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ちゅうカラぶろぐ


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来年の2月にアイマス声優でもある下田麻美や若林直美も所属する劇団の舞台に釘宮理恵が客演するというニュースを聞き心がザワザワしています。
このメンツのストレートプレイなんてマジで観たい!
しかし、相手は中野の小劇場、果たして座席は取れるのか!?

こんばんは、小島@監督です。
釘宮理恵の生の演技を観られる機会…何とかチケットをゲットしたい…!

さて、今回の映画は「ルパン三世」です。
何を思ったかついうっかり観に行ってしまいました。

ルパン三世(小栗旬)は凄腕の大泥棒だが、峰不二子(黒木メイサ)を救うためせっかく手にした獲物もライバルのマイケル・リー(ジェリー・イェン)に奪われ、さらに大恩ある大富豪トーマス・ドーソンの命をも奪われてしまう。そこでルパンは次元大介(玉山鉄二)、石川五エ門(綾野剛)らとチームを組み、秘法を巡る復讐戦に挑むことになる。

何と言っても小栗旬の見事な役作りに目が行きます。もともと細身の身体を筋肉量を落とさぬままさらに8㎏ほど減量したそうで、ルパンの赤や緑のジャケットが実に似合います。故・山田康雄が完成させ栗田貫一が受け継いだあの独特の軽妙洒脱な喋りも上手い具合に小栗流に落とし込めていて、驚かされます。
次元大介役玉山鉄二、石川五エ門役綾野剛、銭形警部役浅野忠信もそれぞれのアプローチで難役を物にしておりなかなか見事なのですが、残念ながら黒木メイサの峰不二子は決定的に「何か」が欠けています。具体的にそれが何かは分からずじまいなのですが、演技力以前の所で足りません。

また困った事にこの映画最大の欠点は小栗旬がせっかくここまでのルパン像を作り上げているのにシナリオと演出が追いついていない点です。
基本的にこの映画、133分の長尺ながら不要なシーンや過剰に盛り過ぎのシーンが非常に多いのがまずもって問題で、サスペンスフルであるはずのシーンで緊張感が無かったりとかザラです。2,30分削って105分前後にまとまっていればもう少し評価も上がったのでしょうが。もしかしたらきっと尺の関係から編集し直されるであろう地上波放送版の方が面白くなってるかもしれません。
物語の方もせっかくお披露目するならルパン一味をもっとクローズアップして欲しかったなと思えるほど、サブキャラクターに深く入り込み過ぎで、それを悪いとは言い切れませんが、どことなく観客の「観たい」からはずれている気がしました。
製作したTV局がアニメを放送した日テレではなくTBSだからか、大野雄二のあのテーマ曲が使われないのも残念ではありますが、BGMは結構大野音楽をリスペクトしたビッグバンドジャズでかなりカッコいいのが救いです。ただし、うるさいくらいに使われ過ぎていて帳消し気味ですが(苦笑)

あまり出来が良い映画とは言えないのですが、できれば監督を変えてもう1本、もっとスマートかつスタイリッシュに仕上がったものを観てみたい、と思ってしまったあたり、キャラクターの確立には成功してると言えそうです。

正直なところ、小栗旬始め主要キャストのファンでもなければ大して観る価値も無いような気がしますが、長い人生の2時間半をちょっと無駄遣いしてみたい方、怖いもの見たさでトライしてみるのはアリかも知れませんよ(笑)

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週末に開催された「アニメロサマーライブ」で水樹奈々が「恋の抑止力」を歌ったと聞いてマジぐぬぬ。
なーなのライブは何度か足を運んでますがまだこの曲は1度もライブで聴いた事が無いですよ。現地で聴けた人が本当に羨ましい…!

こんばんは、小島@監督です。
毎年8月の最後の週末という開催スケジュールが自分の仕事と大体噛み合わないので未だに行った事が無いのですが、これはちょっと考えないといかんな(笑)

さて、今回の映画は「宇宙兄弟#0」です。

南波日々人(声・KENN)は新人宇宙飛行士ながらブライアン・J(声・大塚明夫)が搭乗する月着陸船CES-43のバックアップクルーに抜擢される。しかし、自身の経験と実力不足から何故ブライアンが自分をバックアップクルーに選んだのかを自問自答する日々が続いていた。
一方日々人の兄・南波六太(声・平田広明)は、自動車会社のサラリーマンとして新車種の開発に携わるも頭の固い上司に愛想を尽かされ片田舎への出向を命じられる。幼い頃の夢を果たし大成しつつある弟とは裏腹の自分に劣等感を隠しきれない。
それぞれの地で懸命に生きる2人の兄弟にある日、衝撃的なニュースがもたらされるのだった。

