ちゅうカラぶろぐ


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ドラゴンクエストの作曲でおなじみの、すぎやまこういちさんが亡くなられたという訃報の記事をみました。

ドラクエは全作プレイしているわけではありませんが、やはりゲームの代名詞。RPGとしての本編はなくとも、
無双アクションの「ヒーローズ」
ポケモンみたいな育成要素がある「モンスターズ」
マインクラフトのようなクリエイティブな要素がある「ビルダーズ」
携帯のGPSを使った「ウォーク」
それ以外にも、様々な内容で発売されているので、ゲームをしていて1度もプレイした事がない方は少ないのではないでしょうか?
スマブラの最新作にもDLC追加キャラで参戦していますね。

そんな国民的ゲームの作曲をされていた方が、すぎやまこういちさんです。

個人的には、特にファミコンの頃が強い思い出なので、3、4は自分の中でもベストゲームに入ってきますね。

本当にたくさんの名曲をありがとうございました。心よりご冥福をお祈りします。

しばらくは通勤で、ドラクエの曲ばかり聴くとおもいます;;

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昨日開催された「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND TOUR!!! MerryMaerchen Land」Day2を配信にて鑑賞。シンデレラガールズ10周年を記念するライブツアー、本来なら先月開催予定だった愛知公演が皮切りとなるはずでしたが延期となり、この福岡公演が最初のステージとなりました。
 ソロ曲を重点にしつつ、ユニット曲では敢えてCDでのオリジナルメンバーを完全に排しての歌唱を行ったり、固定されたイメージを逆手に取った遊び心満載のステージでした。シンデレラガールズでも増えてきたハロウィンの楽曲を随所に配して季節感が前に出てきているのも楽しいところでした。
 …というところは良いのですが、トラブルがあったらしくライブ終盤にサーバーダウン。配信が20~30分全く観られない状況に。クライマックスでお預けを食らうと感情の持って行き場が無くなります。アーカイブ配信で確認すれば良いことではあるのですが、リアルタイムで観られないのは痛手でした。

 こんばんは、小島@監督です。
 コロナ禍を受けて配信ライブも充実してきましたが、やはり現地が最強であるということを突きつけられましたね。来月の幕張公演はどうにか現地勢したいぜ。

 さて、今回の映画は「シャン・チー テン・リングスの伝説」です。

 アベンジャーズ達がサノスを下して後の世界。サンフランシスコのホテルで駐車場係をしている青年・ショーン(シム・リウ)は、友人のケイティ(オークワフィナ)とバスに乗り込んだところを武装した謎の集団に襲撃される。ショーンは辛くも撃退に成功するが母の形見であったペンダントを奪われてしまう。
 ショーンには襲撃者の背後の存在に心当たりがあった。同じペンダントを持つ妹・シャーリン(メンガー・チャン)が次に襲われると確信したショーンは、押しかけてきたケイティと共にマカオへ向かう。その機中でショーンはケイティに自身が幼い頃から暗殺者としての訓練を受けてきたこと、実父ウェンウー(トニー・レオン)が秘密組織「テン・リングス」の長であること、そして本名が「シャン・チー」であることを告げるのだった。

 7月公開の「ブラック・ウィドウ」で2年ぶりにスクリーンに帰ってきた「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」、「ブラック・ウィドウ」は時系列的に「インフィニティ・ウォー」前の物語であり、いわば番外編やエピローグ的な性格を有していましたが、いよいよ新章の開幕と言った趣です。
 その「シャン・チー」、登場人物の大半がアジア系なら作中でのセリフも半分が中国語、というかなりユニークな作りをしています。正直鑑賞中は「アメリカ映画を観ている」ということを半分忘れかけていました。2018年に製作された「ブラックパンサー」がキャスト・スタッフともにアフリカ系が勢揃いしたことは記憶に新しいですが、作中の会話まで非英語が半分を占めるというのはそれよりも更に一歩踏み込んだ印象です。もちろん作中のセリフのほとんどが日本語だったクリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」(2006年)という前例もありますが、「父親たちの星条旗」と対として二部作で製作されたものと、10年以上連綿と続くシリーズの系譜の一つとして登場したというのはまた趣が異なるものがあります。

