVDを引っ張り出そうと思ってます。まず,DVDというのが最近は出なくなりましたしね。まあDVDだからまだいいか。
本日紹介するのは"いつだって僕らは"です。アイドルマスターシャイニーカラーズの最新ユニット,noctchillが歌う曲なんですが,さわやか系ガールズバンド的な曲です。Cサビの入りが真夏の快晴の空と,南の島っぽい水平線が交わった雰囲気を感じさせます。オーシャンブルーとスカイブルーがまじりあって,どっちもベタ塗じゃなくって透過度高めのやつで,遠くまで歌声が突き抜けて,高く飛び上がっていくイメージです。さわやか系の青ですね。好き。
おわり。
先日名古屋某所を歩いていたらメイドカフェの客引きのおねーさんにチラシを手渡されました。それほど時間的余裕がなかったので店に立ち寄ったりはしなかったのですが、ああ、こういうのも戻ってきたのかと不思議な感慨。と、同時にこのコロナ禍のさなか居酒屋やレストランでは席数減や営業時間の短縮などで対応しているけれど、メイドカフェみたいに飲食だけでなく「サービス自体が売り物」みたいな店舗はどうしているのだろうかと職業的な興味もふと湧いてきたり。どこかで一度時間を作って足を運んでみるのも良いかも。
こんばんは、小島@監督です。
まだ皆いろいろが探り探り。今年いっぱいはこんな状況が続くのでしょうね。
さて、今回の映画は「金田一耕助の冒険」(1979)です。
これまで多くの事件を解決し、それを基にした小説も大ヒット。すっかりスターとなった探偵・金田一耕助(古谷一行)。今日も盟友・等々力警部(田中邦衛)と共にグラビア撮影の仕事をこなしていた。しかし忙殺される一方で金田一の心は満たされない。「おどろおどろしくも美しい事件」から長く遠ざかっていたからだ。
そんなある日、金田一はローラースケートで疾駆する一団に連れ去れられる。彼らは最近巷を騒がす窃盗集団だった。その首領・マリア(熊谷美由紀)は過去に金田一が関わりながら未解決に終わった「瞳の中の女」事件の再調査を持ち掛けるのだった。
延期作品の上映開始に元々今月予定だった作品の公開も始まりだいぶ新作の割合も増えてきましたが、まだまだ旧作のリバイバルの比率も多い昨今、営業再開したミニシアターではかなり尖ったところを持ってきて上映してくれたりしています。そんな中シネマスコーレが「怪作」と名高いコレを上映していると知り、つい観に行ってしまいました。
1979年に製作されたこの映画は、主演古谷一行、田中邦衛に加え熊谷美由紀、坂上二郎、樹木希林、佐藤蛾次郎などが脇を固め、さらに三橋達也や三船敏郎などがカメオ出演しているという錚々たる顔ぶれ。スタッフには監督大林宣彦、撮影に現在は映画監督としても活躍する木村大作などが顔を揃えています。また、当時日本初の試みとしてつかこうへいが「ダイアローグ・ライター」(脚本の会話をより滑らかにするために加筆改稿するスタッフ。ハリウッドでは一般的である。)を担いました。名前だけ見ればかなり重厚な布陣です。
が。はっきり言いましょう。この映画、とんでもなくつまらないです。「怪作」とはよく言いました。
定石ともいえる段取りとテンポを無視した話運び。異様なまでに溢れかえるパロディとギャグの応酬。偏執的ともいえるほど陰惨な事件をこいねがう金田一耕助の人物像とアバンギャルドな映像とシュールな展開の数々にこの映画に「物語」というものが存在するのかどうかさえ分からなくなってきます。パロディにしても少なくない物量が「元ネタそのものが死んでしまっている」ため、ただ滑っているだけのものが延々と続いたりします。もしも公開時ならまた違ったのかもしれませんが。何よりこれを前述の今観ても強すぎる出演陣がやっている上に極め付きはクライマックスに金田一シリーズの原作者・横溝正史が本人役で登場するまでしてくるので余計にクラクラします。
作品の方向性が最初から間違っているとしか言いようがないこの作品、脳がこの映画を理解しようとすることを拒んだのか、正直言って私は途中で寝落ちました(苦笑)