今年3月まで2年間にわたり放送されたTVシリーズ初の劇場版にして、原作にも描かれていない「第1話以前のエピソード」が原作者小山宙哉自身の手による脚本で展開します。
共同脚本ではなく原作者が単独で脚本を担当しているというのが功を奏し、作中散りばめられる原作本編への様々なリンクがファンの心をくすぐります。
ただ全体的にかなり淡々とエピソードが積まれてるのが少々気になります。不必要に物語を盛らないのが「宇宙兄弟」の長所とは言えせっかくの劇場版なのでもうちょっと派手な場面を入れ込んで欲しかったような気はします。
また、かなり気を配って作られてるとは言え物語の性格上どうしても初見の方には苦しいのでその辺も注意が必要ですね。

作画もCGを効果的に利用してトータルでは悪くないですがところどころ低調な部分もあり、音響以外では劇場のスクリーンで楽しむ迫力を感じにくいのはいささか残念です。

しかしそれでもこの映画の視聴感が悪くないのは何と言っても声優陣の演技の素晴らしさです。特にブライアン役大塚明夫の演技はここ数年の彼の演技では最高峰なんじゃないかと思うくらい凄いのでそれだけでも観る価値があります。ブライアンというキャラクター自体恐ろしくカッコいいキャラなのでそのせいもあるでしょうが、それにしたって堪らないレベルです。
あと奥田民生にさだまさしと妙にビッグネームが特別出演してるのもちょっと面白いですね(笑)

誠実な作品ではありますがいかんせん地味なので大作ひしめき合う夏場で少々苦戦しているらしく、早い所ではそろそろ終わってしまいそうです。気になってる方はお早めにどうぞ。

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昨日の歌会に参加された皆さんお疲れ様でした。
いや~浴衣姿の女性がたくさん揃うと華やかっすね(笑)
私も来年はちゃんと甚平を用意しておこう。…きっと売れない書生みたいな感じになるでしょうが(苦笑)

こんばんは、小島@監督です。
今回はライブの余韻を引きずってアイマスばかりを歌い倒しました。実は日頃あまりアイマスは歌ってなかったりしますが、たまには良い。

さて、今回の映画はちょっとリクエストめいたものもありまして「るろうに剣心京都大火編」です。

武田観柳、鵜堂刃衛との凄絶な戦いからしばらく後、緋村剣心(佐藤健)は神谷薫(武井咲)らと穏やかな日々を過ごしていた。
そんな折、剣心は警視総監川路利良(小市慢太郎)を介して内務卿大久保利通(宮沢和史)に呼び出される。そこで剣心は幕末期に剣心から「影の人斬り役」を引き継いだ男・志々雄真実(藤原竜也)が京都で暗躍している事を知らされる。大久保は言う、「志々雄を討てるのはお前しかいない」

好評を博した前作から2年、実写版「るろ剣」の続編が原作でも際立って人気の高い「京都編」をベースに2部作として公開。「京都大火編」はその前編に当たります。
俳優陣が非常に豪華なこの映画、前作からのメンバーに加え、新キャラとなる志々雄役に藤原竜也、四乃森蒼紫役に伊勢谷友介他、錚々たる布陣です。そしてどれも皆はまり役というのが凄い。個人的には翁役田中泯のハマりっぷりが印象的でした。またこのお爺ちゃん恐ろしく動きが良い。さすが俳優以上に舞踊家としてのキャリアが長い方は違うというべきでしょうか。

この映画の大きな見どころはいわゆるチャンバラとは違う剣戟アクション。前作でもなかなか見事なものでしたが更に手数というかバリエーションが増え、カメラワークも洗練され、大きく進化を遂げています。この辺は日本映画ではまだ一般的でないアクション監督を務めた谷垣健治氏の功績と言えるでしょう。