 物語の印象を率直に言えば往年の香港武侠映画です。特に「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」などで知られるツイ・ハーク作品辺りのイメージ。その中に更に例えばそれは「グリーン・デスティニー」(2000年)であったり、「レッド・ブロンクス」(1995年)辺りのジャッキー・チェン作品であったり、あるいはドラゴンボールやポケットモンスターのような日本アニメであったりと言ったイメージが雑多に盛り込まれた印象です。言うなれば「ハリウッドに影響を与えたアジアンカルチャーの集合体」のような作品、と言えばよいでしょうか。そもそも「シャン・チー」というキャラクター自体がブルース・リーがもたらしたカンフーブームをきっかけに誕生したキャラクターだそうで、ある意味でこの作品のテイストも自然の流れというところでしょう。
 無論それらがただの劣化コピーではなくリスペクトと共に作品内に昇華されているところが見事です。また、かなり奔放な作りをしていながら、一方で何者でもなかった青年が大いなる力と共に使命と責任に目覚める、という流れはアメコミ映画の王道であり、それらが両立した形で作品世界の中に内包してしまえる「MCU」の懐の深さにも改めて驚かされます。
 
 ほとんど映画出演が無かったのに大抜擢という新鋭シム・リウの演技が輝く一方でトニー・レオン、ミシェル・ヨーというアジアの大ベテランの演技が光るところもポイント。特にアクションもバリバリこなすトニー・レオンの存在感が圧巻です。香港映画を楽しんできた向きにはこの辺りも見どころです。

 ところでこの映画、マーベル映画の人気を早くから下支えしてきた日本・韓国・台湾や近年の伸長著しい中国をはじめとするアジア市場へのファンコールに応えたような趣が強いのですが、最近の対立感情が強まりつつある米中関係を象徴してか、中国では未だ許可が下りず上映開始の目途が立っていないのはいささか皮肉が過ぎるというべきでしょうか。
 ハリウッド映画を取り巻く情勢も刻々と変化しているなと実感できる作品です。ちょうど新章の幕開けという意味では新たに入りやすい位置づけをしていますし、MCUにこれまで興味をあまり持てなかった人も、トライしてみてはいかがでしょう。

 
 

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新型コロナウイルス騒動が始まってからもうすぐ丸2年。
歌会の開催も散々振り回されてきて、ここまできました。

先日まで日本各地の感染者数は驚くべき人数でしたが、
報道での感染者数はかなり少なくなってきたようですね。

あまりの下げ幅に「これホント?」と疑問もありますが、
ワクチン接種率も上がってきての効果と信じたいですね。

緊急事態宣言も解除され、ここからの数日を見ながら、
1年以上ぶりの歌会再開の目処がつけられればと思います。



さて、先週発売の『LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶』が
あまりに面白すぎて、一気に終わらせてしまいました。

このゲーム、ムービーが長いのでこれをみているだけで、
どんどん時間が過ぎるかなりの時間泥棒なのですが、
シナリオが面白いので、時間が全然気になりません。

『キムタクが如く』と呼ばれるほどのゲームなので、
システムは『龍が如く』の流れを汲んだシリーズですので、
ミニゲームやサイドストーリーもかなり多いのですが、
メインストーリーが気になり過ぎてそれらはほぼ無視。

どうやらサイドストーリーなどの追加シナリオが予定され、
また後日、それらがダウンロード配信されるようなので、
その時の2周目プレイでメイン以外を退治しようと思います。