1979年と言えば洋画では「マッドマックス」「ゾンビ」「エイリアン」「ディア・ハンター」などが製作され、日本でも「蘇える金狼」「太陽を盗んだ男」など従来のものを壊すような作品が生まれた時期でもある一方で、「007/ムーンレイカー」のようなシリーズの中でも異色とされる作品がポンと登場してしまった時期でもあります。当時はイラン革命に端を発した第2次オイルショックの只中であり、中国とベトナムの間で中越戦争が勃発し、韓国では朴正煕大統領が暗殺され年末にはソ連によるアフガニスタン侵攻が始まりました。日本国内でも猟銃を持った男が客と行員を人質を取った強盗殺人事件「三菱銀行人質事件」が起きたり、いじめを苦にした中学生の自殺が社会問題となったり不穏なニュースが相次ぎました。方向性はどうあれ何かの閉塞感を打破したいエネルギーというのに当てられて突き動かされた時期だったのかもしれません。また大手主導でここまで挑戦的な企画にGOサインを出して製作していたところに現在にはない懐の深さのようなものを感じてしまいますね。
興味が湧いたなら止めはしませんが、お薦めも致しません(笑)。ご覧になるなら110分間アレ気な映像を叩き付けられるつもりで臨んでください。
こんばんは、小島@監督です。
まだ皆いろいろが探り探り。今年いっぱいはこんな状況が続くのでしょうね。
さて、今回の映画は「金田一耕助の冒険」(1979)です。
これまで多くの事件を解決し、それを基にした小説も大ヒット。すっかりスターとなった探偵・金田一耕助(古谷一行)。今日も盟友・等々力警部(田中邦衛)と共にグラビア撮影の仕事をこなしていた。しかし忙殺される一方で金田一の心は満たされない。「おどろおどろしくも美しい事件」から長く遠ざかっていたからだ。
そんなある日、金田一はローラースケートで疾駆する一団に連れ去れられる。彼らは最近巷を騒がす窃盗集団だった。その首領・マリア(熊谷美由紀)は過去に金田一が関わりながら未解決に終わった「瞳の中の女」事件の再調査を持ち掛けるのだった。
延期作品の上映開始に元々今月予定だった作品の公開も始まりだいぶ新作の割合も増えてきましたが、まだまだ旧作のリバイバルの比率も多い昨今、営業再開したミニシアターではかなり尖ったところを持ってきて上映してくれたりしています。そんな中シネマスコーレが「怪作」と名高いコレを上映していると知り、つい観に行ってしまいました。
1979年に製作されたこの映画は、主演古谷一行、田中邦衛に加え熊谷美由紀、坂上二郎、樹木希林、佐藤蛾次郎などが脇を固め、さらに三橋達也や三船敏郎などがカメオ出演しているという錚々たる顔ぶれ。スタッフには監督大林宣彦、撮影に現在は映画監督としても活躍する木村大作などが顔を揃えています。また、当時日本初の試みとしてつかこうへいが「ダイアローグ・ライター」(脚本の会話をより滑らかにするために加筆改稿するスタッフ。ハリウッドでは一般的である。)を担いました。名前だけ見ればかなり重厚な布陣です。
が。はっきり言いましょう。この映画、とんでもなくつまらないです。「怪作」とはよく言いました。
定石ともいえる段取りとテンポを無視した話運び。異様なまでに溢れかえるパロディとギャグの応酬。偏執的ともいえるほど陰惨な事件をこいねがう金田一耕助の人物像とアバンギャルドな映像とシュールな展開の数々にこの映画に「物語」というものが存在するのかどうかさえ分からなくなってきます。パロディにしても少なくない物量が「元ネタそのものが死んでしまっている」ため、ただ滑っているだけのものが延々と続いたりします。もしも公開時ならまた違ったのかもしれませんが。何よりこれを前述の今観ても強すぎる出演陣がやっている上に極め付きはクライマックスに金田一シリーズの原作者・横溝正史が本人役で登場するまでしてくるので余計にクラクラします。
作品の方向性が最初から間違っているとしか言いようがないこの作品、脳がこの映画を理解しようとすることを拒んだのか、正直言って私は途中で寝落ちました(苦笑)