原作の持つコミカルな部分を少なめに、ダークな部分を強調した物語の構成や画面作りも印象的なのですが、実はその物語の部分がこの映画の弱点でもあります。
原作コミックス約11冊分を2部作に再構成したその手腕自体は大したものなのですが、思いのほか忠実に作ってあるのがかえってダイジェストのように感じられる部分が多いのが何とも勿体無い気がします。
特にそのあおりを食っているのが蒼紫。前作が原作の蒼紫の役割を刃衛が担う事で再構成されていたのですが、結果的に今作から登場する蒼紫が剣心たちとの因縁が無いままに現れ、緋村抜刀斎への一方的な固執への理由づけも弱く、またそれに付帯して巻町操(土屋太鳳)が蒼紫を慕う理由も弱くなってしまっています。蒼紫は伊勢谷友介の熱演が本当に素晴らしいのですが、それだけにこの空回りな構成は惜しいと言わざるを得ません。

それでも後編への絶妙な引きも含めてトータルとして良くできている映画で、2時間ガッツリ楽しみたい向きには打ってつけの1本です。
客入りは上々なようですが来月13日より後編「伝説の最期編」の公開を控えている手前、来月どの様な上映状況になるか分かりませんし、気になってる方はお早めにどうぞ。

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先週世界を駆け巡った俳優ロビン・ウィリアムズ自殺のニュース、私も衝撃を隠せませんでした。
「ミセス・ダウト」に「ジュマンジ」などのコミカルな作品群、「グッド・モーニング・ベトナム」や「レナードの朝」「パッチ・アダムス」などの優れたドラマ、数え上げればキリがないとはまさにこの事、と言いたくなるほど次々とタイトルとその名演が思い浮かんできます。
彼の命はその作品の中できっと永久に生き続ける事でしょう。

こんばんは、小島@監督です。
次の「ゼルダの伝説」(ロビン・ウィリアムズが生前「娘にゼルダと名付けたほどの大ファン」と公言していた)の新作にロビンを模したキャラクターを登場させてほしいと署名運動が持ち上がっているという話を聞きましたが、実現したら素敵ですね。

さて、お盆休みの最後の土日、日本ガイシホールで開催された「THE IDOLM@STER 9th Anniversary WE ARE M@STERPIECE!!」に行ってきました!ええ、2日間とも参加してきました!
今年2月にさいたまスーパーアリーナでの大規模なフェスの後、姉妹作品であるシンデレラガールズとミリオンライブのそれぞれの単独ライブを経て、アイマスの中心である765プロのメンバーによるツアーが始まり、先々週での大阪公演に引き続いて名古屋公演が開催されました。
今回は久しぶりにバックバンドが導入。しかもベース、ギター、ドラムス、キーボードの一般的な編成だけでなくストリングスユニットも配され厚みのある生演奏をバックにしてのパフォーマンスを楽しめました。

出演者は天海春香役中村繪理子さん、如月千早役今井麻美さん、双海亜美・真美役下田麻美さん、四条貴音役原由実さん、菊地真役平田宏美さん、音無小鳥役滝田樹里さんのわずか6人。30人超が出演したアリーナライブとは正反対ですが、MCすらもそこそこに次々と楽曲を展開するタイトでソリッドなアリーナライブと比べ、1人1人にソロ3曲とMCを割り当て自由に喋ってもらう名古屋公演のステージ構成は、9年の歴史が可能にするアイマスのジャンルの垣根を越えた多彩な楽曲群の魅力と出演者それぞれの個性をより深く掘り下げる事に成功しています。またこのステージに出演しないメンバーもライブ中のどこかで映像出演したり、その演じるキャラクターの持ち歌を出演者たちがカバーするという趣向も「楽曲の魅力」を底上げしており、結果的にアリーナライブにも負けない濃密なライブだったと言えるでしょう。

ストリングスユニットが加わった事で厚みを増したサウンドに最も高い相性を見せたのはやはり今井麻美さん。特に2日目に披露した「蒼い鳥」は、ストリングスとキーボードのみのシンプルなアレンジに今井麻美さんの高い歌唱力と会場内を包み込む空間支配力、豊潤な表現力がステージ上に「如月千早が立っている」と錯覚させるほどの印象を受けました。

また、カバー曲で特に印象に残ったのは平田宏美さんが歌う「ラ・ブ・リ」
本来三浦あずさ役たかはし智秋さんがふんわりと歌うガーリーポップなのですが、それをメンバー中一番キーの低い人がそのキーを活かしたまま歌うというミスマッチ感が楽しい。
そして原由実さんが歌う「Next Life」
アイマスの楽曲の中でも際立ってビートの速いトランスミュージックナンバーで、本来我那覇響役沼倉愛美さんが激しいダンスと共に歌ってみせる恐ろしく高難度の曲なのですが、振付こそ独自の解釈でアレンジされているものの、激しさを失わない見事なパフォーマンスに驚かされました。