久しぶりにここまで夢中でプレイしたようなきぎしますが、
面白いゲームはクリアが迫るとクリアが惜しくなります。

それこそ、それがシナリオの深いゲームだったりすると、
そのゲームを新鮮な気持ちでプレイできなくなります。

よく記憶を消してプレイしたいゲームの話題がでますが、
このゲームはまさにそんな記憶を消したいゲームでした。

と、そんなLOST JUDGMENTの前にプレイしていたのは、
NintendoSwitchの『ファミコン探偵倶楽部』です。

『消えた後継者』と『うしろに立つ少女』の2つがあり、
どちらもファミコン時代にプレイしたゲームのリメイクです。

消えた後継者クリア後にLOST JUDGMENTをプレイし、
そして今はうしろに立つ少女を始めることにしました。

ファミコン時代を懐かしみながらのつもりでしたが、

・・ちっとも覚えてねぇ。

このゲームの記憶がすっぽり抜け落ちているようで、
無事、新鮮な気持ちでプレイできそうで何よりです。

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昨年からの懸案事項の一つだったタブレットの方の機種変更を「iPad mini」の新モデル発売を機にようやく実行に移しました。
 先代は何せ6年以上使っていたのでさすがにガタが来始めていたのもあったのですが、新しいiPad mini、ゲームをプレイしてみても動画を再生してみても画質音質が格段に向上してビビります。

 こんばんは、小島@監督です。
 iPad mini 6、サイズ感も丁度良くて色々使いでがありそう。

 さて、先日「辻凪子・大森くみこ ジャムの月世界活弁旅行」というイベントに行ってきました。サイレント映画を弁士の活弁付きで楽しもうというイベントです。
 音の無いサイレント映画に活弁を乗せて観る、というのは1900~20年代に隆盛していた鑑賞方法です。トーキーつまり音声付きが映画の基本となってからは衰退してしまいましたが、現在でも話芸の一つとして活動を続けている人たちがいます。
 長く多くの映画を観てきましたが、この形式で映画を楽しむのは初めての経験です。実のところ現在1920年代以前の映画をDVDや配信などで観る際には既に弁士によるナレーションが付されているものもあるのですが、実際に観てみるとやはり一味も二味も違いました。

 今回上映されたのはコメディ色の強い短中編を4本。
 1本目は「迷惑帽子」。映画の上映が始まる映画館を舞台に派手ででかい飾りを付けた帽子をかぶった貴婦人が次々と映画館前方の席を陣取っていく、という内容の約3分の短編です。1909年の作品で監督は映画芸術の基本を作ったと言われるD・W・グリフィス。「國民の創生」(1915年)や「イントレランス」(1916年)が特に知られています。この映像に合わせてイベントの諸注意を織り込んでいく弁士大森くみこさんの話芸が見事。
 
 2本目は「月世界旅行」。科学者たちがロケットで月へ飛び、不可思議な冒険を経験します。1902年にジョルジュ・メリエスが手掛けた13分の短編で、「世界初のSF映画」とも言われる、映画の歴史を語る上で外すことのできない1本です。複数のシーンを繋いでフィルムを「編集する」という今ではスマホ1台でもできるくらい一般的に浸透したテクニックがこの映画で初めて取り入れられました。

 3本目は「ぱん。」。小さなパン屋を舞台にドタバタが繰り広げられます。今回のイベントに登場した辻凪子さんが阪元裕吾監督と共同で手掛けた17分の短編で、2017年に製作されました。これのみもともと音声のある通常の映画(何なら劇中歌まである)を敢えて音声を消して活弁を乗せる方式で上映されました。劇中歌もライブで歌うなかなかに意欲的な試みで、スラップスティックでスピード感のある内容と活弁がマッチしていてコレはコレで興味深い1本でした。

