春先から進めていたDS版「ドラクエ6」がようやく一段落したので、先日からVita版「フォトカノkiss」を始めました。
いわゆる「ギャルゲー」をプレイするのは久しぶりで煩悩丸出しの展開に時にニヤニヤしたり時にちょっと引いたりしています(笑)
ただ、「フォトカノ」はアニメから入ってしまったせいか、キャストの演技が個別収録なのでどうしてもちょっと固く感じてしまうのが残念ですね。特に緑川光演じる写真部部長はアニメの伸び伸びとした演技を聞いた後だと何か物足りない感じです。
こんばんは、小島@監督です。
ところで「シュタインズゲート」はギャルゲーのカテゴリーに入るんでしょうかね?
さて、今回の映画は「映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」などで知られる原恵一が初めて実写映画に挑んだ「はじまりのみち」です。
この映画は「二十四の瞳」「楢山節考」などの数々のヒット作を生み出した昭和を代表する映画監督木下恵介を主人公に、木下が昭和30年に新聞に寄稿したコラムをベースにした作品となっています。
1945年、映画界では政府から戦意高揚のための国策映画製作を要求されていた。木下恵介(加瀬亮)は1944年に監督した「陸軍」がその役割を果たしていないと当局から睨まれ次回作の製作を中止に追い込まれてしまう。すっかり嫌気の差した木下は松竹に辞表を提出して脳溢血で倒れ寝たきりとなった母親・たま(田中裕子)の世話を見るため郷里の浜松に帰ってきた。
しかしその浜松も空襲に遭い、木下は山間の村への疎開を決意する。
寝たきりの母の容態を考え、バスの振動を嫌った木下は2台のリヤカーを用意し、1台に母を、もう1台に身の回りの品を乗せ兄・敏三(ユースケ・サンタマリア)と雇った便利屋(濱田岳)との3人で徒歩で山越えを図るのだった。
これは木下たちが疎開先へたどり着くまでの数日間の物語…。
物語の大部分をリヤカーで母を運ぶ道中の描写に費やした非常にシンプルなプロットの映画です。しかし監督と同時に脚本も兼任した原恵一は戦後の木下の創作活動の原点をこの数日間にこそあると見定め、失意の内に帰郷した木下の再生の物語としても描き出し見応えのある映画を作り上げました。
俳優陣の演技も見事で、ひ弱に見えて頑固な木下恵介を演じる加瀬亮はもちろん、寝たきりで言葉も上手く聞けなくなった母・たまを演じる田中裕子のただ寝てるだけなのに感じられる絶対的な存在感にも驚かされますし、作中のコメディリリーフでもある便利屋を演じる濱田岳のノリの良い演技が静かなトーンのこの作品に程良いアクセントを加えてくれます。
この映画のユニークな点は、96分の上映時間中実に5分の1に当たる20分ほどを木下映画のアーカイブス映像で構成した点です。このアーカイブス映像の使い方にぜひ注目していただきたいですね。本編中の演出もさることながらこのアーカイブス映像の使い方にこそ原恵一演出の手腕の真骨頂が味わえるといっても過言ではありません。
私は木下作品は「二十四の瞳」くらいしか観た事無かったのですが、他の作品(特に作中でもクローズアップされる「陸軍」とか)も観てみたくなりましたね。
「はじまりのみち」は日本映画の底力を感じさせてくれる作品です。実のところ、この映画題材が題材なだけに観客の大半がお爺ちゃんお婆ちゃんというプリキュアとは別の意味でアウェイな気分を味わいましたが、そのハードルを何とか超えてもらってもっともっと多くの方に観て欲しい映画ですね。
いわゆる「ギャルゲー」をプレイするのは久しぶりで煩悩丸出しの展開に時にニヤニヤしたり時にちょっと引いたりしています(笑)
ただ、「フォトカノ」はアニメから入ってしまったせいか、キャストの演技が個別収録なのでどうしてもちょっと固く感じてしまうのが残念ですね。特に緑川光演じる写真部部長はアニメの伸び伸びとした演技を聞いた後だと何か物足りない感じです。
こんばんは、小島@監督です。
ところで「シュタインズゲート」はギャルゲーのカテゴリーに入るんでしょうかね?
さて、今回の映画は「映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」などで知られる原恵一が初めて実写映画に挑んだ「はじまりのみち」です。
この映画は「二十四の瞳」「楢山節考」などの数々のヒット作を生み出した昭和を代表する映画監督木下恵介を主人公に、木下が昭和30年に新聞に寄稿したコラムをベースにした作品となっています。
1945年、映画界では政府から戦意高揚のための国策映画製作を要求されていた。木下恵介(加瀬亮)は1944年に監督した「陸軍」がその役割を果たしていないと当局から睨まれ次回作の製作を中止に追い込まれてしまう。すっかり嫌気の差した木下は松竹に辞表を提出して脳溢血で倒れ寝たきりとなった母親・たま(田中裕子)の世話を見るため郷里の浜松に帰ってきた。
しかしその浜松も空襲に遭い、木下は山間の村への疎開を決意する。
寝たきりの母の容態を考え、バスの振動を嫌った木下は2台のリヤカーを用意し、1台に母を、もう1台に身の回りの品を乗せ兄・敏三(ユースケ・サンタマリア)と雇った便利屋(濱田岳)との3人で徒歩で山越えを図るのだった。
これは木下たちが疎開先へたどり着くまでの数日間の物語…。
物語の大部分をリヤカーで母を運ぶ道中の描写に費やした非常にシンプルなプロットの映画です。しかし監督と同時に脚本も兼任した原恵一は戦後の木下の創作活動の原点をこの数日間にこそあると見定め、失意の内に帰郷した木下の再生の物語としても描き出し見応えのある映画を作り上げました。
俳優陣の演技も見事で、ひ弱に見えて頑固な木下恵介を演じる加瀬亮はもちろん、寝たきりで言葉も上手く聞けなくなった母・たまを演じる田中裕子のただ寝てるだけなのに感じられる絶対的な存在感にも驚かされますし、作中のコメディリリーフでもある便利屋を演じる濱田岳のノリの良い演技が静かなトーンのこの作品に程良いアクセントを加えてくれます。