1979年と言えば洋画では「マッドマックス」「ゾンビ」「エイリアン」「ディア・ハンター」などが製作され、日本でも「蘇える金狼」「太陽を盗んだ男」など従来のものを壊すような作品が生まれた時期でもある一方で、「007/ムーンレイカー」のようなシリーズの中でも異色とされる作品がポンと登場してしまった時期でもあります。当時はイラン革命に端を発した第2次オイルショックの只中であり、中国とベトナムの間で中越戦争が勃発し、韓国では朴正煕大統領が暗殺され年末にはソ連によるアフガニスタン侵攻が始まりました。日本国内でも猟銃を持った男が客と行員を人質を取った強盗殺人事件「三菱銀行人質事件」が起きたり、いじめを苦にした中学生の自殺が社会問題となったり不穏なニュースが相次ぎました。方向性はどうあれ何かの閉塞感を打破したいエネルギーというのに当てられて突き動かされた時期だったのかもしれません。また大手主導でここまで挑戦的な企画にGOサインを出して製作していたところに現在にはない懐の深さのようなものを感じてしまいますね。
興味が湧いたなら止めはしませんが、お薦めも致しません(笑)。ご覧になるなら110分間アレ気な映像を叩き付けられるつもりで臨んでください。
テレビ番組『マツコ&有吉のかりそめ天国』というのが、
個人的に好きで、最近は録画しようかとも思っています。
この番組、マツコ&有吉が軽くトークをするだけですが、
話す内容がかなり共感できて、かなり楽しいのです。
その中で私が大好きなのは、このトークに合わせて、
要所要所に出てくる2人のイラストだったりします。
2人の特徴をよく捉えて、オリジナリティも高いです。
最近、このイラストがでると思わずガン見したりして、
何がそこまで自分を感心させるのか、考察しています。
このイラストレーターに私のイラスト描いてくれんかな?
さて、7月からレジ袋が本格的に有料化となるそうで、
これ結構面倒くさそうで、今から割とため息でちゃいます。
食料品店などではかなり前から始まっていましたが、
これがコンビニを中心として、ほぼ全てとなるようですね。
レジ袋の購入をしないためには、エコバッグが必須で、
いちいちこれを常に持ち歩く必要があるということです。
車移動が基本の私はコンビニに手ぶらが当たり前で、
それをわざわざ「さあ今からコンビニ入るから」と、
エコバッグを準備するのも、結構煩わしいと思います。
まして、コンビニはどこでエコバッグに詰め替えるのか?
スーパーのような詰め替えるスペースは無さそうですし、
でもレジで詰め替えると、お客さんのサイクルが遅くなり、
列ができた時には目も当てられないような気がします。
結局、食料品店のようなエコバッグが確立していない限り、
ちょっと馴染むまで時間がかかりそうな気がしています。
個人的にレジ袋なら今まで通りに店員が詰めてくれるなら、
レジ袋を毎回買ってもいいかな?と思っていますし、
一枚3~5円くらいだったら、年間100回買い物をしても、
エコバッグを買うよりも、全然スマートな気がしちゃいます。
でも、新型コロナウイルスの影響で煩わしかったマスクも、
今では女性達では、オシャレにカスタマイズしていたりと、
エコバッグなども、興味を引く時がくるかもしれません。
無ければいけないものなら、せっかくだから楽しみながら、
ちょっと優越感が持てたりしたほうがいいですからね。
個人的に好きで、最近は録画しようかとも思っています。
この番組、マツコ&有吉が軽くトークをするだけですが、
話す内容がかなり共感できて、かなり楽しいのです。
その中で私が大好きなのは、このトークに合わせて、
要所要所に出てくる2人のイラストだったりします。
2人の特徴をよく捉えて、オリジナリティも高いです。
最近、このイラストがでると思わずガン見したりして、
何がそこまで自分を感心させるのか、考察しています。
このイラストレーターに私のイラスト描いてくれんかな?
さて、7月からレジ袋が本格的に有料化となるそうで、
これ結構面倒くさそうで、今から割とため息でちゃいます。
食料品店などではかなり前から始まっていましたが、
これがコンビニを中心として、ほぼ全てとなるようですね。
レジ袋の購入をしないためには、エコバッグが必須で、
いちいちこれを常に持ち歩く必要があるということです。
車移動が基本の私はコンビニに手ぶらが当たり前で、
それをわざわざ「さあ今からコンビニ入るから」と、
エコバッグを準備するのも、結構煩わしいと思います。
まして、コンビニはどこでエコバッグに詰め替えるのか?
