ちゅうカラぶろぐ


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この週末、ショーグンさんの発案で「鶏火庵太陽」さんと私の共同開催みたいな形で太陽さんの料理に私が選んだワインや太陽さんとショーグンさんが選んだ日本酒を合わせてその相性を楽しんでもらう、普段とは一味違う食事会を開きました。
料理一品に対して酒を一種。ワインも日本酒も全て違うアプローチで攻めだいぶバラエティ豊かなラインナップにできたかと思います。参加者の方々にも好評だったようで何より。打ち合わせを重ねた甲斐がありましたし、こちらとしても勉強になりました。
今回は初めての試みということもあり色々と手探りだったためスポットイベント扱いではなく参加人数も10名少々と絞らせて頂きましたが、いずれはまた違う形でこういうただ騒ぐだけではない「お酒や料理を楽しむ食事会」が開けたら嬉しいです。

こんばんは、小島@監督です。
それにしても太陽さんがピンポイントに一種の日本酒に合わせるために味を調えた鍋料理はさすがに唸りました。アレができる太陽さんの腕前が凄い。

さて、今回の映画は「キングコング 髑髏島の巨神」です。

1944年、南太平洋のどこかで空戦を演じていたP51マスタングと零戦がある島に墜落。共に生き延びた2人のパイロットは決着を付けようと島で白兵戦を始めるがその最中、2人は耳を轟かす咆哮と共に「何か」を目撃した…
時は流れ1973年、泥沼の戦場となったベトナムからの撤退を決めたアメリカ。ワシントンでは特務機関モナークの上級工作員ランダ(ジョン・グッドマン)は、地球観測衛星ランドサットが捉えたある「島」の写真を手に、その調査を進言していた。ランダの進言を受け入れたホワイトハウスはベトナム・ダナンで帰還を待つばかりだったパッカード大佐(サミュエル・L・ジャクソン)率いる第3攻撃ヘリ部隊「スカイデビルズ」に調査隊の随行・護衛を任命。一方、ランダも独自に現地ガイドとして元SASの傭兵コンラッド(トム・ヒドルストン)に随行を依頼。更に噂を聞き付けた女性フォトジャーナリストのメイソン(ブリー・ラーソン)も調査団に加わった。
一行が向かう島の名は「髑髏島」、その島で、彼等は人智を超えた存在と遭遇する…!

諸君、私は怪獣映画が好きだ。大好きだ。
隊列を並べた戦車の一斉砲撃が轟音と共に怪獣に着弾するのが好きだ。
微妙なデザインの空想科学兵器で怪獣に挑む時など心が躍る。
泣き叫ぶ群衆が必死に走るその奥で悠然と闊歩しながら咆哮を上げる怪獣の姿などもう最高だ。
兵士たちの獅子奮迅の働き虚しく都市が蹂躙されていく様はとても悲しいものだ。
諸君、私は怪獣を、地獄のような怪獣映画を望んでいる。
君たちは一体何を望んでいる?
更なる怪獣映画を望むのか?
情け容赦の無い糞のような映画を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界のラドンを殺す嵐のような映画を望むか?
「コング!コング!コング!」
よろしい、ならば怪獣だ。
だがこの暗い闇の底で十数年もの間耐え続けてきた我々にただの怪獣映画では最早足りない。
大怪獣を!一心不乱の大怪獣を!

はい、一度やってみたかった「HELLSING」のセリフのパロディをここで使ってみました。

原典となる1933年の「キングコング」や2005年製作のピーター・ジャクソン版にしろ、「キングコング」は髑髏島からの脱出劇と大都市での死闘の2段構えで構成されていたのですが、今作は髑髏島からの脱出だけで1本組み上げて作られました。次から次へと繰り出されるシチュエーションとアイディアの数々が躍動する、結果的にもうド直球のモンスター映画になっています。
ヒロインもちゃんと登場するのにロマンス的な要素はほぼ皆無で、その寄り道の無さが緊張感の高いパニック・アドベンチャー映画として高い質を獲得することに成功しました。
こういう映画では忘れちゃいけないサミュエル・L・ジャクソンが出演しているのも抜かりが無い感じでポイント高いです。不思議なくらい違うんですよ。この手の映画でこのオヤジがいるのといないのとでは。気分ってものがね!

監督のジョーダン・ポート=ロバーツはコレが初のメジャー大作だそうですが、それが功を奏しているというか、作劇などは荒っぽい部分が多いものの、ある種の無鉄砲な勢いがこの娯楽大作をより楽しい映画にするのに一役買っています。
また、この監督相当オタクっぽいというか、「地獄の黙示録」(1979年製作)や「飛べ!フェニックス」(1965年製作)などのクラシックな冒険映画や戦争映画、日本のゲームやアニメからのオマージュが多々見受けられるのもこの映画の特徴。特に後者は「ワンダと巨像」「エヴァンゲリオン」「もののけ姫」「メタルギアソリッド」「ストリートファイター2」等々の要素がそこら中に散見されるので探しながら観てみるのも楽しいでしょう。

2014年に製作された「GODZILLA」と共通の世界観を有し、2020年に公開予定の「GODZILLA vs Kong」へと繋がる「モンスター・バース」に連なる作品でもある今作は、もちろん前後作とのリンクを入れ込んでくることも抜かりなく、118分間隙間なく楽しい映画が出来上がりました。
この巨大感とスペクタクルはスクリーンで味わってこそ。気になっているのなら、ためらう理由はありません。鑑賞料金と少年ハートを握りしめて映画館へ駆け込みましょう。
そうそう、エンドクレジット後にもう1シーンあるので鑑賞の際は場内が明るくなるまでお立ちになりませんように。


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