 4本目は「キートンの探偵学入門」。1924年、バスター・キートンが監督と主演をこなした45分の中編です。探偵に憧れる映写技師の青年が思わぬ事件に巻き込まれます。途中夢の中で映画に入り込んだキートンが次々に切り替わる場面展開に翻弄されたりと言った映像トリックがふんだんに盛り込まれているほか、バイクチェイスや走る列車の上でのスタントと言ったバスター・キートンの身体能力の高さが可能にしたスタントの数々が楽しめるこの作品は高い評価を受け(とはいえ本国での初上映時は興行的にはイマイチだったとか。)、アメリカ国立フィルム登録簿に保存されています。何より白眉は中盤で登場するビリヤード。「13番ボールが悪漢の手により爆弾入りの物にすり替わっている」という状況の中で次々決まるスーパーショットに目を奪われます。
 活弁の魅力を一番感じたのもこの作品で、キャラクターたちのセリフ回しだけでなく状況説明の巧みさも相まって心底楽しい1本になりました。

 4本の上映後にはアフタートーク。活弁士は活弁の台本を自分で書いて用意すること(そのため同じ映画でも弁士によってテイストが変わる)や、今回の公演では天宮遥さんが務めたピアノ演奏は、基本的に弁士の喋りに合わせて終始アドリブで演奏することなど興味深い話も多々。今回のイベントに登場した辻凪子さんは今、新作で活弁用のためのサイレント映画を準備しているそうでそのチャレンジングな試みがどのように結実するか楽しみです。
 温故知新、とはこういうことを言うのでしょう。実に刺激的で楽しい時間でした。また機会があれば是非行きたいですね。阪東妻三郎とかの時代劇も観てみたい。  

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先週の私のブログはキムタク主演の映画の話でしたが、
週末に思いがけず会社がお休みになってしまったので、
見に行っちゃいました、『マスカレード・ナイト』

ちょっとミーハーになった感じでなんか抵抗がありましたが、
見たら見たでそれなりに楽しんで来ちゃいました。

もっとも映画館で食べるキャラメルポップコーンが好きで、
それが食べたいのも理由の4割くらいあるのですけどね。

そして週末は『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』購入で、
もう今週末はキムタク三昧と、ホント私らしからぬです。



さて、今週末は2年以上ぶりにライブに行ってきました。

こんなコロナ禍でどうなんだ?というのもあるのですが、
愛知県での『JAM Project』のライブですから外せません。

前回、2018年のツアーから名古屋での開催はなく、
そして最近のコロナでライブ自体が自粛傾向でしたので、
やっと開催することができましたといった感じです。

しかし、ここ1ヶ月間の凄まじい感染者の増加を思うと、
このライブも中止になるかもしれないと思っていました。

ですが、いざ開催とするなるとライブを見たいのはもちろん、
この状況での現地の雰囲気を知りたい興味もあります。

大型フェスなどでのモラルのない観客が取り沙汰され、
ライブを行うこと自体が悪となりやすいこの風潮ですので、
やはり不安が無いと言ったらウソになってしまいます。

会場となるのはZeepNagoyaという笹島のライブハウス。
ライブハウスは基本的にスタンディングとなるのですが、
全席指定いうことでイスが準備されているようです。

そして今時のチェス盤のような互い違いの座席と思ったら、
なんと全席にしっかりと観客を入れているではないですか。

よりによって自分の好きなアーティストのライブに限って、
イベントの条例を守っていないのか?と思ってしまいます。

まさか全席に観客が入ると思っていなかったので、
とコロナ禍の規約がどうなっているかググってみました。

すると実は今月12日から人数制限みたいなものが無いので、
これはこれで反しているのでもないのだなと思いました。

そしてライブが始まると、全員着席・声は出さないといった、
ルールはきっちりと守られていて、そのモラルには安心でした。

ライブ全体を通してみて、観客自体は静かなのですが、
振られるサイリウムなどを見るとしっかり楽しんでいますし、
またライブを楽しむことができる気持ちは伝わってきます。

まだ『I can fly(Hey!)』と飛べない叫べないのは残念ですが、
たった数㎜でも昔の楽しみが戻ってきたような気がしました。

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今更ながらファイナルファンタジー7リメイクの追加コンテンツを購入し、PS4→PS5にアップグレードしました。
どうせならって事で、今まで使用していたモニター(歌会でお馴染みのヤツ)から、28インチながら4Kにスペックアップしましたヽ(´ー`)ノ