スーパーのような詰め替えるスペースは無さそうですし、
でもレジで詰め替えると、お客さんのサイクルが遅くなり、
列ができた時には目も当てられないような気がします。
結局、食料品店のようなエコバッグが確立していない限り、
ちょっと馴染むまで時間がかかりそうな気がしています。
個人的にレジ袋なら今まで通りに店員が詰めてくれるなら、
レジ袋を毎回買ってもいいかな?と思っていますし、
一枚3~5円くらいだったら、年間100回買い物をしても、
エコバッグを買うよりも、全然スマートな気がしちゃいます。
でも、新型コロナウイルスの影響で煩わしかったマスクも、
今では女性達では、オシャレにカスタマイズしていたりと、
エコバッグなども、興味を引く時がくるかもしれません。
無ければいけないものなら、せっかくだから楽しみながら、
ちょっと優越感が持てたりしたほうがいいですからね。
ここ数か月自宅にいる時間が長かったので、ここ10年くらいを思い返してもこんなにやってたことあったか?ってくらい久しぶりに結構な具合にゲームに時間注ぎ込んでました。そんな中でクリアしたものと言えばPS4で「バイオハザード4」「エースコンバット5」、あとはPS VITAで「戦場のヴァルキュリア2」とちょっと古めのタイトルがほとんど。「バイオ4」以外は今まで未プレイだったので懐かしさよりも新鮮な気分の方が先に来ましたね。ただどれもなかなかなボリューム感で思った以上にクリアまで時間かかりましたね(笑)
他にはまだエンディングまでは辿り着けていませんがSwitch版で「ファイナルファンタジー8 REMASTER」プレイ中。PS1の頃のソフトをかなり大胆にバージョンアップしてるらしいのですが、その割にセーブデータの表記にディスクナンバー入りのままなのがフフっとなります。
こんばんは、小島@監督です。
ただようやく勤務形態も従来通りに戻りつつあるので、こんなにがっつりプレイできる時間もそろそろ終わりかな。
さて、今回取り上げる映画は、映画館の営業も再開されて1か月近くになりますが配信の作品の中から一つ。
緊急事態宣言を受けて休業を余儀なくされたミニシアターを支援するために映画監督深田晃司と濱口竜介が発起人となって立ち上げたクラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」、最終的には支援額が3億円を突破し、全国のミニシアターへ相応に分配されることになりました。立地などによって差はあるでしょうが、例えば名古屋シネマスコーレ副支配人の坪井篤史氏によるとその賛助額は「約2か月分の経費」に匹敵するそうです。私もできる限りの支援をしました。その支援の返礼の一つとして「サンクス・シアター」という映画人たちの有志により提供された作品を支援したコースに応じた本数、配信で鑑賞できるというものがあります。今回はその中から一つをご紹介。今回の映画は「うつくしいひと」です。
繁華街の片隅にある書店兼カフェでバイトをしている大学生の透子(橋本愛)、その書店に見慣れない黒いコートの男(姜尚中)が訪ねてきた。紳士は透子にお薦めを尋ねる。悩む透子の横顔を見ながら男はホイットマンの詩の一説をそらんじた。
男が去った後、カフェへ戻ると友人の田上(米村亮太朗)から透子の母・鈴子(石田えり)を尾けている怪しい男がいたと聞かされる。不安を感じた透子はバイト帰りに鈴子が営む華道教室へ立ち寄った。透子はその庭先に鈴子を見る男の存在に気付いて後を追うが、見失ってしまった…
「GO」(2001年)「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年)などで知られ、今年も「劇場」「窮鼠はチーズの夢を見る」の2作品が公開待機となっている行定勲監督が郷里の熊本を舞台に、熊本出身の俳優が集結し2016年に製作された作品です。製作に当たっては県も一部を出資、熊本城や通潤橋など熊本の名所を随所に使って撮影され、セリフもそのほとんどが熊本弁という1本です。奇しくも完成から日を置かず熊本大地震により各所が多大な被害を受けたため、地震前の様子を写した作品となりその後復興支援の意味合いも兼ねつつ日本各地での映画祭やチャリティーイベントなどで度々上映される作品ともなりました。
上映時間39分と短いため、物語の構図にしろ人物描写にしろ余剰を省いたスマートな作品に仕上がっています。ふたを開ければありふれた男女の機微を描いていたにすぎないのですが、8mmフィルムや櫛と言った小道具に心情を集約させる手法が巧くハマっており、小気味良い作品に仕上がっています。全体的に必要最低限でまとまっている一方で会話のテンポはゆったりしており、かと思えば観光PR的な力学でも働いたのか、唐突にくまモンが登場したりするので不思議な印象を受けます。とは言えそれが不快というワケではなく何というか長所も短所も含めて「コレはコレで良い」と思える作品です。