この映画のユニークな点は、96分の上映時間中実に5分の1に当たる20分ほどを木下映画のアーカイブス映像で構成した点です。このアーカイブス映像の使い方にぜひ注目していただきたいですね。本編中の演出もさることながらこのアーカイブス映像の使い方にこそ原恵一演出の手腕の真骨頂が味わえるといっても過言ではありません。
私は木下作品は「二十四の瞳」くらいしか観た事無かったのですが、他の作品(特に作中でもクローズアップされる「陸軍」とか)も観てみたくなりましたね。
「はじまりのみち」は日本映画の底力を感じさせてくれる作品です。実のところ、この映画題材が題材なだけに観客の大半がお爺ちゃんお婆ちゃんというプリキュアとは別の意味でアウェイな気分を味わいましたが、そのハードルを何とか超えてもらってもっともっと多くの方に観て欲しい映画ですね。
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先日、大須の「マジックスパイス」というお店にスープカレーを食べに行きました。
マジックスパイスのスープカレーって初めてでしたが良く知ってるカレーと違ってなかなか新鮮な味で美味しかったです。初めてな事もあり今回は比較的おとなしめの辛さの物にしましたが次に行く時はもう少し強めの辛さにもトライしてみたいですね。
こんばんは、小島@監督です。
みなさん、暑い時こそ汗をかきましょう(笑)
さて、今回の映画は主演シルベスター・スタローン、監督ウォルター・ヒルのハードボイルドアクション「バレット」です。
ニューオーリンズで名を轟かせる殺し屋・ジミー・ボノモ(シルベスター・スタローン)は相棒ルイスと共に依頼を完遂し、報酬を受け取ろうと仲介人ロニーを待った。しかしロニーは現れず代わって現れた傭兵キーガン(ジェイソン・モモア)にルイスを殺されてしまう。
復讐心に燃えるジミーを1人の刑事が追う。彼の名はテイラー(サン・カン)。かつてジミーに相棒を殺され、その事件の真相を探る内ジミーに辿り着いたのだ。事件の背後に潜む巨悪の気配を感じ取ったテイラーはジミーと接触し捜査協力を依頼する。裏社会に生きるジミーはテイラーの依頼をにべも無く断る。
その直後、テイラーは何者かの襲撃を受ける。しかしその危地を救ったのはジミーだった。己の矜持のみを恃む殺し屋と頑なに正義を信じる刑事、生きる世界の違う2人が事件の真相を追う…!
シルベスター・スタローンとウォルター・ヒル、ともに70年代に開花し独自の地歩を築き上げた2人が初めてコンビを組んで作り上げたこの映画はいかにも「らしい」ストイックでハードボイルドな作品になりました。
物語に特に驚くようなものは無くどこかクラシックにすら感じられるフィルムノワールではありますが、その分スタローンの演技とヒルの演出を存分に味わえる出来になっています。
スタローン演じる殺し屋ジミー・ボノモの自身の力量のみに生き続けたタフネスと己の矜持をどこまでも曲げないプライドの高さに加えて不器用な優しさとちょっぴりの皮肉めいたユーモアを併せ持ったキャラクター造型は悠然と立つそのシルエットと相俟ってどこまでもカッコよくて痺れます。
プロデュース作を除き、劇場用映画としては10年ぶりの監督作となるウォルター・ヒル(実際には2006年にTVムービーを1本監督している)も良い意味で「枯れ」を感じさせるものの全く衰えは無く「48時間」や「ストリート・オブ・ファイヤー」「ラストマン・スタンディング」で見せつけたヒル一流の「イズム」を感じさせてくれます。
それが最も顕著に表れるのがクライマックス。そこまでもアクションシーンはスタイリッシュとは無縁の泥臭いシーンばかりでしたが、クライマックスのキーガンとの決闘シーンは、何と互いに斧を持って激突します。フィジカルで原始的な迫力に満ちたこのシーンは近年のアクション映画ではほとんど見られなくなった物で、時代に迎合しない2人の真骨頂と言えるでしょう。
おっさんホイホイな、というか世のおっさんにしか遡求できそうにないこの映画、正直今の時代にヒットは望めないタイプの作品でしょう。実際、公開して1か月経ってないのにミッドランドではもう上映が終了してしまいそうです。
けれど時代の流れを物ともせず2本の足で堂々と立つ頑固おやじの姿に感銘を受ける人も少なくないはず。
こんな映画が一つくらいあったって良い。そう思える素敵な1本ですよ。
マジックスパイスのスープカレーって初めてでしたが良く知ってるカレーと違ってなかなか新鮮な味で美味しかったです。初めてな事もあり今回は比較的おとなしめの辛さの物にしましたが次に行く時はもう少し強めの辛さにもトライしてみたいですね。
こんばんは、小島@監督です。
みなさん、暑い時こそ汗をかきましょう(笑)
さて、今回の映画は主演シルベスター・スタローン、監督ウォルター・ヒルのハードボイルドアクション「バレット」です。
ニューオーリンズで名を轟かせる殺し屋・ジミー・ボノモ(シルベスター・スタローン)は相棒ルイスと共に依頼を完遂し、報酬を受け取ろうと仲介人ロニーを待った。しかしロニーは現れず代わって現れた傭兵キーガン(ジェイソン・モモア)にルイスを殺されてしまう。
復讐心に燃えるジミーを1人の刑事が追う。彼の名はテイラー(サン・カン)。かつてジミーに相棒を殺され、その事件の真相を探る内ジミーに辿り着いたのだ。事件の背後に潜む巨悪の気配を感じ取ったテイラーはジミーと接触し捜査協力を依頼する。裏社会に生きるジミーはテイラーの依頼をにべも無く断る。
その直後、テイラーは何者かの襲撃を受ける。しかしその危地を救ったのはジミーだった。己の矜持のみを恃む殺し屋と頑なに正義を信じる刑事、生きる世界の違う2人が事件の真相を追う…!