やっぱり4Kになるとキレイだなぁヾ(*´∀`*)ノ

…なんて思っていましたが、半月もすると、目が慣れてしまって当たり前画質になってるんですよね(・_・;

インチもそうなんですけど、慣れちゃうんですよね。
27→40インチに換えたときも、デケー!迫力あるなー!なんて思ってましたが、見慣れると、この部屋にはこんなもんか的な感じになってるんですよ。
人間って欲深い生き物ですね(笑)

とりあえず歌会の時に、持っていくモニターが4Kにするかは、まだ迷ってます(・_・;
そもそも歌会再開はいつなんだ…(´・ω・`)


さて、先日「スーパーロボット大戦30」の第2弾PVが配信されました(*゚▽゚)ノ

スパロボはOGシリーズはやってましたが、本家は古くはZからやっていません。
動画サイトでの戦闘シーン動画の充実から、まいっかな。的な気持ちになっていました。

ただ今回は30周年記念作品ですし、シリーズではではなく、独立っぽいので購入する事にしました(´∇`)

参戦作品は新旧入り交じっての作品ですが、ガンダムシリーズを除けば古めの作品は、コンバトラーVとエルガイム。
この辺って若い人たちって、どうみるの?って思いましたが、そういう自分もマジンガーZやらゲッターロボとか、昭和の知らないロボットいっぱいありましたけど、普通に戦力として使ってたなぁって思い出しました(;´∀`)

もうジェイデッカーやらレイアースやらは、むかーし昔な作品扱いなんでしょうかね?(・_・;

ともあれ来月末には発売なので今から楽しみです。
個人的には、Vガンダムとナイツ&マジックをメインにしそうですヾ(*´∀`*)ノ


あー、早くリアルでオタ話をしたいですねー( *_* )

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実は今、根っこが割れた奥歯の治療を続けています。数か月前に定期歯科検診やって見つかりました。大抵の場合は抜いてインプラントにする類のものですが、名古屋市内に自歯を活かして治療する歯科医院があると聞いて今はそこに通っています。
 先日、先々治療を進めるのに割れた歯の小さな破片を抜く必要が生じて、親知らずを抜いた時以来の抜歯をしてきました。麻酔が効いてたからなのかその歯科医の腕がいいのか、ものの十数分で終わってましたが(笑)
 今は抜いた方であまり嚙まないで欲しいと言われてるので正直ちょっと食事で苦心中。治療が終わるまであと数か月は苦労しそうです。

 こんばんは、小島@監督です。
 まぁでも皆さん歯の定期検診はやっておいた方が良いですよ。

 さて、今回の映画は「リョーマ! 新生劇場版テニスの王子様」です。

 全国大会制覇の後、武者修行のために単身渡米した越前リョーマ(声・皆川純子)は、ロスアンゼルスで家族旅行中の同級生の竜崎桜乃(声・高橋美佳子)がギャングに絡まれている所に遭遇する。桜乃を救おうとリョーマはテニスボールを放つが、どこからか飛んできたもう一つのテニスボールとぶつかるや突如2人は閃光に包まれた。
 気が付くと状況が大きく変わっていた。街に飾られたポスターでリョーマは父・越前南次郎(声・松山鷹志)が現役引退を決意した全米オープン決勝が間近に控えていることを知る。つまり自分たちは過去にタイムスリップしている!「サムライ南次郎」と呼ばれた父が引退した理由を知り、また現役時代の父のプレーを一目見るべく、リョーマは桜乃を伴い南次郎に会いに行くのだったが。

