先週ゲームアプリ「アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ」、いわゆる「ミリシタ」のステージイベント「ミリシタ感謝祭」が開催されていたのですが、これがなかなかに面白い趣向のイベントで、開演するとアプリ内とニコ生で同時中継が始まり会場に行けなくても観ることができるほかコメントやスタンプを送れるようにもなっていてそれがステージの進行にも関与できるようになっていました。開演時刻が先日の歌会が終盤に差し掛かった時間帯だったのでスマホやタブレットで中継を観ながら終わりの集まりに加わっているプロデューサーの姿を目にした方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかもありがたいことにアーカイブ配信もしてくれた(昨日までで終了)のでところどころ見逃していた私も後追いで全部観れたのもありがたい限り。
こんばんは、小島@監督です。
しかしこういう事できるなら期間限定で構わないからアイマスの過去のライブもアーカイブ配信したりしてくれないかな~
さて、今回の映画は「HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」です。
横浜に突如出現した巨大モンスター。たまたま遊びに来ていた美墨なぎさ(声・本名陽子)、雪城ほのか(声・ゆかな)、九条ひかり(声・田中理恵)の3人はプリキュアに変身しモンスターの撃退に成功する。しかしその直後てるてる坊主のような姿をした奇妙な存在が3人に攻撃を仕掛けてきた。
一方、野乃はな(声・引坂理恵)たちはみんなで連れ立ってピクニックを楽しんでいた。そこに横浜でプリキュアを襲った謎の存在「ミデン」(声・宮野真守)が現れはなたちに攻撃を仕掛ける。はなを庇いミデンの攻撃を受けた薬師寺さあや(声・本泉莉奈)たちは何と記憶を失い幼児の姿へと変えられてしまった…!
さあ、今年も秋のプリキュアのシーズンがやってまいりました。何気に私がちゅうカラブログの月曜日を担当するようになってもう6年半経過しますが、その間公開された全作品の感想をこのブログで書かせていただいております。当然今回も書きますよ!ええ!初日に観れたしね(笑)!
今年の秋の劇場版はシリーズ15周年を記念して、これまでのプリキュア全55人が総出演する祝祭色の強い映画として製作されました。「全員登場します(しかも台詞付きで)」「でも尺は今まで通り75分で」というシリーズ最大級の制約に、製作陣の皆さん良くここまで答えたなと感心する1本に仕上がっています。
と言っても基本的にほとんどはカメオ出演で物語の核にいるのはタイトルにある通り現在放送中の「HUGプリ」の5人と「ふたりはプリキュア」の2人の7人のみになります。巧いなというかホントに今作の製作は大変だったんだなと感じるのは、今期の「HUGプリ」は今作の前に春に公開された「プリキュアスーパースターズ」とは別にTVシリーズ上で3本のクロスオーバーエピソードが製作されており、そこではな達が言葉を交わした人物は既に顔見知りとして劇中に登場し、この辺りの説明を一切省いてみせた点です。「しなきゃいけないステップだけどやる事多過ぎてしてる場合じゃない」事柄はTVシリーズで先に済ませておいたことで結果的にかなりハイテンポにもなりダレの少ない作品になっています。
TVシリーズとの差別化として、面白いことにキャラクターの輪郭線の色をTVシリーズのそれとは変えてきている事も特徴の一つ。些細な違いのように見えて普段と大きく印象が変わる上にCG主体で展開するクライマックスのアクションシーンとの親和性も高く、これもまたアニメーションならではの面白さという所でしょう。
もう一つの大きなポイントとして今作の敵役ミデンを演じる宮野真守の存在感です。何せ主役級が55人も登場するような作品にあってそれと位負けしないようなヴィランとなれば宮野真守くらいアクの濃い役者を持ってこないとダメだというのが良く分かる強烈な怪演を見せてくれます。
映画全体の特徴として「物語」か「お祭り」かどちらかを優先させる必要が生じた場合は基本的に「お祭り」を取るように作っているため、ところどころ構成に粗を感じさせるもののプリキュア映画では度々モチーフにされてきた「思い出」というものに「HUGプリ」ならではの言葉で一歩踏み込み、また刺さる人にはかなり強く刺さるであろう終盤明らかにされるミデンの正体を含め芯を感じさせる決して物語をおざなりにしない作りで非常に満足度の高い作品になっています。
