4月も下旬に差し掛かり、春の新番組が概ね出揃った感じです。
「ジョジョ」「ラブライブ」と言った鉄板を除いてざっと1、2話を観て印象に残ったのは「ハイキュー!」ですね。特に第1話は初回に求められる全てが最高水準に揃ったほぼパーフェクトな出来栄えで、いやでも続きが気になります。
他にもクセの強い作風が目を引く「ピンポン」や出演声優の多くがアイマス声優な「悪魔のリドル」あたりが印象に残りましたね。
でも何と言っても今期最大のジョーカーは「暴れん坊力士松太郎」!まだご覧になっていない方はあの衝撃を是非!毎週日曜朝6時半からテレビ朝日系列で放送中!
こんばんは、小島@監督です。
それにしても木曜深夜の密集ぶりは何とかならないものでしょうか。
さて、今回の映画はGW映画の定番タイトルの新作、「名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)」です。
鈴木園子の招待で東都ベルツリーのプレオープンにやってきたコナン達。展望台からの絶景に目を輝かせる一行。
そのさなかコナンは外国人夫婦に中古物件を高値で売りつけようとしている中年男性を見かける。
その時遠くのビルの屋上で何かが瞬いた。次の瞬間、銃弾が展望台の窓ガラスを突き破り男性に命中、即死した。
超長距離からの精密な狙撃にコナンは黒の組織の可能性を感じ、狙撃犯の追跡を開始する。
シリーズ第18作目となる今作は、スティーブン・ハンター(代表作に「極大射程」など)の小説を思わせるスナイパーを巡るサスペンス。
ジョディ・スターリング、ジェイムズ・ブラック、アンドレ・キャメルのFBIトリオに加え沖矢昴、世良真純が劇場版に初登場します(FBIトリオは「ルパンVSコナン」にもちょっとだけ登場してますがこっちの方では初めて)。
冒頭の狙撃事件とその犯人を追跡する序盤から「犯人は誰か」と同時に「次の狙撃地点」を探す捜査が中心になる中盤、そしてそこまでに張った伏線が集約する終盤と、物語の組み立て方が全体的にハリウッド映画に近い雰囲気なのが特徴です。
犯人が狙撃犯である事やFBIが絡む事に説得力を持たせるため…なのかどうかは分かりませんが、今回レギュラー陣を除いた主要人物の大半が米退役軍人で構成され、会話の大半が英語(もちろん日本語字幕付き)で展開されるというコナン映画としては異色の構成もその洋画のような雰囲気に拍車をかけています。
人間構成も異色なら物語の方も異色で、次第にその動機と共に明らかにされる犯人の「覚悟」はこれまでのコナン映画には無かった類いのもので、恐らくこれがハリウッド映画だったならば狙撃犯の方をこそ主役としていかにその目的を完遂するかを主眼とした物語になっていた事でしょう。
監督は前作に引き続き静野孔文が担当。そのため要所要所で激しいアクションを展開します。激しいというか最早超人的と言って良いこのアクションシークエンスは監督の持ち味と言うべきもので、スクリーンでそのダイナミックぶりを楽しんでほしい所ですね。「シリアスな笑い」と紙一重のような気がしなくもないですが(笑)
伏線の張り方とその集約のさせ方が実に巧みなのでアニメ映画としてより上質のサスペンス映画として人に薦めたいこの作品ではありますが、やはりここは是非ファンの方にこそ観に行って欲しい所。場内が本当にざわついたラストシーンの衝撃が凄いので、「どのみち来年の4月になればTV放送されるだろ?」とか思わずに時間を捻出して絶対に見逃さないでほしいですね。あの「ざわっ」を場内の観客と共有できる事だけでも映画館に足を運ぶ価値はありますよ。
「ジョジョ」「ラブライブ」と言った鉄板を除いてざっと1、2話を観て印象に残ったのは「ハイキュー!」ですね。特に第1話は初回に求められる全てが最高水準に揃ったほぼパーフェクトな出来栄えで、いやでも続きが気になります。
他にもクセの強い作風が目を引く「ピンポン」や出演声優の多くがアイマス声優な「悪魔のリドル」あたりが印象に残りましたね。
でも何と言っても今期最大のジョーカーは「暴れん坊力士松太郎」!まだご覧になっていない方はあの衝撃を是非!毎週日曜朝6時半からテレビ朝日系列で放送中!
こんばんは、小島@監督です。
それにしても木曜深夜の密集ぶりは何とかならないものでしょうか。
さて、今回の映画はGW映画の定番タイトルの新作、「名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)」です。
鈴木園子の招待で東都ベルツリーのプレオープンにやってきたコナン達。展望台からの絶景に目を輝かせる一行。
そのさなかコナンは外国人夫婦に中古物件を高値で売りつけようとしている中年男性を見かける。
その時遠くのビルの屋上で何かが瞬いた。次の瞬間、銃弾が展望台の窓ガラスを突き破り男性に命中、即死した。
超長距離からの精密な狙撃にコナンは黒の組織の可能性を感じ、狙撃犯の追跡を開始する。
シリーズ第18作目となる今作は、スティーブン・ハンター(代表作に「極大射程」など)の小説を思わせるスナイパーを巡るサスペンス。
ジョディ・スターリング、ジェイムズ・ブラック、アンドレ・キャメルのFBIトリオに加え沖矢昴、世良真純が劇場版に初登場します(FBIトリオは「ルパンVSコナン」にもちょっとだけ登場してますがこっちの方では初めて)。
冒頭の狙撃事件とその犯人を追跡する序盤から「犯人は誰か」と同時に「次の狙撃地点」を探す捜査が中心になる中盤、そしてそこまでに張った伏線が集約する終盤と、物語の組み立て方が全体的にハリウッド映画に近い雰囲気なのが特徴です。
犯人が狙撃犯である事やFBIが絡む事に説得力を持たせるため…なのかどうかは分かりませんが、今回レギュラー陣を除いた主要人物の大半が米退役軍人で構成され、会話の大半が英語(もちろん日本語字幕付き)で展開されるというコナン映画としては異色の構成もその洋画のような雰囲気に拍車をかけています。
人間構成も異色なら物語の方も異色で、次第にその動機と共に明らかにされる犯人の「覚悟」はこれまでのコナン映画には無かった類いのもので、恐らくこれがハリウッド映画だったならば狙撃犯の方をこそ主役としていかにその目的を完遂するかを主眼とした物語になっていた事でしょう。
監督は前作に引き続き静野孔文が担当。そのため要所要所で激しいアクションを展開します。激しいというか最早超人的と言って良いこのアクションシークエンスは監督の持ち味と言うべきもので、スクリーンでそのダイナミックぶりを楽しんでほしい所ですね。「シリアスな笑い」と紙一重のような気がしなくもないですが(笑)
伏線の張り方とその集約のさせ方が実に巧みなのでアニメ映画としてより上質のサスペンス映画として人に薦めたいこの作品ではありますが、やはりここは是非ファンの方にこそ観に行って欲しい所。場内が本当にざわついたラストシーンの衝撃が凄いので、「どのみち来年の4月になればTV放送されるだろ?」とか思わずに時間を捻出して絶対に見逃さないでほしいですね。あの「ざわっ」を場内の観客と共有できる事だけでも映画館に足を運ぶ価値はありますよ。
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