シルベスター・スタローンとウォルター・ヒル、ともに70年代に開花し独自の地歩を築き上げた2人が初めてコンビを組んで作り上げたこの映画はいかにも「らしい」ストイックでハードボイルドな作品になりました。
物語に特に驚くようなものは無くどこかクラシックにすら感じられるフィルムノワールではありますが、その分スタローンの演技とヒルの演出を存分に味わえる出来になっています。
スタローン演じる殺し屋ジミー・ボノモの自身の力量のみに生き続けたタフネスと己の矜持をどこまでも曲げないプライドの高さに加えて不器用な優しさとちょっぴりの皮肉めいたユーモアを併せ持ったキャラクター造型は悠然と立つそのシルエットと相俟ってどこまでもカッコよくて痺れます。
プロデュース作を除き、劇場用映画としては10年ぶりの監督作となるウォルター・ヒル(実際には2006年にTVムービーを1本監督している)も良い意味で「枯れ」を感じさせるものの全く衰えは無く「48時間」や「ストリート・オブ・ファイヤー」「ラストマン・スタンディング」で見せつけたヒル一流の「イズム」を感じさせてくれます。
それが最も顕著に表れるのがクライマックス。そこまでもアクションシーンはスタイリッシュとは無縁の泥臭いシーンばかりでしたが、クライマックスのキーガンとの決闘シーンは、何と互いに斧を持って激突します。フィジカルで原始的な迫力に満ちたこのシーンは近年のアクション映画ではほとんど見られなくなった物で、時代に迎合しない2人の真骨頂と言えるでしょう。
おっさんホイホイな、というか世のおっさんにしか遡求できそうにないこの映画、正直今の時代にヒットは望めないタイプの作品でしょう。実際、公開して1か月経ってないのにミッドランドではもう上映が終了してしまいそうです。
けれど時代の流れを物ともせず2本の足で堂々と立つ頑固おやじの姿に感銘を受ける人も少なくないはず。
こんな映画が一つくらいあったって良い。そう思える素敵な1本ですよ。
サッカーワールドカップに日本が通算5回目の出場決定。
それも然る事ながら今回は日本開催のホームゲームだった事もあって時差を気にせずリアルタイムで観戦できたのも良かったですね。自宅で家族と観てましたが、同時にツイッターの実況も追ってみたりしてその辺も楽しかったです。
こんばんは、小島@監督です。
サッカーは1度スタジアム観戦してみたいと思いながらまだ実現してません。スポーツもまたライブ。その臨場感を味わってみたいものです。
さて、今回は映画ではなく珍しくCMの話。
…まぁそれで大体想像がついた方もいらっしゃるかもしれませんが、「キリンのどごし生」のキャンペーンCM「のどごし夢のドリーム第4弾カンフースター編」です。
ホームページなどで事前に募集した一般の方の「夢」を全力で叶えるというコンセプトのキャンペーンで、カンフースター編では「アクションスターになってジャッキー・チェンと共演したい」と言う夢を全力で実現にかかります。
それがどんな内容かはオフィシャルサイトやYouTube等で観られるので是非本編を観ていただきたいのですが、とにかくまず当選した男性の「あふれ出る妄想力(メイキング映像より)」に圧倒されます。
「ジャッキーと共演したい」「中川翔子と共演したい」「椅子とか使って戦いたい」「壺割ってみたい」などなど語られた希望は実に30を超えます。そして何が凄いってその大量の希望を本当に1つ残らず実現して見せます。それもわざわざ上海まで行って!ホンモノの香港映画のスタッフを大量動員して!オープンセットまで建造して!
そうやって出来上がった映像は往年の香港映画のパロディであると同時に紛う事無き本物です。
放送スタイルに合わせていくつかのバージョンがあるようですが「完全版」でも6分45秒のショートムービーとは言え、ジャッキー全盛の80年代~90年代を良く知る人にはそのエッセンスを極限まで凝縮させた心躍る珠玉の映像です。だってジャッキーの吹き替えがチャンと石丸博也なんだぜ!
ドニー・イェンやトニー・レオンらの活躍により一時衰退した武侠映画が近年見直されつつあるようですが、80年代の香港映画にあった独特の「華」を感じさせる映像を味わえる機会は少なく、このカンフースター編は久しぶりにそんな「華」を観た感じです。
そして本編をご覧になった方はぜひとも合わせて配信されているメイキング映像(こちらも約12分の短編映像)もご覧になって欲しいですね。
カンフースター編には当選者の学生時代の後輩で今は役者をやっている方も出演されているのですが、当選時に後輩の出演を熱望した当選者の思いが泣かせます。そして結果的にジャッキーと共演する事になった中川翔子もまたジャッキーとの共演を夢見続けた一人であり、当選者との顔合わせの際に「生涯最大の夢を叶えてくれてありがとうございます」と土下座して感謝するほどです。
何より当選者の方とその後輩の方がもうずっと子供みたいに目をキラキラさせているのが印象的で、そんな彼らの夢が実現したこの映像は「羨ましい」を通り越して何と言うか、こう、「ワクワクして」「嬉しくなる」のです。
子供の頃ジャッキー映画を観て心躍らせた全ての人マジで必見!そうでなくても一見の価値ありの素敵な映像です。
残念な事と言えば、出来れば映画館で観てみたかった事くらいかな(笑)
それも然る事ながら今回は日本開催のホームゲームだった事もあって時差を気にせずリアルタイムで観戦できたのも良かったですね。自宅で家族と観てましたが、同時にツイッターの実況も追ってみたりしてその辺も楽しかったです。
こんばんは、小島@監督です。
サッカーは1度スタジアム観戦してみたいと思いながらまだ実現してません。スポーツもまたライブ。その臨場感を味わってみたいものです。
さて、今回は映画ではなく珍しくCMの話。
…まぁそれで大体想像がついた方もいらっしゃるかもしれませんが、「キリンのどごし生」のキャンペーンCM「のどごし夢のドリーム第4弾カンフースター編」です。
ホームページなどで事前に募集した一般の方の「夢」を全力で叶えるというコンセプトのキャンペーンで、カンフースター編では「アクションスターになってジャッキー・チェンと共演したい」と言う夢を全力で実現にかかります。
それがどんな内容かはオフィシャルサイトやYouTube等で観られるので是非本編を観ていただきたいのですが、とにかくまず当選した男性の「あふれ出る妄想力(メイキング映像より)」に圧倒されます。
「ジャッキーと共演したい」「中川翔子と共演したい」「椅子とか使って戦いたい」「壺割ってみたい」などなど語られた希望は実に30を超えます。そして何が凄いってその大量の希望を本当に1つ残らず実現して見せます。それもわざわざ上海まで行って!ホンモノの香港映画のスタッフを大量動員して!オープンセットまで建造して!