…はい、真面目なレビューはここまでにしてここからは心の叫び。
実はですね今回のライブ、初日はスタンド席で観覧していたのですが2日目はなんと
アリーナ席2列目!
という尋常じゃない席位置で、しかも今回曲によっては出演者がトロッコに乗り込んで周回するという演出もあったりしたのですが、その乗り込むところの真ん前!
今井麻美さんのマイク越しじゃない生声が聞こえたり5mと離れていない所から下田麻美さんが煽ってきたり、原由実さんの「風花」や平田宏美さんの「Tear」が目の前で聴けたり中村繪理子さんに手を振ってもらったり滝田樹里さんに投げキッスされたりとかそんなことされたらそりゃ限界の一つくらいブッちぎって声を張り上げざるを得ないワケですよ!

アイマスライブ行くようになって5年くらい経ちますがこんな近くでなんて観た事無ぇ!ていうかもう多分2度とこんな席取れねぇ!
正直あまりに幸せで泣きそうでした。というか泣いてました。
ああ、あともう1回だけでいいから昨日の時間が戻ってこないかな…

あ、来週からは通常営業に戻ります、多分(笑)

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この週末に到来した台風11号の影響で、昨日は家に引籠ってひたすらNHK-FMの「今日は一日ゲーム音楽三昧Ⅱ(ツヴァイ)」を聴いてました。
「ゼビウス」や「悪魔城ドラキュラ」などのクラシックタイトルの曲だけでなく「レツゴー!陰陽師」や「せがた三四郎のテーマ」のような珍品、アイマスシンデレラガールズの「お願い!シンデレラ」まで飛び出す始末で作業用のBGMにするつもりが気づけばガッツリ聴いてました。
やはりNHK-FMの三昧シリーズは聴きだすとヤバい。

こんばんは、小島@監督です。
三昧というと数年前にアニソン三昧をBGMに「ラブプラス+」の熱海旅行イベント(土曜の朝から日曜の夜までリアルタイムで進行するイベント。30分~1時間ごとに何がしかイベントが発生する)をやり続けた記憶が(苦笑)

さて、今回は映画というより映画館の話。
先週横浜スタジアムでの水樹奈々ライブから明けて翌日、私が向かったのは新橋。目的地は「新橋文化劇場」です。


JR新橋駅から歩いてすぐ、というか高架下にある映画館です。新作ではなく旧作をメインに公開する「名画座」で、入場料は900円(割引あり)。週替わりの2本立て上映で上映前に限らず上映中でも入退場自由というあたり、昭和の香りを残す劇場と言ったところでしょうか。実は隣が「新橋ロマン劇場」というポルノ映画上映館で、入り口も似てるのでちょっぴり注意が必要です(笑)


ユニークなのは入口にあるこの2つの時計。左が現在の時刻で右が2本分鑑賞した後の時刻を指しています。いかにも駅のそばの映画館、と言った趣ですね。

席数は81席。高架下のスペースを利用して作られた施設にしては座席がゆったりしています。
とは言え狭い場所にある映画館だけあってトイレがスクリーンの両脇にあるドアから行くようになっていたり、両側の壁にこれから上映される予定の作品のポスターが貼ってあるのも面白いです。
高架下にある映画館、なので上を走る電車の振動と音がどうしても防ぎようがないのと入退場自由なので結構人の出入りが多いため、集中して鑑賞したい人には向かない環境ですが、機械室から漏れ聞こえる35㎜映写機の稼働音も相まって、それらの「騒音」全てを割り切って楽しめるならかなり風情を感じられる事請け合いです。


この日上映されていたのはクリント・イーストウッド監督・主演の2008年公開作品の「グラン・トリノ」と同じく2008年公開の韓国映画「息もできない」で、私が観たのは後者の方。
虐待によって母親と妹を死に至らしめた父親を憎み続けるチンピラと、ベトナム出征のトラウマで正気を失くした父と暴力的な弟に苦しむ女子高生との心の交流を描いたドラマで、むき出しの暴力と繊細な感情の交歓が共存する物語はどこか北野映画を思わせる味わいの作品です。
物語自体の面白さとは別に登場人物の多くが口が悪いので「クソ野郎」に相当する韓国語は確実に覚えられるほどどいつもこいつも連呼するのがヤケに印象に残ってます(笑)

