昨日の歌会に参加された皆さん、お疲れ様でした。
5か月ぶりの開催に加え今までのスタイルと大きく変えて自治体やお店の出すガイドラインに沿う形での実施、かときちさん始めスタッフの方たちにはいろいろと気苦労も多かったかと思います。まだ全てが手探り。前のように大勢で騒げる日が早く来て欲しいものです。
こんばんは、小島@監督です。
ところで、歌会以外でカラオケできる機会が作れなかったのでマジで約半年ぶりのカラオケだったわけですが、やはりブランク長すぎた。まさか途中で力尽きてしまうとは(苦笑)まぁそれでも16曲も歌えれば充分とも言いますが。次はもう少し体力付けなくちゃ。
さて、今回の映画は「ランボー ラストブラッド」です。
長い戦いの果て、アメリカに帰国し今は故郷アリゾナで牧場を営むジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)。古い友人のマリア(アドリアナ・バラーサ)とその孫娘ガブリエラ(イヴェット・モンレアル)と共に穏やかな日々を生きていた。
しかし戦場を離れて10年が経つが、ベトナム戦争から数十年に渡り戦場で生きてきたランボーの心身には今も仲間を助けられなかった傷が刻まれ、牧場の地下に掘り進めたトンネルに身を置くことで自身を保っていた。
ある日、ガブリエラの元にかつて出奔した父の消息を知らせる報が届く。父が自分を捨て出ていった理由を知りたいというガブリエラをランボーは反対する。しかしガブリエラは黙ってメキシコへ向かってしまった…
PTSDを抱えたベトナム帰還兵の苦闘を描いた第1作「ランボー」は1982年に製作されました。ベトナム戦争後に退役した軍人たちの窮状がようやく汲まれつつある状況の中で生まれたジョン・ランボーというキャラクターは戦争の傷を抱えた地に足の着いた人物として高い評価を得ます。その後、ベトナム戦争未帰還兵の救出を描いた2作目「怒りの脱出」(1985年)、ソ連侵略下のアフガニスタンで上官トラウトマン大佐の救出任務を描いた3作目「怒りのアフガン」(1988年)と、ランボーは皮肉にも「アメリカ国家と大衆の敵と戦うマッチョ・ヒーロー」のポジションとしての続編が作られることになります。3作目から20年の時を経て作られた4作目「最後の戦場」では老境に差し掛かり更に深い傷を抱えながらなお戦場で独り戦う姿が描かれました。
その「最後の戦場」のラストでようやくランボーは安息の地を得、その家へ帰るべく足を進めます。しかしそれから10年、闘争と暴力の連鎖は再びランボーを血生臭い世界へ呼び戻されるのです。
第1作目の原題である「FIRST BLOOD」と対となる「LAST BLOOD」と題された今作では、2作目以降「国家の敵」と戦い続けてきたランボーが1作目以来ともいえるパーソナルな戦いに身を投じます。あまりに絶望を知りすぎ怒りと哀しみに囚われ生きてきた男が晩年に差し掛かりながらなお戦わねばならないその姿は、あまりに重く切なく、そして壮絶です。
クライマックスとなるアクションシークエンスは、昨今主流のVFXを多用したスタイリッシュなものでもなくまた一部で復権しつつあるマッチョアクションとも一線を画し、これまでの技術と経験を総動員し、かつ怒りと殺意をむき出しにして独りで多数の敵を相手に戦います。それはある意味でランボーの「集大成」であり、また同時にランボーに限らず愚直な男を演じ続けてきた俳優シルベスター・スタローンが辿り着いたある種の「境地」ともいえます。
単に殴る蹴るが可愛く見えてくるくらいにバイオレンス描写がかなりえげつないのでそういうのが苦手な方には向かない作品ですが、半世紀近く一線で活躍してきたハリウッドスターの凄みを感じられる一本です。孤独の戦士ランボーが最後にどんな場所に辿り着くのか、どうぞスクリーンで確かめてみてください。