そうやって出来上がった映像は往年の香港映画のパロディであると同時に紛う事無き本物です。
放送スタイルに合わせていくつかのバージョンがあるようですが「完全版」でも6分45秒のショートムービーとは言え、ジャッキー全盛の80年代~90年代を良く知る人にはそのエッセンスを極限まで凝縮させた心躍る珠玉の映像です。だってジャッキーの吹き替えがチャンと石丸博也なんだぜ!
ドニー・イェンやトニー・レオンらの活躍により一時衰退した武侠映画が近年見直されつつあるようですが、80年代の香港映画にあった独特の「華」を感じさせる映像を味わえる機会は少なく、このカンフースター編は久しぶりにそんな「華」を観た感じです。
そして本編をご覧になった方はぜひとも合わせて配信されているメイキング映像(こちらも約12分の短編映像)もご覧になって欲しいですね。
カンフースター編には当選者の学生時代の後輩で今は役者をやっている方も出演されているのですが、当選時に後輩の出演を熱望した当選者の思いが泣かせます。そして結果的にジャッキーと共演する事になった中川翔子もまたジャッキーとの共演を夢見続けた一人であり、当選者との顔合わせの際に「生涯最大の夢を叶えてくれてありがとうございます」と土下座して感謝するほどです。
何より当選者の方とその後輩の方がもうずっと子供みたいに目をキラキラさせているのが印象的で、そんな彼らの夢が実現したこの映像は「羨ましい」を通り越して何と言うか、こう、「ワクワクして」「嬉しくなる」のです。
子供の頃ジャッキー映画を観て心躍らせた全ての人マジで必見!そうでなくても一見の価値ありの素敵な映像です。
残念な事と言えば、出来れば映画館で観てみたかった事くらいかな(笑)
昨日の歌会に参加された皆さんお疲れ様でした。
今回は8人も初参加の方がいて驚きました。初めてなのにコスプレまでしてくれた方もいらして皆さん積極的でこちらもとても楽しかったですよ。
こんばんは、小島@監督です。
また皆さん歌上手い!
さて、今回の映画は佐藤健・綾瀬はるか主演のユニークなSFミステリー映画「リアル~完全なる首長竜の日~」です。
幼馴染にして恋人同士の浩市(佐藤健)と淳美(綾瀬はるか)。穏やかで優しい2人の暮らしがいつまでも続くかと思われたが、淳美はある日突如自殺未遂により昏睡状態に陥ってしまう。
1年後、浩市は淳美を目覚めさせるために昏睡状態の患者と意思疎通を図ることができる最新医療「センシング」を利用して淳美の意識に入り込み自殺の真相を探ろうと試みる。しかし淳美は浩市に「子供の頃に浩市に渡した首長竜の絵を探してきてほしい」と頼むばかり。自身の記憶をたどり「首長竜の絵」を探しながら淳美との対話を繰り返す浩市。
そんな彼の前に見覚えの無い少年の幻覚が見えるようになる。この少年は何者なのか?淳美が切に求める「首長竜の絵」とは?そして浩市は淳美を救い出せることができるのだろうか?
「このミステリーがすごい!」大賞受賞作を原作にしたこの映画、佐藤健・綾瀬はるか主演であることを前面に宣伝してることもあり多くの方はミステリーでありラブストーリーである映画だろうとお思いの事でしょう。私もそう思っていました。
しかし主にホラーやスリラー映画で国内外で評価の高い黒沢清が監督をしている事もあり、この映画、実は非常にホラー色の強い作品になっています。予告編やCMではこのホラーテイストをほぼ完全にオミットして編集されているため、ちょっと予告編詐欺の様な気がしないでもないレベルです。
この予告編に無い部分をアリに感じるかどうかがこの映画最大の分水嶺で、私自身はかなりツボにハマってノッて楽しめたんですが、そうでない人も相当数いる事でしょう。
また、全体で観ればわずかながら突発的にグロテスクなビジュアルを見せつけるシーンがあり、そういったものに抵抗のある方はこの映画は避けた方が良いかもしれません。
この映画において、掛け値無しにプラスに働いている部分は何と言っても主演の2人です。特に綾瀬はるかは現在放送中の大河ドラマ「八重の桜」の主人公・新島八重とは全く異なるタイプのキャラクターを演じており、役者ならではのこういうギャップをリアルタイムで楽しめる機会はあまり無いので特に彼女のファンは是非映画館に足を運んでほしいですね。
そうそう、役者と言えば狙ってやってるのかこの映画でも何故か綾瀬はるか演じる淳美の父親役で松重豊が出演しています。そしてこの映画でも松重豊は結構ガッツリ食べてます(笑)。この辺りでもその「ギャップ」を楽しめる要因がありますね。
この映画は恐らく極端に好き嫌いが分かれる映画です。身近な友人が全員「嫌い」だと言っても自分は「大好き」な1本になる可能性もありますし、またその逆も十分あり得るでしょう。あらすじなどを見て気になっている方は周囲の感想に惑わされずにトライして、自分の直感が正しいかどうかを確かめてみてください。
今回は8人も初参加の方がいて驚きました。初めてなのにコスプレまでしてくれた方もいらして皆さん積極的でこちらもとても楽しかったですよ。
こんばんは、小島@監督です。
また皆さん歌上手い!