 映画を観に行く動機も色々で、私の場合題材や粗筋を見て気になるか、原作や主演俳優、監督のファンだからというのが大勢を占めるのですが、今回は「ファンが観に行っても良く分からなかった」「気が付いたら飲まれていた」「ほぼマサラ」という妙な評判が公開後に聞こえてきて興味が湧き、つい観に行ってしまいました。正直なところ「テニスの王子様」は原作も読んでないわアニメも観た事無いわでほとんど知らないも同然です。タイトル自体は有名なおかげで主人公の越前リョーマと手塚国光(声・置鮎龍太郎)と跡部景吾(声・諏訪部順一)の3人がせいぜい分かるくらい。20年続くタイトルをほぼ予備知識ゼロで観に行くと言うのもなかなか新鮮でした。

 開幕1分、いきなり「それ」は始まります。初速で最高速度に達し作品世界に叩き込まれたらあとは理性が作品を理解しようとする以上の速さと強さで引き込み続けます。ミュージカル映画の形を取っているので開幕すぐに歌って始まる作品なんて珍しくもないのですがそれでも呆気にとられたというか度肝を抜かれました。
 つまるところ、映画は越前リョーマが自身のテニスへの想いの原点を再確認する物語、ということに尽きるのですが、その見せ方が他とは明らかに一味も二味も違います。作劇のセオリーもロジックも全て無視、辻褄もあまり合っていない。作品内に理性的に状況を俯瞰する存在がいない、端的に言ってツッコミ役もいません。およそ「文脈を読む」という劇映画を観るに当たって当然のように自分が今までやっていたことがまるで通用しない作りに、気づけば確かに「飲まれて」いました。トリッキーな作りに翻弄されると言うのともまた違います。唐突に歌とダンスでゴリ押しにかかる辺りはなるほどインド映画っぽくもありますがそれとも雰囲気がまた違う。言わば「直球を投げて来ているのは分かるが打ち返せる気がしない」のです。これほど豪腕な作りをしているのにしかもそれが不快ではない、どころかやたらと面白いというのが恐ろしい。作り手から「観る者全員を楽しませよう」という強いエネルギーをひしひしと感じます。
 「テニスの王子様」はいわゆる2.5次元の先駆的作品でありミュージカルの方も20年近い実績を持っています。そんなミュージカル「テニスの王子様」の文法をそのままアニメの方へ逆輸入しているような印象も受けます。

 CGアニメ映画として観た場合に映像のクオリティが高いかというと実はそうでもなく、一世代前のような印象すらあるビジュアルしているのですが、正直観てるとまるで気にもなりません。そんなこと気にしてると確実に振り落とされるからです。これを観に来た以上このウェーブに乗り切らねばもったいない!そんな気にさせられてしまう謎のパワーがあります。

 なおこの映画、「Decide」と「Glory」という2種類の作品が同時公開されています。ストーリー自体は変わらず、登場人物と作中のシーンが一部違うというパラレルな作りになっています。特定のキャラクターのファンの方はそれが出ている方を選べば良いですし、そうでない方はどちらを選ぼうがブッ飛ぶので時間の合う方を選べば良いかと思います。私が今回観たのは「Glory」の方。こちらでは近年単独でCMに出たりするようになった跡部景吾が登場。バスローブ姿で1曲歌ってくれます。どんな状況かは上手く説明できないので言いません(笑)
 また驚くことに劇中歌の全ては原作者・許斐剛の作詞作曲だそうです。何て多才なんだ!
 本編終了後には桁違いに存在する「テニスの王子様」のキャラクターソングの中から選りすぐりをリミックスしたメドレーで見せるMVがまるで歌劇の後のレビューのように展開。最後まで全力で楽しませてくれます。

 20年続く作品の新作の劇場版を製作するにあたり「従来のファンを意識しつつ予備知識を必要としない」映画を作る、というアンビバレンツな命題にこういう解を用意できる方たちがいようとは。「テニスの王子様」のファンの方はもちろん、全く知らない人もこれは是非軽率に観に行ってポカンとなって頂きたい。娯楽と言うものの目的が日常の憂さを一刻忘れさせて元気をもらうと言う事にあるとするなら、これこそ極めて純度の高いエンターテインメントです。いや~映画って奥が深い。

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