「サンクス・シアター」、ラインナップは基本インディペンデント映画なのですが、思いの外短編・中編が充実しているのが特徴です。そもそもミニシアターでも上映機会が少ない上に、今回取り上げた「うつくしいひと」のような第一人者の作品だけでなく卒業制作とかワークショップで完成したものとかもあり、私にとって今までもほとんど触れてこなかった未知の領域が広がっています。時間いっぱい楽しませてもらいますよ(笑)
他にはまだエンディングまでは辿り着けていませんがSwitch版で「ファイナルファンタジー8 REMASTER」プレイ中。PS1の頃のソフトをかなり大胆にバージョンアップしてるらしいのですが、その割にセーブデータの表記にディスクナンバー入りのままなのがフフっとなります。
こんばんは、小島@監督です。
ただようやく勤務形態も従来通りに戻りつつあるので、こんなにがっつりプレイできる時間もそろそろ終わりかな。
さて、今回取り上げる映画は、映画館の営業も再開されて1か月近くになりますが配信の作品の中から一つ。
緊急事態宣言を受けて休業を余儀なくされたミニシアターを支援するために映画監督深田晃司と濱口竜介が発起人となって立ち上げたクラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」、最終的には支援額が3億円を突破し、全国のミニシアターへ相応に分配されることになりました。立地などによって差はあるでしょうが、例えば名古屋シネマスコーレ副支配人の坪井篤史氏によるとその賛助額は「約2か月分の経費」に匹敵するそうです。私もできる限りの支援をしました。その支援の返礼の一つとして「サンクス・シアター」という映画人たちの有志により提供された作品を支援したコースに応じた本数、配信で鑑賞できるというものがあります。今回はその中から一つをご紹介。今回の映画は「うつくしいひと」です。
繁華街の片隅にある書店兼カフェでバイトをしている大学生の透子(橋本愛)、その書店に見慣れない黒いコートの男(姜尚中)が訪ねてきた。紳士は透子にお薦めを尋ねる。悩む透子の横顔を見ながら男はホイットマンの詩の一説をそらんじた。
男が去った後、カフェへ戻ると友人の田上(米村亮太朗)から透子の母・鈴子(石田えり)を尾けている怪しい男がいたと聞かされる。不安を感じた透子はバイト帰りに鈴子が営む華道教室へ立ち寄った。透子はその庭先に鈴子を見る男の存在に気付いて後を追うが、見失ってしまった…
「GO」(2001年)「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年)などで知られ、今年も「劇場」「窮鼠はチーズの夢を見る」の2作品が公開待機となっている行定勲監督が郷里の熊本を舞台に、熊本出身の俳優が集結し2016年に製作された作品です。製作に当たっては県も一部を出資、熊本城や通潤橋など熊本の名所を随所に使って撮影され、セリフもそのほとんどが熊本弁という1本です。奇しくも完成から日を置かず熊本大地震により各所が多大な被害を受けたため、地震前の様子を写した作品となりその後復興支援の意味合いも兼ねつつ日本各地での映画祭やチャリティーイベントなどで度々上映される作品ともなりました。
上映時間39分と短いため、物語の構図にしろ人物描写にしろ余剰を省いたスマートな作品に仕上がっています。ふたを開ければありふれた男女の機微を描いていたにすぎないのですが、8mmフィルムや櫛と言った小道具に心情を集約させる手法が巧くハマっており、小気味良い作品に仕上がっています。全体的に必要最低限でまとまっている一方で会話のテンポはゆったりしており、かと思えば観光PR的な力学でも働いたのか、唐突にくまモンが登場したりするので不思議な印象を受けます。とは言えそれが不快というワケではなく何というか長所も短所も含めて「コレはコレで良い」と思える作品です。
「サンクス・シアター」、ラインナップは基本インディペンデント映画なのですが、思いの外短編・中編が充実しているのが特徴です。そもそもミニシアターでも上映機会が少ない上に、今回取り上げた「うつくしいひと」のような第一人者の作品だけでなく卒業制作とかワークショップで完成したものとかもあり、私にとって今までもほとんど触れてこなかった未知の領域が広がっています。時間いっぱい楽しませてもらいますよ(笑)