さて、今回の映画は佐藤健・綾瀬はるか主演のユニークなSFミステリー映画「リアル~完全なる首長竜の日~」です。
幼馴染にして恋人同士の浩市(佐藤健)と淳美(綾瀬はるか)。穏やかで優しい2人の暮らしがいつまでも続くかと思われたが、淳美はある日突如自殺未遂により昏睡状態に陥ってしまう。
1年後、浩市は淳美を目覚めさせるために昏睡状態の患者と意思疎通を図ることができる最新医療「センシング」を利用して淳美の意識に入り込み自殺の真相を探ろうと試みる。しかし淳美は浩市に「子供の頃に浩市に渡した首長竜の絵を探してきてほしい」と頼むばかり。自身の記憶をたどり「首長竜の絵」を探しながら淳美との対話を繰り返す浩市。
そんな彼の前に見覚えの無い少年の幻覚が見えるようになる。この少年は何者なのか?淳美が切に求める「首長竜の絵」とは?そして浩市は淳美を救い出せることができるのだろうか?
「このミステリーがすごい!」大賞受賞作を原作にしたこの映画、佐藤健・綾瀬はるか主演であることを前面に宣伝してることもあり多くの方はミステリーでありラブストーリーである映画だろうとお思いの事でしょう。私もそう思っていました。
しかし主にホラーやスリラー映画で国内外で評価の高い黒沢清が監督をしている事もあり、この映画、実は非常にホラー色の強い作品になっています。予告編やCMではこのホラーテイストをほぼ完全にオミットして編集されているため、ちょっと予告編詐欺の様な気がしないでもないレベルです。
この予告編に無い部分をアリに感じるかどうかがこの映画最大の分水嶺で、私自身はかなりツボにハマってノッて楽しめたんですが、そうでない人も相当数いる事でしょう。
また、全体で観ればわずかながら突発的にグロテスクなビジュアルを見せつけるシーンがあり、そういったものに抵抗のある方はこの映画は避けた方が良いかもしれません。
この映画において、掛け値無しにプラスに働いている部分は何と言っても主演の2人です。特に綾瀬はるかは現在放送中の大河ドラマ「八重の桜」の主人公・新島八重とは全く異なるタイプのキャラクターを演じており、役者ならではのこういうギャップをリアルタイムで楽しめる機会はあまり無いので特に彼女のファンは是非映画館に足を運んでほしいですね。
そうそう、役者と言えば狙ってやってるのかこの映画でも何故か綾瀬はるか演じる淳美の父親役で松重豊が出演しています。そしてこの映画でも松重豊は結構ガッツリ食べてます(笑)。この辺りでもその「ギャップ」を楽しめる要因がありますね。
この映画は恐らく極端に好き嫌いが分かれる映画です。身近な友人が全員「嫌い」だと言っても自分は「大好き」な1本になる可能性もありますし、またその逆も十分あり得るでしょう。あらすじなどを見て気になっている方は周囲の感想に惑わされずにトライして、自分の直感が正しいかどうかを確かめてみてください。
会議が異様に長引いて何か今とても気が急いています。
自分の不勉強な部分もあるので一概に他の人を責められませんが、積極的に地雷を踏んで行った人がいるのも確かだったりします。
こんばんは、小島@監督です。
頭使いすぎて帰りの車中ではずっとぼんやりしてました。
さて、今回の映画は「劇場版Steins;Gate 負荷領域のデジャヴ」です。先日ようやく観に行く事が出来ました。
TVシリーズのラストから1年後、ラボメンの面々と穏やかな日々を過ごしていた岡部倫太郎ことオカリンを襲う「異変」と、オカリンを救うために奮闘する牧瀬紅莉栖の姿を描きます。
細部まで工夫を凝らした緻密な設定が魅力だった原作の、その後日談と言う事でどのような物語にしてくるのか興味がありましたが、世界的な陰謀と戦った原作と違い意外なほどミニマムな物語を持ってきました。
物語は特に紅莉栖に徹底的に寄り添い、「異変」と戦う姿を活写していきます。それはかつてのオカリンの姿とも重なっていきます。サブタイトルの「デジャヴ」は本編中のキーワードでもありますが、視聴者のこの「オカリンと重なる感覚」にも繋がっており、複雑な意味合いを持たせたかなり凝ったタイトルになっています。
もちろん重苦しいだけの物語ではなく、原作でもほとんど登場しなかったラボメン全員が集合してのパーティーのシーンなどのファンサービスもありますし、特に序盤のオカリンと紅梨栖の会話は、ダルやまゆりでなくとも「ツンデレ乙」と言いたくなる素直じゃないやり取りが繰り広げられます。
アニメ映画としての作画レベルは、充分にシナリオの面白さを担保出来るレベルではありますが、もともと動きの激しい話でもないためか、ダイナミックな動きを楽しめるシーンはほとんど無く、アニメ映画の出来を作画で判断する向きには不満を感じるかもしれません。
変わって類い稀な冴えを見せるのが音響です。セミの鳴き声、降る雨の音、コインランドリーの洗濯機、登場人物が使う携帯電話、BGMを含め緻密かつ繊細に計算された音響演出の効果が素晴らしく、オカリン役宮野真守、紅莉栖役今井麻美の凄み溢れる演技と合わせて非常に耳に良い映画です。
よほど自宅のオーディオに自信のある方以外はこれは映画館でないと味わえない部分だと思うので、是非この音響の良さも楽しんでほしいですね。
TVシリーズの後日談と言う事もあり、また原作のエピソードが映画本編中にも密接に絡んでくるため予習必須の映画ですが、実はSFスリラーとしてもラブストーリーとしてもかなり秀逸なシナリオです。できれば予習の手間を惜しまずに多くの方に観ていただきたい映画ですね。勿論原作も傑作!まだ知らない方は今から入っても遅くないですよ。
自分の不勉強な部分もあるので一概に他の人を責められませんが、積極的に地雷を踏んで行った人がいるのも確かだったりします。
こんばんは、小島@監督です。
頭使いすぎて帰りの車中ではずっとぼんやりしてました。
さて、今回の映画は「劇場版Steins;Gate 負荷領域のデジャヴ」です。先日ようやく観に行く事が出来ました。
TVシリーズのラストから1年後、ラボメンの面々と穏やかな日々を過ごしていた岡部倫太郎ことオカリンを襲う「異変」と、オカリンを救うために奮闘する牧瀬紅莉栖の姿を描きます。
細部まで工夫を凝らした緻密な設定が魅力だった原作の、その後日談と言う事でどのような物語にしてくるのか興味がありましたが、世界的な陰謀と戦った原作と違い意外なほどミニマムな物語を持ってきました。
