来年秋予定で「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」が実に28年ぶりにアニメ化されることが決定。「ダイの大冒険」はジャンプ黄金期直撃世代だった自分にとっても特別な作品の一つで、今でもたまに読み返したりしています。「アバン・ストラッシュ」とか「天地魔闘の構え」とか良く真似しましたよ、ええ(笑)
前のTVアニメでは原作の10巻に差し掛かったあたりのところで終わってしまったので今度は最後まで映像化してほしいところ。
こんばんは、小島@監督です。
前作に出演していた方の中には藤田淑子さん、青野武さん、内海賢二さん、石塚運昇さんと既に鬼籍に入られた方が多く、それを思い返すとちょっとしんみり。
さて、今回の映画は「アナと雪の女王2」です。
アナ(声・クリステン・ベル)とエルサ(声・イディナ・メンゼル)の姉妹によってアレンデールに平和が取り戻されてから3年の時が経った。幸せな日々が続き、クリストフ(声・ジョナサン・グロフ)は秘かにアナにプロポーズしようと考えているがなかなか実行に移せずにいる。
だが、ある日を境にエルサの耳にだけ不思議な歌声が響き始める。その歌声は自身を呼んでいるように聞こえてならないエルサ。エルサの変調に気づくアナだったが、時を同じくしてアレンデールを異変が襲った。アナとエルサは辛うじて街の住人を避難させることに成功したが、その原因を突き止めるべくアナとエルサ、クリストフ、トナカイのスヴェン、雪だるまのオラフ(声・ジョシュ・ギャッド)と共に旅に出た。
「レリゴー(Let it go)」の歌声を社会現象化させるに至った前作はディズニー史上初のダブルヒロイン映画でした。それから5年を経て製作された今作も、いわゆる「ディズニープリンセス」を主人公とした劇場用作品としては初めての続編となるそうです(実は続編としては「シュガー・ラッシュ オンライン」が、OVA作品も含めると「リトル・マーメイド」や「美女と野獣」に続編が作られていたりして、前例が全く無いではない)。
キャストはもちろん監督も前作同様クリス・バックとジェニファー・リーの共同、脚本もジェニファー・リーが続投し、ミュージカル映画にとって重要な音楽もクリストフ・ベックが引き続き担当しています。
前作も雪と氷の色彩と表現の多様さに驚かされましたが、冬ではなく秋の季節の中で展開する今作は前作以上に難度の高い水の表現が進化。更に紅葉した木々の描写も見事で、ディズニーブランドの名に恥じない圧倒的な映像美で見せてくれます。
物語の方はと言えば、エルサが未知の脅威に対しとことんアクティブなスタンスを取るのが印象的。前作は原典ともいえるアンデルセンの童話では悪の象徴であった雪の女王を視点の中心に据え、その弱さを描き出す物語でした(奇しくも前作で近い時期に公開され今年続編も製作された「マレフィセント」も同じ構図を持っていた)が、いろいろ乗り越えて心身共に強くなったエルサが、「お前はマーベルヒーローか?」と言わんばかりの大活躍を見せます。
また今作では事実上全く出番が無いにも関わらず、再三ネタにされるハンス王子の存在が楽しい(笑)
エルサの力の根源を探る旅となる今作は、同時に妹であるアナにとっても自身の出生と家族についての過去を探る旅であり、それはさらに言えばクリストフも含めた3人の人生に変化と転機をもたらすものでもあります。姉妹の出自に直結してアレンデール王国の歴史の闇までもが物語に絡んでくる上、それに伴い多数のキャラクターが新登場して来るので実は相当に複雑な構図をしているのが特徴。にも関わらず姉妹の絆のみに焦点を絞った前作と上映時間はさほど変わらないため、総じて個々のエピソードの帰結にかなりの濃淡が生じ結果的に粗のように見えてしまうのがいささか残念ではありますが、むしろ良く取りまとめてみせたなというのが印象。ちゃんと全員に新たな一歩を踏み出すドラマを用意しているところはさすがと言えます。
もう一つ見どころとして、今回私は吹替版で観たのですが、オラフ役をピエール瀧から引き継いだ武内駿輔の演技が絶品。軽快な喋りの合間にフッと出る低音が素晴らしいのでここは是非吹替版もお薦めしたいところ。
SNSを利用したステルスマーケティングが表面化して妙なケチがついてしまったりしていますが作品としてはなかなかの高品質。良い音楽と美しい映像で見せる、ちゃんと楽しい1本です。公開から1か月近く経過していますが、まだまだ好調を維持しているこの作品、せっかくならスクリーンでどうぞ。
前のTVアニメでは原作の10巻に差し掛かったあたりのところで終わってしまったので今度は最後まで映像化してほしいところ。
こんばんは、小島@監督です。
前作に出演していた方の中には藤田淑子さん、青野武さん、内海賢二さん、石塚運昇さんと既に鬼籍に入られた方が多く、それを思い返すとちょっとしんみり。
さて、今回の映画は「アナと雪の女王2」です。
アナ(声・クリステン・ベル)とエルサ(声・イディナ・メンゼル)の姉妹によってアレンデールに平和が取り戻されてから3年の時が経った。幸せな日々が続き、クリストフ(声・ジョナサン・グロフ)は秘かにアナにプロポーズしようと考えているがなかなか実行に移せずにいる。
だが、ある日を境にエルサの耳にだけ不思議な歌声が響き始める。その歌声は自身を呼んでいるように聞こえてならないエルサ。エルサの変調に気づくアナだったが、時を同じくしてアレンデールを異変が襲った。アナとエルサは辛うじて街の住人を避難させることに成功したが、その原因を突き止めるべくアナとエルサ、クリストフ、トナカイのスヴェン、雪だるまのオラフ(声・ジョシュ・ギャッド)と共に旅に出た。
「レリゴー(Let it go)」の歌声を社会現象化させるに至った前作はディズニー史上初のダブルヒロイン映画でした。それから5年を経て製作された今作も、いわゆる「ディズニープリンセス」を主人公とした劇場用作品としては初めての続編となるそうです(実は続編としては「シュガー・ラッシュ オンライン」が、OVA作品も含めると「リトル・マーメイド」や「美女と野獣」に続編が作られていたりして、前例が全く無いではない)。
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前作も雪と氷の色彩と表現の多様さに驚かされましたが、冬ではなく秋の季節の中で展開する今作は前作以上に難度の高い水の表現が進化。更に紅葉した木々の描写も見事で、ディズニーブランドの名に恥じない圧倒的な映像美で見せてくれます。
物語の方はと言えば、エルサが未知の脅威に対しとことんアクティブなスタンスを取るのが印象的。前作は原典ともいえるアンデルセンの童話では悪の象徴であった雪の女王を視点の中心に据え、その弱さを描き出す物語でした(奇しくも前作で近い時期に公開され今年続編も製作された「マレフィセント」も同じ構図を持っていた)が、いろいろ乗り越えて心身共に強くなったエルサが、「お前はマーベルヒーローか?」と言わんばかりの大活躍を見せます。
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