この「新橋文化劇場」も大規模な高架下の補強工事が始まるという関係上今月末で30年余の歴史に幕を閉じてしまうそうです。
時代の流れと言えば仕方ないのかもしれませんがこういう映画館が消えて行ってしまうのは寂しいですね。
そのせいか最近遠出する機会を利用して様々な映画館に足を運んでみたくなってきてます。
またどこか面白い映画館を訪ねる機会があればレポートします。いつになるか分かりませんが(苦笑)

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ちょっとした幸福な偶然から本来のレシピでのカクテル「モスコー・ミュール」を飲む機会に恵まれました。
一般的にはウォッカをジンジャーエールで割ってライムを添えるカクテルですが、本来はジンジャーエールではなくジンジャービア(生姜と糖分を発酵させて作られる飲み物)で作って、銅のマグカップで供されるのが特徴のカクテルです。
ジンジャービアはジンジャーエールよりさらに生姜の刺激を強めたような風味をしていますがその角をライムの香りが取り払って実に爽やかな味わいです。熱伝導率が良くてキンキンに冷やされた銅のマグの冷涼感も夏場には堪りません。

こんばんは、小島@監督です。
今回はそんなバーを見つける幸運に恵まれた横浜遠征の話。

さて、昨日横浜スタジアムで開催された「NANA MIZUKI LIVE FLIGHT 2014」のツアーファイナルに行ってきました。

今年初めての水樹奈々ライブというのももちろんですが、私としては十数年ぶりの野外会場でのライブなのでいつも以上に楽しみにしてました。
現地でMAAさんとしょこタンさんと合流し、チケットに記された席番を探したら何とステージの
前から5列目!
ただでさえ一般的な野球観戦では使えない「グラウンド入り口」から入れるだけでもテンション上がるのに前から5列目!少々右寄りの位置でしたがそれがどうした!グッドルッキングが近い!
いつも以上にパフォーマンスを間近に観られてボルテージは最高潮。マジ至福。

ライブの構成は直近に発売されたアルバム「SUPERNAL LIBERTY」の収録曲を中心に、「ETERNAL BLAZE」「革命デュアリズム」などを交えた全27曲。
野外でのイベントである事も利用して、「シルク・ドゥ・ソレイユ」などで使われた機材を持ち込んでのワイヤーアクションや、花火なども上げたりと多彩な趣向を凝らして観る者を楽しませます。
ステージ開始直前とインターミッションでスクリーンにショートムービーを流す水樹奈々ライブ定番のプログラムにもゲストに悠木碧とよゐこ有野をゲストに招くサプライズで笑いを取りに行ったりしてました。

もちろん派手なギミックに頼り切らないパワフルなパフォーマンスが最大のポイント。バックバンドの各メンバーにステージのどこかでアドリブ・ソロを聴かせてくれるのも嬉しい構成です。ギターやアルトサックスも然る事ながら、ロック・ビートでバイオリンのアドリブを聴ける機会などそうそうありません。
何より水樹奈々本人の気合の入れようがこれまでとは違う、というか気概のようなものを感じました。今年は特にツアー中に声が出なくなる状況になって中止になった公演があった分、そのファイナルとなる今公演では思い入れがいつも以上に強固なものだったのでしょう。これまで観たライブでも尋常じゃないプロ意識は感じ取れましたが、これまでにない過程を経た事で今回はその「芯」のようなものが少しむき出しになったような、そんな印象を受けました。

ライブでは通算30枚目となるシングルCDのリリースや自身がテーマ曲と同時にヒロインも担当する新しいアニメの発表、そして来年1月17,18日にさいたまスーパーアリーナで開催されるアコースティックライブの告知がされました。
特にアコースティックライブの方はライブの概要と会場の大きさのギャップが激しく、どんなものが観られるかイマイチ想像がつかないだけに楽しみでなりません。
水樹奈々はまだまだその勢いを止める事は無いようです。声優というよりむしろ一人のアーティストとしてどこまで行けるのか、1ファンとして楽しみでなりません。

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昨日の歌会に参加された皆さんお疲れ様でした。
久しぶりの8耐でたくさん歌えてたくさん人の歌が聴けて大満足でした。
ここ最近ハードワークが続いていたので良いストレス解消にもなりました(笑)