物語は特に紅莉栖に徹底的に寄り添い、「異変」と戦う姿を活写していきます。それはかつてのオカリンの姿とも重なっていきます。サブタイトルの「デジャヴ」は本編中のキーワードでもありますが、視聴者のこの「オカリンと重なる感覚」にも繋がっており、複雑な意味合いを持たせたかなり凝ったタイトルになっています。
もちろん重苦しいだけの物語ではなく、原作でもほとんど登場しなかったラボメン全員が集合してのパーティーのシーンなどのファンサービスもありますし、特に序盤のオカリンと紅梨栖の会話は、ダルやまゆりでなくとも「ツンデレ乙」と言いたくなる素直じゃないやり取りが繰り広げられます。
アニメ映画としての作画レベルは、充分にシナリオの面白さを担保出来るレベルではありますが、もともと動きの激しい話でもないためか、ダイナミックな動きを楽しめるシーンはほとんど無く、アニメ映画の出来を作画で判断する向きには不満を感じるかもしれません。
変わって類い稀な冴えを見せるのが音響です。セミの鳴き声、降る雨の音、コインランドリーの洗濯機、登場人物が使う携帯電話、BGMを含め緻密かつ繊細に計算された音響演出の効果が素晴らしく、オカリン役宮野真守、紅莉栖役今井麻美の凄み溢れる演技と合わせて非常に耳に良い映画です。
よほど自宅のオーディオに自信のある方以外はこれは映画館でないと味わえない部分だと思うので、是非この音響の良さも楽しんでほしいですね。
TVシリーズの後日談と言う事もあり、また原作のエピソードが映画本編中にも密接に絡んでくるため予習必須の映画ですが、実はSFスリラーとしてもラブストーリーとしてもかなり秀逸なシナリオです。できれば予習の手間を惜しまずに多くの方に観ていただきたい映画ですね。勿論原作も傑作!まだ知らない方は今から入っても遅くないですよ。
今日の帰りの電車の車中にて、どこかのコンビニで買ったと思しき生クリームを乗せたプリンを食べている女性がいました。
結構混雑した車内で、しかも立ったまま!もちろん片手にプリン容器、片手にスプーンなので吊り革などにも掴まらないままの姿勢です。
常識非常識云々の前に一歩間違えば非常に危険なトラブルが発生しかねないタイトロープな状況でプリン食べられるとか大した度胸。
こんばんは、小島@監督です。
いや、むしろあれは何かの罰ゲームだったのでしょうか?
さて、今回の映画は今年77歳になるイギリス映画の巨匠ケン・ローチの最新監督作「天使の分け前」です。
このタイトルの「天使の分け前」とは醸造に関わる言葉でもあり、少し解説しますとウィスキーやブランデーなどの蒸留酒は木の樽で長期的な熟成の期間が存在します。木樽は液体は通しませんが気体は通すため、水分やアルコール分が少しずつ蒸発していきます。この蒸発して気化した分を「天使の分け前」と呼びます。その量はおよそ年に2%。熟成する期間が長ければ長いほど天使の分け前は増えていきます。ブランデーの生産が盛んなフランス・コニャック地方では1日に1,5000リットルもの天使の分け前が発生しているとか。
スコットランド・グラスゴーに住む青年ロビーは荒んだ環境に育ち、自身も少年刑務所を出所したばかり。恋人と近く生まれてくる赤ん坊の為に今度こそ人生をやり直したいとするもののまともな職も無く親の代からの宿敵クランシーに付け狙われる日々が続く。
売られた喧嘩を買い、裁判所から社会奉仕活動を命じられたロビーは、そこで現場監督のハリーと作業仲間のアルバート、ライノ、モーらと出会う。
恋人が息子を出産した日、病院に駆け付けたロビーはそこでクランシー一味に襲われる。激昂するロビーを必死でなだめ、傷を手当てしてくれたのはハリーだった。初めて自身を理解してくれる大人であるハリーと気の置けない作業仲間との日々がロビーを真っ当な道へと導いていく。
そんなある日、ウィスキー愛好家でもあるハリーは「課外活動」と称してロビーたちを蒸留所見学に連れ出した。そこでウィスキーの世界に触れたロビーは、ハリーの薫陶を受けテイスティングに才能に目覚めていくのだった。
スコッチウィスキーを題材の中心に据え、社会復帰の為に奮闘する青年の姿を描いたこの映画はしかし決してヘビーな物ではなくユーモアを交えて軽快に、それでいて複雑な味わいを持つ1本です。
真っ当な暮らしをしたいと願いながらなかなか上手く行かないロビーの姿はそのまま近年イギリスで増加中の若年失業者の姿でしょうし、それは日本でも共感しやすい人物像だと言えるでしょう。
ロビーを社会の被害者として描き感情移入し始めた頃に刑務所に入ることになった発端にも描き犯罪者ロビーの姿にも目を逸らさせない冷静かつ公平な構成もポイントで、巨匠ケン・ローチの手練を存分に味わえる事でしょう。
丹念にリサーチしたであろうこの作品はキャスティングについても活かされ、主人公ロビーを演じるポール・ブラニガンはこの映画のシナリオを担当したポール・ラヴァティに取材中で出会うまで実際に幼子を抱えてその日暮らしをする失業者であり作中何度も指摘される顔の傷はメイクではなく彼の顔に本当に刻まれた喧嘩の傷だそうです。当然演技経験も無い素人だったのですが監督に抜擢されこの映画で数々の賞に輝きました。
もちろん陰の主役と言うべきスコッチウィスキーも多様に登場します。が、何より美味しそうなのは作中子供が生まれたロビーを祝ってハリーが振る舞う「スプリングバンク32年」。日本で購入すると5万円前後する代物ですが、価格がどうこう言うよりコレを飲んでる時のハリーの仕草と語り口が本当に美味しそうです。私はまだ飲んだ事の無い酒なので是非とも一度飲んでみたくなりました。
「天使の分け前」はその軽快な展開とユーモアをシンプルに楽しむも良し、イギリスの社会情勢やウィスキーについての知識を仕入れてより奥深く楽しんでみるも良しのまさにウィスキーが如く練達の味わいの1本です。上映期間がそろそろ終わってしまうのが少々残念ですが、ソフトがリリースされたら気心の知れた仲間たちとグラスを傾けつつ感想を語り合うのもきっと楽しいですよ。
結構混雑した車内で、しかも立ったまま!もちろん片手にプリン容器、片手にスプーンなので吊り革などにも掴まらないままの姿勢です。
常識非常識云々の前に一歩間違えば非常に危険なトラブルが発生しかねないタイトロープな状況でプリン食べられるとか大した度胸。
こんばんは、小島@監督です。
いや、むしろあれは何かの罰ゲームだったのでしょうか?