5か月ぶりの開催に加え今までのスタイルと大きく変えて自治体やお店の出すガイドラインに沿う形での実施、かときちさん始めスタッフの方たちにはいろいろと気苦労も多かったかと思います。まだ全てが手探り。前のように大勢で騒げる日が早く来て欲しいものです。
こんばんは、小島@監督です。
ところで、歌会以外でカラオケできる機会が作れなかったのでマジで約半年ぶりのカラオケだったわけですが、やはりブランク長すぎた。まさか途中で力尽きてしまうとは(苦笑)まぁそれでも16曲も歌えれば充分とも言いますが。次はもう少し体力付けなくちゃ。
さて、今回の映画は「ランボー ラストブラッド」です。
長い戦いの果て、アメリカに帰国し今は故郷アリゾナで牧場を営むジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)。古い友人のマリア(アドリアナ・バラーサ)とその孫娘ガブリエラ(イヴェット・モンレアル)と共に穏やかな日々を生きていた。
しかし戦場を離れて10年が経つが、ベトナム戦争から数十年に渡り戦場で生きてきたランボーの心身には今も仲間を助けられなかった傷が刻まれ、牧場の地下に掘り進めたトンネルに身を置くことで自身を保っていた。
ある日、ガブリエラの元にかつて出奔した父の消息を知らせる報が届く。父が自分を捨て出ていった理由を知りたいというガブリエラをランボーは反対する。しかしガブリエラは黙ってメキシコへ向かってしまった…
PTSDを抱えたベトナム帰還兵の苦闘を描いた第1作「ランボー」は1982年に製作されました。ベトナム戦争後に退役した軍人たちの窮状がようやく汲まれつつある状況の中で生まれたジョン・ランボーというキャラクターは戦争の傷を抱えた地に足の着いた人物として高い評価を得ます。その後、ベトナム戦争未帰還兵の救出を描いた2作目「怒りの脱出」(1985年)、ソ連侵略下のアフガニスタンで上官トラウトマン大佐の救出任務を描いた3作目「怒りのアフガン」(1988年)と、ランボーは皮肉にも「アメリカ国家と大衆の敵と戦うマッチョ・ヒーロー」のポジションとしての続編が作られることになります。3作目から20年の時を経て作られた4作目「最後の戦場」では老境に差し掛かり更に深い傷を抱えながらなお戦場で独り戦う姿が描かれました。
その「最後の戦場」のラストでようやくランボーは安息の地を得、その家へ帰るべく足を進めます。しかしそれから10年、闘争と暴力の連鎖は再びランボーを血生臭い世界へ呼び戻されるのです。
第1作目の原題である「FIRST BLOOD」と対となる「LAST BLOOD」と題された今作では、2作目以降「国家の敵」と戦い続けてきたランボーが1作目以来ともいえるパーソナルな戦いに身を投じます。あまりに絶望を知りすぎ怒りと哀しみに囚われ生きてきた男が晩年に差し掛かりながらなお戦わねばならないその姿は、あまりに重く切なく、そして壮絶です。
クライマックスとなるアクションシークエンスは、昨今主流のVFXを多用したスタイリッシュなものでもなくまた一部で復権しつつあるマッチョアクションとも一線を画し、これまでの技術と経験を総動員し、かつ怒りと殺意をむき出しにして独りで多数の敵を相手に戦います。それはある意味でランボーの「集大成」であり、また同時にランボーに限らず愚直な男を演じ続けてきた俳優シルベスター・スタローンが辿り着いたある種の「境地」ともいえます。
単に殴る蹴るが可愛く見えてくるくらいにバイオレンス描写がかなりえげつないのでそういうのが苦手な方には向かない作品ですが、半世紀近く一線で活躍してきたハリウッドスターの凄みを感じられる一本です。孤独の戦士ランボーが最後にどんな場所に辿り着くのか、どうぞスクリーンで確かめてみてください。
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