こんばんは、小島@監督です。
こんだけ歌うと「しばらくカラオケはいいや」とか思うのですが、その内また行きたくなる(笑)

さて、今回の映画は「GODZILLA」です。

1999年、フィリピンの炭鉱で大規模な崩落事故が発生した。現場を調査に来た芹沢猪四郎(渡辺謙)はそこで繭のような物が付着した巨大な生物の化石を発見する。
しばらく後、日本の原発ではジョー・ブロディ(ブライアン・クランストン)が数日前から発生している異常震動と電磁波の関連性に懸念を抱いていた。ジョーの妻であり技術者のサンドラ(ジュリエット・ビノシュ)がジョーの進言に従い原子炉の調査に向かった時、炉で爆発が発生。ジョーはサンドラを残したまま防護隔壁を閉鎖せざるを得なかった。
時は過ぎ2014年、サンフランシスコ。ジョーとサンドラの息子フォード(アーロン・テイラー=ジョンソン)は16か月に及ぶ軍務を終え妻子の待つ自宅に帰ってきたが、ひと時のだんらんを楽しむ間もなく領事館から父が逮捕されたとの知らせを受け急きょ日本へと向かう。
15年間ひたすら事故の真相を追い続けたジョーは久々に再会したフォードに告げる。
「かつての原発跡地に何かが隠蔽されている」

ゴジラシリーズ生誕60周年を迎えた今年、ハリウッドから2度目のゴジラ映画が上陸しました。
1998年に公開されたローランド・エメリッヒ監督(「インデペンデンス・デイ」「ホワイトハウス・ダウン」など)の手による1度目のリメイクは、実は個人的にはかなりお気に入りの作品なのですが、従来のゴジラとは似ても似つかぬデザインでファンから大ブーイングを喰らった経緯があります。
2度目のリメイクである今作は、監督ギャレス・エドワーズ自身がゴジラの大ファンでもあった事からそのデザインは元より全てにおいて原典へのリスペクトが感じられる一作になりました。
エドワーズ監督の意向ではなく演じる渡辺謙のアイディアらしいのですが芹沢博士がゴジラを呼称する際「GODZILLA」の英語の発音である「ガッズィラ」ではなく日本語読みの「ゴジラ」と言ってくれる辺りもちょっと嬉しくなりますね。

何と言っても驚いたのはこのゴジラには単なる「怪生物」ではなく原典で感じられる「神性」、それは宗教的な意味合いではなく「自然に対する畏怖」という意味での「神性」が感じられた点です。
アメリカ映画としてみた場合ゴジラを単に「打倒し得るもの」ではなく「人間にはどうしようもできないもの」として描いてみせたのは監督の原典への多大なリスペクトを考慮してもなかなか興味深いところです。

作中ゴジラとは別に「ムートー」と呼称される巨大怪獣が登場し、アメリカの地でゴジラと大バトルを繰り広げるワケですが、それぞれのシーンでの演出には日本の怪獣映画とアメリカのパニック映画の技法や特色が融合して素晴らしい迫力です。ゴジラに対する愛着が無くても単純にパニック映画として楽しめますが、長らく怪獣映画に飢えてきた私のような人間にはどうしようもなくワクワクする珠玉のシーンが目白押しです。

この映画の短所は、残念ながら物語そのものの弱さです。「ゴジラは核の申し子である」という原典の設定を活かし、1954年のビキニ環礁の水爆実験だけでなくヒロシマやフクシマをも取り込んで見せたその意気は買うのですが、それが要素以上の物になっていないのが残念です。せめてもう一歩踏み込んで昇華できていれば「核エネルギー」というものに関心が高まっている現代へのアイロニーにも成り得たかもしれませんが。
また科学者のポジションにジョーと芹沢2人の男がいるのですが、かえって視点が散漫になってしまって物語を阻害してしまっているのもマイナスです。
もっとも大抵の場合物語が粗いのも怪獣映画の伝統と言えばそうなので、そう言う意味では正統な後継者と言えるかもしれません(苦笑)

そのような欠点があるにしろこの映画は非常に魅力的な映画です。何より久しぶりに「怪獣を見上げ」「劇場全体を震わせる咆哮に身を覆われる」感覚を味わえるのはそれだけで堪りません。
間違い無くスクリーンで観てこそ意味のある映画です。出来る限り大きなスクリーンのある映画館で、是非この感覚を堪能してください。



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