さて、今回の映画は今年77歳になるイギリス映画の巨匠ケン・ローチの最新監督作「天使の分け前」です。
このタイトルの「天使の分け前」とは醸造に関わる言葉でもあり、少し解説しますとウィスキーやブランデーなどの蒸留酒は木の樽で長期的な熟成の期間が存在します。木樽は液体は通しませんが気体は通すため、水分やアルコール分が少しずつ蒸発していきます。この蒸発して気化した分を「天使の分け前」と呼びます。その量はおよそ年に2%。熟成する期間が長ければ長いほど天使の分け前は増えていきます。ブランデーの生産が盛んなフランス・コニャック地方では1日に1,5000リットルもの天使の分け前が発生しているとか。
スコットランド・グラスゴーに住む青年ロビーは荒んだ環境に育ち、自身も少年刑務所を出所したばかり。恋人と近く生まれてくる赤ん坊の為に今度こそ人生をやり直したいとするもののまともな職も無く親の代からの宿敵クランシーに付け狙われる日々が続く。
売られた喧嘩を買い、裁判所から社会奉仕活動を命じられたロビーは、そこで現場監督のハリーと作業仲間のアルバート、ライノ、モーらと出会う。
恋人が息子を出産した日、病院に駆け付けたロビーはそこでクランシー一味に襲われる。激昂するロビーを必死でなだめ、傷を手当てしてくれたのはハリーだった。初めて自身を理解してくれる大人であるハリーと気の置けない作業仲間との日々がロビーを真っ当な道へと導いていく。
そんなある日、ウィスキー愛好家でもあるハリーは「課外活動」と称してロビーたちを蒸留所見学に連れ出した。そこでウィスキーの世界に触れたロビーは、ハリーの薫陶を受けテイスティングに才能に目覚めていくのだった。
スコッチウィスキーを題材の中心に据え、社会復帰の為に奮闘する青年の姿を描いたこの映画はしかし決してヘビーな物ではなくユーモアを交えて軽快に、それでいて複雑な味わいを持つ1本です。
真っ当な暮らしをしたいと願いながらなかなか上手く行かないロビーの姿はそのまま近年イギリスで増加中の若年失業者の姿でしょうし、それは日本でも共感しやすい人物像だと言えるでしょう。
ロビーを社会の被害者として描き感情移入し始めた頃に刑務所に入ることになった発端にも描き犯罪者ロビーの姿にも目を逸らさせない冷静かつ公平な構成もポイントで、巨匠ケン・ローチの手練を存分に味わえる事でしょう。
丹念にリサーチしたであろうこの作品はキャスティングについても活かされ、主人公ロビーを演じるポール・ブラニガンはこの映画のシナリオを担当したポール・ラヴァティに取材中で出会うまで実際に幼子を抱えてその日暮らしをする失業者であり作中何度も指摘される顔の傷はメイクではなく彼の顔に本当に刻まれた喧嘩の傷だそうです。当然演技経験も無い素人だったのですが監督に抜擢されこの映画で数々の賞に輝きました。
もちろん陰の主役と言うべきスコッチウィスキーも多様に登場します。が、何より美味しそうなのは作中子供が生まれたロビーを祝ってハリーが振る舞う「スプリングバンク32年」。日本で購入すると5万円前後する代物ですが、価格がどうこう言うよりコレを飲んでる時のハリーの仕草と語り口が本当に美味しそうです。私はまだ飲んだ事の無い酒なので是非とも一度飲んでみたくなりました。
「天使の分け前」はその軽快な展開とユーモアをシンプルに楽しむも良し、イギリスの社会情勢やウィスキーについての知識を仕入れてより奥深く楽しんでみるも良しのまさにウィスキーが如く練達の味わいの1本です。上映期間がそろそろ終わってしまうのが少々残念ですが、ソフトがリリースされたら気心の知れた仲間たちとグラスを傾けつつ感想を語り合うのもきっと楽しいですよ。
昨日の歌会に参加された皆さんお疲れ様でした。
今回は6人も初参加の方がいたりと大盛況って感じでした。
今回はそれもあって色々な部屋をちょいちょいお邪魔しましたが、行くと何故か好きな歌ばかり聴けたので完全にただのいきなりあらわれて騒ぐだけの人になってしまい、何かすいません。
こんばんは、小島@監督です。
初参加の方たちはできれば懲りずにまた参加していただけたら嬉しいです。
さて、昨日は歌会を中座してJOYSOUND金山から目と鼻の先の日本特殊陶業市民会館フォレストホールへ「高垣彩陽2ndコンサートツアー~relation of colors~」を観に行ってきました。
「ライブ」じゃなくて「コンサート」なのがツボ。観る前は全く気にしてませんでしたが(笑)
今年2月に同じスフィアのメンバーである戸松遥のライブに行っているのでその勢いってのもありますね。
正直観る前は戸松遥同様アイドル声優のライブに行く気分(…いや、割と半信半疑だった(苦笑))でしたが、始まってみれば何もかも予想外でした。
透き通る声色、幅広い音域、どこまでも伸びる高音、芯のある低音、豊かな声量とそれが可能にする高い表現力。
…何という迫力!