プリキュアを好きな人、好きだった人に訴求できる強いパワーを持ったこの逸品、私のように現在進行形で観ている方はもちろんしばらく離れていた方もせっかくのこの記念碑的な作品をどうぞスクリーンでご堪能あれ。
こんばんは、小島@監督です。
しかしこういう事できるなら期間限定で構わないからアイマスの過去のライブもアーカイブ配信したりしてくれないかな~
さて、今回の映画は「HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」です。
横浜に突如出現した巨大モンスター。たまたま遊びに来ていた美墨なぎさ(声・本名陽子)、雪城ほのか(声・ゆかな)、九条ひかり(声・田中理恵)の3人はプリキュアに変身しモンスターの撃退に成功する。しかしその直後てるてる坊主のような姿をした奇妙な存在が3人に攻撃を仕掛けてきた。
一方、野乃はな(声・引坂理恵)たちはみんなで連れ立ってピクニックを楽しんでいた。そこに横浜でプリキュアを襲った謎の存在「ミデン」(声・宮野真守)が現れはなたちに攻撃を仕掛ける。はなを庇いミデンの攻撃を受けた薬師寺さあや(声・本泉莉奈)たちは何と記憶を失い幼児の姿へと変えられてしまった…!
さあ、今年も秋のプリキュアのシーズンがやってまいりました。何気に私がちゅうカラブログの月曜日を担当するようになってもう6年半経過しますが、その間公開された全作品の感想をこのブログで書かせていただいております。当然今回も書きますよ!ええ!初日に観れたしね(笑)!
今年の秋の劇場版はシリーズ15周年を記念して、これまでのプリキュア全55人が総出演する祝祭色の強い映画として製作されました。「全員登場します(しかも台詞付きで)」「でも尺は今まで通り75分で」というシリーズ最大級の制約に、製作陣の皆さん良くここまで答えたなと感心する1本に仕上がっています。
と言っても基本的にほとんどはカメオ出演で物語の核にいるのはタイトルにある通り現在放送中の「HUGプリ」の5人と「ふたりはプリキュア」の2人の7人のみになります。巧いなというかホントに今作の製作は大変だったんだなと感じるのは、今期の「HUGプリ」は今作の前に春に公開された「プリキュアスーパースターズ」とは別にTVシリーズ上で3本のクロスオーバーエピソードが製作されており、そこではな達が言葉を交わした人物は既に顔見知りとして劇中に登場し、この辺りの説明を一切省いてみせた点です。「しなきゃいけないステップだけどやる事多過ぎてしてる場合じゃない」事柄はTVシリーズで先に済ませておいたことで結果的にかなりハイテンポにもなりダレの少ない作品になっています。
TVシリーズとの差別化として、面白いことにキャラクターの輪郭線の色をTVシリーズのそれとは変えてきている事も特徴の一つ。些細な違いのように見えて普段と大きく印象が変わる上にCG主体で展開するクライマックスのアクションシーンとの親和性も高く、これもまたアニメーションならではの面白さという所でしょう。
もう一つの大きなポイントとして今作の敵役ミデンを演じる宮野真守の存在感です。何せ主役級が55人も登場するような作品にあってそれと位負けしないようなヴィランとなれば宮野真守くらいアクの濃い役者を持ってこないとダメだというのが良く分かる強烈な怪演を見せてくれます。
映画全体の特徴として「物語」か「お祭り」かどちらかを優先させる必要が生じた場合は基本的に「お祭り」を取るように作っているため、ところどころ構成に粗を感じさせるもののプリキュア映画では度々モチーフにされてきた「思い出」というものに「HUGプリ」ならではの言葉で一歩踏み込み、また刺さる人にはかなり強く刺さるであろう終盤明らかにされるミデンの正体を含め芯を感じさせる決して物語をおざなりにしない作りで非常に満足度の高い作品になっています。
プリキュアを好きな人、好きだった人に訴求できる強いパワーを持ったこの逸品、私のように現在進行形で観ている方はもちろんしばらく離れていた方もせっかくのこの記念碑的な作品をどうぞスクリーンでご堪能あれ。
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