これほど歌える人だったとは。しかもこれから更にまだまだ伸びるようなポテンシャルをも感じさせます。
予習のつもりで先月発売されたアルバムは聴いていたのですが、スタジオ録音のアルバムでは彼女の実力の何割もフォローできていないではないですか。この凄みは生でなければ伝わらない。
その歌唱力を遺憾無く発揮するのがステージ中盤。「Sound of music」(「サウンド・オブ・ミュージック」より)と「Think of me」(「オペラ座の怪人」より)というミュージカルナンバーを歌うのですが、難度の高い曲を自分のものにして歌いきるそのパワーに圧倒されました。
え、サイリウム?ちゃんと振りましたよ(笑)。「Meteor Light」など彼女の持ち歌の中にもノリの良い歌曲はありますしね。いわゆるクラシック系のリサイタルとは大きく違うのがこの点でアーティスティックでありながらエンターテインメントとしても確立されており、「娯楽の中で芸術に会える」と言った印象です。と言っても全体の半分くらいであとはもうただ座って聞き惚れる流れでしたが。
それから、アンコールでもカバー曲が披露されたのですが、それが「フライングヒューマノイド」(「世紀末オカルト学院」OP)と「いとおしい人のために」(「ふしぎ遊戯」OP)という俺得仕様だったのも嬉しかったですね(笑)
こんな事を言うとスフィアのファンに殺されそうですが、これまで高垣彩陽の印象と言うと「スフィアの中の地味な方」と言う程度のイメージしかなかったのですが、その認識を大きく改める必要がありそうです。
ここに来て彼女の歌が作中の重要なシーンで使用されるという「戦姫絶唱シンフォギア」もちょっと気になってきました。
それにしても本当に良い「音楽」を聴けました。
自分はあまり舞台演劇は観ないのでもしも彼女が活動の場を舞台中心に定めていればこの逸材を知らぬままスルーしていた可能性も強い事を考えると「よくぞアニメの世界に来てくれた」と感謝せざるを得ません。
機会ができればまた足を運んであの歌声を堪能したいですね。
今度はスピーカー越しでない地の声が届きそうなもう少し前の座席で聴いてみたいものです。
今回は6人も初参加の方がいたりと大盛況って感じでした。
今回はそれもあって色々な部屋をちょいちょいお邪魔しましたが、行くと何故か好きな歌ばかり聴けたので完全にただのいきなりあらわれて騒ぐだけの人になってしまい、何かすいません。
こんばんは、小島@監督です。
初参加の方たちはできれば懲りずにまた参加していただけたら嬉しいです。
さて、昨日は歌会を中座してJOYSOUND金山から目と鼻の先の日本特殊陶業市民会館フォレストホールへ「高垣彩陽2ndコンサートツアー~relation of colors~」を観に行ってきました。
「ライブ」じゃなくて「コンサート」なのがツボ。観る前は全く気にしてませんでしたが(笑)
今年2月に同じスフィアのメンバーである戸松遥のライブに行っているのでその勢いってのもありますね。
正直観る前は戸松遥同様アイドル声優のライブに行く気分(…いや、割と半信半疑だった(苦笑))でしたが、始まってみれば何もかも予想外でした。
透き通る声色、幅広い音域、どこまでも伸びる高音、芯のある低音、豊かな声量とそれが可能にする高い表現力。
…何という迫力!
これほど歌える人だったとは。しかもこれから更にまだまだ伸びるようなポテンシャルをも感じさせます。
予習のつもりで先月発売されたアルバムは聴いていたのですが、スタジオ録音のアルバムでは彼女の実力の何割もフォローできていないではないですか。この凄みは生でなければ伝わらない。
その歌唱力を遺憾無く発揮するのがステージ中盤。「Sound of music」(「サウンド・オブ・ミュージック」より)と「Think of me」(「オペラ座の怪人」より)というミュージカルナンバーを歌うのですが、難度の高い曲を自分のものにして歌いきるそのパワーに圧倒されました。
え、サイリウム?ちゃんと振りましたよ(笑)。「Meteor Light」など彼女の持ち歌の中にもノリの良い歌曲はありますしね。いわゆるクラシック系のリサイタルとは大きく違うのがこの点でアーティスティックでありながらエンターテインメントとしても確立されており、「娯楽の中で芸術に会える」と言った印象です。と言っても全体の半分くらいであとはもうただ座って聞き惚れる流れでしたが。
それから、アンコールでもカバー曲が披露されたのですが、それが「フライングヒューマノイド」(「世紀末オカルト学院」OP)と「いとおしい人のために」(「ふしぎ遊戯」OP)という俺得仕様だったのも嬉しかったですね(笑)
こんな事を言うとスフィアのファンに殺されそうですが、これまで高垣彩陽の印象と言うと「スフィアの中の地味な方」と言う程度のイメージしかなかったのですが、その認識を大きく改める必要がありそうです。
ここに来て彼女の歌が作中の重要なシーンで使用されるという「戦姫絶唱シンフォギア」もちょっと気になってきました。
それにしても本当に良い「音楽」を聴けました。
自分はあまり舞台演劇は観ないのでもしも彼女が活動の場を舞台中心に定めていればこの逸材を知らぬままスルーしていた可能性も強い事を考えると「よくぞアニメの世界に来てくれた」と感謝せざるを得ません。
機会ができればまた足を運んであの歌声を堪能したいですね。
今度はスピーカー越しでない地の声が届きそうなもう少し前の座席で聴いてみたいものです。